Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

魂を乗せていく船

2011年04月15日 20時40分52秒 | 読書
 年度始めの忙しさにかまけて、ブログの更新を一週間以上サボってしまった。例年年度末からゴールデンウィークまであわただしい。どこの誰もが同じ状況であろうから、私だけがととりたてて言い繕うつもりはないが、それでも「どうしてこうなんだろう」と不満が高じる。
 昨年はとくに悲観的な状況に追い詰められたようで精神的にも参ってしまった。今年は開き直りもありかなりゆとりをもって対処はできたが、それでも毎日22時過ぎの帰宅が続くと、帰宅後は何もしたくない。茶を喫し、風呂に入って寝るだけ。
 ブログはそれにもかかわらず、毎日80から90名の訪問者があるようでうれしく思っている。
 そんな中、このブログできり絵を取り上げた福島のさとうてるえさんから、「体調でも崩されたのですか、心配しています」とメールをいただいた。業務繁多を理由にサボっていることを告げたら今度は「病気が悪化したかと思いました。‥普通の何気ない日常が垣間見える生活雑感みたいなほうが面白いよ。読みたくなるような名文を期待します」と、励ましというか、お叱りをいただいた。
 今回の地震災害地でもある福島で私のブログを見てもらっているなんて、光栄の至り。
 さてさとうさんのメールの中に「あの本震の直後からいきなり寒くなって雪がふり曇天続きでようやく晴れ上がったのが一週間後でした。その時青空に浮かんだのがこの巨大な飛行船のような雲。死者の魂を乗せて行くかのような不思議な感覚に襲われました。」とあった。写真はメールに添付されていたもの。
 私の文章よりずっと名文だ。