続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)七つ星。

2021-11-17 07:20:40 | 飯島晴子

   七つ星七つよむ間の鶴すがた

 七つ星はシツ・ショウと読んで、失、笑。
 七つよむ間(七読間)はシツ・ドク・カンと読んで、質、毒、奸。
 鶴すがた(鶴姿)はカク・シと読んで、覚、私。
☆失笑(こらえきれずについ笑ってしまうこと)を質(問いただす)。
 毒(人の心を傷つけるもの)である奸(道義に外れた行い)を覚(さとる)私。

 七つ星はシツ・ショウと読んで、執、性。
 七つよむ間(七読間)はシツ・ドク・カンと読んで、質、読、換。
 鶴すがた(鶴姿)はカク・シと読んで、書く、詞。
☆執(こだわり)の性(傾向)、質(内容)を読み、換(入れ替えて)書く詞(ことば)がある。

 七つ星はシツ・ショウと読んで、疾、症。
 七つよむ間(七読間)はシツ・ドク・カンと読んで、悉、毒、艱。
 鶴すがた(鶴姿)はカク・シと読んで、確、視。
☆疾(病気)の症(兆候)に悉(ことごとく)毒(苦しみ)艱(悩む)。
 確かめて視(気をつけてみる)。

※七つ星七つよむ間の鶴すがた、って白鳥座のこと。


M『田園』

2021-11-17 06:54:43 | 美術ノート

   『田園』

 この作品を逆さにすると、田園風景が見えてくる。三本の大木と田舎道、影は低く長く伸び、日の出か日の入りかは分からないが、漆黒の闇でもある。

 掲げられた作品は二本の樹、木というよりは木の枝の宇都が並ぶシルエットが相似形に並んでいる。並んでいるというより風景を切り裂いているともいえる。
 全く同じシルエットが並ぶ…光景を遮断しているこれらは何?
 帯線のようなものは道のようでもあり地層の重なりにも見える。

 意味を捜すべきではないのかもしれない。田園=田舎というより、国の成り立ち、億年の地上の変移、(地層が逆さになっているという現実的な報告もある)大地があり、樹木があるという原風景ではないか。

 遠い、遠い、遠くからの時間の蓄積。これがわが故郷、田園風景なのかもしれない。

 写真は『マグリット』展・図録より


『水仙月の四日』49。

2021-11-17 06:31:16 | 宮沢賢治

「さあ、もうそろそろやすんでいゝよ。あたしはこれからまた海の方へ行くからね、だれもついて来ないでいいよ。ゆつくりやすんでこの次の支度をして置いておくれ。ああまあいいあんばいだつた。水仙月の四日がうまく済んで。」
 その眼は闇のなかでをかしく青く光り、ばさばさの髪を渦巻かせ口をびくびくしながら、東の方へかけて行きました。

 まだ三時にもならないのに~夜の二時まで→水仙月の四日。
 水仙月の四日がうまく済んで・・・ひゆう、非有。生を死へとうまく移行させたことかもしれない。
 その眼は闇の中でをかしく青く光り・・・青はショウと読んで、照(あまねく光が当たる=平等)、雪婆んごは死神として、平等の律を課している。
 東の方へかけて行きました・・・西から東の方、南を通らない。見えている月のありようでなく裏側(?)を回って再び東へ。(地上の人間の視覚に過ぎないけど)

 この次の支度・・・水仙の咲くころの四日月はまだあるからのコメント、まだ来月も舟の形に見える月が見える。