ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

民主党予想外大敗、リーダー不在の事態だけは避けて欲しい(学校で教えてくれない経済学)

2010-07-12 10:11:46 | 経済学
12日付けのWSJ紙は、今回の参院選挙での民主党の予想以上の敗北で、9月の民主党代表選挙で、再び、リーダーの「イス取りゲーム」が始まる可能性があると書いていた。「失敗する度にリーダーの首を挿げ替える。これは日本文化の問題点である」とソフィア大学、中野教授の談話を同紙は紹介していた。

今朝のテレビ東京の番組では、「今回の選挙結果は、円相場にも日本の株価にもほとんど影響はないだろう」という識者のコメントを紹介していた。ただ、投票所近くで同局が実施した「消費税の参院選結果への影響」アンケートでは「影響した」と答える人が多かった。

WSJ紙は、「8月期限切れの普天間問題解決が懸念される。日米関係修復と財政再建という日本にとっての最大の課題解決が、今回の選挙結果で、またも先延ばしされる可能性が強まった」と指摘していた。先のテレビ東京の番組では、「11月にオバマ訪日を予定しているが、今回の民主党敗北にホワイトハウスは当惑している」と紹介していた。

消費税を上げないと危機的状況にある日本の財政は改善しないと日本人の60%以上は頭では理解している。しかし、庶民は不景気で給料、ボーナスが減り、町の商店主も売り上げが伸びない中で、消費税を引き上げられたらたまらない。そんな庶民の気持ちが、「みんなの党」に票が流れた背景だとテレビ東京に出演したコメンテーターは解説していた。

菅総理は参院選での敗北を確認した後、「消費税の話は唐突だった。説明不足だった。しかし、辞任する意思は全くない。」と語ったとWSJ紙は紹介していた。テレビ東京の番組では、ホワイトハウスが再び小沢一郎の動向に注目していると伝えていた。

またWSJ紙は、コロンビア大学、日本政治専門のジェラルド・カーティス教授は、「今回の選挙結果によりさまざまな問題を抱えた弱い政府が再び日本に生まれるだろう」と語ったと紹介していた。

NHK・BSの選挙速報の番組の中で、民主党は新たな連立を模索するだろうという見方があるが、民主党との連立の可能性をNHKに聞かれた「みんなの党」の渡辺代表は「消費税を上げる前にやることがあるとアジェンダでうたった。連立はあり得ない」と明言していた。公明党の山口代表もNHKの質問に「全く考えていない」と答えていた。

イス取りゲームのことを英語ではMusical Chairsと書く。楽団の演奏が終わるとイスが一つづつ減らされるゲームである。今朝のWSJ紙は、仮に菅総理が辞任すれば、就任後一年以内に職を失う(lose job)5番目の日本のリーダーとなると書いていた。日本が世界の物笑いになっていることは確かであろう。リーダー不在の事態だけは避けて欲しい。(了)

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阪神なんば線車内風景(スケッチ&コメント)

2010-07-11 06:51:24 | スケッチ


阪神なんば線車内風景

江嵜企画代表・Ken



 昨日の土曜日、大阪に所用があり、阪神なんば線で、帰宅した。たまたま来た尼崎行き普通電車に乗車した。この日は甲子園球場で、試合開始午後6時の阪神・横浜戦ナイタ―があり、まだ午後4時半ごろだったが、なんば駅界隈は、野球ファンとそれと分かる雰囲気でむんむんしていた。

 乗った直後はまだ空いていたのを幸いに、尼崎までの約20分、あわただしく車内風景をスケッチした。次々客が乗り込んで来て、たちまち満員になった。前に人が立ちはだかるとスケッチはThe Endである。ご夫婦であろう、奥さんのカバンから、赤と黒それぞれの応援用の棒が顔を出していた。十分聞きとれないが、野球談議に花が咲いていたに違いない。

 その日は、南海本線「堺駅」から徒歩15分ほどのところにある喫茶「My Way」へ寄る機会があった。15年前の大震災のあとから懇意にしていただいているマスターご夫妻と久しぶりで歓談でき、楽しいひとときを過ごすことが出来るおまけまでついた。

 マスターは大のタイガースファンである。阪神なんば線が昨年3月開通し、堺駅から急行に乗れば難波まで約8分、快速急行に乗れば乗り換えなしに甲子園に難波から30分で着ける。堺の住人でも甲子園球場が随分近く感じられるようになったと話していた。

 関西には近鉄、南海、阪急、阪神、京阪がしのぎを削っている。一昨年秋、村上ファンド事件を発端に、阪急が阪神を吸収合併した。11日付けの日経朝刊に近鉄が苦戦していることや他の私鉄が軒並み客を減らしている。その中で阪神の利用客が6%伸びたとう記事を先の喫茶店で読んだ。明らかに「なんば線」効果であろう。

 平安遷都1300年記念行事ですでに150万人がイベント会場を訪れたという記事も先日読んだ。全国からバスを連ねて大極殿を見る。ついでに奈良の社寺を回る人が増えたのだそうだ。ところが肝心の奈良は宿泊施設に難がある。修学旅行などは京都で泊まる。奈良にお金が余り落ちないという話も聞いた。真にもったいない話である。

 歴史資産ということでは、堺にもザビエル公園や千利休、与謝野晶子ゆかりの場所がある。堺は中世の自由都市として鳴らした。堺は古墳の宝庫でもある。しかし現実はといえば、土地の人間が歴史資源を十分生かし切れていないと「My Way」のマスターが嘆いていた。

 関西の地盤沈下を嘆くのはたやすい。関西は歴史の宝庫である。京都と甲子園球場だけが人気をひとり占めするには余りにもったいない。昨晩のナイタ―はタイガースファンにはほろ苦い結果に終わった。ただ、ペナントレースは道半ばである。間もなく甲子園球場では夏の大会が始まる。「阪神なんば線」の経済効果はこれからも続くであろう。(了)

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カサブランカ(スケッチ&コメント)

2010-07-10 09:20:47 | スケッチ


カサブランカ

江嵜企画代表・Ken



 亡父の月命日にはいつも阪神御影駅前の田中花店を訪れる。この日はたまたま店の若主人が出て来られ、明るい感じでよろしくと頼んだ。つぼみが上下に計4つついたカサブランカを真ん中に5種類ほどの花をアレンジしてくれた。夏は花持ちしない。

 他の花は次々枯れた。カサブランカは下から順番に開花した。今朝、4番目のつぼみが開花したところを狙ってスケッチした。以心伝心、おそらく皆が揃うまで、先に咲いた花も枯れずにスケッチを待っていてくれたに違いない。

 ヤフーのブログでカサブランカをクリックした。学名はLilium'CasaBlanca',ユリ科,耐寒温度マイナス10℃、屋外の日当たりのいいところを好む、100種近くあり,堂々とした大きな花と香りはユリの女王にふさわしい。

 10~12月に球根で植えつけておけば6~7月に開花すると出ていた。(了)

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NYダウ、薄商いの中10,000ドル台維持、1ユーロ=112円へ見直し買い入る

2010-07-09 09:17:56 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)



8日のNY株式市場は、NYダウが、前日比120ドル高、10,138ドルで取引を終了した。8日のWSJ紙電子版は、「景気指標ではまちまちのデータが出ている。出来高も少ない。アメリカの景気は何も良くなっていない。夏休み入りで仕事をしている人間は少ない。コンピューターが取引終了前30分に仕事をしている」とクールに分析しているのが面白かった。

WSJ紙は、「7月3日まで1週間の米失業保険申請件数は454,000へ減った。1週間前のデータが、472,000が475,000 へ上方修正された。雇用は依然減り続けている。」と書き、さらに「5月の米個人クレジットカード残高が、前月比4.5%,91億ドル減、2.415兆ドルと米FRBが発表した。アメリカの消費者は財布のひもを緩めていない。」と指摘していた。

「おはよう世界」(NHK/BS)が伝える米ブルームバーグニュ-スは、「強気と弱気の綱引きが続いた。最後は強気が勝ったが、薄商いだった。JCぺ二―など小売り株は上げたが、ローン会社株は下げた。ゴールドマンサックスなど金融株も下げた。」とローラ・リ―記者がコメントしていた。上げる株もある。下げる株もある。そこをしっかり指摘していた。

ゲスト出演したある投資会社CEOは、「米政府は大判振る舞いの財政支出を続けている。麻薬と同じで、一度始めると止められない。財政支出拡大は、米経済の根本的解決にならない。」と警告していた。ドル札を青天上で刷り続けるとどうなるか。忘れないことだろう。

メディアは立場の違ういろいろな意見を紹介する。判断は読者がする。健康にいいと、テレビで取り上げていたというだけで、一斉にバナナを買う日本人。あとけろっと忘れる。見方、見立ては立場、環境で変わる。決めるのは自分だ。日本の若者にも徹底して欲しい。

9日朝のテレビ東京の番組に出ていた三菱UFJセキュリティーズ、大宮弘幸氏は、「10年物国債の利回りが、この日は3%を超えたが、3%切ったことが住宅ローン、自動車ローン引き下げに寄与した。それが6月の米小売既存店売上増に貢献した」と解説していた。

8日のNY外国為替市場で、ユーロが買い戻され、一時、1ユーロ=1.27ドルまでユーロが値上がりした。つれて、1ドル=88.33~36円、1ユーロ=112.13~22円まで円が売られた。このところ買われていた日本円に売りが出ている。為替の世界は変わり身が早い。

今朝の「おはよう世界」では、「ロシアとアメリカがお互いのスパイを各10人交換する。表に出たあとわずか10日目の早わざ。アメリカもロシアも長引くとお互い得策でないと考えたのであろう」とドイツZDFが伝えていた。日本はかねてからスパイ天国と言われている。日本では情報に対価を払う人はほとんどいない。「おはよう世界」に登場する二ユースも何を出し何を出さぬか計算している。日本人も若いころから訓練しておいて欲しい。(了)

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売られ過ぎの反動からNYダウ10,000ドル回復(学校で教えてくれない経済学)

2010-07-08 09:00:43 | 経済学
ニューヨークで7日、日中39.5℃まで気温が上昇した。熱波は上海万博でも見られる。熱中症で倒れる人の95%が順番待ちの列で発生していることから大型のテントが用意された。インドでは大洪水だと8日朝のNHK/BS「おはよう世界」で各国の放送を紹介していた。

暦では7月7日は、小暑、日本でもこれから夏本番となる。一部に今年は冷夏との予報もあった。地球はひとつである。中国での熱波は、いずれ日本にやってくると素直に考えた方が当たるかもしれない。ゲリラ的な集中豪雨も警戒は怠れまい。

米CNNテレビが、米金融規制法案が事実上骨抜きにされて議会を通過すると報じていた。目先の景気優先、景気ニ番底回避の動きが背景にあると解説していた。しかし、実態は金融ロビストが裏で動いた結果であろう。それがアメリカという国の実像と思われる。

一方、EU議会が、金融機関の破格のボーナスを規制する法案を7日可決した。金融機関は欧州もアメリカも一本で結ばれている。EU議会の決定に対して、欧州の政治だけが金融機関を規制しようとしても不可能だと非難しているとドイツテレビが紹介していた。

欧州の金融機関に対する信用調査であるストレステスト結果が間もなく発表される。その内容が、ギリシャ負担額で、欧州金融機関が当初予想されたほど厳しくないとの観測がNYに流れ、通貨ユーロに見直し買いが入った。1ユーロ=1.26ドル台でユーロが堅調に推移したと「おはよう世界」(経済情報)が伝えていた。1ユーロ=110円台が続きそうだ。

この日のアメリカの経済ニュースでは、NY株式市場で、S&P500種平均、ダウ30種平均、ナスダック指数共に3%以上急騰を米CNBC,米ブルームバーグニュ-スがそれぞれ大きく取り上げていた。NYダウは、前日比274ドル高、10,018ドルで取引を終了した。NY原油(WTI)はバレル2ドル高、74ドル台に回復,銅、アルミなども資源関連相場も大幅に値上がりした。このところ売られていたNY金相場もオンス1,198ドルまで戻した。

なぜ急騰したかについて、①米個人消費が堅調である、②米金融大手StateStreet銀行が予想を上回る決算を出した,③4~6期決算に期待感が出て来たなどと講釈を並べている。しが、この日も出来高は少なかった。景気ニ番底懸念から7営業日連続で売られていた。売られ過ぎていたことから見直し買いが入ったためだろうとブルームバーグは解説していた。

先日「朝日二ユースター」の武田鉄矢さんの番組を見た。坂本竜馬が活躍したほぼ同じ時期にパリ万博開催、ペリー黒船来航、第二次アヘン戦争、クリミヤ戦争が相次ぎ起こった。竜馬は世界の動きを刻々入手察知していたのかもしれないと解説していた。天侯だけではない。地球は一つである。一人でも多くの日本の若者が国内に埋没せず育って欲しい。(了)

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米景気回復遅れ懸念、1ユーロ=1.26ドル台へ値下り、ドル87円台(学校で教えてくれない消え在学)

2010-07-07 09:28:24 | 経済学
米粒大の朝顔の種を小鉢に撒いたのは、ほんの2週間前だった。それが二葉から三つ葉に成長し、背丈が10センチ以上になったので、昨日、地植えしてやった。小鉢一杯に根を張っていた。一方種まきと同じ日に、花屋さんで買って地植えした苗の方は、その後、どんどん弦を伸ばし、地面近くで早くも花を付けていた。自然と接していると元気をもらえる。

種を撒く時、古新聞に水をかけ、種を包んで入れておくと発芽し易いと他日、作家で畑仕事も本職の知人のSさんに教えていただいた。種を撒く前に新聞紙を開けた。なんと赤ちゃんのような爪をつけて、一晩で発芽していた。さすが専門家は違うとつくづく感心した。

爪ついでに言えば、亡父が「瓜(ウリ)に爪(ツメ)あり爪(ツメ)に爪(ツメ)なし」と学校で教えてくれたとよく話していた。昔の先生は、味な教え方をしたものだと感心する。子供をドキドキ、ワクワクさせて教えた先生が昔はいろんなところにおられたのであろう。

「おはよう世界」(NHK/BS)で米ブルームバーグが6日のNY株式市場の動きを紹介していた。ロ―ラ・ロー記者は、「この日はジェットコースターのような相場だ。はじめ170ドル以上上げ、一時マイナス圏へ、あと買い戻されて前日比57ドル高、9,743ドルで取引を終えた。投資家は確固たる信念を持って買っていない。」とコメントしていた。

同じく「おはよう世界」でスペインtveが、スペインの市の楽団が賃金の5~6%カットに抗議して、団員がコーラスを歌っている光景を流していた。「こういう抗議は聞いていても気持ちのいいものです」という町の声を紹介していた。

「今月は給料が振り込まれるかどうか」などと心配しながらバイオリンを弾いていても、客のこころをつかめないだろうといつも思う。生活のために絵を描いたり、歌を歌ったひとの話を昔は結構聞いた。特に欧米ではこの先数年は不景気が続くと見られているから、演奏会への足も次第、次第に遠のくような気がしてならない。

6日のNY外国為替市場では、米国景気回復が遅れるとの懸念からドルが主要通貨全てに対して売られ、1ユーロ=1.26ドルなかばまで値下がりした。ドルは対円でも売られ、1ドル=87.49~54円で取引されたと「おはよう世界」(経済情報)で解説していた。

7日付けの読売新聞朝刊に、「ドイツ国債に買い集中、10年物国債の利回り年2.5%」と出ていた。米国のそれは、年2.936%である。「ドイツ、マルク回帰の可能性」の見出しで、クリスチャン・サンテティエンヌ仏国立工芸院教授のインタービュー記事を掲載していた。

何が起ころうと、地に足付けて生きろと朝顔が教えているような気がしてならない。(了)

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証券業界からギリシャ大使へ:WSJインタビュー(学校で教えてくれない経済学)

2010-07-06 09:36:28 | 経済学
元野村ホールディングス副社長、戸田博史氏が、ギリシャ大使発令を受けた。5日付けのWSJ紙に掲載されたインタービューで、「野村証券で35年間マーケットをやって来た。一度全然違うことをやって、自分をもう一度リセットしてみたかった。」と語っていた。

大使任命で悩んだことは何かと聞かれて、「話があった時父親が危篤で2日後になくなった。母親が80代でどうするか心配した。幸い、母は元気になり、やってみようという事になった。家内も渋々承諾してくれた」と答えておられた。

先般、中国大使に元伊藤忠商事社長の丹羽宇一郎氏が任命され話題となった。戸田氏は証券業界から始めての大使としてWSJ紙が取り上げた。日本人は世界に具体的に発信しない。そのため日本人は一体何を考えているか外国人からみれば分かり難いだろう。特に民間で培った素養を外交の場で生かすことはこれからの日本にとって武器になるだろう。

今までギリシャとの接点は?と聞かれて戸田氏は、「ロンドンに8年、スイスに2年いた。ロンドンではユーロ市場に携わった。何回かギリシャ国債発行のシンジケートをやった。90年代帰国して、ギリシャのサムライ債を出した。」と答えておられた。どんな仕事を日本のためにしてくれるか期待する人は多いだろう。

5日付けのWSJ紙電子版に、中国の温家宝首相が、日曜日、「中国は国家の経済政策にジレンマに直面している。世界金融危機のインパクトが予期した以上に深刻であるためだ。しかし、中国は、成長に向けて後戻りしない。」と語ったと紹介していた。広辞苑でジレンマを引いた。「相反する二つのことの板挟みになってどちらとも決めかねる状態。抜き差しならぬ様。」と出ていた。

WSJ紙によれば、中国国家統計局は、09年のGDP成長率を当初の8.9%から9.1%へ上方修正したと発表した。08年は9.6%だった。10年1~3期の中国GDP伸び率は11.9%だった。ブレーキが効いてどこまで落ちるか。4~6期のGDP統計は7月15日発表される。

5日付けのWSJ紙に、10年上半期の米個人破産申請が、05年以来最悪となった。国内で最も失業率の高いネバダ州の申請率は、100万世帯当たり1万5000件で全国平均の6,800件の2倍以上と出ていた。6月の米失業率は9.5%へ低下したが雇用減少が続いている。

リーマンショックは最悪の事態はクリアした。しかし、ギリシャショックはむしろこれから影響が出てくると指摘する識者は多い。世界的に株価が冴えない。ブラジル、カナダ通貨が共に下げた。ギリシャ発の金融危機は、温家宝首相をしてジレンマと言はしめた。現実は甘くないだろうが、新大使からのギリシャからのラブレターが待たれてならない。(了)

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見方ひとつで世の中明るく見えて来る(学校で教えてくれない経済学)

2010-07-05 09:12:13 | 経済学
青木にある空き地に植えていたゼラニウム、ガ―べラ、フクシアが根こそぎ盗まれる事件が先日起こった。この話を、日本画教室のさるご婦人にしたら、根ごと持っていかれてむしろ良かった。きっとどこかで花達は咲いていますよ。うちなんか庭に植えている百合の花の先だけ取られることがしょっちゅうある。花がかわいそう、という答えが返ってきた。

全く予想外の反応だった。亡父の月命日の昨日、壇家寺の坊さんに、こんなことがあったと話したら、仏さんの世界では、山にも木にも花にも草にも魂が宿っている。いいお話を聞かせてもらったといったあとで、お寺の近くでも花泥棒は以前から多いですよと逆に慰めていただいた。一応事件ということで、交番に届けたが、この時の話は別の機会に譲る。

「脳が変わる生き方」(茂木健一郎著、PHP研究所発行)を読み始めた。その中に、脳について考える時に、「自分と他人の関係」という視点を持つことが大切です。他人の心は、本当にわからない。そのことを分かった上で、人と接することであると書いてあった。

自宅近くの喫茶店に出入りしている。始めとっつき悪い人でも、ひたすら話を聞いているとだんだん打ち解けて、先方さんからどんどん話しかけて来られるようになる。ひたすら聞く。喫茶店での付き合いのコツはこれに尽きると最近確信するようになった。

先の「脳が変わる生き方」にも「天才的な一人より凡庸な100人の知恵の方がすごい。色々な人の意見を聞く。しかし、最後は自分で決める。この往復が大切です。自分と遠いものと接して自分という楽器を共鳴させようとすることが人生を豊かにする」と書いてあった。

カウンセラーの人に聞いた話である。彼らの仕事の基本は患者の話をひたすら聞くことですと教えてもらった。脳の先生に確かめたわけではないから一概に言えないが、人に話を聞いてもらうと、脳の細胞が居心地が良くなるのではないかと勝手に想像している。

経済の話しに飛ぶ。7月3日付けWSJ紙に、アメリカの投資家がこの先益々増えていくリスクにいかに対処すべきかと最近特に頭を悩ましている。Vix指数という投資家の不安心理を示すバロメーターがリーマンショック時に戻りつつあると書いてあった。

相場の上がり下がりを波に置き換えて、サーフインをする男のイラストがついていた。サーフインは波乗りを楽しむゲームである。サーフインをこの先楽しめないのではないかと多くの投資家が不安心理を強めていると書いてあった。脳が喜ぶ相場に回復して欲しい。

花を根ごと盗られても、きっとどこかで咲いている。見方一つで目の前の世界が明るくなる。神戸は30℃を超える。暑さ大歓迎の朝顔の苗木が一回り大きくなるから楽しみだ。(了)

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人の「鏡」になるという言葉が死語になった(学校で教えてくれない経済学)

2010-07-04 13:05:02 | 経済学
「テナント代が払えず次々店を出ていく。客足が伸びないからだろう。」という話を、今朝、近くの喫茶店で、馴染み客のひとりのHさんが話していた。その店は、阪神「御影駅」前に一昨年暮れにオープンしたばかりのデパート兼スーパーのことである。

なぜ客が思うように集まらないのかについて、「上物客で稼ごうとする魂胆が目立ち過ぎる。金に困っているわしらみたいな人間もいることに店長は気づいていない。わしも色々言うが店長は聞く耳をもたない。」と声がだんだん大きくなっていった。

「店のもんも挨拶ひとつしない。おはようと一言でも言えば、雰囲気が変わるのに、挨拶をしないからますます客足が遠のく」と言っていた。挨拶ということでは自宅マンションでもおはようございますと声をかけてもにこりともしないで素通りしていく住人が増えた。

月刊誌「到知」の最新号で、曽野綾子さんとクライン孝子さんの対談が出ている。「平和すぎて日本人はバカになっている」と曽野綾子さんが話しておられた。「日本人が歴史を勉強しなくなった。日本と同じ敗戦国のドイツと日本がいかに違うか。」と憲法に始まり、ドイツと日本の違いをドイツ在住40年のクラインさんが具体的に例示して、概嘆しておられた。

曽野綾子さんは、「今の日本人は日本語が書けない。本も読まず,礼状一つ書けない。」とここでまた概嘆している。手紙に限らずいただきものをしたら礼状を認めるのは礼儀の基本である。全てが親の責任だと思うが、ありがとうの一言が言えないひとが日本で増えた。

日本人が歴史を勉強しなくなったと前置きして、一昨日、従兄の一人が、「偉人たちの脳」(茂木健一郎著、毎日新聞社)を送ってくれた。「いろいろなことがあって、それでもよかったと思えるような人生に対する厳しくも暖かい視線を育むためには、歴史と言う不思議な動物と向き合う必要があるのではないか」と茂木健一郎さんは書いておられる。

茂木健一郎さんは脳学者である。脳の話しだと思って読みだしたが、白州次郎からはじまってバラク・オバマまで20人について飽かせず読ませてくれるまぎれもなく歴史の本である。日ごろ疎遠にしている従兄であるが、早速、礼状を彼に送った次第である。

先日「学校で教えてくれない経済学」で「森が狙われている」と書いた。愛読者の一人のSさんから「中国人が水を狙っている。」と教えていただいた。先の「到知」でもクラインさんは「今、日本の山やリゾート地が次々と中国人に買われている。」と話していた。

古(いにしえ)のひとは歴史書を「鏡」と呼んだと茂木さんは先の本で書いておられる。「鏡」は身の周り至るところに存在している。「人の鏡になる」という言葉が死語になった。(了)

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マンデビラ(スケッチ&コメント)

2010-07-03 08:58:03 | スケッチ


マンデビラ

江嵜企画代表・Ken



 おなじみの神戸三宮にあるフラワーショップ「潤」でマンデビラという花を見つけ持ち帰ってスケッチした。「経済学」は興味ないが、スケッチは送って欲しいという方は、今住んでいるマンションでも結構おられる。最低3人の方には「スケッチ」が出来あがるとマンションご自宅の郵便受けに入れることが習いとなった。

 「経済学」も自分なりに少しでも話題性のあるニュ-スを時に織り交ぜて書いているが、決まって返事をいただく特定の数名の方を除き反応はまずない。一般的に経済の話は日本人には好まれないのであろう。しかし、本業が「経済学」なものだから、「学校で教えくれない経済学」はこれからも腐らずに続けていくつもりでいる。

 マンデビラをヤフ―のブログで検索した。キョウチクトウ科、常緑つる性草木、南アメリカ産、背丈50~100センチ、花6~10月、花色は赤紫、ピンク、白が一般的、病害虫の心配は余りなく、育てるのは難しくない。ただ、冬越しは出来ない。

 南米に100種類が分布する。以前デプラデニア属と呼んでいたのでその名残でデプラデ二アの名前で通用すると出ていた。

 神戸は朝から雨。晴れたら、震災のあとも一部借地で残している青木にある空き地
に地植えしてやろうと思っている。(了)

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