以下は何年も前にビデオで観た時のメモ。ネタばれあり。
今日ひさびさ劇場で観てケータイに感想をメモったものとダブる箇所もあるのも面白いw
↓ ↓ ↓
もっと「俺たちに明日はない」的に若い男女が無軌道に大人に反発して
暴れ回る話かと思いきや、今や伝説的なこのゴダール作品は、
やはりフランス映画の永遠のテーマ「男と女」を意外にも
冷静に見つめて描いている。
あふれ出す言葉、言葉、言葉----
(監督がその場で俳優にセリフをつけながら撮った即興っていうのも驚くが)
結局、何か言葉にすればするほど真実から遠ざかってゆくようだ。
車ドロボウでその日暮しをするミシェルはあっさりと警官を銃で殺し、
朝食をとるにも、恋人を車で迎えにいくにも他人の物を盗んでしかできない。
一方パトリシア(セバーグが『悲しみよ、こんにちは』のセシルカット)は
意外に冷静(というのもミシェルの子を妊娠しているから)。
イタリアへ行こうとしきりに誘うミシェルを断り続ける。
しかし、警察に追われてると知ると突然追跡劇に加わる。
その理由は「愛しているかを確かめたかったの」
電話で警察に居場所を教えたのも彼女。ミシェルは背を撃たれて通りで倒れる。
自分で自分の目を閉じる最期はなんともいえない。
「幸福な愛などない。不幸な愛すらないんだ」
一人の愛する者に愛されないなら、この先の人生など無意味だとでもいいたげな
主人公のあっけない死には疑問が残る。
「どうして記者になったんだ」
「男から自由になれるからヨ」
彼女は男関係ばかり問題にするミシェルとの絶望的な暮らしより、
現実の意味ある生活のほうを選んだ。
スカートをめくられて、ミシェルの頬にバシッと一発ビンタを食らわせるシーンは痛快。
「一発ヤラせるなら車に乗せてやるよ」って言うような男なんだもの。
今日ひさびさ劇場で観てケータイに感想をメモったものとダブる箇所もあるのも面白いw
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もっと「俺たちに明日はない」的に若い男女が無軌道に大人に反発して
暴れ回る話かと思いきや、今や伝説的なこのゴダール作品は、
やはりフランス映画の永遠のテーマ「男と女」を意外にも
冷静に見つめて描いている。
あふれ出す言葉、言葉、言葉----
(監督がその場で俳優にセリフをつけながら撮った即興っていうのも驚くが)
結局、何か言葉にすればするほど真実から遠ざかってゆくようだ。
車ドロボウでその日暮しをするミシェルはあっさりと警官を銃で殺し、
朝食をとるにも、恋人を車で迎えにいくにも他人の物を盗んでしかできない。
一方パトリシア(セバーグが『悲しみよ、こんにちは』のセシルカット)は
意外に冷静(というのもミシェルの子を妊娠しているから)。
イタリアへ行こうとしきりに誘うミシェルを断り続ける。
しかし、警察に追われてると知ると突然追跡劇に加わる。
その理由は「愛しているかを確かめたかったの」
電話で警察に居場所を教えたのも彼女。ミシェルは背を撃たれて通りで倒れる。
自分で自分の目を閉じる最期はなんともいえない。
「幸福な愛などない。不幸な愛すらないんだ」
一人の愛する者に愛されないなら、この先の人生など無意味だとでもいいたげな
主人公のあっけない死には疑問が残る。
「どうして記者になったんだ」
「男から自由になれるからヨ」
彼女は男関係ばかり問題にするミシェルとの絶望的な暮らしより、
現実の意味ある生活のほうを選んだ。
スカートをめくられて、ミシェルの頬にバシッと一発ビンタを食らわせるシーンは痛快。
「一発ヤラせるなら車に乗せてやるよ」って言うような男なんだもの。