メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

notes and movies(2004.12~)

2014-03-07 10:03:46 | notes and movies
過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
今回は星マークの入った薄いオレンジ色のルーズリーフからご紹介。
映画メモは激少なくて以下の5本のみ/驚 劇場によく観に行ってたみたい。
乙三に一番ハマってた時期。
ストリートやら屋外でのイベントまで含めたらとんでもない量だからここでは割愛させていただきます

  

photo1:『コーヒー&シガレッツ』のイベントが当たったv
photo2:キャパの写真展に行ってきた。
photo3:レイの映画を観に行った。

昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


『ポーラー・エクスプレス』(2004)(劇場にて

監督:ロバート・ゼメキス 声出演:トム・ハンクス ほか
久々ファンタジーに純粋に浸れて、心が冒険して癒された。
『銀河鉄道の夜』の想い入れもあるから、それだけで入っちゃう。
本人に電線?をつないで、3Dアニメ化しただけあって、あのリアルさは実写を超えてる?!
トムの5役はスゴイ!

プレゼントを送るまでがオートメーションなのは現代的w
「大切なのは、乗る勇気だったんだ」って車掌のセリフもいい。
1人1人の切符にメッセージを切り抜くシーンもステキ。


『ハウルの動く城』(2004)(劇場にて

監督:宮崎駿 原作:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ『魔法使いハウルと火の悪魔』
声出演:倍賞千恵子、木村拓哉、美輪明宏、神木隆之介 ほか

イギリス作家の絵本が原作。引退するとかいって、宮崎さん、まだまだ言い足りないことや与えたい夢がいっぱいあるんだ。ほんと天才!
キムタクの声は気にならないほど自然。
倍賞美津子のほうが10代の少女と、おばあちゃんの間を揺れ動く難しい役。
美輪さんは、そのまんま/爆 犬のヒンに釘付け

ハウルは魔力を失ったのか? でもソフィと平凡でも幸せな家庭がもてればハッピーエンドだ。
Bが「行かないで!」S「どこにも行かないわ。家族ですもの」ってシーンもイイ。
ナウシカ同様、今作も暗い戦争の影が覆いかぶさり、Mの老人介護問題?まで含んでいる。
きっと原作は、もっと深い世界だろうし、この作品に込める宮崎さんの思いの深さが分かる。

(宮さん、この時も引退するってゆってたのか


『レイ』(2004)(劇場にて

監督:テイラー・ハックフォード 出演:ジェイミー・フォオックス、レジーナ・キング ほか
大好きなヒットナンバーの裏には、計り知れない孤独の闇と、音に対する鋭い感覚、
家族に対する想いがストレートに入っているからこそ、ここまで胸を打つのかと納得。
フォックスの演技力はオスカー以上。
2004年、レイはついに星となってしまったが、珠玉の音は永遠だ

「ペニーを求めればペニーしか入らないが、ドルを求めればドルが入る」

「1回目は教える、2回目は手を貸すけど、3回目は自分でやらなきゃダメ。
 世の中はそういう所。自立しなきゃ」

水浸しの床と、弟の足という幻覚に襲われていたレイも、のちには解放されただろうか?
ノラ・ジョーンズほかも参加したトリビュート、聴きたい!
周りが見えても辛いことの多い人生、光がないなんて信じがたい世界だ。
時に人間関係、金銭にシビアだったシーンもあるが、そうせざるを得なかったのかも。


『ライフ・イズ・コメディ!』(2004)(劇場にて
監督:スティーヴン・ホプキンス 出演:ジェフリー・ラッシュ、シャーリーズ・セロン ほか
'60代っぽいポップな作り、サイケなアニメやキャラがピーター・セラーズにすりかわって、
今見たシーンを都合よくやり直して客に説明してくれるなんて、
彼がいかに実体の分かりづらいフシギキャラだったかを伝えてくれる。
ステージママの存在、4度の結婚と離婚、ヒットシリーズ『ピンク・パンサー』を駄作と嫌っていたことetc...
知らない面が多かったな。

「なんでフツーの家庭が作れないの? 大人になって」

その夢は『チャンス』という実体のない男の話に向けられる。
資金繰りに困ったみたいだが、見事な作品だったな、あれは
50代で心臓病に倒れたピーター。だが、彼は満足していたのかも。


『MAKOTO』(2004)(劇場にて
監督・脚本:君塚良一 出演:東山紀之、和久井映見、哀川翔、室井滋 ほか
うーん・・・低予算のせいなのか、はたまたキャストのせい? 監督のせいか?
江原さんが「人生変わるかも」ってゆってたが・・・?

実際こんなに霊が見えたらかなわないだろーな。しかも生霊ってコワイ・・・
「怖がらせない幻霊映画」を撮りたかったらしい。
江原さん曰く「皆愛されてきた同じ人間。死んだら誰かを呪うより、まず愛している人に感謝したいと思うはず」

翔さんは女グセの悪い刑事役で、なぜかベッキーとのからみもあって、意味不明
所々、意図が分からないムダなシーンが満載+アップが長い&繰り返しが多い。
この監督「踊る~」の人らしいが、「CGを使わず、光などでリアル感を出したかった」とか、たしかに。

東山さん自身の孤高で無機質な感じがよく出てる。
検視官も人手が少なくて、ハードワークなのねぇ。しかも場所が古いし暗いし・・・
女性も働いてるって、またどーしてこの職を選んだのか?




【歌詞をメモした曲】
♪チャンス/フィッシュマンズ


【イベントメモ】
「WEL ワタナベエンターテインメントライブ」@銀座ガスホール 2004.12.26
「ロバート・キャパ写真展」@日本橋三越本店新館7階ギャラリー
黒澤明アート展@森アーツセンターギャラリー(この時はまだ平気だったんだ・・・


【ライヴレポ(追加で別記)】
PE'Z REALIVE TOUR 2004 冬~ちゃっぷいちゃっぷいDON'Tポッチィ~@恵比寿リキッドルーム 2004.12.13
PE'Z REALIVE TOUR 2004 冬~ちゃっぷいちゃっぷいDON'Tポッチィ~@恵比寿リキッドルーム 2004.12.15
スカパラ Autumn-Winter Tour 2004@恵比寿リキッドルーム 2004.12.22
The Miceteeth tentosen party@渋谷クアトロ 2005.1.10
勝手にしやがれ TOUR 2005「オーヴェール・ブルー」@恵比寿リキッドルーム 2005.1.23
スカパラ Autumn-Winter Tour Final@東京ベイNKホール 2005.1.29
冷牟田竜之 presents Taboo@恵比寿リキッドルーム 2005.2.12
CLUB SKA 15th ANNIVERSARY ALBUM RELEASE PARTY「CLUB SKA SCORCHER」@渋谷O-EAST 2005.3.6


1台目のパソをこの時期買ったらしいv



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notes and movies(2004.8~ part1)

2014-03-02 08:56:41 | notes and movies
過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
今回はマイケル・ムーア監督作品の切り抜きが貼ってある透明なルーズリーフからご紹介。
『トリック』祭りv

  

photo1:勢いで流行さんの2人芝居を観に行ったv
photo2:かなり豪華なスカイベント@野音
photo3:友だちと河口湖の温泉旅行

昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


『華氏911』(2004)(劇場にて
監督・出演:マイケル・ムーア 出演:ジョージ・W・ブッシュ ほか
600人中400か500番台で、また前の端になるところを真ん中にパイプイスがあって、お尻が痛かったがいい場所だった。
軽部さんがゆってた通り、字幕が政治用語含めたくさん!
大塚さんいわく「記録映画なら反対意見も入れなきゃ」ってのもあるがいろいろ考えさせる作品。

ブッシュ氏を支持し続けるのはブリちゃんだけじゃない。
日本も加担し、私たちの税金が湯水のように使われる。戦争と復興で儲かる企業、軍人がたくさんいるという事実。
ラストにはニール・ヤングの♪keep on rock'n in the FREE WORLD~

「議員の息子を徴兵してイラクへ送ろう」という運動も苦笑もの。
いまだ“なぜアメリカとその属国が憎まれ、9.11ビルに飛行機が突っ込み、
今もなおイラクには兵がいて、テロが続いているのか?”という疑問は晴れないが、
戦争は起きてしまうもの、というより、起こす人がいるという印象を受けた。
観た後、F氏とお茶しながら観想を言い合った。


『恋のためらい』(1991)
監督:ゲーリー・マーシャル 出演:アル・パチーノ、ミッシェル・ファイファー ほか
流行さんの舞台の元ネタ。きっとこんな機会でもなきゃ観なかったと思うけど、観たら、舞台とシンクロしてgoodv
しかし流行さんは、今作のどこら辺に惚れ込んだのか?

「♪フランキーとジョニー って歌があるだろ? 2人は恋に落ちた。
 こんなこと逃したら、もういつ来るか分からないんだよ!」

NYって街の特徴がよく出てた。夢をつかむ者、夢を逃し彷徨う者。

「今のままでいいのか分からずに仕事は失いたくないから続けてるけど、
 疲れて、守ってくれる人が欲しいの」
「みんなそうさ」てセリフが身に染みる。

彼女は36歳。アル・パチーノみたく押し切られたら納得しちゃうかもだが、
ストーカーギリギリとも思えるし
これを2人芝居でやろうって思いつきもスゴイよなあ~。


『クイール』(2004)

監督:崔洋一 出演:小林薫、椎名桔平、櫻谷由貴花 ほか
いやー泣いた! 自分のハナかむ音でセリフが聞こえなくなるほど、最初から最後まで。
初DVDレンタル記念で特典に劇場&TVスポットCM5つくらい入ってて、音声ガイド付き。便利な時代になりました。
盲導犬の一生と、それを支える人々・・・今作で日本ももっと店とか公共施設に犬同伴可能になったりして理解が深まるとイイな。

NARGOじゃないけど、犬の寿命ってもっと長くならないものなのかねぇ・・・
盲導犬は、とくに気を張って仕事してるため、寿命が短めだと聞いた。
でも暗く1人の世界にいる盲人の心の支えとなり、光と自由を与えてくれる。犬も喜びとなる。
たとえ十数年でも、動物、パートナーが与えてくれたものは永遠に心に残るものだ。


『さよなら、クロ』(2003)
監督:松岡錠司 出演:妻夫木聡、伊藤歩、新井浩文、金井勇太、佐藤隆太 ほか
印象的には、いかにも長野県教育委員会推薦作品って感じの古臭さが漂ってるけど
一応、同郷としては、ラストの広大に広がる日本アルプス?の山並みといい、
舞台になってる松本の当時の感じを出してて素朴だし・・・いいんじゃない?w
クロ半分、学生の恋物語半分の話(こっちも実話が元?)。
『クイール』役のワンコとアカデミー主演犬賞狙える演技力の高さにホント目を見張る!
捨てられた犬が毎日大勢処分されているのも事実だけど、
ちゃんと家族、友、仲間として一緒に過ごし、大切な時間を過ごすクロみたいな犬は幸せ。


『TRICK 1』(2000)

監督:堤幸彦 ほか 出演:仲間由紀恵、阿部寛、生瀬勝久、野際陽子 ほか
『東京湾景』で仲間由紀恵の透明な魅力が好きになって、前から友だちも面白くて観てたって言ってた
このドラマシリーズを借りたら、やっぱハマル!

阿部寛との絶妙なやりとりといい、菅井きんさんのカルト集団はフツーにありそーだし、
鬼塚ちひろの歌う♪月光 をバックに額の中の男女2人が産まれて骨となるまでの様子など、
かなり変わったテイストのドライな笑いとミステリーが、よくある日本のトレンディドラマから外れててイイ。
先が気になる。

ビデオだとCMもないし、来週まで待たないでどんどん観れちゃうのが嬉しいけど、
夜眠れなくなっちゃう、止まらなくてw


『TRICK 2』(2000)
物語の本筋は、父を殺し、自分も殺されると菅井さんが言った“本物の超能力者探し”になってて、
サイドストーリーは、私の好きな『X-FILES』系の雰囲気。
今回の奇術師も美輪さん風で、ど派手なのに昭和ちっくな哀愁が漂ってる感じなんかまるで怪人二重面相。
トリックを明かすと結構ちっちゃいところがとくにw
村人の確執が絡むところは金田一シリーズっぽい。


『TRICK 3』(2000)
出たよ!『エコエコアザラク』の彼女! すごい美人だけど、怖いんだよね。
今回は遠隔での殺人。でも双子ってトリックはすぐ思いつく
しかも上田と山田のほのかな恋物語となると・・・ヤバイ、日本のありがちなトレンディドラマの法則で、
そのうち話に詰まると交通事故に遭うぞっ

母娘とも「エヘヘ!」てわざとらしい笑いがミソ?w
クールで可愛い仲間さんが「うそくせ~」とかキッツイつっこみを入れるシーンがけっこうウケる。


『TRICK 4』(2000)
今回は「リング」の元にもなった日本女性の話。
これで1クールはおしまい。深夜帯だけにやたら下ネタも多いが、その分自由さも感じられる。
これが2クール目でゴールデンに来たのかわからないけど、テンション落ちてなきゃいいが。


『フリーダ』(2002)

監督:ジュリー・テイモア 出演:サルマ・ハエック、アルフレッド・モリナ ほか
芸術の秋にふさわしい1本。女の一生をじっくり考えさせる美しい映像とストーリー。
色彩と音楽、愛情と苦悩、激動の時代に激しく生き抜いたフリーダ。
きっと神さまは、彼女の絵の才能、感情表現の豊かさを開花させるために、
敢えて人より多くの苦悩と痛み、体の自由を奪うことで内面を描き、考えさせたのだろう。
それを観た大勢の人々の心の内の淋しさ、悲しみ、色とりどりな喜びと悲しみを受け止め、癒すように。

DVD特典は監督(女性)と作曲家のコメント。何気なく進んでゆく1シーン毎に
制作者たちの並々ならぬ想いと工夫がこもっていることが分かる。

“女性の自立”も本作の大きなテーマだと思うが、意外にもフリーダは画家としての成功より、
妻、母、女としての自分にこだわっていたことが分かる。
数々の絵から飛び出したかのように動き出す手法が素晴らしい。


『永遠のマリア・カラス』(2003)

監督:フランコ・ゼフィレッリ 出演:ファニー・アルダン、ジェレミー・アイアンズ ほか
名前はなんとなく聞き覚えがあるが、初めてその人物像を知った。
オペラって観たことないけど、生で観たらスゴイんだろうなあ!
中世の娯楽から始まって(多分)、芸術の一つの完成形だものね。
演劇+音楽(声楽)を舞台でやる、今回出てきた主要演目「トスカ」「カルメン」「椿姫」etc...いつか観てみたい。
『フリーダ』のサルマと並び、ファニーはまさに適役&熱演!

'77にカラスは他界している。
ゲイの画家との出会いと別れ、共演者とマリアの恋の駆け引きなんかもチラッとある。
ラスト気になるのは、生前親しかった監督の架空の物語だという説明。
大女優の晩年は寂しいものがあるが、それなりに人生を楽しんだのかもしれない。


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notes and movies(2004.8~ part2)

2014-03-02 08:56:40 | notes and movies
過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part1からのつづき。
昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


『TRICK 2/1』(2002)

監督:堤幸彦 ほか 出演:仲間由紀恵、阿部寛、生瀬勝久、野際陽子 ほか
3話ぶっ通しで2時間、映画くらいの濃いミステリーに仕上がってて面白かった!
渡辺いっけいさんの、なんでも「お」や「ご」を付ける変な丁寧語「おハイ?」「おビックリ」とか笑うし、
矢部の千羽鶴ストラップに爆。細かい小道具にも注目。何気にベテラン俳優を使って豪華だし。
山里離れた雰囲気ある宿やロケもイイ味出てる。

言葉遣いのイイ仲居が、昔はワルだったと豹変するところも笑う。
ちなみにAは引越しのサカイ~の人? ものすごいシークレットスリッパ履いて、
矢部のズラに手をかけるが矢部キレる/爆
上田の著書「どんとこい超能力者」もウケる。


『TRICK 2/2』(2002)
今回は占い。ネットでやたら占いサイトを見た後だけに皮肉
しかし、前回の宗教同様、占いも熱中すると怪しい世界もあるからねぇ。
回を追う毎に上田が物理・科学の面で色々解いていくシーンも増えてきている(気がする)。
仲間さんのスカン!とヌケた演技も冴えるw


『TRICK 2/3』(2002)
今回は人面タクシー! 快楽殺人とサイトリーディング、だっけ?がポイントで、
ゲスト俳優は、出たっ佐野史郎さん!
脇をボールとかでギュッと押さえると脈が止まるってトリックはビックリ
ゾ~~~~ンにアクセスする時の佐野さんのブッ飛んだ顔が怖い。
Kのズラに嬉しくなった矢部が「同じにおいがするぅ~♪」とニコニコなのも笑う


『TRICK 2/4』(2002)
今回は、おつげか。少年も何も知らずに騙されてたっていうのが哀しい・・・。
ハニトー食べてたって、パセラ?爆
矢部が変なパーマをやめて、急に'70代ライダーみたいな髪型、もといズラになってる。


『TRICK 2/5』(2002)
2シーズン目のラストエピソードは、山の怪物伝説。
この後に劇場版が入って(さり気に宣伝してたしw)から3シーズンだと思われ。
ゲスト出演は今回も豪華。椎名桔平に、元アイドル歌手の・・・えーと
あ、あれ!カヲルさん!爆


『TRICK 劇場版』(2002)
監督:堤幸彦 出演:仲間由紀恵、阿部寛、生瀬勝久、山下真司、芳本美代子、竹中直人、ベンガル ほか
まるごとゴロッとお見通し劇場版だっ! クルクルv
オープニングのいつここマンガは昔、呪術師が暴動を起こし、奇術師が空砲のトリックを打ち負かした話。

割れた卵の色はちなみに青。
よくまあ、こうクセのある俳優ばかり集めて豪華だが、やってるトリックと舞台の山は地味目w
とりあえずシーズン3が気になるので一応観てみよう。

予告の中に堤さんが作った怪しい映画(w)、クドカン主演の、タイトル忘れたが気になる。
今回も石鹸や、バイト君まで村人役で出てたv


『TRICK 3/1』(2003)

舞台は長野らしいってか山奥ロケ多くないか!?w テーマは言霊。
なんでも言ったことが実現する男を頼って集まった団体を何とかしてくれと役場の人(眉描いてる)が上田に頼む。
甘いもの好きの「ガッツ石松っちゅ~」もウヨウヨw

だんだん妙にキャラが固まってきてる。山田は強欲で、上田の命より金券をとってるしw
母も欲の深さでは負けてない。
しかし、一番ショックなのは矢部のパートナーが普通の二枚目系?俳優に代わっちゃったこと。
なんの断りもなしに・・・いいコンビだったのに、なんか矢部もやりづらそう?


『TRICK 3/2』(2003)
今回のテーマは瞬間移動。ロケはまた長野の山奥か!?
冒頭、またガッツ石松虫がチラッと登場w
話の中にほかの巻に出てくる小道具や俳優が何気に出てるのも注目v


『TRICK 3/3』(2003)
おや?2を飛ばして観てしまった! ま、いっか。にしても後味の悪い終わり方だ。
こないだNG祭り?やってたが、杉本彩のシーンやってたような・・・でも2003年て去年だし?
いつのまにか大家とジャーミー君はデキてて子ども2人(双子か!?)
父役の下川さんがイイ~芝居を見せてるから作品が本格人間ドラマのように見えてくる。


『TRICK 3/5』(2003)
(あれ?4ないな・・・
この2話が最終回/泣 DVDも出てて、ビデオにはカットされてるシーンもあるとか。
ついに2人がイイ感じになってのラストで、この続き観たい!
お題は再び貞子のモデルにもなった透視能力の女性。

この後2人はどーなったのか? 
仲間さんはドラマもひと段落でCMに出てる。
阿部ちゃんは相変わらず引っ張りだこで『アットホームダッド』の後も出演予定。
今作で彼のイメージがガラッと変わったw イイ役者さん。
今作のほか出演は、つぶやきシロー、でんでん、デビッド伊東 ほか。


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notes and movies(2004.8~ part3)

2014-03-02 08:56:39 | notes and movies
過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part2からのつづきで、このノートのラスト。
昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


『座頭市』(2003)

監督:北野武 出演:ビートたけし、浅野忠信 ほか
カッチョイイ そしてスタイリッシュ 新しい時代劇。ハリウッドの侍ブームはここから始まった!?
緊迫した空気と、一見アンマッチなシーンの構成はたけし流。
タカさん、枝豆さん、槍を持って騒いでる人も軍団の人だよねw
子どもをあやすために変顔をしてみせてウケない岸部一徳さんや、
タカさんの「剣術を教えてやろう」ってショートコント(ベタだ)や、
まぶたに目を描く基本的な笑いも海外でウケたかな?
とにかく日本的要素満載だし、江戸時代ブーム?の中、様々な小物、風習、風俗も同じ日本人として興味深い。
田園風景でタップしてたり、太鼓や笛も使って、音楽も和モノだし、和洋折衷さが上手い。
こーなったらぜひ元ネタもチェックしたいv


『人間の証明』(1977)

監督:佐藤純彌 出演:岡田茉莉子、松田優作、ジョー山中 ほか

「かあさん、僕のあの麦わら帽子、どこに行ったんでしょうね」

という詩の一節が強烈に印象に残り、「観てから読むか、読んでから観るか」という宣伝文句も有名。
テーマ曲も大ヒット。今聴いてもジーンとする名曲だ
しかも、この豪華キャスト+数億円を投入して初NYロングロケで現地スタッフを使ったのは日本初らしい。

しかし一番は原作のたしかな魅力。
最近、竹内豊を主人公にドラマ化されて、そっちのほうが原作のイメージに近いらしいが、要チェック。
が、'77に撮影された、この時代独特の空気感は、この時しか醸し出せないもの。
戦後の混乱期の日本の荒んだダークな部分も、そう遠くない過去として伝えていかなければならないだろう。

「すでに1つの帽子を失い、それでも息子だけは守りたかったのに、失った帽子は二度と戻らないのです」

DVDには当時のパンフ、予告、スタッフ詳細データもあり。


『スウィングガールズ』(2004)(劇場にて

監督:矢口史靖 出演:上野樹里、貫地谷しほり、本仮屋ユイカ、平岡祐太 ほか
知人が面白いって言ってたからシネクイントに観に行った。水曜なのに割引なし
でも結構笑えた。F氏は期待しすぎてイマイチ
本人らが吹いてるってスゴイし、JAZZイイ
パンクギターの元カレデュオ兄弟♪失恋してもLovin' youって爆!

♪Take the A train 、♪Sing Sing Sing 、♪In the mood etc...
彼女らはNYのストリートパフォーマンスまでしたとかv 向こうでも上映したんだよね。
東北の冬景色はどこか懐かしくて、元気ハツラツの今時コギャルがずーずー弁喋ってるってとこがユニーク。
劇場にいたパンダ、ゴンザレス・・・いやゴンゾウはキモ可愛かった


『砂の器』(1974)

監督:野村芳太郎 出演:加藤剛、島田陽子、緒形拳、笠智衆、佐分利信 ほか
なんとも旅情誘う作品。構想14年の執念が結実し、素晴らしい映像美と極上ミステリーの大ヒット作が生まれた。
特典は川又氏インタビュー「日本の四季が成功の秘密」、
芥川氏(故芥川龍之介三男/驚)の息子?ロッカーのひと言、
ロケ地を追ったドキュメンタリー川又氏曰く

「映画とは嘘の連続だ。よりリアルに撮るため、松本さんは納得してくれた」

午前3時から撮ったという逆光の少年が砂で器を作って風に壊されるシーンは珠玉の美しさ


『白い巨塔』(1966)
監督:山本薩夫 出演:田宮二郎、田村高廣、東野英治郎、小沢栄太郎、石山健二郎、滝沢修 ほか
なるほど単純な勧善懲悪の娯楽に終わらせないことで、観た人に問題意識を持ってもらおうという意図がある社会派ドラマ。
時間なくて3日に分けて観たけど、網の目の如く張り巡らされた病院内の派閥抗争は、
政治ほかあらゆる権力横行の場で、日々くだらん張り合い、騙し合いが繰り返されているのだろう。
はからずもリメイクされたドラマの元ネタシリーズとなったが、どれも秀逸で見応えあり。
原作の面白さと、俳優、スタッフも素晴らしい名作ばかり。もっとこんな昭和の名作が観たい!

「お父様が一度でも大学病院の権威体質を変えようとした? 逆に16年間その上にあぐらをかいてきたんだわ」

皆でGメン歩きで回診する様子も話題となった。
始終、内臓クチャクチャのリアルなシーン。あれはどう撮影したの?


『八甲田山』(1977)
監督:森谷司郎 出演:高倉健、北大路欣也、三國連太郎、加山雄三 ほか
ギリギリの日程で夜中から観始めて、2時すぎてた? 結局、特典インタビューは見れずじまい
冬観たらさらに寒くなるが、吹雪シーンは凄い! 途中のどかな春夏との対比の演出で、自然の猛威を感じた。

「この次会う時は八甲田山で」

「八甲田山でのことは、誰にも話すな」

無謀で、無意味な死だ。戦争の愚かさの一つとして描いたのだろう。


『モンスター』(2003)(劇場にて
監督:パティ・ジェンキンス 出演:シャーリーズ・セロン、クリスティーナ・リッチー ほか
重かったけど色々考えさせる1作。
とにかくシャーリーズ・セロンの犯人役への執念、化けっぷりの根性にビックリ!
クリスティーナ・リッチーもゲイで気弱な役を繊細に演じてる。
思わずジョンの♪Woman is the nigger of the world~が頭の中に流れた。

服役の数十年、彼女は何を考えたか。自分をただ憐れんだか? セルビーへの想いに終始したか?
それとも自分の半生を冷静に見つめなおし、しなくても済んだ殺人について良心の呵責に苛まれたか?

犯罪者は、心から反省する者は一人もいないと犯罪心理学者がTVで話していた。
少なくとも生きるために売春や命を削る思いをせずに済む塀の中は、むしろ、
外界の脅威から彼女を守ってくれはしなかっただろうか?

関連本かDVDかなにかも出たよね。どんな理由であれ、殺人の罪は許されないが、
「他に選ぶ術がなかった! ただ生きていくために!」と叫ぶ彼女のセリフが耳に残る。


『モーターサイクル・ダイアリーズ』(2004)

監督:ウォルター・サレス 出演:ガエル・ガルシア・ベルナル、ロドリゴ・デ・ラ・セルナ ほか

「これは偉業の話ではなく、ある意志?をもった若者2人が一時並行した物語だ」

『天国の入口~』の主演男優が再び主役を張って、新鮮で精鋭な魅力を放っている。
チェゲバラの革命指導者としての活躍は全く知らないが、南米を旅するロードムーヴィとしては珠玉の美しさと人情物語。
ラテンミュージックがイイ感じに散りばめられている
女と酒と音楽を愛する陽気な人柄と、反面、虐げられた人々の苦しい生活の対比を
色鮮やかなカラーとモノクロの静止画で印象づけている。

「この旅で何かが大きく変わった。昔の自分ではない。その答えを見つけたい」

2人の道中の実際の写真も公開された。



【イベントメモ】
「月の光の中のフランキーとジョニー」@THEATRE1010(追加で別記)
温泉旅行@河口湖 2004.11.27-28


【ライヴレポ(追加で別記)】
エゴラッピン@ライブビート 2004.8.26
LEVI'S LIVES 04@ラフォーレミュージアム六本木 2004.9.17
TOKYO SKA CRAZE 2004@野音 2004.9.19
CDで~た PRESENTS MUSIC EVOLUTION 01@恵比寿リキッドルーム 2004.9.25
Blue Beat Bop! 2004@渋谷O-EAST 2004.10.3
スカパラ@国立代々木競技場第一体育館 2004.10.22
PE'Z@早稲田学祭 2004.11.6
YO-KING「ライフワークツアーvol.7」@恵比寿リキッドルーム 2004.12.1


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notes and movies(2004.5~)

2014-02-26 19:30:19 | notes and movies
過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
今回は勝手にしやがれのフライヤが貼ってあるピンク色のルーズリーフからご紹介。
ライヴレポのほうが多くて、映画は以下の10本のみだった/驚

  

photo1:翔さんを観にアボルダージュへ。
photo2:PE'Zを観に学祭へ。
photo3:グル魂の切り抜きv

昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


『勝手にしやがれ!! 強奪計画』(1995)
監督:黒沢清 出演:哀川翔、前田耕陽、七瀬なつみ ほか
BSの翔さん特集を友だちに頼んでたその第1弾。毎回作品前にインタビューが入ってて“翔のひと言”が有り難いv
これが前、知人が絶賛してたシリーズかなあ~? でも、たしか貧乏な探偵役とか言ってたから違うか。
久々若き日の翔さん見た。ヒロインがあまりに天然ボケで、あり得ないコテコテ感のある脚本だが、
チンピラ役でも一本筋を通す“らしい”作品。
♪森のくまさん をなぜか歌いながらおしまい。てか、こんな歌詞だっけ?


『28日後・・・』(2003)
監督:ダニー・ボイル 出演:キリアン・マーフィー ほか
『デモンズ』系のゾンビもの。好きだな、わたしも
ドキドキコワイだけじゃ気分悪いが、どっちかというと倫理や哲学を語るシーンや、ほのぼのシーンが多いのは英国風味?w
2通りのラストがwhat if...て形で入ってるのはビックリ!
監督は“せっかく撮ったし”って決められなかったのかな?
誰もいない街の撮影は一体どうやったのか?
誰もいないスーパーって憧れるけど、結局は友人を探す旅に出ちゃうんだろうね。

森で呑気にピクニックしちゃうところが欧米人らしいw
希望はわずかに残ってる。なにせ女のほうが生命力が強いんだから。

少佐「4週間前も、その前もヒトはヒトを殺してきた。変わらない。殺られる前に殺る。サバイバルなんだ」
てまさに軍人的意見。一方殺された兵士は

「ヒトが全滅すれば地球は元のノーマルな状態に戻るだけだ」と平和的意見を出すがこれは却下される。

ゴッキー同様、まだまだヒトもしぶとく生き延びていきそうだ。


『トロイ』(2004)(劇場にて
監督:ウォルフガング・ペーターゼン 出演:ブラッド・ピット、オーランド・ブルーム、ピーター・オトゥール ほか
さすが金かかってる。ブラピも他メンバも来日して、大作らしい大作。ハリウッドっぽい時代もの。
ギリシア神話をモチーフにしたのがイイ。トロイの木馬ってトロイ軍のだって勘違いも晴れたし
オトゥールの父親の心情を訴えるシーンがさすがに泣けた。
こうして、どんな強い支配者も名を残しても残らなくても今は昔、跡形も無し。
何万人という兵士はCG? 剣での戦闘シーンは、『ロード~』ほどではないにせよ、スゴイ迫力。


『永遠のモータウン』(2002)

監督:ポール・ジャストマン 出演:ファンク・ブラザース、スティーヴィ・ワンダー、マーヴィン・ゲイ、
チャカ・カーン、ブーツィ・コリンズ、ベン・ハーバー ほか

渋谷シネ・アミューズは、狭くて100人入れないくらい。で、スクリーンもホームシアターサイズ!
席に段差も少ないから左端にしてみた。余った客に座布団が渡されて通路に体育座りはビックリ!爆
そんなアットホームさがイイ。音の反響も良くてライヴ感覚。

'60-'70一世を風靡したモータウンミュージックのほぼ全曲を演奏したのがTHE FUNK BROTHERS
だがブーム中も後も彼らの名と顔、存在すら知る人はいない。
当時のフィルムを観れると思ったら、あくまで現在の彼らをおさめたドキュメンタリーで、
MTVっぽいステージで男女数人のシンガーを迎えて、往年の名曲を演奏。

大画面で観ると、まるで自分がその場にいるような臨場感で、ライヴハウスに来たみたい。
立って歌って踊りだしたくなる名曲、名演奏ばかり。
♪Cloud Nine 、♪悲しい噂、♪What become bloken hearted、チャカ・カーンの貫禄の♪What's going on etc...
話に出るのもS.ワンダー(いつもスタジオAにいて、楽器をすごいイイ!とか言ってやってたらオレらより上手くなってたw)、
M.ゲイ、S.ロビンソン、テンプス、フォー・トップス、アレサetc...多彩なスターばかり。

もともとは車の製造に来た労働者が多く、「ボクシングとトランペットで悩んだ」とか言うメンバーは、
文字通り朝から晩までSNAKE PITて愛称のSTUDIO Aに入り浸って、即興に近い曲を作り、
夜はJAZZ CLUBで演奏、そのアイデアもふんだんに入った。

途中メンバがドラッグで他界、ツアーもハードで、ついにはモータウンレーベルがLAに移ると
貼り紙1枚で夢はあっけなく終わってしまう。

「ひと言もアナウンスメントなどなかった」

忘れられたビッグバンドは、イギリスで起きたブラックミュージック復刻で表彰される。
ビートルズ、ストーンズなど多くのバンドが彼らの演奏を真似た。
そして老齢で亡くなるメンバも数人。ようやくアメリカの音楽祭で功労賞をもらう。
久々全員集まってのライヴ。亡くなったメンバも紹介され、写真が置かれてゆく。
これで正しい評価が受けられるようになったかは?だけど、♪マイ・ガール ほかの名曲は永遠。
世界中の音楽を愛する人々の心の奥底に響き続けることは間違いない


『トーク・トゥ・ハー』(2002)
監督:ペドロ・アルモドバル 出演:レオノール・ワトリング ほか
複雑に重なり合う男女の縁。そのどれもがスレ違っているのに、密接に支えあっている関係。
自分が愛だと思っている感情が、本当に愛なのか?
自分が気づかずに接している人々の間にこそ愛は隠れているのかもしれない。
フシギなシチュエーション+フシギな前衛演劇+フシギなサイレント映画で織られた物語の展開に釘付けになる。

男が女の患者の身体をマッサージするってどーなのかな・・・
2人の新たな関係が始まろうとして物語は終わる。

イスをどけながら踊る女性2人の劇や、実験で小さくなった男が妻の陰部に入って帰らなくなるサイレント映画、
などフシギなペーソスがふんだんに使われている。

結局妊娠させたのはBなのかも不明。
彼とAの気持ちが通じていたかも不明。一見すると単なるストーカーだし
“究極の愛”と言うのなら、AとBの友情は本物だ。
たとえ罪を犯しても一度心を通わせた友のために駆けつける損得のない気持ち。
それが異性となると、様々な欲望や誤解が生まれて真直ぐ進まない、どうしても。


『RUSH!』(2001)
監督:瀬々敬久 出演:キム・ユンジン、哀川翔、柳葉敏郎、大杉漣、阿部寛、麻生久美子 ほか
金を巡るヤクザものと思いきや、あらゆる人が絡まりあうリワインドムービーv
翔さんは『DOA』よろしく髪をまっ黄色に染めて、なぜか野球のユニフォームで軽いコメディを演じてる。
多彩なゲスト出演が何気に豪華で、2通りのラストが交錯するところに胸がギュッと締めつけられたりもする。

やっぱしSとKは死んで、その金はYからバーでヒマそーにしてた女に渡ったってことか?
Yの投げた石で2人が死んだんじゃないのに、関連づけてるからトリッキーだ。
撮影裏話で日本語の分からないキムに翔さんが優しかったとか
気の弱いサラリーマン役のギバちゃんと、イッちゃってる警官役の大杉さん、阿部ちゃんコンビがイイ味出してる。


『デイ・アフター・トゥモロー』(2004)(劇場にて
監督:ローランド・エメリッヒ 出演:デニス・クエイド、ジェイク・ギレンホール ほか
CG技術+音のリアルな演出もここまで来たか
現代の環境問題をすぐ今日、明日起こる大災害として見せて、初めて、日常のゴミ捨てや、
フロン、排気ガス、石油もろもろのことも、もっと真剣に取り組まなきゃって思う・・・かも?

『ドニー・ダーコ』で異様な個性を放っていたギレンホールが、本格的パニックで“頼れる男”を演じている。
人間ドラマは薄いけど、大自然の巨大パワーの中では、人の文明なんてひとたまりもない儚さなのが印象的。

深い雪に覆われた自由の女神の画がスゴイ。台風の目に入って、一瞬で凍っちゃうのもビックリだし。
本当に古代のマンモスは氷河期に一瞬で凍ったのか!?
アメリカは自分らの横柄さに反省しはじめてる??
いろいろ災害時の心得を学んだ。まず、鳥やネズミが大量に逃げてたら、とりあえずそっちに逃げるべし、これ鉄則


『Dead BEAT』(1999)
監督:安藤尋 出演:哀川翔、村上淳、真野きりな、根津甚八 ほか
久々Vシネ~~~! が、なんかテンション低いヤクザもの
ハウス?系の音楽使ってるのはイイけど、前衛もどき?
ヒロインの顔が怖い・・・魔性とゆーよりホラー系(失礼だ/謝
でも元ヤクザのバーテンダー役・翔さんのミステリアスで控えめな演技は堪能v

「いいね、幸せそーで」「お前は?」「幸せだよ、家庭あるし、借金あるし」と決めゼリフ。

とにかくワガママな女に振り回された男3人の話。
眼帯のワケは「この左目はあなた以外見ない」と約束したから。重い・・・
結局その左目をUに撃たれて死ぬんだが、嫉妬で殺されて彼女は嬉しかったのかも。どこまでも乾いた映画。
Sは情熱もプライドも、他への関心も失ってしまった男だ。人を殺した罪を背負って生きる屍。


『ヴェロニカ・ゲリン』(2004)(劇場にて

監督:ジョエル・シュマッカー 出演:ケイト・ブランシェット ほか
ケイトの安定した確かな演技力と、作品選びにハズレなしっ
実話で、麻薬問題と闘った女性記者という社会派ドラマだけあって、観た後もいろいろと考えさせる作品。

「自分の書いているのはクダラナイ同情話よ。もっとやりがいのある記事を書きたいの。
 毎日、子ども達がドラッグで死に、ディーラー達はベンツを乗り回してるのに誰も気にも留めない。
 私が書きたいのは、このことよ!」

2ペンスの注射器のために身を売る少年少女たち。
ヴェロニカが撃たれて死亡した事件から国民はやっと動き、アイルランドの麻薬法が大幅に改訂されるまでとなり、
のちに麻薬犯罪は激減したらしい。が、世界では、まだまだ根強い問題だ。


『テッセラクト』(2004)(劇場にて
監督:オキサイド・パン 出演:アレックス・ガーランド、オキサイド・パン ほか
気になるタイトルの意味は「四次元」。思ったほどの斬新感、ドキドキする期待感ほどじゃなかったが、
言ってみりゃリワインドムーヴィ。
麻薬事件に居合わせた他人同士4人の行動が時間軸を解体して組み合わせてある。

「だから危ないって言ったじゃない。なんでやめなかったの?」

これで彼は懲りたろうか? 舞台はタイ。
渋谷シネセゾン。客少な~20人くらい。




【イベントメモ】
「アボルダージュ」@日本武道館
キロさん占い@反町


【ライヴレポ(追加で別記)】
YO-KING presents TODAY 6@クアトロ 2004.5.22
PE'Z LIVE 若葉祭@女子栄養大学 2004.5.30
スカパラ@NHKホール 2004.6.2
ROLLINGSほか@下北SHELTER 2004.6.27
勝手にしやがれ TOUR 2004 フィンセント・ブルー@クアトロ 2004.7.17
グループ魂@野音 2004.7.18
2004 LIVE FACTORY 721@お台場冒険王 冒険ランド内冒険ステージ 2004.7.19
奥田民生 okuda tamio OT10@渋谷公会堂 2004.7.26
The Miceteeth Live Tour 2004 Babyish@O-EAST 2004.8.6
ROCK IN JAPAN FES.2004@国営ひたち海浜公園 2004.8.8
ROLLINGSほか@新宿ACB 2004.8.13

コメント

notes and movies(2004.2~ part1)

2014-02-22 10:39:00 | notes and movies
過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
今回は勝手やレピッシュの切り抜きが貼ってある透明なルーズリーフからご紹介。
まだまだ翔さんブームはつづいておりますv
でも、途中から萩原流行さんにハマったんだよねw

  

photo1:Taboo2回目の参戦v
photo2:バンバンバザールの切り抜き。福島さん若い!
photo3:『ゼブラーマン』は劇場で2回観たv

昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


『修羅がゆく5 広島代理戦争』(1997)
監督:佐々木正人 出演:哀川翔、萩原流行、清水宏次朗 ほか
この副題、思い切り「仁義なき」シリーズ意識してるねw
若頭は血だるまになって野獣ボブ・サップ並みの暴れよう!
腕はちぎるわ、首へし折るわでスゴイ見せ場作ってる 
翔さんは、あくまでクールに刀さばきv
女組長は民衆のために働いたとさ、めでたし、めでたし・・・
てか、あんたらも一般人から金巻き上げて暮らしてるんならあ~!

監督が変わるとスポットの当て方、撮り方も随分印象が変わるもんだ。
今作の翔さんは主演張ってても一役者、一つの駒として見せてる感じ。
とにかく脂の乗り切ったイイ仕事して充実してる男の花盛りの顔ってまさにコレ!
どこから撮っても艶っぽいシーンが絵になる翔さんでした~。


『金融破滅ニッポン 桃源郷の人々』(2002)

監督:三池崇史 出演:哀川翔、佐野史郎、徳井優、室井滋、キムラ緑子 ほか
久々映画観て熱い涙をボロボロ流した。しかもあの三池監督で
こんな人情話もじっくり撮れる人なんだ。
ちゃんとした風景画も描けるのにキュビズムやってたピカソみたいな人だな。しかも大阪人か。

翔さんと佐野さんの関西弁は、もろウソっぽいけど、ちゃんと大阪人の温かい人情が効いてる/涙
それにしても今作のホームレス翔さんもキョーレツ!
ホームレスなのに元殺し屋で、お風呂も入ってるからイイ香りの時もあるってのが可笑しい。
ヅラとるとスキンだし(それも別撮りのw

「この話を書けば売れる! 印税が入るぞ」「何に使うんだ?」
「・・・みんなでラーメン食おう

村長に惚れてる美容師の室井さんもいい助演。諦めるために他の男の子どもができたってウソつくけど
「やっぱりムリみたい」ほとんどお金をたかられてる状態なんだけどね

金の天国と地獄を知るホームレス仲間は、金が欲しいんじゃなく
一緒に損得なしに付き合える仲間が必要なんだっていうところがなんともあったかい。
社長役は引越しの境の人?! 演技派なんだ。


『SUPER 8』(2001)
監督:エミール・クストリッツァ 出演・音楽:ノー・スモーキング・オーケストラ ほか
あの『アンダーグランド』を撮った監督作品で、しかも裏打ちに乗せてオーケストラを名乗る中年バンドの話!
見逃せまいと気にしてたけど、フィクションだと思いきや、実在のバンドのドキュメンタリーだったと
途中からやっと気づいた時は、疲れで朦朧と眠ってしまい、2度観てやっと構成が見えてきたw

ツアー映像+♪ウンザ・・・PV撮影風景+メンバ1人1人の育った背景等のインタビュー(回想?)
+写真家?が写したメンバの写真披露をつなぎ合わせているってワケ。

ステージ本番中に腕を脱臼したベーシスト。
彼らの寸劇は評判となってTV番組にもなった。ネタはMPばりの政治風刺もの。
歌にも出てくるがユーゴスラヴィア出身なのか?

バスでの移動、他愛の無いおふざけ(ブルース・リーの物真似は爆)、酔って意味のないケンカ、
演奏についての意味ある口論等々、もしかして3月発売のスカのロードムーヴィもこんな感じ?
と思わせる大所帯バンドの日常が伝わってくる。

スカだけじゃないな。ルーツはそれぞれだが、結婚式や葬式に呼ばれるような独特な民族音楽の魅力もある。
いわく「英国にワンサといるバンドみたいにはやれないが、エキゾチックなルーツをもつ独自の音楽がある」

チューバやらのホーンもいるし、何でも弾いちゃうバイオリニストもいる。
アコーディオン弾きもいれば、踊ってるだけみたいな人もいるw

で、クライマックスはPV一気流し。田舎町に棺を乗せた霊柩車が来て、みな列車に乗る。
堅い尼さんも2トーンの速いリズムに思わず踊りだし、ヤギは紙を食べてる。
棺の中の男も手を打ってるw そのうちトンネルを抜けるごとに1人ずつ消えてゆく。
メンバは逃げるが、結局は誰もいなくなったってオチ。

フシギな異次元世界に招き入れちゃうこのバンド、タダ者じゃない


『獅子王たちの夏』(1991)
監督:高橋伴明 出演:哀川翔、的場浩司、香坂みゆき、そのまんま東、白竜 ほか
チンピラから出世して組長の弾よけボディガードまでなるが、結局落ちぶれて、組長を殺るまで、
ゴリゴリのヤクザじゃない、スカしてカッチョいい、軟派だけど筋の通った翔さんが観れて◎。

上手に鞠をつきながら♪あんたがたどこさ を歌うのが可愛い。
香坂さんとのドキドキなベッドシーンもある
結局、男をあげるにも帰った時に待っていてくれる女がいなきゃサマにならないってことだ。


『デブラ・ウィンガーを探して』(2002)
監督:ロザンナ・アークエット
ロザンヌ・アークウェットが40代に入って、老化、仕事を失うことへの不安、
家庭と育児、女優業を両立させることは可能かに疑問と不安を感じ、
リスペクトする女優らに聞いて回るロードドキュメンタリームーヴィー。

まず、デブラが5年も前から引退していたことにビックリ
アンチ・ハリウッドでショービズ界向きではないとは思っていたけど、
やっぱりこれから先観れないのは寂しい・・・

「若くて脚光を浴びるのはハード。最初は半分死んでたけど、過渡期だった。
 40代は休むべき。そこから、またパワフルに生きられる。
 私はNOじゃなくYESって気持ちで辞めたの」

他のゲストも多彩!
メグ・ライアン「私はセクシーとは無縁だったから、今叩かれて怖いと分かった」
ローラ・ダーン、シャーロット・ランプリング(『まぼろし』は皆絶賛「ランスは全然違う」)
ウーピー「デッカイ尻がストーカー/爆」
パトリシア・アークエット
ホリー・ハンター「『ピアノ・レッスン』に感動したって有名な女優から手紙をもらったのは一度きり
テリー・ガー
シャロン・ストーン
「ジュリアン・ムーア、ケイト・ブランシェットはスゴイ!
 落ち込むけど、“スゴイ”と認めて、自分も同じように言われるようにすることでレベルを上げていく」
ハリポタの?「ダメ男が急に外車乗って、モデル連れて・・・そんな集まりで、会議では“あの女はヤレるか”」

必ず挙がるリスペクト女優、メリル・ストリープは出演なしで残念。
圧巻は大女優ジェーン・フォンダの話。

「ひとつだけ未練は、辞める前、何十本も出て8本しか訪れなかった瞬間、“この女優は高いギャラ相当の演技が観れるのか?”
 すごい磁場の中、街が明けて行く道は針のむしろ。でも、すべてが噛み合った瞬間はどんなlove makingよりも最高。
 でも、心は豊かになっても神経がヤラれる。私は神経のほうを選んだ。自分の明かりで生きることを」

「(母の墓前で)5人の子どもをクリエイティヴに育て、俳優の父も支えた母。がんで亡くなったけど、
 本当に彼女を殺したのは、女優として自己表現しきれなかったことじゃないかと私は思っている」

ロビン・ライト・ペン
「1年に1本にしてるけど母だけ数十ヶ月やってると表現したくなる、どうしても!
 後悔じゃないけど断った作品が当たると、自分がやらなかったことに喪失感を覚えるのは仕方ない」

整形するかしないかでは、ある女優が「しないことで50代になった時、50代らしい女優が必要になって役を独占できる!」
『スプラッシュ』のダリル・ハンナもいたな。

社会的にも文化的にも閉塞感の出てきたアメリカで、プレスの前では華やかな顔を見せる有名女優たちを
同じ視線から撮ることで、女性であることの永遠のテーマについて語るドキュメンタリーというアイデアからして面白いし、
いろいろと考えさせられる1本。


『ゼブラーマン』(2004)(劇場にて2回観た

監督:三池崇史 脚本:宮藤官九郎 出演:哀川翔、鈴木京香、岩松了、大杉漣、渡部篤郎 ほか
前半笑って、中盤怖くて、後半はヒーローアクション! 親子のシーンでは泣けるし、ほんとアッパレ!
42歳で新境地。まったく新しい翔さんがココにいる。コスプレにハマってる気弱なお父さん、
実は全速力で走っちゃうし、ワイヤーアクションもギュインギュイン
キーワードは“Anything Goes”(成せば成る)。

「浅井さんって呼んでいいですか?」w
「これでジュース買いに行っちゃおーかなぁ」とか、少年に会いに出かけるシーンは爆笑。
あ、TVでやってる「注意!」て謎のヒーローと貞子の対決も笑う!

「白黒つけたぜっ」て決めゼリフv その後、捕まっちゃったんだろうか?
イジメられっ子の息子との微妙なやりとりも見せる「お父さん、がんばって」「おう!」
宇宙人、その名も「スモール義男くん」。小さいうちはキモカワイイんだけど、
人の顔を溶かしちゃうのは三池ワールドだな
オレの背中に立つんじゃねえ! 白と黒のエクスタシー、ゼブラーマン!


『修羅がゆく6 東北激闘篇』(1997)

監督:小澤啓一 出演:哀川翔、萩原流行、渡辺裕之 ほか
シリーズ中一番面白かった! 渡辺裕之を迎えて、子弟、男女、兄弟同士の愛情がムリなく流れ、
しかもここにきてついに伊能と本郷の一騎打ち そこになんと春田が仲裁に入って・・・なんでやあああ!
前言ってた3人で世の中分け合おうってこと!? 京本も交えて見所満載。感動で涙。

監督が変わるとこうも作品が変わるものか。本作はたくさん名ゼリフ、名シーンがある。
渡辺裕之の熱いベッドシーンもあり、女にすがりつかれて「女を抱くための手足じゃねえ!」
と言いつつも、岸田組員にレイプされ、自殺を図った時は、殴って
「痛いか? それが生きてるってことじゃないのか!?」

T組長からもらった刀に映る本郷の眼。ラストもこの刀との怖い顔でキマリv


『修羅がゆく7 四国烈死篇』(1998)劇場版
監督:小澤啓一 出演:哀川翔、萩原流行、清水健太郎、夏目玲、永島敏行 ほか
6同様の監督で人情ものに仕上がり、舞台は高知。翔さんとダブル主演の如き対バン張るのは、
昔フォークシンガーとは思えないヤクザ役にハマりすぎの清水健太郎。

今作で本郷組組員・平山が殉死。翔さん曰く「シリーズものは回を追うごとにハードになる」
皆前作を超えようと全力投球。少ない組員でまさに死闘。
組長2人が乗り込むシーンも迫力。迎え撃つ萩原さんも充分な悪役の色気ある演技!

前作での名ゼリフ「組長の命も組員の命も目方は同じだ、それが本郷組のやり方だ」にもつながる。

伊能「オレは大阪に戻らなきゃならん。本郷がいるかぎり進まんのじゃ!
「なんで金にもならん戦に他の組は手を貸すんじゃ!」彼には理解出来ないんだよね、友情とか

春田「足音が確実に聞こえてくる」と脅威を感じる。
修羅シリーズ観ながら四国も探訪w 今度はどこへ行くのやら。


『修羅がゆく8 首都血戦』(1998)
監督:澤田幸広 出演:哀川翔、萩原流行、にしきのあきら、大和武士、青田典子 ほか
ついに東京での対戦、しかも伊能が光和会会長まで殺っちゃって、自分が仕切るべく確実に駒を進めてきた。
にしきのあきらが意外とクール?に一癖あるヤクザを演じ切ってる。

伊能「一度出した金は引っ込めるワケにもいかん。薪にでもしてくれ」ってカッチョいい。

京本「昔を思い出すなぁ。伊能が策を立て、オレと本郷が道具持って・・・」
本郷「今も変わらねぇじゃねーか」爆
3人にも、こんな仲の良い若い頃があったのね、なエピソードがチラリ。

さて、伊能は光和会会長になれるかな? なれそうだな。他のメンツがいかにも弱そう
新宿を颯爽と歩く翔さんも似合うv


『修羅がゆく9 北海道進攻作戦』(1999)
監督:小澤啓一 出演:哀川翔、萩原流行、石橋保、川地民夫! ほか
どんどんクライマックスに向けて進んで、早く先が観たいよーな、終わりたくないよーな
今作は助演が梅沢富美男のせいか、時代劇ってゆーか演歌歌謡でもバックに流れそうな作り。
川地民夫の起用がシブイ!

「本郷みたいに筋の通った極道目指します! 妻にしたい女性もいて、諦めません」
て、それは別に言わなくてもいーんでないの?w

なんかヒーロー視してきてるよね。ヤクザなのに地域に貢献してるってこともあるのか?
改めてSの焼香に来た本郷が、さり気なく未亡人に札束置いてってる気づかいも憎い。

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notes and movies(2004.2~ part2)

2014-02-22 10:38:00 | notes and movies
過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part1からのつづき。
昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


『修羅がゆく10 北陸代理決戦』(1999)劇場版
監督:小澤啓一 出演:哀川翔、萩原流行、鶴見辰吾 ほか
プロットは前作とまったく同じなんだが、鶴見さんも今シリーズに絡んでいたとは。
今作のキーマンは、むしろ「オリンピックに出れなかった男」名高のニヒルな殺し屋と本郷との撃ち合い。
今どき帽子を斜めにかぶっちゃってるところが、すでに10年の長いムショ暮らしのタイムラグを感じさせる
むしろ奥さんのほうが強腕と見た!w

周りを囲む組員の面々が「この次、オレが殉死して次作に出れなくなるかな~」って思っていたかは別として。
伊能は、なんとヘリで逃亡。1人ぽっち残された翔さんがさみしそ~~~

ボートで逃げるシーンもあったが、あんな近くでなぜ撃ち合わない?
弾はそんなに遠くまで飛ばないのか? てかいつも思うが確実に殺すならレーザーガンででも不意に狙えば一発だろうに。
じゃなきゃバズーカとか・・・何十億も儲けてるって設定でも、映画の資金が追いつかない邦画の泣き所か?

力也さんもずっと組内で様子うかがいのシーンのみ。
徳丸はアゴヒゲ生やして、得意の首へし折りの上、飛び蹴りも見事!
逆に大和さんは、フシギな短髪に・・・
「ところで兄弟、髪切ったんかい?」て誰もツッコまないのが不自然なくらいw
アレ? 鶴見さんのコメントはなしかい?


『修羅がゆく11 名古屋頂上戦争』(2000)
監督:小澤啓一 出演:哀川翔、萩原流行、甲賀瑞穂 ほか
今作では女性が活躍。伊能と本郷が組んでた鉄砲弾時代のエピソードも貴重v
今作の伊能のスーツはテカテカ黒と朱色? 前は思い切った赤とかで度肝を抜かれたけど、
どんどん顔もシャープになって、ますますカッチョえーのう!

体を武器にしてのし上がってきたズルい女役がなかなかハマってる
フィリピンにはこんなヒットマンが多いのか?
金で雇われ、最近はヤクザ抗争に利用されているのは事実らしいし。
伊能を目前にして撃てない本郷って・・・やっぱお人好し?

伊能「組員を自分の手足のように思っちょる、本郷はそーゆー男よ。でも、そこが奴の弱点よ」

2人で組んで、組長はじいた時に聞こえた赤ん坊の泣き声で止まった本郷と、逆に撃った伊能。
情に溺れないで常に冷静でいるってのが伊能のポリシーだ。

ボロボロになって土に埋められてた戸沢も命はとりとめたみたいで、さすが!?
まあ徳丸のこんなエピソードも観てみたいけど、ここまでの芝居ができるか・・・?
イヤイヤ、若頭だから本郷のそばを離れることはないだろーなw


『嵐が丘』(1988)

原作:E.ブロンテ 監督:吉田喜重 出演:松田優作、田中裕子、名高達郎、石田えり、萩原流行 ほか
流行さんサイトで自薦されてた1作。前に観たかもだが、改めて感動・・・黒澤映画みたい。
久々素晴らしい芸術、美しいものを観た満足感。でも流行さんはちょい出
松田と田中が本物の役者だというのが分かった。

E.ブロンテ作を日本の武士時代に舞台を置き換えたところからすでにスゴイ!
枇杷、尺八の音が風の音と混ざって、薄暗い画面に炎や鏡の光が効果的に使われ、
演出も脚本も役者の動きも素晴らしい。


『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』(2004)(劇場にて
監督:ピーター・ジャクソン 出演:イライジャ・ウッド、ショーン・アスティン、イアン・マッケラン、ヴィゴ・モーテンセン ほか
難解だった1、2と比べて、キャラの多さや、攻防の複雑さは変わらないが、
戦闘シーンのド迫力(様々なファンタジックな怪物が迫る感じと、
ドルビーサウンドの立体音でディズニーのアトラクションみたいな体感ムービー)
+フロド&サム&ゴラム3人組のリングを還すまでの、自分との闘いのクライマックスのドラマが交互に入って飽きさせない。

長時間で、トイレとお尻の痛さを心配してたけど、気にならなかったw
むしろ原作が気になった。いつか読みたいが、時間がなあ~


『遊びの時間は終らない』(1991)
監督:萩庭貞明 出演:本木雅弘、石橋蓮司、萩原流行、斎藤晴彦 ほか
まだまだファッション的にも、感覚的にも、キャスティング的にも'80代の匂いを残しつつ、'90に移りつつある感じ。
犯人役の青年の緻密さ、完璧さが物語をハラハラドキドキの面白さにしている。
警察があまりにマヌケキャラだからなあ・・・まあ、それが今作のテーマなんだろうけど。
あえてラストをいいところで知りきれトンボにして観客に考えさせるのはズルいな
そして流行さんは、“ちょっとキレてるレポーター”役でクール、存在感ある演技。

ヘリからの景色で作品はthe end.
私の考える結末としては、本当の事件ならもっと警察官も切羽詰って、偶然の気のゆるみを逃さず撃って解決。
どのみち悪行は裁かれたことだろう。でも訓練だから誰も死なないし、マスコミ向けにカッコつける連中ばかりで
今回ばかりはうまくチベットまで行けたかも?
緊迫感を切らさずにテンションを上げ続けたモックンがイイ顔してる。


『修羅がゆく12 北九州死闘篇』(2000)
監督:小澤啓一 出演:哀川翔、萩原流行、中野英雄 ほか
再び北九州、それも小倉! で、また中野さん!? 出演者が足りないのか?
ラスト前にして、かなり激しい動きがあった、それもあっちゅー間!
いつのまにか光和会会長になっちゃってる伊能、ここハショるか?w

再び伊能と一騎打ちに! いつもは遠くからでも頭や心臓を百発百中なのに、
なぜか伊能には当たらないんだよね 勝負は13ラストへ持ち越し。

本郷も岸田組員に撃たれるが、今回はケータイにすくわれた。
え?ケータイって弾よけにもなるの?スゴイ・・・w
そのせいで女からの電話が通じない。13にも彼女が出そうな感じ。

私だったら即コピーいっぱい作って組長連中と警察・マスコミにも送っちゃうがなあw
復讐も本人がやらなきゃ意味ないって変なこだわりか。


『修羅がゆく13 完結篇』(2000)

監督:小澤啓一 出演:哀川翔、萩原流行、渡辺裕之、大和武士、小西博之 ほか
そっかぁ・・・本郷以外、全員逝ってしまったか・・・涙
それにしても見応えのあるスピード感あふれるラスト。
伊能との対決も臨場感があって、まさに死闘の末、首まで飛んでも、なお手が動いてるシーンに
彼の執着心が見えて、壮絶にして納得?の最期でした。

血だらけで闘う2頭の龍、いや2人の修羅。
伊能もこれじゃ、もう起き上がれないし、憎まれ口も叩けない/涙

「ここで倒れるワケにはいかねぇ、死んでいった者の魂も背負ってるんだ。
 オレが倒れたら、また他の誰かが修羅の道を歩むことになる」
たった1人になっちゃって彼はこの後、全国制覇できたのだろうか?


『里見八犬伝』(1983)

監督:深作欣二 出演:薬師丸ひろ子、真田広之、松坂慶子、千葉真一、萩原流行 ほか
いや~懐かしすぎ 映画館で観たのって10代の頃だもんねぇ!
角川春樹製作映画の全盛期で、封切られるたびに劇場に観に行ってたっけ。
今観ても新鮮に感動。監督は深作さんなんだよねぇ・・・しみじみ。

CG技術も今ほどないのに、ここまで壮大なスペクタクル、ファンタジー、
エンタテイメントしてるって、やっぱ深作さんスゴイ!
原作もたしか読んだ。意外にドロドロだった記憶が

当時も、流行さんの蛇っぽいキャラは、すごいセクシーだなあって思ってたんだよね。
妖艶で、真っ白い肌がツヤツヤしてて、中性的美しさ炸裂。

今やハリウッド進出か?てゆー真田広之さん、
最近はコミカルな演技も多い薬師丸ひろ子さんがなんとも初々しい!
アイドル映画にしてはドアップの絡みシーンがけっこう今観てもドキドキだし

しかも脇を固める俳優陣が豪華!
成田三樹夫さんまでラストちょこっと出てたんだ/驚 まだ健在で同時代に生きていたなんて知らなかった!

昔観た映画をもう一度、年齢重ねてから観直すのもなんだかイイもんだねぇ。
こないだの『魔界転生』といい、今作といい、イイ作品はいつ観ても感動できるんだな。
某評論家じゃないが「いやあ、映画って本当にいいものですね」w
週末の夜にいにしえの時代の夢幻の世界に入り込んでしまったよ・・・
映画ってフシギなマジックだなあ。


『怖がる人々』(1994)
●第一話「箱の中」
監督:和田誠 出演:真田広之、原田美枝子、佐野史郎 ほか
何気にブキミな原田さん

●第二話「吉備津の釜」
出演:熊谷真実、杉本哲太、清水ミチコ、筒井康、でんでん、マルセ太郎 ほか

●第三話「乗越駅の刑罰」
出演:斎藤晴彦、萩原流行、花王おさむ ほか

●第四話「火焔つつじ」
出演:小林薫、黒木瞳、三谷昇 ほか

●第五話「五郎八航空」
出演:唐沢寿明、渡辺えり、名古屋章 ほか

以前観たのを思い出した。原田美枝子さん出演作シリーズの時かな。
けっこうインパクト強い作品ばかりだから印象に残っていたけど、
昔のを今改めて見るのも一興。もう亡くなってしまった俳優さんも多いし。。

後には丁寧に出演者の挨拶シーンとメイキングまで入ってる。
流行さんの若々しいこと! 怖い駅員さんの役なんだけどw
それぞれどこかファンタジーの妖しさがあって、3話はとくに宮澤賢治っぽい雰囲気。
怖さにもいろいろで、このオムニバスは恐怖映画ではなく、コワイ中にもプッと笑ってしまう面白みがある。
メイキングを見ると、皆プロ集団でエンタテイメントで観客を楽しませようとする人たちばかり。
「楽しませようとする人々」って感じv


『ナイル』(1999)
監督:和泉聖治 出演:渡瀬恒彦、ラニア・サイエド・ユーセフ、哀川翔、津川雅彦 ほか
ちょっと“シベ急”に通じる要素がなきにしもあらずって感じだけど、
吉村教授の考古学&エジプトへの熱い情熱は認めようw
しかし翔さんもエジプトロケ大変だったろうなあ、熱血ジャーナリスト役は若々しくて新鮮
そいえば流行さんも一人旅でエジプトを訪れている。

奴隷を駆使して集めた財産を墓と一緒に埋めても、あの世に持っていくことはできない。
あとは後世の人間の欲望のままに墓荒しに遭うのみの遺産たち。
手に余る金は災いを呼ぶっていましめか。

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notes and movies(2004.2~ part3)

2014-02-22 10:37:00 | notes and movies
過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part2からのつづきで、このノートのラスト。
昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


『つか版 忠臣蔵』(1991)

監督:つかこうへい 出演: 松坂慶子、風間杜夫、田中邦衛、萩原流行、石丸謙二郎 ほか
面白かった! 年末特番かなにかかな? 全く新しく現代風にリニューアルされた忠臣蔵で
演じるほうも、スタッフも楽しんでる感じ。

妙にハイテンションにぶち切れてる流行さんが男色w
その後も笑える「萩原流行は、この後、老いた母と2人きりでの恒例の初詣に参ります!」
ほか出演陣の近況報告で締めw

やたら熱い涙、涙の風間さん×松坂さんの芝居の後も「回想シーンはこれぐらいでいーだろう?」
とか急に現実に戻される。映画というより劇場で観ている臨場感がある。


『修羅のみち』(2001)
監督: 出演:哀川翔、渡辺裕之、夏八木勲、小西博之、力也 ほか
さて始まりました新シリーズ。とはいえキャスト、大まかなストーリー等は前シリーズとほぼ同じ
こっちのほうが流血度高めで、久々翔さんの血みどろ&絡みシーンが観れたのがお得?

「これは千葉の海岸で拾ったタダの石だが、水は岩をも砕き、次第に丸くなるともう簡単には割れない。
 ゆっくり一枚岩に人を育ててゆけ」ってタダの石じゃんw

「いい女房になったな・・・」なんて泣かせるぜ。おっと泣いちゃいけないんだった!

銃撃戦で胸に弾を食らっていったん心臓が止まったのに生き返った吉田。
きっと地獄の門番にもあの調子でナシつけてきたんだろう
松田は相手方の組員で、つい吉田とのシーンでも「徳丸!」って叫びそうになるw


『餓狼の群れ』(2000)
監督:渡辺武 出演:松方弘樹、高島礼子、萩原流行 ほか
修羅のガラ悪い松方さんとはまた随分と違って・・・でも、やっぱガラは悪いか
つい最近の作品とあってタイトでこずるいイメージ通りの悪役の流行さんが堪能できるw
この“こずるさ”が流行さんの持ち味か!? ストーリーは普通。
2人とも人殺しといておとがめなしかい?
てか海にそんなモノ流したら東京湾の魚がみんなヤク中にならないか?!


『マークスの山』(1995)

監督:崔洋一 出演:中井貴一、萩原聖人、名取裕子、小林稔侍、古尾谷雅人、萩原流行 ほか
極上のミステリー。ベテランの役者が地味ながら各パートをリアルに演じている。
とくに警察ドラマには描かれない地道な捜査、内部での競争、駆け引き、
ラストは荘厳な冬山ロケでのマークスの死によって完結するまで。

「刑事は楽しい稼業だ」とつぶやく中井のセリフには、やるせなさが感じられる。
正義感だけじゃ勤まらない。人間のドロドロとした部分と常に向き合い、
事件解決後も決してスッキリ片づくワケでもなく、また次々と犯罪は起きてゆく。
1人で無心にスニーカーを洗ってる時がこの男の至福の時なのかも。

エンドロールの終わりに、夜の冬山が風の地鳴りのような音とともに浮かび上がるシーンは圧巻。
実際に登ってるシーンもあるし、撮影は厳しかったろうなあ!

流行さんは、いつものハイテンションな悪役ぶりとは正反対に
静かな中にも犯人逮捕に全力を尽くす男を演じていて、これもイイ!


『寒椿』(1992)

監督:降旗康男 出演:西田敏行、南野陽子、高嶋政宏、萩原流行、かたせ梨乃 ほか
女性の原作らしい、しっとりとした味わい深い文芸作品。
昭和初期の、まだ明治・大正ロマンの残っていた時代、南田の匂い立つ若い美しさが際立つ。
髪を洗ってるシーンも美しいし、必要ならヤクザに頭を下げ土下座する父も、いざとなったら
男を張って闘う姿になって、息子が見直す、父と息子の男同士の関係も見所。
バイクで走ったり、バイバイと手を振ったり、アメリカ文化がもう相当定着している時代背景も面白い。


『蒲田行進曲』(1982)
監督:深作欣二 原作・脚本:つかこうへい
出演:松坂慶子、風間杜夫、平田満、高見知佳、蟹江敬三、原田大二郎、萩原流行 ほか
今作も何度か観て、強烈な印象が残ってるけど、流行さんまでは記憶に残ってなかったなあ!
なんといっても監督は深作さんだし、原作・脚本はつかさんで、俳優陣は先日観た『忠臣蔵』のメンツ。
製作は角川で、松竹映画、ロケがかつての撮影所のあった蒲田で、今でも駅ではこのテーマ曲がかかってるし、
歌は松坂、風間、平田、挿入歌は桑田の書いた♪恋人も濡れる街角w
テンション上がりまくりで熱い芝居、濃い~~人情もの。

命を賭けた階段落ち・・・アレ?この平田さんの代わりに落ちた人は一体誰?
階段の撮影現場に皆揃って手を振って、タイトルのプラカードまで持っちゃってるところがつか作品のノリ?

流行さんは、銀ちゃんの取り巻きNO2か3くらいで、水色のジャージやピンクのジャージ着たりしてちょっと変キャラ?w
現代コメディも嬉々として演じてる、こんな時代もあったのねえ~!


『ムーンライトマイル』(2002)

監督:ブラッド・シルバーリング 出演:ジェイク・ギレンホール、ダスティン・ホフマン、スーザン・サランドン ほか

“亡き人、そしてまだ出会えぬすべての愛する人に”

イイ脚本、俳優、音楽が揃えば感動しないはずがない。
『ドニー・ダーコ』で強烈な個性を出してたジェイク、好きだなあ!
ボブ・ディランとヴァン・モリソンを出されちゃ参るよ

「君に分かってもらいたいから。僕はもとの自分に戻って大事な安らぎを見つけた。君だ。君も早く見つかるよ」

母が夫婦関係について話すシーンもイイ。
「どんなにケンカした後でも、ベッドに入ってお尻をつきだすのがサイン。
 彼の腕に包まれると安らぐの。31年間ずっとそう。毎日。彼が私の安らぎ。
 色やスタイルの違いはあってもね」

「君の60%も分からない。40%残りが肝心なのに」ってセリフもよかった。




  

photo1:部長の企画プロジェクト「日本総合悲劇協会」の旗揚げ公演らしいw
photo2:スカパラ展を観に行った時のメモ。
photo3:「BIG SHOT 2004」この時のメンツよかったなあ! いまだに思い出すv



【歌詞をメモした曲】
♪その後の世界/YO-KING
♪恋のかけら/奥田民生


【イベントメモ】
「押井守監修 球体関節人形展」@東京都現代美術館
「スカパラ展」@池袋P'パル


【ライヴレポ(追加で別記)】
冷牟田竜之presents "Taboo"@O-EAST 2004.2.14
勝手にしやがれ@下北沢SHELTER 2004.2.27
PE'Z REALIVE TOUR 2004 春~今回は多めに回ります。~@渋谷クアトロ 2004.2.28
インパスターズ@下北沢 2004.3.6
ROCKING TIME ラストライヴ@渋谷クアトロ 2004.4.2
PE'Z REALIVE TOUR 2004 春~今回は多めに回ります。~最終公演@野音 2004.4.3
SHINJUKU LOFT 5TH ANNIVERSARY BIG SHOT 2004 Special Ultimate Cut@新宿LOFT 2004.4.25


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notes and movies(2003.9~ part1)

2014-02-14 13:24:36 | notes and movies
過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
今回はクルマとますもとたけしさんの絵が貼ってある透明なルーズリーフからご紹介。
部長つながりでドラマ「マンハッタン・ラブストーリー」祭りなのと、
急に翔さんモードからVシネワールドにどっぷりw

  

photo1:PE'Z REALIVE TOURに3回も行ったらしいw
photo2:「マンハッタン・ラブストーリー」祭り。
photo3:いろんなバンドチェックしてたんだな。

昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


『夢二』(1991)
監督:鈴木清順 出演:沢田研二、毬谷友子、宮崎萬純、原田芳雄、大楠道代 ほか
ひさびさ清順ワールドに浸りたいと思って観たら、嬉しいくらい最初から最後まで奇怪。
それ故か、体調不良故か、途中何度か記憶を失ったか知れないが、まずまず堪能できた。

「私は一体何を待っていたのだろう?」

竹久夢二ってこんな変キャラなの?
手で触れた場所などに彼の描いた女絵が浮かび上がる演出も面白いし、
黄色いボート、鮮やかな着物などの色使いが気になる。


『風船』(1956)
監督:川島雄三 出演:森雅之、高野由美、三橋達也 ほか
TSUTAYA更新1本無料ハガキにつられて、久々行って再び昭和の邦画の魅力熱にほだされて見つけた森さんの1本v
ロマンスグレーとは、まさにこんな人 年齢を重ねても上品な美しさは変わらないどころかますますステキ。
女優も揃って、資本主義ただ中の日本で進みつつある家庭崩壊、世代間の感覚のズレを静かに描く。
とくに、末娘と父の純粋な親子愛が涙を誘う。

「金があっても、子どもたちを腐らせるだけ」という父の思いと、
「言い出したらきかない」という息子の思いのスレ違い。

「しがみついてくる女がいたら、俺の人生も違っていたかも」というBと、
「生活していくためには仕方ないのよ」というKとの男女の思いのスレ違い。

人生は、ままならないもの。こうなればいい、という思うとおりにはいかない。
風船のように、ただ風に流されてゆくだけなのか?


『風の中の牝鳥』(1948)
監督:小津安二郎 出演:田中絹代、佐野周二、村田知英子、笠智衆、坂本武 ほか
久々の小津作品。その中でも初期にあたるだろう今作は、なんだか湿っぽい、私の苦手な耐える女もの
時代劇も真っ青な長~~~い階段落ちまでして「すいません」って謝れるってすごいツワモノだ

今日生きるのがやっとで、女性の就職口もなく、あっても安月給。
帰るあてもない夫を4年も待って、一人息子を育てただけでも、とんでもなく偉すぎなのに、一度の過ちであの高圧的態度!
深い愛情の裏返しの憎悪ととって喜ぶべきか? マゾっぽいなぁ・・・

やっと夫の許しを得て「2人で頑張ろう!」みたいになって、痛いのに「歩いてごらん」と命令。
この時代、女ってなんだったんだろ/泣 メンドリがなんの関係があったんだろーーー???


『新・仁義なき戦い/謀殺』(2003)
監督:橋本一 出演:高橋克典、渡辺謙、南野陽子、遠野凪子 ほか
音楽:東京スカパラダイスオーケストラ

胃潰瘍になりそうなくらいの緊迫感と、テンションレベルは、初作からずっと受け継がれてる。
タイトルのブランドと、抱えたテーマとともに一貫しているところが
深作監督から代々引き継がれてゆく、後続の監督らの背負うプレッシャーとプライド、意気込みが感じられる。

すでに耳に馴染んだスカパラサントラが、どういう場面で、どの曲が使われるのかも気になったが、
作品とガッチリ対バン張りながらも、一歩も引かずに作品を盛り上げるあたりは、さすがプロのお仕事v
しかし今作シリーズに惚れたひやむの嗜好って一体・・・?w

何より華のある役者が火花を散らして競演してるのがシリーズの目玉。
あと、なにげに大阪探訪と、ヤクザ事情の変遷の勉強?にもなる。

高橋と渡辺が両極端のキャラで、それ故の友情と、対立する様を存分に魅せてくれる。
そこに前作に負けないタヌキオヤジぶりの小林稔侍さんw
絡んでくる他組の油断ならない面々、そして女優陣で強烈なのが夏木マリさん!
糖尿病でインシュリン注射を腿に打ちつつ、大福をほおばる怪演。

のぼりつめては欲と暴力に死んでゆく血塗られた道には、いつも無常の境地にさせられる。


『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』(2002)

監督:ピーター・ジャクソン 出演:イライジャ・ウッド、リブ・タイラー ほか
戸田奈津子訳。

「善を信じてがんばろう。物語に小さい時感動したのは、主人公たちが何かを信じて進みつづけたからなんだ」

その後の追加シーン満載のDVDの宣伝で、すっかり現実に戻された
劇場だと時間制限があるから仕方ないにしてもズルいよなあ~
ノーメイクの俳優らは誰が何役か分からない人もいる
戦闘シーンが目玉で、黒澤の『乱』を思わせるスケールと迫力と悲壮感。

大自然のロケも目玉のひとつ。
豆知識では、このロケ地をやっと探し、7ヶ月かけてセット作りをし、
撮影後は、はげた草も元に戻すという徹底ぶりだったとか。

中世も今も、人は豊かな自然を壊し、私利私欲のために戦い続けている
どっちが勝とうと負けようと、戦争が繰り返されるという事実が変わらないのは空しい。

そしてラストを飾った音楽は、ビョーク
オーケストラをバックに切ない胸の内を歌う。

もう1つの見所はフルCGのゴラム。
分裂症の哀れな生きものだが、ストーリーを引っ張る重要なキャストで、表情や動きのリアルさはスゴイ。

さて次の3作目で完結かな?
壮大な物語の結末が気になるところ。
機会(というか時間さえ)あれば原作も読みたいところ

1作毎にスケールアップ&丁寧な物語進行で、観終わった後、『ネバー・エンディング・ストーリー』の
あの物語に一体化した感じが味わえ、ともに冒険した仲間の一人にでもなった感覚。
とくに泣けるってわけではないが、超大作すぎるくらいのファンタジー。
映画の新しい動きの模索でもあるのかも知れない。


『過去のない男』(2002)
監督:アキ・カウリスマキ 出演:マルック・ベルトラ、カティ・オウティネン ほか
シンプルな設定、言葉少ない大人同士のもどかしい恋愛物語。
赤をポイントカラーとした抑えた演出は監督独特。
なんといってもCKBをサントラに入れる音へのこだわりに注目

「人生、先を見て進むしかない」等、何気ないセリフが深い。

ギャンブル狂いのダメ男だったのに、頭を殴られた後は、しごく真面目な働き手、
何もかも笑っての生活は厳しいはずなのに、第2のチャンスをもらって、
ささやかながら人の親切が身に染みて、恋までして、新たなスタートが切れるって幸せかも。

寒そ~~~~なフィンランドの乾いた人間関係、つっけんどんな中にも、
食事を与えてくれたレストランのおばさん等、奉仕する心、小さな親切って大切なことなんだな。
なかなか勇気がいるけどね。


『魔界転生』(2003)
監督:平山秀幸 出演:佐藤浩市、窪塚洋介、古田新太、加藤雅也、麻生久美子 ほか
どうしても前作・深作監督のインパクトが強くて見劣りせざるを得ない。
前のほうが敵対する両者の対比がシンプルで分かり易く、ガラシャ?とか妖女キャラもいないし。
窪塚くんの旬さを売りにしてるのが裏目に出たか?
乱れた世に欲深い者らを誘惑するため蘇った悪のヒーローといったところか。
CG技術に溺れて芝居が途切れてしまってはもともこともない。


『阿弥陀堂だより』(2002)

監督:小泉堯史 出演:寺尾聰、樋口可南子、香川京子、吉岡秀隆 ほか
飯山の大自然を舞台に、人との触れ合いを描いた
黒澤明の遺作に息が吹き込まれ、なんとも温かい、静かな感動に包まれるいい映画となった/涙

「あがっておくんなして」「うちの女しょは・・・」など、今でも祖母や親が使う方言がそのまま自然に出てきて、
冬に野沢菜を漬けているシーンや、何気なく出されるお茶、田んぼで食べるおにぎり等々、
そこで暮らす人々の豊かさが感じられた。
あーゆー体験の記憶を体で覚えてるのって私たちの世代くらいまでじゃないかなあ!

まさに人間って、人の間に生きているもの。
お互いの関係の中で、日々一瞬一瞬が過ぎ去る時を噛み締めて
幸せを感じることが大切なんだと、忙殺された都心に住む者の心に痛く染み渡った。

「気が飛んでしまった。心の問題なの。病気でも心が病んでいない人は幸せ」

「姿が大切、なぜなら人となりを表すから」

Cのひと言ひと言は重く、かつシンプルで、豊かな深い意味を持つものばかり。
あんな風に人と接し、見事な死に方をしたいものだ。

「体が必要とするものを畑で作って食べる貧しさは尊い」

宮沢賢治の有名な「雨ニモ負ケズ」で、褒められもせず、苦にもされない、
そういう者にわたしはなりたい、という文が本作のテーマをも表している。

「悲しく苦しい時は心を安らかに」

苦しいことも多いが、それだけじゃない。楽しく美しい瞬間もあることを私たちは知っている。
巡りくる季節の流れも忘れるほど、便利さ、スピード、効率などに振り回されているのを、
いっとき立ち止まって見直してみよう。

(これってパニック障害の話だったんだ/驚


『シカゴ』(2003)

監督:ロブ・マーシャル 出演:レニー・セルヴィガー、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ、リチャード・ギア ほか
ボブ・フォッシーの素材と『キャバレー』の味付けで不味くなるワケがない!
今が旬のゼタとレニーが頑張って、なんとかブロードウェイダンスと歌を披露し、
ロングヒットミュージカルの映画化の成功に華を添えた。

とにかく二転三転する話の面白さ、フォッシー印のセクシー&ワイルドなミュージカルシーンが
絶妙に絡み合って、ショーを観たっていう満腹感v

でも冷静に考えれば、人を殺したことまで大いに使うショービズとマスコミの金と欲のせめぎあい+あこぎさには閉口。
それもこれも、それに食いつく大勢の平凡な暮らしをする一般客あってのこと。
まさにAll That Jazz(なんでもあり)ってオチ。

それぞれ吹替えなしで挑んだミュージカルシーン。
レニーはブレイク作品『ジョーンズの日記』の絶唱つながりかw
ゼタの悪女ぶりはハマってて新鮮。


『マトリックス・リローデッド』(2003)
監督:アンディ&ラリー・ウォシャウスキー 出演:キアヌ・リーブス、キャリー・アンモス、ローレンス・フィッシュバーン ほか
本作のプロモで来日した時は、たしか東京タワーが緑色になって、
完結篇の今回は歌舞伎町に雪を降らせたが、あいにくの雨、しかも誰かやったよな、このアイデア。

前作以上に話は難解だが、ワイヤーアクション、カーアクションetc...
ネオ自身も進化して、空飛べちゃってるからね
キアヌの美青年ぶりは圧倒的! スミスの増殖は笑えるw

「夢を見ていた。これからは見る夢もないのか・・・?」

ラストに長いCM話と、メイキングシーン、これっていつも思うが
手品の種明かしを延々と見たい人なんているのか?

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notes and movies(2003.9~ part2)

2014-02-14 13:24:35 | notes and movies
過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part1からのつづき。
昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


『竜馬の妻とその夫と愛人』(2002)
原作・脚本:三谷幸喜 監督:市川準 出演:木梨憲武、中井貴一、鈴木京香、江口洋介 ほか
三谷脚本の時代劇もなかなか楽しい笑いあり涙あり。
それぞれ個性ある役者がそろって競演。本人と奥さんもちゃっかりチョイ役で出てるしw
結局一番弱そうに見える者が、一番欲深で、しぶとかったってオチまでウマイ。

小料理屋の女中で、ともに改革に奔走したのに、死後は葬式にも呼ばれず、再婚後も不幸だった竜馬の妻。
どこまで作ったか分からないが、混乱の世に華やいだ波乱万丈な女の人生ドラマがあったのかも知れない。

どこまでもダメキャラの夫。いろいろと便利で、一生愛してくれるかもしれないけど、
やっぱ愛ってなんやかんやゆって自己愛なのかも。
自分を殺したも同然の男に妻を寝取られたんだから、別れがくるのも因果か。


『私立探偵 濱マイク』(2002)

監督:林海象 ほか 出演:永瀬正敏、中島美嘉、市川美和子、村上淳、松岡俊介、阿部サダヲ、井川遥 ほか
(なんだ、このドラマ全話観てたんだ

1.31→1の寓話
死んだペット金魚の金ちゃんがキー?

2.歌姫
「自分が歌えなくなった理由を探して」という歌手(UA)からの依頼。
阿部ちゃんは、オカマの店の主人役だったw Asa-Chang も出たらしいが分からん。
笑ったのは、サキサカ&モモナリコンビ復活
伊武さんが久々「ぬんこまれた・・・」とかゆってるのが貴重なネタ/爆

3.どこまでも遠くへ
自分探しの話だったみたい。なんだかまったりしたシーンの連続。
レピッシュはライヴシーンもの。甘ったるいヒロインがマイクを振り回す。
長いアイドルPVみたいなノリ。

4.サクラサクヒ
今回は、やたらと熱くウェットなつくり。ジョージ役の男が叫びまくり。
岸部さんはイイ味出してる。
毎回終わりにYOUがナレーションをいれ、プレゼント告知をしてる喋りも笑う。

5.花
窪塚くんがお得意のキレまくり演技を見せる。
アカネが兄との関係を、もしや他人では?と疑うようなセリフあり。気になる。

6.名前のない森
ちょっと『X-FILE』っぽいつくりで今シリーズとしては異色かも。
ソックリな木は、まさにマイクから木が生えてる、ちょっとハンパな特殊メイクって感じ
マイクの本当にやりたいことは不明のまま。
俳優陣もベテランが揃ってしっかりした作りになってる。

7.私生活
なんだかワケ分かんない話。とにかく小林薫さんの芝居はいつ観てもイイv
(この頃は、まだ哲さんは無意識下

8.時よとまれ、君は美しい
対照的にハリウッドから借りたような話。タイトルも、画面に出る文字も凝りまくり。リワインド使ってるし。
電話1本でAチームみたいな仲間が駆けつけて、自分もケンカでバシバシ決めちゃう中村達也さんがめっちゃカッチョいい!

9.ミスター・ニッポン~21世紀の男
この話はオンタイムで見た。ペー・パー子の殺し屋シーンのインパクトが強烈で忘れられなかったし/爆

10.1分間700円
ゲストもシブイ役者が揃って重めなテーマ。
探偵、殺し屋、神父、ミステリーなキャラが揃ってる。
映像もスタイリッシュ。あ、そいやこのシリーズってフィルムで撮ってる感じだなぁ。

11.女と男、男と女
スカパラが出た回。それで初めて今シリーズを観たんだけど、この時点でもうラストから2番目だったのね
今作のみ外国人監督。西部ガンマン風だけど、タイトルにある女というほどのヒロインはなし。
アクの強い役者が見せる中、たとえ何もしなくても男気プンプンフェロモン出まくりの中村達也さんが画面さらってるv

12.ビターズエンド
で、最終回。またもや出演者が叫びまくる人情もの。

「オレは、依頼人は家族同然と思ってる。家族の頼みは何をおいてもやろうとするから。
 オレは人を信じてる。そうじゃなきゃ始まらない」
てラストのセリフがイイ。

通した感想としては、すごい面白い脚本は少なかったけど、
それぞれの監督が“カッコいい画”を撮ろうと工夫してるし、
ヤクザでもチンピラでもないアウトローな主人公(ヒーローでもないし)が
金にもならない事件に関わって、煩雑な街を歩き回るってゆうオフビートな設定と、
なにより毎回話に関係なく出演するインディーなアーティスト出演のアイデアが良かったv

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