民主制社会の原理(ルソーの社会契約論に代表される)もわきまえず、「日本は契約社会ではないから、社会契約説を取り入れたらダメだ」!?(現場の関係者の証言)という平面・低レベルの頭脳=自民党議員と取り巻きの法律家がつくった改憲案が出ましたが、早速、民知者の高城久さんからメールが入りました。
なお、社会の原理とは、「経験的事実」とは次元を異にする「理念的構築物」です。この両者の立体構造が分からない平面的な頭脳は、自民党議員のみならず、おおくの日本の学者にも共通する欠陥ですが、この二次元頭(「東大病」)を克服しないと、日本人は永遠に不幸です。民知(恋知)という全体知=立体的に事象の意味を知る頭を育てる努力が必要です。 「民知―恋知と公共哲学」(10月号の「公共的良識人」紙巻頭論文―武田著)をぜひご覧下さい。
では、以下に高城さんのメールを載せます。
高城です。
今、新聞に載った自民党の憲法草案を見ていて思ったのですが
さすが「自民党」ですね。
憲法とは公権力から国民を守るためにあるものと私は認識していますが
自民党の方々は、時代劇で出てくる
お上が下々に言い渡す「下」の感覚がよく出ている、と感じるのは私だけ?
そう言えば、自民党総裁らしい首相であった森喜朗氏が言っていましたね。
天皇を中心とする”かみ”の国、と
神道関係者の会合での発言だったのでかみ=神と思っていましたが
お上の”かみ”も入っているようです。
そう考えると天皇教信奉者のイデオロギーは「かみの国主義」といえますか?
日本の左右って「9条主義」と「かみの国主義」ってことですか?
なんだか悲しいです(T_T)
9条主義の人々もかみの国主義に洗脳されているから
靖国反対は言っても天皇制には何にも言わない。
55年体制下では、お互い憲法と天皇についてはタブーという暗黙の了解があったのでしょうが
55年体制が崩壊し、
憲法は論議されても天皇制はまだタブー
おかしすぎますね!
朝っぱらから長々とすいませんm(__)m