続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

初夏。

2014-07-10 06:47:14 | 日常
 七月の声を聞いたと思ったら、今日はすでに十日。

 ボンヤリしている内に季節は容赦なく姿を変えていく。「朝顔が咲いているわ」と子供の声がしたのは幾日か前。キッチンの裏の壁を這うように伸びている朝顔・・・種も撒かないのに自然に出た芽に感動していたけれど、もう花をつけているなんて!

 花一輪、ただそれだけで、胸の中が温かくなる。清々しい朝の露に濡れる朝顔の花を見ていると、雑多な思いは霧消していく。

『ポラーノの広場』392。

2014-07-10 06:33:20 | 宮沢賢治
「いや今晩は。どうもひどい暑気ですね。」
「へい、全く、虫でしめっ切りですかたらやりきれませんや。」
「さうねえ、いや、さようなら。」撃剣の先生はまただんだん向ふへ叫んで行きました。


☆混ぜた番(くみあわせ)の諸(もろもろ)を記している。然るに、宙(空間、世界)を救い、激しく究め、閃(きらりと光る)照(普く光があたる=平等)である光を敬う講(はなし)である。

『城』1679。

2014-07-10 06:14:23 | カフカ覚書
フリーダは万事Kの言いつけどおりにしたがったが、彼からはほとんど眼をはなさなかった。Kが囲いから出ていくなり、女教師は、「よくお眠りになりまして」と、たずねた。


☆フリーダ(平和)はすべて規定どおりに従った。小舟は機関を見捨てた。教示には「まぁ、ひどいしごきですこと」と叫び、前に出ることはなかった。

トンボ玉

2014-07-09 07:11:38 | 日常
 教室では、何の感の言っている間もなく、ガスバーナーの前に座らされ作業を勧められる。
(ど、どうすればいいの)
 内心ドキドキしてパニックになりそうな緊張感の中、出来なくてもやるしかない! という気持ちでやっている。

『城』1677。

2014-07-09 06:23:50 | カフカ覚書
というのは、フリーダは、負けずぎらいの気持ちがあるが、彼にはそういう気持ちがなかったし、フリーダは、目前の些細な不快事しか念頭にないが、Kは、バルナバスのことと将来のことを考えていた。


☆というのは、フリーダ(平和)は、覇気はあるがKには少しもなく、フリーダ(平和)は敏感であるが彼はそうではなかった。フリーダ(平和)は、目下の小舟の不快事(下劣な行為)のことを考えていた。Kは熊座の中心(北極星=生死の転換点)から来世のことを考えていた。

縫い物が好き。

2014-07-08 06:59:23 | 今日の一枚。
 家に居れば何かしら食べているというだらしない生活。(太るのも当然)
 睡眠時と両手を動かしている縫い物の時間、この間だけは食べたくても食べることが出来ないので、わたしの中では唯一のダイエット・タイム。
 縫うというのはDNAの中に組み込まれているのだろうか。ただ漠然と手を動かしている内に出来上がっていく洋服。それも簡単服の笑止なものばかりだけれど・・・。
 三枚は最近仕上げたもの。

『ポラーノの広場』390。

2014-07-08 06:25:03 | 宮沢賢治
「うちのなかのあかりを消せい、電燈を消してもべつのあかりをつけちゃなんにもならん。はやく消せい。おや、今晩は。なるほど、こちらの商売では仕方ないかね。」

 消せいはショウと読んで、章。
 電燈はデン・トウと読んで、伝、等。
 消してもはショウと読んで、照。
 消せいはショウと読んで、衝。
 今晩はキン・バンと読んで、金、番。
 商売はショウ・バイと読んで、章、媒。
 仕方はシ・ホウと読んで、詞、包。


☆章(文章)で伝える等(平等)。
 照(普く光があたる=平等)は衝(重要)であり、金(尊い)。
 番(代わる代わる行う)章(文章)の媒(なかだち)は、詞(言葉)で包んでいる。

『城』1676。

2014-07-08 06:09:07 | カフカ覚書
わざわざこういう配慮をしたのは、ひとつには、助手たちがまたへまな真似をして、事態をいきなり悪化させてしまっては困るとおもったからであり、また、ひとつには、フリーダをできるだけいたわってやりたかったからである。


☆わざわざこういう風にしたのは、助手(脳、知覚)の愚行で、事態を悪化させ中止するようなことは出来ないからである。またひとつにはフリーダ(平和)の望みどおりにさせたかったからである。

水彩画教室。

2014-07-07 06:49:27 | 今日の一枚。
 描くことを止めてしまうのは何となく淋しい・・・それだけの思いで、教室に通っている。実際なんて下手なんだろうと落胆するばかりで、上達も自分らしい味も何もない。
 それでも・・・。

《それでも!》がわたしの生き方かもしれない。そう思って粛々と続けている。