思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

靖国思想は2000万人以上の自国・他国の人間を殺しましたー誰も反論できない冷厳な事実です。

2005-10-23 | 社会思想


天皇教=靖国思想=国家神道は、アジアの国で、史上比較を絶した猛威を振るいました。
殺害したアジア人の人数は、2000万人を優に超えます。2千人ではありません。2万人でもありません。20万人でもありません。200万人にでもありません。東京都の全人口の2倍です。千葉県の4倍です。ナチスドイツの比ではありません。
こうした桁違いの殺人を行うには、恐ろしいほど巨大な「観念」が必要です。合理的理由ではこれほどの人殺しはできません。
これは、全国民を「教化=洗脳」した「教育=狂育」によります。エリート官僚と政治家が、綿密に計画し編み上げた「天皇制国家主義」(その総本山が「靖国神社」)による洗脳教育の成果がこの未曾有の大量殺人です。

しかも、いまなお、日本社会はこの「天皇教」の呪縛の下にあります。「天皇」と呼ぶ一人の人間の死で時代名まで変えてしまう古代王政そのままの「元号」制度をはじめ、多くの理不尽な思想=制度がそのまま残っています。
保守政治家(小泉チルドレンも含まれる)たちは、こうした前時代的なイデオロギーに呪縛されているために、「靖国問題」はいつまでも解決しないのです。

戦死者を「靖国」に「国体の神」として祀っておいたのでは、死者の魂は永久に浮かばれません。徹底した洗脳教育によって加害者となるべく仕立て上げられた彼らは、天皇教=靖国思想=国家神道の犠牲者です。こんな単純な「真理」も分からない人間が国会議員とは、ただただ呆れ返るだけです。「愚か者集団」と言う他ありません。

靖国思想=国家神道=天皇教の犠牲者と彼らによって殺害されたアジアの民を鎮魂する施設をつくることなしには、まっとうな社会をつくることはできません。これは、立場を問わず全国民の責務です。論を待ちません。この問題を解決しない限り、日本人は永久に不幸です。靖国神社が主張する天皇教=国家神道と民主制とは根本的に背反する思想です。両立は不可能です。国体思想(天皇を中心とした神の国)にもどることは、根源悪です。


「チャンコロの首を切るとどんな音がするか?」という「皇軍」の犯罪ーもと日本兵の体験談(東京新聞記事より)は、クリックしてください。

10月23日 武田康弘 

今日は「白樺教育館・ソクラテス教室」の子どもたちを連れて多峰山と名栗渓谷にハイキングに行ってきました。最高のお天気ー快晴無風、自然の中で、のびのび・自由に・思いっきり楽しく遊んできました。お土産はおいしい湧き水です。いま玉露をいれましたが、同じお茶とは思えません!!
一人ひとりの子ども=人間はみな平等です。「皇族」と呼ばれる人々が特権をもつ社会は、根本的に間違っています。よき・新しき・美しき日本をつくりたいもの。

上記の文は、一昨日書いておいたものに、いま加筆しました。

以下の文書もご参照下さい。
? 靖国「神社」とは何でしょう。
? 日本の政治家は、国という言葉の意味も知らない
? 皇族の人権と市民精神の涵養




コメント
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