ノーベル賞受賞者も、人間国宝も、大企業の経営者も、総理大臣も、みな人間として対等なので、「さん」付けです。
敬語でも「お話しになった」であり、「おことば」とは言われません。
皇族とは、他の人間とは異なる存在なのでしょうか。
わたしの(あなたの)税金で豊かな暮らしてる一族ゆえに、特別な敬語で遇されるのでしょうか。
日本には平等はないーー平等とはお題目に過ぎないというテレビが強調する現実は、なんとも気持ちが悪いものです。
水戸学に基づき吉田松陰の弟子・伊藤博文らがつくった天皇現人神(国体思想=靖国思想)という思想は、戦後廃棄され、『人間宣言』で「神」から人間に変わったはずではないでしょうか。
皇族の人たちも、ふつうに扱われ、人権が認められる生活を望んでいるように思いますが、違いますか。
再度「人間宣言」ー今度は、平等と対等を謳う、が必要のようです。
しっかりしようよ、わが日本人。
武田康弘