ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

贅沢品は節約出来る、生活必需品は出来ない、便乗値上げには目を光らせよう(学校で教えてくれない経済学)

2011-05-31 09:47:37 | 経済学
日本人は派手な消費や贅沢を控えていると高級ブランド20社を対象に米コンサルタント会社マッキンゼーが実施した調査結果を少し古いニュースだが27日付けのWSJ紙日本版が紹介していた。一方、多数の高級ブランドが都内のおしゃれな店をたたみ、中国など他のアジアの急成長国に目を向けていると書いていた。

1300人の回答者の内、約半数が高級品を見せびらかすのははしたないと考えている。昨年の調査では24%だった。回答者の25%が「手頃なブランド店でもデザインのしゃれた商品が手に入る。高級品ブランドを買う必要性を感じない」と回答した。円高によって高級ブランド品が割高になり、回答者の17%が今年北米で高級ブランド品を買っていた。ただ、震災を受けて「孤独を恐れる」人が増えた。婚約や結婚指輪が軒並み増えたからだと書いていた。

31日の「ワールドWaveMorning」ではドイツZDFとフランスF2が共にドイツが17基全ての原発を遅くとも2022年までに段階的に全廃することを決めたことをトップで取り上げていた。ドイツZDFは「原発全廃の決定はドイツにとって壮大な挑戦だ」と紹介していた。

一方、F2は「メルケルは、地方選敗北で脱原発に政策転換した。2013年に再選を目指す政治的意図が背景にある。ドイツはフランスとチエコから電力を輸入している。ドイツは脱原発で抜けた1/4の電力をどうして穴埋めするのだろうか。」と指摘する一方、「フクシマ事故の後もニッポンでは原発抜きではやっていけないと菅総理は発言している」とクールに紹介していた。

ドイツZDFは原発全廃ニュースの次に病原性大腸菌問題を取り上げ「現時点で14名が死亡、300人が腎臓の機能障害を起こしており、新しい薬品を投入して手当を受けている。新薬の効果で改善した患者、一部改善、全く改善しない患者とまちまちの結果が出ている。感染源は特定できていない。トマト、きゅうりが疑われている。そのため消費者に深刻な影響が出ている。大量の野菜が売れ残っている。」と伝え「手洗いを励行する以外対策は見当たらない」と語る専門家の意見を紹介していた。

経済関係ではドイツZDFが、「ギリシャ支援に3,300億ユーロ(約38兆円)必要と言っている。まるで底なしの樽だ。ギリシャの財政支出40%カットが支援の前提だが、全く成果が出ていない。なぜドイツはそこまでしてギリシャを助ける必要があるのかとの疑問が出ている」と紹介していた。その他の経済問題では英BBCがガソリンの値段が急騰しているが、スーパーでのガソリン安売り問題を取り上げていた。ドイツZDFもガソリン値上げ問題を紹介していた。

日本ではガソリン値上げ問題はいまのところ表面化していない。国道2号線沿いのガソリンスタンドの値段を今朝の散歩途中見たがレギュラーでリッター152円と出ていた。パンの値段は、小麦の値上りで7月から値上げを早々と発表している。日本の消費者はおとなしいから黙ってパンを今まで通り食べるのだろうか。

近くの喫茶店に出入りしているが、客の入りが悪い。ここ3日間、仕事が休みだと話すある客人が「フクシマ原発の影響がじわじわ出て来ている。神戸でも部品不足で工事の注文が減った。優先的に資材が被災地へ回される。神戸は後回しになるからだ」と解説してくれた。高級ブランドや贅沢品は控えても生活出来る。しかし、生活必需品は簡単に減らせない。便乗値上げには目を光らせる必要があるだろう。(了)

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論語と鍼灸 (26) 踏み出せば未来が開ける

2011-05-31 09:46:27 | 論語と鍼灸
冉有が孔子に対して、あなたの学説を嫌うのではありませんが、私には力不足ですと言ったのに対し、孔子はこう答えました。

【力(ちから)足らざる者は中道(ちゅうどう)にして廃(はい)す。今女(いまなんじ)は画(かぎ)れり】
(力の足りない者は、道の途中で脱落していくものだ。今のお前はまだ踏み出しもせずして見限っているのだ)


私が巨針を日本に持ち込んでから、個人講習で教えていた頃があった。
その時の受講生は、講習を受けているときはいいのですが、自分の城に帰ると、「巨針が上手くいかない」と訴える人がいた。
そして、「先生のところの患者さんは、巨針に慣れているから巨針もバンバンできると思いますが、私のところの患者さんは、巨針が始めてなのでそうそう上手くできないのです」という人もいました。

それを聞いてちょっと笑いました。
私のところの患者さんも、「巨針は始めて」からスタートしたからです。

ところが、最近では、巨針の講習を受けてから、自分の足を練習台にして、メキメキ腕を上げる人が出てきました。
また、自分の体に巨針を刺すのは痛いからと、学友の背中を貸してもらって(笑)練習している人もいるようですが、その人もやはり腕を上げています。
メキメキ腕を上げていく人たちの共通点は、とにかくやってみることのようです。
自分の足であろうと、学友の背中であろうと、とにかくやってみる。

どんなに大変に思えることでも、やりもしないうちから「無理だ」と決め付けるのはよくありません。
まずはやってみる。それでダメなら、そのとき考える。
それでいいのではないかと思います。

私のところにいた○野さんという人は、30歳になってから「医学部に行きたい」と言い出し、奈良大学の医学部に進学しました。
先日、「医師の資格試験に合格しました」と連絡をくれました。

彼は頭もいいし、礼儀もあるし志も高い。
そして何よりも挑戦意欲があるし、志が高いので諦めない。
30歳になってから、20代の人たちと並んで医学部に受験するのは、考えただけで容易ではない。

踏み出す前から諦める人も多いのですから。
しかし、踏み出してこそ未来が開けるのです。

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