相模原市南区上鶴間に日蓮宗身延山久遠寺末寺の「方運山青柳寺」はある。明応8年(1499)に小庵(青龍寺)を再興の際に「青柳寺」と改称した。創建は天正年間(1573~1592年)。本尊は大曼荼羅である。また江戸時代、当寺は寺小屋を開き教育の場でもあった。「山門」抜けると境内正面に重厚な入り母屋造り瓦葺の「本堂」、左に「庫裏」と右に「鐘楼」、数多く建てられている石碑、その中で代表は「武相困民党発祥之地の稗」である。「旧青柳寺庫裏」は江戸時代中期建造物とされ市の文化財として相模川自然の村公園に保存されている。当寺のシンボルとなっている本堂前に聳える一本の「しだれ桜」も終わり、コロナ禍の中にあり寺域は静寂そのものである。(2006)





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