ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

世界は日々動いている、その中で日本の顔がさっぱり見えない(学校で教えてくれない経済学)

2011-05-18 11:11:31 | 経済学
NHK/BS「ワールドWaveMorning」を見ることから一日が始まる。IMF専務理事がアメリカはもちろん本国フランスでも新聞、雑誌などで格好の肴にされている様子を多くのメディアが報じていた。

今朝のフランスF2は、フランス社会党が、今回の事件の張本人を次期仏大統領候補に担ぎ出そうとしていたから、党本部はてんやわんやの大騒ぎであると伝え、社会党の中から、来年の大統領選挙に新たな野心を燃やす人物が登場してくるだろうと解説していた。

スペインTVEは、IMF専務理事は、従来からヨーロッパから選ばれてきた。特にギリシャ、ポルトガル支援などもあるとして、IMFの後任候補には英ブラウン首相など数人の候補を紹介していた。ドイツZDFは、容疑者は余りにも有名なため他の受刑者の危害が加えられないように独房に入れられたと紹介していた。

ロシアRTRは、当の容疑者が収監されている刑務所は、現在,14,000人、殺人罪を犯した受刑者が中心に収容されている。本来一部屋10人だがストロスカーン容疑者は特別扱いの独房に入れられた。今回の事件は、アメリカでは当り前のことであるが、白人の男性が黒人の女性を強姦しようとした容疑で逮捕されたと皮肉たっぷりに伝えていた。

原発関連のニュースでは、ドイツZDFが、ドイツ原発安全委員会の調査結果を発表したが、どの原発が安全でどこが安全でないかの具体的な発表がなかったと期待が裏切られた。脱原発へ向けて即転換は難しいと委員長が発言したと紹介していた。豪ABCは、フクシマ原発事故の収拾策は思ったより難しそうだと解説、中国中央テレビは、1万トンの放射能汚染水を貯蔵出来るメガフロートが小名浜港に入ったと紹介していた。

経済関連では、英BBCが、4月のインフレ率が4.5%を記録、賃金の上昇率をはるかに上回った。小売段階での値下げ競争が控えめになったことも影響した。ガソリン代が去年の30%上がったとこぼす主婦の声を紹介していた。日本は、1ドル=80円で安定しているから原油高の直撃を受けていない。ただ小麦値上げでパン屋さんは値上げすると発表した。

17日のNY株式市場は、4月の米住宅着工件数が10.5%減、業績悪化予測を発表したヒューレットパッカード株の値下がりが影響してNYダウは、前日比68ドル安、12,479ドルで取引を終了した。今晩発表予定の米FOMC議事録の中身を注目しているとみずほコーポレート銀行、荒井守氏が、「ワールドWaveMorning」(経済情報)で解説していた。

IMF専務理事の話が全てでない。英BBCがエリザベス女王陛下がアイルランドを英王室として100年振りに訪れたことを詳しく報じていた。パキスタン首相が中国を訪問、中国こそ真の友人と挨拶したと豪ABCは伝えた。シリアでは連日反政府デモが続いているとカタ―ルアルジャジ―ラは伝えた。シンガポールCNNは、中国でスイカが成長剤の影響で連日爆発す事故が起きていると紹介していた。ドイツZDFは、ドイツでは130万人がアルコール依存症である。ドイツ人はアルコールを10L/人飲む、世界第一位だ、と紹介していた。

日々の動きをテレビ映像を通じて見る限りであるが、それぞれの国が、それぞれの立場で自らを表明していることだけは、確かなように思われる。その中で、日本の顔がさっぱり見えない。誠に淋しい限りである。(了)

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論語と鍼灸 (13) 未来の患者さんに目を向ける

2011-05-18 07:31:56 | 論語と鍼灸
論語は自己啓発の書として最も古い書物だと思いますが、自己啓発は経営者に必須な哲学です。
今はどこの業界でも業績を上げるのに苦労しています。
鍼灸業界も例に漏れないのですが、論語を読んでいますと、業績アップのヒントが見つかります。
論語の良さは、「戦わずして勝つ」というところです。
「戦わずして勝つ」という戦法は、中国兵法が最も理想とするところで、我々もそれを見習いたいと思います。


【君子の道において貴ぶ所のものは三つ。容貌を動かしては斯(ここ)に暴慢(ぼうまん)に遠ざかる。顔色を正しては斯に信に近づく。辞気(じき)を出(い)だしては斯に鄙倍(ひばい)に遠ざかる】
(君子の道として大切なものは三つある。身のこなしが礼にかなうようにして、でたらめにならないようにする。まじめな表情をして信じてもらえるようにします。口のきき方に気をつけて、くだらないことを言わないようにします。)


高級なホテルのレストランに食事へ行く時、「この人なら連れて行ってもいい」と思われるような人を目指すといいのではないかと考えています。

今は自由と個性を尊重する時代になって、何処でも、どのような服装でも、受け入れてくれると思いますが、ホテルで冷ややかな目で見られるのは気まずいものです。
論語や礼記でも、人を選ぶ基準として(遠回しに)服装のことが書かれています。

自分が礼にかなう服装で、丁寧な話し方をしていると、そのような人が寄ってきます。
治療院へ来ている患者さんを見れば、そこの治療院の程度を観ることができます。
真面目な顔で話をすると、患者さんも真面目な顔で聞き入ります。
電車に乗れば、沿線住民の気性が多少見えてきます。

顔の表情についてですが、患者さんが言うには、私は時々困った顔をするそうです。
そんなときの私を顔を見ると、「大病でも潜んでいるのか」と不安になるそうです。
患者さんの病因を探るために、最悪の病態を想像したりするので、そのような顔になるようです。
顔の表情は相手が不安になるぐらい、相手の感情に影響を与えているわけですが、自分では気付かないものです。

私は休日とて、外出するときにダラダラした服装はしないようにしています。
私にとってのお客さんは患者さんであり、特に「まだ来てない患者さん」に気を使っているからです。
未来の顧客に不安材料を与えたくないからです。
余所へ講演を聞きに行くときも、できるだけ正装で行くようにします。
講師の先生や聴講者の方々にいい印象を持ってもらいたいからです。


福田晃市先生は、この『論語』のエピソードで、このようなことを書いておられます。
【春秋時代、南方の呉国は、中原(中国の先進地域)の諸国から、野蛮人の国として軽く見られていました。しかし、呉国の季礼(きさつ)はしっかりとしたマナーを身につけていたので、中原の人々からも一目おかれ、使者として各国をめぐったときも歓迎されます】

マナーを身につけるだけで、未来の顧客を獲得していたわけです。
君子の道として大切なもの三つを身につけているだけで、商談も上手くいったに違いないと思うわけです。

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