ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

たまに朝寝坊した程度で、目くじらを立てる方が間違っている?!(学校で教えてくれない経済学)

2011-05-09 12:24:35 | 経済学
今朝いつもの時間に新聞の配達がない。又忘れているな、と思いながら配送センターに電話した。「すみません、配達の者が寝坊しました。」とやり取りしている時に、玄関でコトンと音がした。たまには寝坊することもあると思うか、けしからん、と思うかひとさまざまであろう。先月、購読継続を頼まれた直後だったので、今朝はクレームが多いだろう。

亡父が入院中の古い話である。幸い退職後だったので、毎日、決まった時間に病院へ出かけていた。相部屋だったが、隣の患者が「毎日来ないでくれ。うちなんか、だれも見舞いに来ない。」とよくクレームを付けられた。逆の立場で考えたら、おじさんの気持ちがよく分かる。「すみませんねぇ」と詫びることが日課になった。

震災のあとのストレスからなくなった叔母が入院中も、いろいろなことがあった。病室を仕切っているおばさんに苦労した。後で聞いたら焼きもちだとわかった。家族が帰った後、患者に意地悪するのだという。震災前になくなった母の時は、現役だった。毎日見舞いに行けない。たまに行くからということで、婦長さんにひとこと断ればよかったと反省したが後の祭り、車イスに乗せて病院の敷地内だったが連れ出した。以後連れ出し厳禁、家族が帰宅後、患者は散々いじめられた。

メールをほぼ毎日転送している。以前にも書いたが、「経済学」はいいが、スケッチはいらないとクレームを受けた。その方には、一切送らなくなった。「経済学」は興味がないが、スケッチは送れという方もおられる。ひとさまざまである。メールを受け取る方は、毎日、毎日、メールを送らないで欲しいと思う気持ちは、先の病室のおじさんの気持ちと同じだから大いに納得できる。ところが、送信を止めると、最近届かないが、どうしたのかと、クレームが入る。

連休明けの月曜日、NHK・BS「ワールドWaveMorning」はゴルフ中継のため放送がなかった。毎日楽しみにしている視聴者にどう説明するのだろうか。ゴルフを見たい視聴者からは海外情報など要らないとNHKにクレームをいれているのかもしれない。テレビ東京「モーニングサテライト」は、本日は、出勤日だから朝5時45分から放送していた。こちらの方も土曜・休日は休みである。日本では、新聞にも休刊日がある。米CNN、米CNBCは休み無しだ。

今朝の「モーニングサテライト」でマーケットリスク・アドバイザー、新村正弘氏が出演、商品相場急落の背景を解説しておられた。原油はじめ商品相場が上げた背景として、①世界的な景気回復、②金融緩和、③中東情勢の悪化に伴う供給懸念があったが、相場が前倒しに織り込み過ぎた反動が出ている。スピードの出し過ぎによる一時的な調整と解説した。同番組でベトナムでインフレが今年に入り加速していると現地レポートを紹介していた。麺類が年初め一杯80円が4月は120円、ガソリンが12%、電気代が15%上がった。

どこか体の一部でも傷めないと健康の有難さは分からない。停電になれば何が起こるか経験がない世代は分からない。日本では情報と水はタダという信仰がある。なくしてはじめてその有難さがわかる。震災を経験して水のない生活の怖さを実感した。原発廃止で夏の停電は避けられないかもしれない。神戸の震災の際、電気が止まり、人工透析の患者に被害が出た。瞬時に自家発電に切り替えられなければ、送電が止まれば人工呼吸器も止まる。新聞配達員が、たまに朝寝坊した程度で、目くじらを立てる方が間違っているのかもしれない。(了)

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論語と鍼灸 (4) 失敗をしても

2011-05-09 08:12:56 | 論語と鍼灸
【吾れは吾が身を日に三省す。人の為に謀(はか)りて忠(ちゅう)ならざるか。朋友(ほうゆう)と交わりて信ならざるか。伝えて習わざるか】
(私は1日に3つの点について反省しています。人に対して真心をつくせているか。友達との交際において信用を大切にしているか。教わったことを身につける努力ができているか)

私にとっては耳の痛い論語です。
①自分がシンドイ時は、真心をつくす努力が薄れます。
②友達との交際においては、適当な判断で片付ける時があります。
 「詳しく説明せんでもいいだろう」等々と。
③教わって忘れたことでも、そのままにする時があります。

【人の為に謀りて忠ならざるか。】の「忠」とは、心の中心という意味であり、忠誠心の「忠」ですので「真心」となるのですが、日本人が常に持つべき心は、「忠・信・勇・和・智」の五つであると話す方がいました。

則ち、忠誠心・信用・勇気・和み・智恵となるのですが、儒教に五常というのがあり、五常とは「仁・義・禮・智・信」を云う。

仁:コミュニケーションであり、人を大切にする心
義:正義を貫く、義理を果たす
禮:特に目上の人には礼儀正しく敬う
智:知識、見識、胆識を身につける
信:信用されているか、嘘をついてないか

学校で教えるような「学問」はあっても、常識(道徳)がなければ価値は半減します。
鍼灸の技術が高くても、道徳がなければ患者さんは来ません。
患者さんが来なくては技術の進歩はありません。

誰でも失敗をするものです。
失敗をしたときに許される人は、日ごろから常識(道徳)で振舞っている人です。

と偉そうに言える立場ではありませんが、【吾れは吾が身を日に三省す。】を繰り替えしていけば、鍼灸士(鍼灸の士)に近づけると考えています。

「士」とは、さむらいのことであり、学問・道徳を身にそなえた尊敬に値する人物のことです。
   (学問だけではなく「道徳も身にそなえた」というところに意味があります。)
「鍼灸士」とは、文武をそなえた鍼灸の「士」を目指す人との意味で、当方の造語です。
「鍼灸士」になることができれば、きっと、もっと広い世界があるはずです。

「日に三省する」ことで、自分の成長が早くなると考えています。

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