続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

ホッパー『カルーゼル橋とオルレアン駅』

2021-11-21 07:43:19 | 美術ノート

   『カルーゼル橋とオルレアン駅』

 左右に広がる橋、川の中央の支柱だけで、左右の岸にあるであろう支柱は描かれていない。広がりは感じるが、どこか心もとない印象のカルーゼル橋である。
 オルレアン駅に至っては隠れていて見えないがあの屋根がそうなんだろうかと推測するのみである。

 作品全体、距離を置いてみると、たしかにカルーゼル橋は威風堂々と在る。
 しかし、こともあろうか橋のたもとにある赤い舟に視線が走ってしまうのである。
 橋を見て、駅を捜そうとして妙に《赤い舟》が気にかかってしまう。『カルーゼル橋とオルレアン駅』なのだ、そうタイトルにある、しかし・・・。

 画面中央下の赤い舟、この《赤》の主張が意味なく心に残る。作家が『カルーゼル橋とオルレアン駅』と命名しているこの作品。
 作家の意図はつまり、《彩色の力》《彩色のマジック》における心理を隠している。

 作品の隠れた、否、作品の持つ見えない魔力(彩色の力)を誇示している。
「見えるか? さあ、どうだ!」ホッパーの声が聞こえる。

 『HOPPER』(岩波 世界の巨匠 ホッパー)より


『飯島晴子』(私的解釈)孔子一行。

2021-11-21 06:54:18 | 飯島晴子

   孔子一行衣服で赭い梨を拭き

 孔子一行はコウ・シ・イツ・コウと読んで、耕、姿、佚、荒。
 衣服で赭いはイ・フク・シャと読んで、委、腹、謝。
 梨を拭きはリ・ショクと読んで、罹、蝕。
☆耕す姿が佚(なくなる)。
 荒れて委(成り行きに任せていること)を腹(心の中)で謝(わびる)。
 罹(災害にあい)蝕ばまれた。

 孔子一行はコウ・シ・イツ・コウと読んで、講、恣、逸、構。
 衣服で赭いはイ・フク・シャと読んで、意、複、視野。
 梨を拭きはリ・ショクと読んで、理、嘱。
☆恒(つね)に詞(言葉)に逸(隠している)考えは、異なる複(二つ以上)を写(映し出す)。
 理(とりさばく、ととのえる、またはそうする人)に嘱(委ねている)。

 孔子一行はコウ・シ・イツ・ギョウと読んで、公、私、佚、業。
 衣服で赭いはイ・フク・シャと読んで、委、復、謝。
 梨を拭きはリ・ショクと読んで、離、職。
☆公私を逸(なくし)、業(仕事)を委(他人に任せた)。
 復(繰り返したこと)を謝り、離職した。

赭赭赭赭赭