【子貢、友を問う。子曰く、忠告して善を以てこれを導く。不可なれば則ち止む。自ら辱められること無かれ】
(子貢が友のことについて問うた。孔子は言われた。その友に忠告して正しい道に導くべきだが、聞き入れられなければ、忠告を止める。重ねて続けて、自分が恥をかくことはいない)
人は誰しも人に触れられたくない心の痛みを持っているものです。
友達と言えども、相手の嫌がることを、重ねて指摘しないほうがいいというわけです。
ましてや、人の痛みを取り上げて嘲笑するようなことはもってのほかです。
人を嘲笑すれば自分も嘲笑されることになります。
「完璧」という人間はいないからです。
一生懸命生きている人の欠点や古傷を穿る人のことを「小人」(しょうじん)と言います。
小人とは、「つまらない人間」のことで、付き合っても益のない人間のことです。
利益だけを追求する人に多いのですが、拝金主義者と付き合うとつまらないし、心が安らぎません。
君子と小人の見分け方は、正義をとるか利益をとるかでわかります。
自分で正しいと思っている人は多いのですが、次の論語で判断してみるとよくわかります。
【君子、義に喩り、小人利に喩る】
(君子は正しいかどうかで判断するが、つまらない人は利益で判断します)
良き友は、友の痛みに触れたりしませんが、「良かれ」と思って話した言葉が、相手の気持ちを損ねてしまう場合があります。
患者さんも触れて欲しくない心の痛みがあります。
風習や親族の話、或いは過去の失敗の話をする時に出やすいと思いますが、単なる世間話のつもりで話しても、その人が避けたい話と一致する場合があります。
患者さんとの会話は、今の病状の原因と治療方法に絞るようにしたほうがいいようです。
それでも、ついうっかり患者さんの心を傷つけてしまう場合があります。
そんな時は、素直に謝ります。
「すみません」と一言言えば、それで済みます。
それ以上言うと、やぶ蛇になりますので、謝るときは言葉数を少なくしたほうがいいようです。
試験の結果を自己採点して確認することは、同じ間違いを起さないよい方法です。
間違いに気付いて謝ればそれが確認でき、同じ間違いをしなくなります。
過ちに気付いたら、同じ間違いを起こさないように、過ちを認めて素直に謝れば自分のためにもなります。
そして、傷つけた相手を救う方法でもあります。
これは理屈ではありません。やってみればわかります。
孔子も言われているように、人は「知行合一」のほうがいいのです。
知行合一で「信」(信用)を育てるわけです。
(子貢が友のことについて問うた。孔子は言われた。その友に忠告して正しい道に導くべきだが、聞き入れられなければ、忠告を止める。重ねて続けて、自分が恥をかくことはいない)
人は誰しも人に触れられたくない心の痛みを持っているものです。
友達と言えども、相手の嫌がることを、重ねて指摘しないほうがいいというわけです。
ましてや、人の痛みを取り上げて嘲笑するようなことはもってのほかです。
人を嘲笑すれば自分も嘲笑されることになります。
「完璧」という人間はいないからです。
一生懸命生きている人の欠点や古傷を穿る人のことを「小人」(しょうじん)と言います。
小人とは、「つまらない人間」のことで、付き合っても益のない人間のことです。
利益だけを追求する人に多いのですが、拝金主義者と付き合うとつまらないし、心が安らぎません。
君子と小人の見分け方は、正義をとるか利益をとるかでわかります。
自分で正しいと思っている人は多いのですが、次の論語で判断してみるとよくわかります。
【君子、義に喩り、小人利に喩る】
(君子は正しいかどうかで判断するが、つまらない人は利益で判断します)
良き友は、友の痛みに触れたりしませんが、「良かれ」と思って話した言葉が、相手の気持ちを損ねてしまう場合があります。
患者さんも触れて欲しくない心の痛みがあります。
風習や親族の話、或いは過去の失敗の話をする時に出やすいと思いますが、単なる世間話のつもりで話しても、その人が避けたい話と一致する場合があります。
患者さんとの会話は、今の病状の原因と治療方法に絞るようにしたほうがいいようです。
それでも、ついうっかり患者さんの心を傷つけてしまう場合があります。
そんな時は、素直に謝ります。
「すみません」と一言言えば、それで済みます。
それ以上言うと、やぶ蛇になりますので、謝るときは言葉数を少なくしたほうがいいようです。
試験の結果を自己採点して確認することは、同じ間違いを起さないよい方法です。
間違いに気付いて謝ればそれが確認でき、同じ間違いをしなくなります。
過ちに気付いたら、同じ間違いを起こさないように、過ちを認めて素直に謝れば自分のためにもなります。
そして、傷つけた相手を救う方法でもあります。
これは理屈ではありません。やってみればわかります。
孔子も言われているように、人は「知行合一」のほうがいいのです。
知行合一で「信」(信用)を育てるわけです。