ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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ヨーロッパ財政危機不安が影、NYダウ47ドル安、原油(WTI)バレル97ドル台へ下げる

2011-05-17 11:27:35 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


ストロスカーンIMF専務理事が収監され検事から罪状を読み上げられる様子をフランスF2が放映していた。16日、予定通り、ベルギー、ブリュセルではユーロ圏財務相会議が、重要な人物欠席で開かれ、ギリシャ、ポルトガル支援が協議された。サルコジ大統領は事件後一言も発言しなかったが、この日初めて「事件の大きさに驚いています。」とのみ話したと紹介していた。財務相会議でも専務理事逮捕の話題には努めて触れようとしなかったとF2は解説していた。全ての人間が、腹の中では、タイミングが悪過ぎると思っているだろう。

ドイツZDF,英BBCも拘置所内の様子を伝え、「ストロスカーン専務理事は罪状否認した。しかし、国外逃亡の恐れありとして保釈は許されなかった。これは前代未聞だ」とドイツZDFが解説していた。「ギリシャ救済に悪影響が出るだろう」などと英BBCが解説していた。

原発関連のニュースでは、韓国KBSが、「フクシマ原発事故で、最近になって第一号機がメルトダウンしていたと発表しているが、日本政府も東電も当初から認識していたにも関わらず事実関係を隠蔽していたのではないか。原子炉内が2,800℃以上に達し、それが溶けて底が溶け、水素爆発を起こした。放射能が飛び散っていた可能性がある。放射能危険地域内に住む700世帯が避難した」などと伝えていた。韓国KBSに指摘されるまでもなく、水素爆発を起こした時点でおかしい。事実を隠してると多くの日本国民が思っていたに違いない。

原発と直接関係ないが、ドイツZDFが、ドイツ政府は、2020年までに、電気自動車を100万台以上生産する。そのため2年間、技術開発費やパーキング場無料開放など道路関連施設含めて政府が補助金を出す。積極的に援助が必要だと語るメルケル首相の映像を流していた。日本では政治家も含めて、国のリーダーが指針を示さないから国民は不幸である。

上海RTSが、湖北地区中心に545万ヘクタールが干ばつに見舞われていると報じていた。インドベンガル湾からの湿った空気がベトナム、日本列島まで延びているが、中国中央部には雨雲の姿はない。一方ヨ―ロッパも英国、ドイツは晴れの日が続いているなどと予報官が解説していた。日本列島でも、猛暑、水不足になると電力不足問題でうるさくなりそうだ。

一方、経済関係では、米ブルームバーグが、16日のNY株式市場は、全面安の展開で、前日比47ドル安、12,548ドルで取引を終了した。個人消費の先行き不安から小売株が売られ、さらに後場にかけて、原油(WTI)相場が、バレル2.28ドル安、97.37ドルへ急落したことを嫌気、エネルギー株も下げたことが影響した。一方、原油安を材料に、航空機株が値上がりしたなどと解説していた。日本にとっても、原油生焚きで火力発電が増える。原油が値下がりし、為替が現在程度の水準で安定することの方が、国民経済的にはプラスだろう。

NY外国為替市場では、IMF専務理事逮捕でギリシャ支援が懸念されたが、ポルトガル支援が先のユーロ圏財務相会議できまったこととECBの利上げ期待が蒸し返され、ユーロ相場が一時1ユーロ=1.42ドル台まで持ち直した。ドル円相場は、米国の金融緩和政策を見極めたいとの動きからドルも買えない、円も買えない中、1ドル=80.82~85円のレンジ相場が当面続くと、「モーニングサテライト」に出演したシティバンク尾河眞樹氏が解説していた。なぜか、日本では円高は悪、円安は善が通り相場である。しかし何事も安定することが大切だが特に為替は安定が一番だろう。(了)

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論語と鍼灸 (12) 鍼灸師は憂えず、知者となり、勇者となるのが望ましい

2011-05-17 09:53:48 | 論語と鍼灸
論語と鍼灸 (11) で紹介した于丹先生は、中国に「論語ブーム」を引き起こさせた先生で、監訳をした孔健先生は、孔子七十五代直系の子孫で、す。日本で30年近く活躍している先生です。
于丹先生の『論語力』は、一種独特のものがあり、非常にシンプルでありながら、実践的な論語であり、人生の手引書とするなら『聖書』のような存在であるかも知れない。


今までの論語の本とは一味違い、初めて論語を読む方々や若い方々にも親しんでもらえると思う。
若い人に親しんでもらえるという点では、福田晃市先生の『はじめての論語』や 『超要点解説 人生に生かす!論語』 もお勧めの論語です。
ただ、于丹先生の論語も福田晃市先生の『論語』も、これまで論語を読んできた方々には、少し物足りなさを感じるかもしれない。




于丹先生は、北京師範大学の教授ですので、内容解説や言葉としての表現力も豊かです。
于丹先生のご著書をそのまま転載するわけにはいきませんので、内容を引用させてもらいながら「論語と鍼灸の関係」を探ってみます。

前回は鍼灸師が君子になる方法を私なりに書いてみましたが、孔子はかなり厳しいことも言っています。

【子曰く、君子の道なる者(もの)三つ。我能(よ)くすること無し。仁者(じんじゃ)は憂(うれ)えず、知者は惑わず、勇者は懼(おそ)れず】
(先生が言われた。君子の規範には三つあるが、私はすべてにおいて、そこまで到達していない。つまり、仁徳のある人は悩まないし、聡明な人は迷いがないし、勇敢な人は恐れないものだ、と)

孔子が「私はすべてに君子なる規範に到達していない」というわけです。
厳しいお言葉です。

鍼灸治療をしていると、患者さん言葉にカチンとくる場合もありましたが、これは私の他人に対する思いやりが少なく、寛大さに欠けていたというわけです。
些細なことはこだわらずに無視すればいい、ということです。
それができるようになれば、どのような事態に陥っても落ち着きを失わないはずで、それを「仁者は憂えず」というわけです。

それを解決する方法として、相手(患者さん)の生まれ星を調べる方法があり、その人の生まれ星を知れば、「ああ、この人はこんな生まれの人なんだ」と流すことができます。


私が鍼灸学校へ通っていたころは、ほとんどの人が必死で鍼灸を学んでいたような気がしましたが、最近の鍼灸学生には、その「志」が少ないような気がします。
学校へ行っていたら何とかなると考えている人も多いようで、卒業してから惑う人が多いからで、就職も「厳しくないところ」を探すそうで、就職してからも惑うことが多いそうです。
智恵をつけて、進む方向を選択できる力を養っていれば「惑う」ことはないと孔子は教えています。
知者となり、選択できる力、それが「聡明な人は迷いがない」ということになるわけです。

鍼灸での診断と治療には、常に決断が必要で、難しい疾病の治療決断をするには勇気がいるときもあるのですが、知識や経験があり、心の中に真の勇気を持つ人は、全力投球で治療にかかれるので、治療も上手くいくわけです。

ただ勇気だけで治療をするのは「仁」や「義」に欠けてしまいますので、「憂えず」「知者となり」それから「勇気」を持って治療に臨むのがいいわけです。

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