ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

論語と鍼灸 (24) 鍼灸師の報酬

2011-05-29 09:22:24 | 論語と鍼灸
【三年学びて穀(こく)に至らざるは得易(えやす)からざるなり】
(長い間学問をしていながら、それで仕えて俸給を得ようとしない人間は得がたいものだ)

自分自身を成長させるための学問なのに、それをお金にかえようとする人がいます。
しかし、学問をお金にかえようとしない人ほど、多額のお金を手にすることがあるのは面白いことです。

高級官僚になるために一流大学を目指す人は多いものです。
自身の探究心で学問を目指す人もいます。
鍼灸学校のような専門職を身につける学校は、専門職で俸給を得るのを目的としていますので、「それで仕えて俸給を得ようとする」のが当然です。

いずれも将来の生活の糧になりそうですが、孔子は、修己治人を説いています。

修己治人とは、儒教の根本的な思想で、学問や修養によって徳を積み、自分を高めて人を感化していくということで、以下のようなことが含まれています。
①人の上に立つ者は、己の人格を磨く。
②己を修養して徳を積む。
③自己を犠牲にしても人民の利益を優先する。
④私利私欲を捨て人民を幸福に導く。

去年の12月から「プロはどこが違うのか」と、整理していましたら、達人とかプロ中のプロという人たちは、考え方に特徴のあることがわかりました。
その中から28項目ほどを選んで、きょうの講習で解説していきますが、参加者の明日からの変化が楽しみです。

自分が変るのではなく、周囲が変ってくるからです。

【三年学びて穀に至らざるは得易からざるなり】
長年学び続けながらお金を追いかけない。そこに大きな報酬をもらう秘訣が隠されているようです。

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篠笛コンサート:神戸うはらホール(スケッチ&コメント)

2011-05-29 07:11:22 | スケッチ


篠笛コンサート:神戸うはらホール

江嵜企画代表・Ken



井上真美/Azumaユニット、「篠笛コンサート」が地元神戸東灘区にある「うはらホール」で午後1時半から開かれ楽しみにして出かけた。
1時の開場だったがたまたま前日近くの喫茶店で既に650の予約が入っていると聞いていたので少し前ぶれに会場に着いたが、既に満席状態だったのには正直驚いた。

篠笛をウイキぺディアで調べたら、日本の木簡楽器のひとつ。篠竹に歌口と指穴を開け、漆ないし合成樹脂を管の内側に塗った簡素な構造の横笛と出ていた。

篠笛奏者の井上真美さんとシンセサイザー奏者、Azuma氏との呼吸もピッタリ、第一部ではお馴染の叙情歌17曲、15分の休憩後の第二部では恋を歌った万葉集を題材にした新曲3曲と叙情歌7曲を堪能した。

涙腺が短くなったせいか演奏の途中から目がうるうるした。横のご婦人に目がいったらしきりに涙を手で抑えておられることに気付いた。

第一部で吹かれた歌は以下のとおりである。

かごめかごめ、通りゃんせ、七つの子、赤とんぼ、シャボン玉、てるてる坊主、茶摘み、ずいずいずっころがし、蹴鞠と殿さま、ゆりかごの歌、叱られて、内緒話、母さんの歌、中国地方の子守唄,みかんの花咲く丘、夏は来ぬ、鈴掛の経、惜別の歌、ふるさとが演奏された。

「ふるさと」は、今特に、心を揺さぶられます、と井上真美さんは話された。おそらく東日本大震災を受けた日本の現状をさしていわれたに違いない。「私は笛を吹きます。会場の皆さまは歌詞がパンフレットにありますから、歌ってください」と言われ、会場では心ひとつとなって「ふるさと」を歌った。

第二部で吹かれた歌は、万葉の歌3曲のあと、からたちの花、浜千鳥、椰子の実、浜辺の歌、宵待ち草、荒城の月、月の砂漠と一気に進み、ゴンドラで締めた。

会場では緞帳が下りた後も拍手がしばらくやまなかった。

会場出口で「花」というタイトルのアルバムを買って自宅で改めて聴いた。篠笛の音がシンセサイザーの音に自然に溶け込み、語弊を恐れずに言えば、会場で聴くより良かった。

会場の様子をいつものようにスケッチした。惜しむらくはお年寄りがほとんどだった。一人でも多くの子供たちにこそ聴いて欲しい演奏会だった。

7月2日(土)、クオレ大阪東ホールで「花うるはしき」リサイタルが開かれると聞いた。お近くにお住まいで時間の許される方にはお薦めの演奏会になるだろう。(了)

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