★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

柳森神社を訪ねる1(東京の神社5-1)

2018-10-06 12:35:24 | 神社仏閣


つくばに行く前に、雨の秋葉原で柳森神社に行きました。上は神田川にかかる橋から眺めるその神社。





雨のせいもあるが、香川ではみられない異様な雰囲気である。この神社は、太田道灌が江戸城をつくるときに、城郭鬼門除けということで京都の伏見稲荷大明神を呼んできたのであるが、――柳も神田川一帯に沢山植えたので、柳森神社となったようである。というわけで、今も柳があるのであるが、雨の日は不気味である。「神田川」のカップルもこんな柳をみているから「あなたの優しさが怖かった」とか錯乱してしまったのであろう。



道路から眺める本殿。



鳥居は昭和五年。なぜかというと、関東大震災で一回灰燼に帰したのを復興したのが、昭和五年なのである。



鳥居があって、上に登るのではなく、河岸の方に降りてゆく神社なのである……所謂「下り宮」というやつである。



水鉢は元禄六年らしい……昔だなあ……



力石群。文化財。大正時代、飯田(神田川)徳三という力持ちがいて、その一派が使っていたという。いまでも、やたら重い物を持ちたがる人はいるものである。大概、本当は他の人が支えている。



拝殿。

 

狐さんは昭和六年。敗戦まであと一四年。


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