柴又帝釈天題経寺のそばに真言宗の寺院で柴又七福神のうちの弁財天でもある「石照山真勝寺」はある。大同元年(806)の創建と伝えられる古刹。本尊は「不動明王・両童子・四天王立像」である。本堂は昭和47年に建て替えらまだ新しさが残っている。境内に入るとすぐ右手に武蔵野風土記に宝暦4年鋳造とある鐘楼、その先に大日如来の智恵を五つに分け、これを五仏にあてたとした「五智如来石像」(柴又村名主齋藤次郎衛門らが造立、江戸時代前期の石像彫刻で葛飾区文化財指定)が参拝者を見守るように鎮座している。賑やかな柴又帝釈天に比してひっそりと静寂さが漂っている。(1308)








