劇場型政治といわれますが、
小泉劇場という草芝居の見せ物を「面白い」と感じる愚かな日本人では、哀れですね。
実人生を劇場化する逆立ちは大変に危険です。装いを変えた現代の「天皇教」や「ナチズム」だと言えましょう。
瞬間の快感をつないでいくだけの「感覚人間」。
うっぷん晴らしか、ちゃらちゃら目立ちの言動しかできない「能天気人」。
ずいぶん昔に流行った、とっくに終わっている「左翼権威主義者」。
国家神道=天皇教の洗脳神社=「靖国」に参拝を繰り返す「国体主義者」。
既成の価値意識に深く囚われ、「情報」にピクピク反応するだけの従順な「会社人間」。
どれもいやですね。
濃(こま)やかな抒情や、思索力(沈思)のない「外面人間」だらけの現代の日本には、悦び・エロースがありません。その場しのぎの言説、感覚的な好悪、形式優先のタテマエだけの人生には、生きる意味―価値が乏しいです。
こういう底の浅い「不幸」な社会にピッタリ適合するのが「小泉草芝居」でしょう。
まったく実力がないのが大成功!の最大の要因。従来の「臭くてダサい頭脳派」に対するレジスタンスが「個人的信念と感覚絶対主義」です。
どちらも先がない行き止まりの道です。
これを打開するのが「民知」です。
現代の問題は「改革」では解決不能です。現代人の「知」のありようそのものを変更する営み=発想の根本的変革なくしては、永遠のもぐら叩きなのです。
≪勝手に民知≫の運動をぜひ共に!!
?民知宣言(9000字)「公共的良識人」紙7月号
?民知ー恋知とは?(1000字)「柏市民新聞」8月号
?民知ー恋知と公共哲学(11000字)「公共的良識人」紙10月号
10月25日 武田康弘