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Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

パウル・クレーの絵4

2011年07月08日 13時29分54秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
 「パウル・クレー-おわらないアトリエ-」展で、初めて目にした絵がこの「梟のいる熱帯の薄明」だ。形がいびつなのはもとの左半分を切り取って別の絵にしたため。切り取った左半分も「熱帯の薄明」として展示されていた。具象的な絵だ。1921年だがら41歳、バウハウスでの充実した日々の絵だ。  
 私はこの絵の白色がとても気に入った。切り落とした左半分にも樹木の葉の形に白色が多用されている。引掻いた線のようだ。梟には見えない鳥だが、鳥の右側は、家屋の窓であろうか。鳥が人の家を除いているような構図だ。何を表しているのだろうか?鬱蒼と茂った樹木が印象的だ。