(学校で教えてくれない経済学)
今朝の「ワールドWaveMorning」「世界の扉」コーナーで、韓国ノフア島でのアワビの養殖が成功、年間日本円で1000万円にまで拡大した。韓国も高齢化が進んでいる。3年前、サラリーマンを辞めて息子が戻ってきてくれたと話す母親、収入がサラリーマン時代の2倍になったと嬉しそうに話す息子の顔が輝いていた。震災の影響もあり日本向けのアワビの輸出が20%増えた。日本では韓国産スイカが甘くておいしと評判がいい。今年は韓国からのスイカの輸入が日本で増えていると紹介していた。
米ABCの米時間夕方放送のトップは、次期フランス大統領と目されていたストロスカーン容疑者が100万ドル(約8,000万円)で保釈が認められた。ただ、女性に対する性的暴行4件の容疑、最高25年の禁固刑もありうる厳しい立場にある。保釈後もアパートにガードマンが立ち、24時間監視つきなど厳しい条件がつけられた。一方、IMF事務局へ専務理事辞任を自ら申し出た。後任人事を巡って、やかましくなりそうだと解説していた。
フランスF2は、フクシマ原発1~3号機建屋に作業員が入り、放射能汚染水汲み出しが始まったとトップで紹介していた。フランスのメーカーも参加している。ただ、汚染水は10万トンある。建屋内は高度な放射能が充満している。4号機から漏れた汚染水が土中に既に染み込んでいる。建屋内では被ばくするため長時間の作業が出来ない。作業員が短時間に交代を激しく繰り返す様子を背景に、F2の女性記者が、現地レポートしていた。一日50トン汲みだすのが限度で、作業完了までには1年近くかかると解説していた。
英BBCは、19日のオバマ米大統領の中東問題に関する演説を詳しく報道していた。ボストン茶事件などの歴史的事件にも触れながら、アメリカは中東の民主化と変革を投資によって助けて行くと強調した。さらに、パレスチナとイスラエルの実行可能な国境線を1967年ラインまで戻すと大きく踏み込んだ発言をした。こうした提案は、お互いが妥協しやすくするためだとオバマ大統領は説明した。リビア問題については、カダフィは退陣を余儀なくされると明言、さらにアメリカはチュニジア、エジプトを積極的に支援すると約束したと紹介した。
ただ、サウジアラビア、シリアについては言及がなかったと解説していた。この際、彼が、何に触れ、何に触れなかったか。触れたところだけ見ていると間違う。弁舌さわやかな人間ほど、ひとことひとことの言葉に仕掛けがつけられているから怖い。
経済専門の米ブルームバーグは、19日のNY株式市場は、小売衣料品大手のGAPの業績予想が、コスト上昇見込みから大方の予測を下回ったことを嫌気した売りで株価が下げ、つれて小売株全般が値下がりした。ただ、新規失業者申請件数が予想を下回ったことから見直し買いが入り、NYダウは、前日比45ドル高、12,605ドルで取引を終了した。GAPのコスト上昇は主力素材の綿花急騰が影響したと解説していた。
綿花の値上りを過小評価してはいけない。綿花は農産物であることも忘れてはなるまい。中国では豚肉が投機資金の流入で昨年比45%値上がりしたと伝えられる。日本にいるとピンと来ないが、世界ではじゃぶじゃぶの金余り状態にあることも念頭に置いておく必要があるだろう。迫りくるコストプッシュへの備えが求められる。(了)
今朝の「ワールドWaveMorning」「世界の扉」コーナーで、韓国ノフア島でのアワビの養殖が成功、年間日本円で1000万円にまで拡大した。韓国も高齢化が進んでいる。3年前、サラリーマンを辞めて息子が戻ってきてくれたと話す母親、収入がサラリーマン時代の2倍になったと嬉しそうに話す息子の顔が輝いていた。震災の影響もあり日本向けのアワビの輸出が20%増えた。日本では韓国産スイカが甘くておいしと評判がいい。今年は韓国からのスイカの輸入が日本で増えていると紹介していた。
米ABCの米時間夕方放送のトップは、次期フランス大統領と目されていたストロスカーン容疑者が100万ドル(約8,000万円)で保釈が認められた。ただ、女性に対する性的暴行4件の容疑、最高25年の禁固刑もありうる厳しい立場にある。保釈後もアパートにガードマンが立ち、24時間監視つきなど厳しい条件がつけられた。一方、IMF事務局へ専務理事辞任を自ら申し出た。後任人事を巡って、やかましくなりそうだと解説していた。
フランスF2は、フクシマ原発1~3号機建屋に作業員が入り、放射能汚染水汲み出しが始まったとトップで紹介していた。フランスのメーカーも参加している。ただ、汚染水は10万トンある。建屋内は高度な放射能が充満している。4号機から漏れた汚染水が土中に既に染み込んでいる。建屋内では被ばくするため長時間の作業が出来ない。作業員が短時間に交代を激しく繰り返す様子を背景に、F2の女性記者が、現地レポートしていた。一日50トン汲みだすのが限度で、作業完了までには1年近くかかると解説していた。
英BBCは、19日のオバマ米大統領の中東問題に関する演説を詳しく報道していた。ボストン茶事件などの歴史的事件にも触れながら、アメリカは中東の民主化と変革を投資によって助けて行くと強調した。さらに、パレスチナとイスラエルの実行可能な国境線を1967年ラインまで戻すと大きく踏み込んだ発言をした。こうした提案は、お互いが妥協しやすくするためだとオバマ大統領は説明した。リビア問題については、カダフィは退陣を余儀なくされると明言、さらにアメリカはチュニジア、エジプトを積極的に支援すると約束したと紹介した。
ただ、サウジアラビア、シリアについては言及がなかったと解説していた。この際、彼が、何に触れ、何に触れなかったか。触れたところだけ見ていると間違う。弁舌さわやかな人間ほど、ひとことひとことの言葉に仕掛けがつけられているから怖い。
経済専門の米ブルームバーグは、19日のNY株式市場は、小売衣料品大手のGAPの業績予想が、コスト上昇見込みから大方の予測を下回ったことを嫌気した売りで株価が下げ、つれて小売株全般が値下がりした。ただ、新規失業者申請件数が予想を下回ったことから見直し買いが入り、NYダウは、前日比45ドル高、12,605ドルで取引を終了した。GAPのコスト上昇は主力素材の綿花急騰が影響したと解説していた。
綿花の値上りを過小評価してはいけない。綿花は農産物であることも忘れてはなるまい。中国では豚肉が投機資金の流入で昨年比45%値上がりしたと伝えられる。日本にいるとピンと来ないが、世界ではじゃぶじゃぶの金余り状態にあることも念頭に置いておく必要があるだろう。迫りくるコストプッシュへの備えが求められる。(了)