座間市栗原中央の住宅街一画に真宗高田派寺院「法林山専福寺」は鎮座する。創建は不詳ながら村人が建立し、了山の開基と伝えられている。寺境内には明治12年(1879)に栗原小学校が設置されているので以前と推定される。真宗高田派は三重県津市の「専修寺」を本山とする浄土真宗の一派。親鸞の門弟真仏、顕智が率いる下野国高田の専修寺を中心とする高田門徒の流れを汲む。末寺数は約640寺。本尊は阿弥陀如来。県道44号線、246号線前の立野台信号を左折、坂の右に寺号標が建てられている。寺号標を抜けると正面に銅板葺き入り母屋づくりの「本堂」、左に「庫裏」がある。庫裏の前と横に二本の梅が程よく咲き誇り境内を彩っている。境内右手に「如来像」と史跡の「栗原小学校」跡地の説明版が建てられている。この間70年間栗原地区の児童はここに学びここを基盤に成長していった。学校開校を祝し「山岡鉄舟」が「栗原小学校」の文字を揮亳した。この扁額は今も保存されている。(2209)





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