★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

太田天満宮を訪ねる(香川の神社4)

2017-08-26 15:33:44 | 神社仏閣
いつも横目に見ながら通り過ぎてきた太田天満宮に行きました。





学問の神様であります。日本三大怨霊の一人、菅原道真殿でございます。日本の災害全ては、この人のタタリであります。道真と言えば太宰府に流された時の「海ならず 湛へる水の 底までに 清き心は 月ぞ照らさん」(新古今)ですが――、海ではないが湛える水の底まで清いオレの心は、月が必ずや照らすぜ、とか言われてもですね、まずその水量が恐ろしいというか……。いや、むしろ、香川県民としては、その水が欲しい。少々濁っていてもかまわん。だいたいここらは「月にやける」(月でも乾く)と言いましてな、その比喩はまずかったね……

  
阿?吽?


賽銭箱がなく、入口の戸に狭い郵便受けみたいなのが付いている(よく見られるスタイルなのですが)、つい×円札を入れそうになりましたが、五十円にしておきました。学問は自らに頼るべきであります。









自治体が熱心で説明がちゃんとある。



確かに東側の垣の方が入口らしかった。やはりこういうところで芝居をやっていたんですね……結構そういう神社は多かったのかもしれませんね。

 
昔のものを丁寧に祭ってます

 
昭和九年一月と言えば、やはり前の年の年末に生まれたあの方……


今の天皇の誕生を紀念に垣を作っていたのであった。


鳥居は、即位記念であろうか

だいたい、道真殿は天皇の後継者争いに巻き込まれて誣告されたのでは?かどうかは知らないが、いまだに天皇関係の石に囲まれちゃって、不幸だなあ……


とはいえ、もともとお城の一角だったらしいので、どうでもいいかな……いまだに生きている井戸がすごいですね――、やはり問題は水ですね、このあたりは。


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