メランコリア

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『木更津キャッツアイ ワールドシリーズ』

2006-11-22 23:55:55 | 映画
『木更津キャッツアイ ワールドシリーズ』
監督:金子文紀、脚本:宮藤官九郎、出演:岡田准一、櫻井翔、酒井若菜、
佐藤隆太、阿部サダヲ、山口智充、ユンソナ、古田新太、森下愛子、小日向文世、
薬師丸ひろ子ほか

水曜はレディースデーで映画が女性半額。
初めて行った豊洲ららぽーとは、新しくて、そして広いっ!!/感激
駅出口から出た時点で周りがすっきり整然として近未来的雰囲気にびっくり。
ショッピングモールのほかにもライブスペースなんかもあるらしい。
3F奥にあるユナイテッド・シネマ豊洲も席スペースがゆったりアメリカン。
遅れて入ってきたお客さんとも足がぶつからずに済む!

製作当時から待ちに待ったキャッツ。
もとはたしかライブ友に「面白いから見て~」とゆわれて、深夜帯の再放送を録画して
見てからどっぷりハマったTVシリーズが最初だった気がする。
その友と見に行った前作『木更津キャッツアイ 日本シリーズ』は、のっけから
翔さんのテキヤ球団で爆笑!ウッチャンの高校生姿も気味悪いほどハマってたし。
あれからもう3年も経ったんだねえ!あのとき勢いでパンフレットまで(久々)
買ってしまっていまも家にあるw

前半はセンチメンタルに淡々と回想するシーンがつづいて、んん?このままでいいの?
て思ったけど、中盤からきっちりテンション上げていって、そのままラストに向かって
ぶっちぎりの独走態勢!!!
大人計画の舞台『キレイ』でダイズ丸役だった橋本じゅんもサイコー!

キャッツの醍醐味・巻き戻し手法が今回も冴えまくり!
こっちがこんなことしてた間に、こっちではこんなことになっちゃってたっていう
2倍、3倍に美味しい複雑&精巧に組み立てられた構成は何度見てもスゴイと思う。
小ネタも探せば探すほど詰まってて、何気ないセットに置かれてる小道具まで見逃せない。

小日向さん演ずる父親と息子とのやりとりがこれまたいいんだよねぇ・・・
TVシリーズを見たことのない友も大いに爆笑して、泣いてたし。
さんざん笑わせたあとに、ほろりとさせて、しっかりと伝わってくるものがある、
そんなクドカン脚本にはほんとハズレがない。
エンドロールではいままでの思い出シーンが満載だった。しみじみ。。。

今作でシリーズラストだなんて。
変わらない面子に、変わらないままじゃいられない時間の流れ。
岡田くんは、わたしの中では永遠に「ぶっさん」のままだが、
わたしたちも「ばいばい」といったんお別れを言わなきゃならない。

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