老蝉の眼を人の走りけり
老蝉はロウ・センと読んで、朧、山。
眼を人の走りはゲン・ニン・ソウと読んで、限、認、喪。
☆朧(ぼんやり霞む)山、限(境目)を認(見分けること)を喪(失う)。
老蝉はロウ・センと読んで、浪、戦。
眼を人の走りはゲン・ジン・ソウと読んで、原、尽、嗾。
☆浪(無駄な)戦い。
原(事の起こり)は尽(すべて)嗾(けしかけたこと)による。
老蝉はロウ・センと読んで、労、選。
眼を人の走りはゲン・ニン・ソウと読んで、厳、認、想。
☆労(力を尽くして働き)選(多くの中からえらぶ)。
厳しく認(見分ける)と、想いがある。