続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)冬山を。

2021-11-07 06:50:08 | 飯島晴子

   冬山をまはつてくるは珊瑚買

 冬山はトウ・サンと読んで、蕩、散。
 まはつてくるは(廻来)はカイ・ライと読んで、塊、磊。
 珊瑚買はサツ・コ・バイと読んで、颯、己、狽。
☆蕩(だらしなく)散らばる塊(つちくれ/土などの小さな塊)。
 磊(小さなことにこだわらない)が颯(風が吹くと)、己(わたくし)は狽(あわてる)。

 冬山はトウ・サンと読んで、套、三。
 まはつてくるは(廻来)はカイ・ライと読んで、解、頼。
 珊瑚買はサツ・ゴ・バイと読んで、冊、語、媒。
☆套った三つを解るには冊(書物)の語の媒(なかだち)がある。

 冬山はトウ・センと読んで、盗、詮。
 まはつてくるは(廻来)はカイ・ライと読んで、皆、礼。
 珊瑚買はサン・コ・バイと読んで、算、個、媒。
☆盗(人の物をかすめ取る/盗作)を詮(明らかにする/調べる)。
 皆(すべて)に礼(敬意を払いながら)算(見当をつけ)個(一つ一つ)の媒(なかだち)をみる。