続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)瓜畑。

2021-03-01 07:12:39 | 飯島晴子

   瓜畑死人にばかり腹が立つ

 瓜畑はカ・ハタと読んで、歌、将。
 死人はシ・ジンと読んで、詩、人。
 腹が立つはフク・リュウと読んで、吹く、流。
☆歌、将(あるいは)詩人にばかり吹く流れ(世間に行き渡っている)がある。

 瓜畑はカ・ハタと読んで、禍、将。
 死人はシ・ジンと読んで、資、尽。
 腹が立つはフク・リツと読んで、伏、慄。
☆禍(災害)で将(さすがに)、資(元手)を尽(全て無くして)伏(臥せってしまい)慄(恐れおののいている)。

 瓜畑はカ・ハタと読んで、加、機。
 死人はシ・ジンと読んで、伺、腎。
 腹が立つはフク・リュウと読んで、複、律。※(腹、留)
☆加(その上にくわわる)機(兆し)を伺う。
 腎(かなめ)には複(重なる)律(決まり)がある。
※腎(かなめ)は、腹(心の中)に留めている。


R.M『模範例』

2021-03-01 06:46:00 | 美術ノート

   『模範例』

 オレンジの背景はベタであり時空を超越している。
 男(紳士)の立ち姿は、気持ち傘に傾いているが、上向きの眼差しであり安定した生活者という風情である。
 困窮の危惧のない暮らし、平和であり、欠けた要素を見いだせない。衣食住というが、着衣とカバンを見れば相応の生活は垣間見れる。

 これら要素が『模範例』なのだろうか。
 着地の床(地面)が描かれてない、浮いているのか飛んでいるのか、しかるべき立地点の欠如は、非常に不安定である。
 彼は傘を所有しているが、この傘を遮ると重心が定かでなくなる。つまり、傘は彼にとって非常に重要なツールであることが判明する。傘なしには立っていられない・・・傘は《雨》を象徴する。雨は水であり、水惑星である地球の要である。
 着衣は階層を示すが、寒暖の防備でもある。つまり空気、気温に対する構えである。

 水と気温(風)、地球人である彼は、太陽によって循環する水(三態)と気流、つまりは《存在》を思考する知識人である。
『模範例』、見習うべき一例である。


 写真は『マグリット』展・図録より


『城』3601。

2021-03-01 06:30:40 | カフカ覚書

あるいはすこしばかりやせこけ、すこしばかり年をくっていたかもしれないが、そんなことがどれほどの重要さをもっていただろうか。もっと美しい髪の毛を想像することができたということでさえも、彼女が実際にもっていたものにくらべたら、とるにも足りないことだよ。こういうつまらぬ欠点をとやかく言う人があったら、もっとりっぱなものにたいする理解力に欠けているということをみずから証明したことになるだけだ。


☆ひょっとしたら、多少はやせこけ、少しは年がいっていたかもしれない。たくさんの大群(死人)をありありと話して聞かせるのも大したことじゃない。彼女が実際の持ち物も、いかなるものも不足であり、単に全く的外れだということを示したに過ぎない。