思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

北朝鮮をどうにもならないところまで追い込めば、どうなるか?この世の悪夢が現実に。

2017-07-06 | 社会批評

もしもアメリカが北朝鮮に先制攻撃をすれば、北朝鮮が降伏することはありえず、必ず報復に出ます。

韓国にあるアメリカ軍と韓国軍へのミサイル攻撃と、
日本本土へのミサイル攻撃でしょう。

世界193カ国の中で北朝鮮と国交のない国は20数か国に過ぎませんが、その中の一つが日本です。北朝鮮にとって明白に「敵」と言えるのは、アメリカを除けば日本だけです。おとなりの韓国とは停戦のままで戦争状態は続いていますから「敵」なのですが、しかし同胞でもあり、ソウル等の大都市への核弾頭を積んでのミサイル攻撃の可能性は少ないと思われます。

日本は、朝鮮半島を伊藤博文時代から敗戦まで植民地支配(自国語の使用を認めず日本語を強制し天皇崇拝の教育など)していましたし、いまも国交のない状態で、反日感情はとても根深いですから、自爆的攻撃をする標的になります。日本には彼らの最大の敵であるアメリカ軍の基地もたくさんありますので、中距離ミサイルに核弾頭を付けて攻撃するでしょうし、核弾頭なしでも、50基以上ある原発を狙い、何十発ものミサイルで攻撃をする可能性は大きいと思います。連続でのミサイル攻撃があれば、迎撃は不可能でしょう。

では、どうするか。
自爆的攻撃をすることのないように、追い込まないこと。これがたった一つの答えであり、それ以外はあり得ないのです。外交努力。大胆なまでの外交努力以外の選択肢はないのです。

制裁、さらなる制裁、国連の決定をも超えるわが国独自の厳しい制裁は、効を奏することは絶対にありません。逆に、恐ろしい事態への舵を切ることになります。安倍首相の単純な制裁強化路線は、日本国を奈落の底に落とす可能性が高いのです。

どうにもならないところに追い込まないこと、これが恐ろしい悪夢を避けるただ一つの答えなのです。大胆なまでの外交努力が必要です。いやでも一定の融和をつくりだす以外はないのです。


武田康弘

コメント (4)
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