ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

NY原油(WTI)バレル74.37ドル、10ケ月振りの高値(学校で教えてくれない経済学)

2009-08-25 08:33:40 | 経済学
夏の甲子園の決勝戦をテレビ観戦した。中京大中京に4-10と負けていた新潟の日本文理が9回2アウトからの連打であと1点まで迫った。中京相手にサヨナラホームランで1点差で負けた兵庫の関西学院との試合と二重写しになって、思い出に残る大会となった。

たかが野球、されど野球と言ったのは、さわやかイレブンで甲子園を沸かせた蔦監督の名セリフである。野球から人生を学ぶとまでは大袈裟な言い方をするつもりはないが、人生捨てたものではない、諦めたらいけないなということを改めて教えられた次第である。

兵庫代表の関西学院は70年ぶりの甲子園だった。70年前といえば昭和14年(1939)、5月11日に日本は旧満州、現在モンゴルでノモハン事件を起こした。ロシアのメドベージエフ大統領は明日、モンゴルを訪れ、ノモハン事件式典に参列すると今朝のNHK・BS「おはよう世界」が紹介していた。

「おはよう世界」という番組は、世界のテレビ放送局が流す番組を日本語に通訳して紹介してくれる優れ物の番組であると常々思っている。果たして何人の日本人がこの番組を見ているのか誠に興味深い。

「おはよう世界」では、最初に経済金融専門ニュースのブルムバーグを紹介する。8月24日、NYダウは、アジア株、欧州株の値上がりの流れを受けて高く始まったが、取引なかばごろに米地方銀行のサントラスト銀行破たんの二ュ-スが流れ、商業不動産関連銘柄から崩れ、前日比3ドル高、9,509ドルで取引を終了した。

NYダウが3ドル高とかろうじて値を保ったのは、NYダウ30銘柄に採用されているエクソンモービルとシエブロン株がそれぞれ1%値上がりしたことが助けたと解説していた。NY原油(WTI)先物相場は、バレル48セント値を上げ、74.37ドルへ昨年10月来の高値で取引を終了した。日本は平和だ。今朝も国道2号線では多くの車が機嫌よく走っている。

「昭和天皇の履歴書」(文春新書)によれば、昭和16年(1941)アメリカは7月25日に在米日本資産を凍結、イギリス、オランダが追随した。アメリカはテキサス、カリフォルニアから、英領ボルネオ、オランダ領スマトラからの日本の石油輸入を止めた。

「まさかそこまでやるとは思わなかった。しまった。」と当時の海軍省軍務局長、長野少将は語ったと前著に出ている。その年の12月8日、日本海軍は、真珠湾を攻撃した。ノモハン事件は日本が負け戦に巻き込まれる引き金となった。

日本が資源の99%を輸入していることを、将来を背負う若者に是非とも教えて欲しい。(了)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

総選挙切迫、為替・原油・金利の居場所なし(学校で教えてくれない経済学)

2009-08-24 22:15:07 | 経済学
暦は正直でこちら神戸でも5時半前後にならないと周りが明るくならない。しかし朝晩はさすがに涼しくなった。関西では夏の甲子園が終わると秋がくると言われる。今日は決勝戦である。下馬評では中京大中京だが、下馬評通りいかないのが甲子園である。

経済の世界では、米国景気が底入れしたことでは大方の見方が一致してきた。米FRBのバ―ナンキ議長が先日の金融フォーラムでも底入れ宣言した。問題はそのあとどうなるのかで意見が微妙に分かれている。

原油相場では先週末一時バレル74ドルまで値上がりした。当面の原油相場の見通しでは、エコノミストのコンセンサスはバレル75ドルだったからいいところまで来たことになる。果たして下馬評通りいくかどうか。誰にも分からないというのが正直なところだろう。

金利見通しは先のバ―ナンキ発言でも来年のかなりの時点までゼロ金利継続のサインを出した。それだけに今回の金融危機は根が深いと診断しているのであろう。根まで腐ると治療に手間取る。全ての病気は早期発見早期治療であるが現実はそう簡単に進まない。

為替の見通しはどうか。大方の見方は対ユーロでみてドル安である。ドルが対円でどこまで安くなるかでは、一気に90円割れという話は少なくとも表には現れていない。ドルは世界金融危機でむしろ安全パイとして買われていた。その意味では円も同様だった。

米景気が底入れし、最悪の事態は脱したとして、ドルに対する買い気が後退した。円もつれて後退したが、円相場は対ドルでは1ドル=94円台まで値上がりした。円が高くなったのではなくドルが円以上に安くなった結果、目立ちにくくなったにすぎない。

8月23日のWSJ紙にPimcoポートフォリオマネジャー、Curtis Mewbourene氏が、「米ドルは、保有外貨としてのステイタスを失った。保有外貨として、米ドルの次に来る通貨は今のところ存在しない。しかし、ドルを手持ちしておけば先で価値が上がるというステイタスがなくなったことだけは確かだ。」とブログに書いたと紹介していた。

ドルは対ユーロ、対円ではなく、開発途上国通貨に対して特に値下がりするだろうと書いている。昨年9月のリーマン破たん以降特に開発途上国通貨が対ドルで集中砲火を浴びた。海外資金が開発途上国から一斉に引き揚げた結果である。その反動がこれから出てくる。

日本の総選挙があと一週間を切った。小沢さんを手ひどく非難していたマスコミもなにも言わなくなった。国民の方もとにもかくにも政権交代させたい流れである。勝ち馬に乗っておいて損はない。打算優先で日本中が動き出した。為替、金利、原油の居場所はない。(了)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

虹彩が変るとき

2009-08-23 11:28:31 | 診断即治療と虹彩学
虹彩が変化するには時間のかかるものです。
この方は、心臓が悪くて休職までしていましたが、 炭酸泉 を使いだしてから、俄然元気になり、心臓の症状を訴えることもなくなり、時々出ていたアレルギー症状も出なくなりました。



これは今年の3月28日に撮影したものです。




これは昨日、つまり今年の8月22日に撮影したものです。

上の写真では小虹彩輪周囲が汚れた色をしています。
下の写真では、その汚れたような感じが薄くなってきています。
「たったこれだけ?」と思う方もいると思いますが、虹彩がこれだけ変化するだけで大変な仕事になるのです。

何故ですか?
虹彩は、体質やその人の食歴等も現しているからです。

東洋虹彩分析協会の分析方法でわかることは、小虹彩輪は小腸の状態も顕していますので、小腸=心臓の表裏関係で、心臓が悪かったのも理解できることです。

昨日、ご本人に承諾を得ましたので、きょうの 健康講座 では、この虹彩の観方も話すつもりです。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゼロ金利政策を撤廃しますという政党はいないのか(学校で教えてくれない経済学)

2009-08-23 10:32:42 | 経済学
ポール・サミュエルソン(米経済学者)が今朝の読売新聞の「地球を読む」の寄稿文の中で「最後の頼みの綱としてのお金の使い手は政府しかいない」と言い、その意義を説き続けられるのはカリスマ性と人気のあるオバマ大統領だけだと書いていた。

もう一か所、印象に残ったのは、「金利がゼロだと、誰もが凍りつき、金をしまいこんでしまう」と書いていた。銀行や郵便局にお金を預けて、金利が付かない。それがいかに異常であるかということに、どうして政治家が疑問を感じないのか、不思議でならない。

なけなしの退職金を金融機関に預けてもゼロ金利だから下手に出し入れしていると手数料だけで簡単にマイナスになる。当の金融機関は、投資信託は株などと比べてはるかに安全な投資ですよと盛んに薦める。本来、投資に安全な投資と安全でない投資の区別などない。

全ての投資にはリスクがつきものである。投資信託で失敗したという話を近くの喫茶店でもよく聞く。投資信託を嫌がると、国債は安心ですよと薦める。国債の利回りは預貯金金利よりは気持ち高いが、手数料など相殺するとゼロ同然である点では、同じ穴のむじなだ。

庶民がお金を使わなければ、国が庶民の代わりにお金を使ってやらないと経済は回って行かない。お金は回ってこそ浮かばれる。回らないお金は成仏できない。なにも無理やりおカネを使う必要はない。しかし、ゼロ金利では、サミュエルソンさんのご指摘のとおり、誰もが凍りついて、お金をしまいこんでしまうのが落ちだろう。

余談ながら、地域によっては、香典をそれぞれの親戚に10万割り当てる習慣が今も残っているという話を近くの喫茶店で聞いて驚いた。親戚の通夜にこれから出かけるが、今回は香典なしだから助かる。いいことだと話した時にマスターのおかみさんから飛び出した。

海外駐在の時は車は必需品だった。帰国後は車を卒業した。高速道路料金1000円の話はぴんと来ない。しかし、近くの喫茶店では余り評判は良くない。定額給付金も喫茶店では評判が悪かった。庶民が誰も喜ばない政策をとった政党に、人気が出るはずがないだろう。

先日も書いたが、口に入れるものを100円で売られると心配で手が出ない。なんでも安ければいいという昨今の風潮にはどうしても付いていけない。精魂こめて作った野菜や果物が1束100円や時によっては50円、30円で、客寄せの目玉に使われる。庶民の多くはむしろ反発している。そのことに業者はなぜ気付かないのだろうか。

8月30日は衆議員選挙である。「ゼロ金利を撤廃します。お金は庶民に代わり政府が使います」という政党に投票したい。ところがどの政党のマニフエストを見てもなかった。(了)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

米住宅販売7.2%増好感、NYダウ155ドル高、原油一時74ドル台(学校で教えてくれない経済学)

2009-08-22 06:01:35 | 経済学
NY原油(WTI)先物相場は、8月21日、同日発表された米中古住宅販売高が、7.2%増加したことを材料に上げた株式相場につれて値上がりし、昨年10月以来高値の73.89ドルで取引を終了した。一時、バレル74.54ドルまであった。

今朝のWSJ紙によれば、昨年7月28日、原油相場が終値でバレル146.65ドルと過去最高値を更新した際、NYダウは129ドル急落した。この日NYダウは、前日比155ドル上げて9505ドルで取引を終了した。株、原油が揃って値上がりするのは異例であると書いた。

シカゴ、ブローカー、LaSalleFuturesGroup,Matt Zeman氏は、「熱狂が冷めれば、株価も商品相場も値下がりする。問題は石油在庫がどうなるかだ。原油相場は再び60ドル台への値下がりも十分予想できる」と話した。

同氏は「中国の動きも注目している。中国が仮に言われているような高い成長を維持できかどうか依然不透明だ。中国株式市場は、水曜日は急落、木曜日は急騰と乱高下を繰り返している。」と話したとWSJ紙は紹介していた。

米ワイオミング州、ジャクソンホールで開かれた世界金融フォーラムで、バ―ナンキ米FRB議長が講演し、「急激な回復はなさそうだが、世界景気は底入れ(Leveling out)したようだ」と語ったことも株価上昇を助けたとWSJ紙は指摘している。   
  
WSJ紙によれば、バ―ナンキ議長は、「世界経済危機克服には、依然としてcriticalchallenge(命がけの挑戦)を必要としている。金融、企業業績、家計いずれにおいても安心できない。」と語った。底は入った。野球でいえば3回表である。短気は損気だろう。

NY外国為替市場では、ドルが対ユーロで売られ、前日の1ユーロ=1.4257ドルから1.4336ドルへ値下がりした。円も対ユーロで値下がりし、1ユーロ=134.30円から135.21円で取引された。ドル円相場は、共にゼロ金利のドル、円が売られた結果、1ドル=94.31円と横這いだった。しかし、ドル相場は6主要通貨バスケットに対しては値下がりを続けている。

一方、米政府はエコカー助成制度を廃止すると発表した。カンフル剤効果としての一応の成果は上った。一台40万円の補助で注文が殺到し予算がパンクしたことで打ち切らざるを得なかったのかもしれない。恩恵に浴していた日本メーカーの株価は嫌気して値下りした。

日本人なら補助を続けるだろう。カンフル剤はあくまでショック療法である。カンフル剤を多用すると薬が効かなくなる。抗ガン剤も抗生物資もそれは同じである。本来病気は神様からいただいた自然治癒力で治す物だ。米国人からまだまだ学ぶことは多いようだ。(了)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中国株、欧州株の上げ潮に乗ってNYダウ70ドル上げる(学校で教えてくれない経済学)

2009-08-21 08:15:20 | 経済学
「朝起き抜けにコップ一杯の水を飲んでみよう」と藤田紘一郎・人間総合科学大学教授が先日、日経朝刊コラムに書いておられた。記事の見出しは、「血液を薄めて梗塞を防ぐ」とあり大人で一日、一升びん100本分180リットルの汚れた水を再生すると書いてあった。
 
脳梗塞にしろ心筋梗塞にしろ、小学校の子供でもわかる言葉を使えばいいと思うが、なぜか「梗塞」といった難しい漢字を並べる。「梗塞」を広辞苑で引けば「塞がって通じないこと」と出ている。要するに血管が詰まって血液の流れが止まる病気である。

血液の循環のいい人は元気である。元気だからいつもニコニコしている。元気な人の周りには笑いが絶えない。笑いが一番の抗がん剤と言われるのもそのためで、笑う門には福来ると言われるのも、自然の成り行きと思われる。

経済の世界では、血液はお金に例えられる。お金が滞ることなく機嫌よく循環している経済は不況と無縁である。企業でも資金繰りがあやしなるとお迎えが近くなることは日常茶飯に起こっている。今回の世界金融危機もお金の流れが止まった結果起こった病気である。

8月20日のNY株式市場は、昨日に続き、株式へ資金が流れ、前日比70ドル高、9,350ドルで取引を終了した。上海株が4%以上上げた流れがそのまま欧州株を押し上げ、勢いが持続されて、米国株も中国、欧州と渡って来た上げ潮に乗せられたのであろう。
 
二ユーズウイーク日本版最新号は「景気回復見えた!」と派手な見出しで特集記事を掲載 
している。中身をよく読めば慎重さを崩していない。しかし、オバマ政権が打ち出した7,870億ドルの景気対策が効果を出しはじめたことは否定していない。

米国の失業者は依然増え続けている。米住宅ローンの不払いは増加、差し抑え件数も減っていない。実態経済全体の温度が上がってくるには2010年まで時間がかかる。温度差が金余りを生み余剰資金が株式市場にも流れ込み、それが株価を押し上げていると考えられる。

今朝のNHK・BSが伝えるブルームバーグに登場したディ―ラ―は、「アメリカ人がエコカーに乗り換えた結果、自動車の販売は増えた。しかし、その90%は日本車だ。そのお金は日本に流れている。儲けたお金で日本はアメリカの国債を買っている。アメリカ人は車を買った結果、月々300~400ドルの借金返済を迫られる。素直に喜べない。」と話していた。

日本はいま8月30日投票を控えて政治家もマスコミも衆議員選挙一色である。サルは木から落ちてもサルだが、政治家が落ちるとタダのひとだと大野伴睦は言った。こういう時こそ日本の将来を見据えて、日本人一人一人が自分の足元を見つめることが求められる。(了)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キャサリ―ン・アンダーセン邸風景(スケッチ&コメント)

2009-08-20 22:30:20 | スケッチ


キャサリ―ン・アンダーセン邸風景

江嵜企画代表・Ken



「橋村萬象展」のあと、やや急な上り坂を徒歩15分、8月30日まで一般公開中のキャサリ―ン・アンダーセン邸まで足を延ばした。その時たまたま訪問客もなく、前回時間がなくて描けなかった中庭からの風景をスケッチすることが出来幸いだった。

 邸内の落ち着いた雰囲気もいいが、庭に下りての眺めもなかなかのものである。絵心を大いに刺激された。炎天下だったが、暑さも忘れて夢中になって描いた。邸正面からは気付かなかったが、サルスベリが丁度満開で木々の緑に色どりを添えていた。
 
 背中でツクツクボーシ、ツクツクボーシと盛んに鳴いていた。神戸にも秋が確実に忍び寄って来ている。建物左奥に煉瓦が積み上げられている一角が見えた。その前にプレートがあった。そこには15年前の阪神淡路大震災の時、三本の煙突全てが落下、地面につき刺さった。そのうちの一本を修復したものと説明にあった。

 キャサリ―ン・アンダーセン邸は、今から110年前の1899年に建てられた。棕櫚と蘇鉄は建設当時のままの位置に植えられている。建物は色々の人の手を経て震災を迎えた。画家の安藤岬氏との縁に恵まれ見事再建、中庭も美しく整備された。一般公開は8月30日とあと10日足らずに迫っている。神戸を訪れる機会のある方には、お勧めのスポットの一つであろう。(了)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

橋村萬象展・三代襲名記念(スケッチ&コメント)

2009-08-20 08:23:45 | スケッチ


橋村萬象展・三代襲名記念

江嵜企画代表・Ken



三代襲名記念、「橋村萬象展」が、兵庫県民会館、亀の間で開かれるというご案内をいただいたので出かけた。この日は裏千家 原田宗清先生のお点前のおうすをいただきながら、木具師、橋村萬象さんのお話を親しくお聞きすることが出来幸いだった。

会場の兵庫県民会館は、JR元町駅からまっすぐ北に徒歩約10分のところにある。日本画や洋画などの同好会展がよく開かれている。どうしてここが今回の会場に選ばれたのですかとお聞きしたら、茶会なども結構開かれているとのことだった。

この日は約70点ほどが香合、菓子器、水指などの茶器が展示されていた。今回のような夏の展示は秋からお正月にかけての道具が用意される。冬の展示は春から夏にかけてという風に、季節、季節に合わせて変えている。料理では食材に旬の物が選ばれる。それと同じで、茶道具にも旬の絵がらが選ばれる。この日の展示品に蟋蟀の絵を見つけた。

橋村萬象さんによれば、本来、茶会はホームパーティ―である。客人をもてなしする心遣いが器選びに示される。形式は当然大事にされるが、茶の精神は、むしろ形式にとらわれない、日常性に本義があると改めてお聞きして、妙に感心した。
 
茶会は千利休の当時は、男の世界だった。それが明治以降、女性が茶会の主流になった。現在では90%以上がご婦人だと橋村萬象さんから聞いた。戦国時代には、茶会は公家、武士、商人、絵描きなどが集まる文化サロンでもあった。茶会と称して密議も交わされたことはよく知られている。

会場の様子をいつものように軽くスケッチした。(了)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

投資家心理改善、NYダウ82ドル高、原油一時バレル70ドル(学校で教えてくれない経済学)

2009-08-19 09:30:16 | 経済学
立秋が8月8日と知らずに「暑中お見舞い」と書いて出した方から「残暑見舞い」の返事をいただいた。それ以後は気を付けて「残暑お見舞い」と書くようになった。梅雨が明けるのが今年は遅く、いつまでも夏だと思っていたら、神戸でも朝晩めっきり涼しくなった。

秋風といえば、NYダウが、先週金曜日マイナス76ドル、月曜日も186ドル下げて、NY株式市場は秋風が吹いたように落ち込んでいた。それがどうだ、今朝は人違いのようにはしゃいでいた。病気と同じで経済も、気持の持ちようで良くも悪くもなるから怖い。

NYダウは、金融株、住宅株がリード役になって多くの銘柄が値上がりし、GMの増産ニュース、フォード増収のニュースで自動車株まで値上がりし、NYダウは、前日比82ドル高、9,217ドルで取引を終了したと今朝のNHK・BSが紹介するブルームバーグは解説した。

ブルームバーグの今朝のゲストは、米国の住宅事情は地区にバラツキが見られるが全体としては上向きである。底を打った。在庫が片付くまで時間はかかるが、これから先の人口動態を見て判断することが大切で、魅力ある土地には人は必ず戻ってくると明言していた。

今朝のWSJ紙を読んでいると、企業業績が、「予想したより利益の落ち込みが少ないことを再認識した。」「世界景気の回復が予想していた以上に遅れるのではないかと心配し過ぎた」というコメントが目立った。

シカゴのHarrsPrivateBank,チーフ投資オフィサ―、JackAblin氏は、「米国の消費者センチメントは我々が耳にしているほど悪くない。クレデットによる買い物には失望したが、現金での買い物が増えた。これは予想外だった」と語ったとWSJ紙が紹介していた。

日本人とアメリカ人との違いにはいろいろある。日本人は人の短所を指摘して長所を褒めない。アメリカ人はそれぞれのいいところを指摘する傾向が強い。「予想より利益の落ち込みが少ない」としてポジティブに受け止め、買い材料に使うところに端的に現れている。

ブルームバーグが指摘していた人口動態から住宅の先行きに明るい展望を見出していたことは大いに注目される。「世界人口白書」によれば、アメリカ人は2050年に現在の3億から4億に増える。アメリカが移民を積極的に受けているからだ。人口が増える国は一時的な景気後退があって必ず勢いを盛り返して来るだろう。

NY原油(WTI)が一時バレル70ドル台へ乗せた。対円相場は1ドル=94円台で目立たないが、株価反発と対ユーロ、英ポンドでのドルの値下がりが影響した。季節は秋の気配である。しかし、日本人ほど恵まれた国民はない。背筋を伸ばして元気を出して頑張ろう。(了)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サヨナラホームランで関学の夏終る(スケッチ&コメント)

2009-08-18 07:47:04 | スケッチ


サヨナラホームランで関学の夏終る

江嵜企画代表・Ken



先に点をとられても取り返した。投手は3ボール投げてもあとストライク続けて取って相手の打者を三振に打ち取った。兵庫大会決勝戦もそうだった。もうダメかな、と思って迎えた9回表だった。しかし、関西学院の選手一人ひとりが優勝候補、中京大中京の好投手,堂林選手にくらいついて同点にした。そして2アウトになった。まだランナーを2、3塁に残していた。あと1本出ていたらとおもいながら9回裏を迎えた。

 ワンアウトを取った。投手山崎裕選手が2球目に投げた高めのカーブをこの日既に3本もヒットを打っていた中京の河合選手は思い切りたたいた。左中間へ大飛球が飛んだ。それがなんとサヨナラホームランである。爽やかにと敢えて言いたい。爽やかに、関西学院の夏が終わった。

 試合が終わっても関西学院の大健闘を讃える拍手が止まらなかった。高校生らしい戦いぶりが観衆の心を捉えたに違いない。あとで知ったがこの日4万6,000人が炎天下の中、関西学院と中京の試合を見ていたそうだ。

 関西学院対中京の試合は、第3試合だった。お目当ての特別内野自由席が取れない怖れがある。朝8時前に甲子園で入場券を確保して一端帰宅、昼過ぎに再度、甲子園へ出かけた。天理と長野日大の試合を5回から観戦した。午前の2試合が共に7-6の熱戦で、第3試合の開始が1時間遅れ、午後2時27分から始まった。

 センターポール中央の日章旗、大会旗は、試合中、右に左に絶えず動いた。風が流れていたので暑さを幾分かは和らげてくれたのは幸いだった。いつものように球場の様子をスケッチした。(了)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする