メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『ショーほど素敵な商売はない』

2008-02-24 18:41:45 | 映画
『ショーほど素敵な商売はない』~THERE'S NO BUSINESS LIKE SHOW BUSINESS(1949)
監督:ウォルター・シーゲル
出演:エセル・マーマン、ダン・デイリー、ドナルド・オコナー、ミッツイ・ゲイナー、ジョニー・レイ、マリリン・モンロー ほか

久々ミュージカル熱が再燃
この名作は「1946年のブロードウェイ・ミュージカル『アニーよ銃をとれ』で、
エセル・マーマンが歌ってヒットした同タイトル曲をそのまま題名にしたミュージカル」とのこと。
ボードヴィルで活躍する夫婦スターが子供3人とともに歌って踊るショーで大活躍。
が、子供が成長し、長男は神父を目指し、長女は結婚、次男は失恋ののちに失踪。
息子を探すために父親もひとり巡業に出て、家族はバラバラに。。

冒頭から超ハデなエンターテイメントばりばりのショーが始まって、その中の代表的な
ナンバーを聴いてビックリ。バンバンがライブを始める時に歌う曲だ!
まだメロディとタイトルがあやふやだけど、たぶん♪世紀の楽団 は
今作の♪Alexander's Ragtime Band のカバー。
サントラの視聴では分からないけど、ゆうちゅうぶだとそれぞれフルで聴ける/再驚
大ベテランのエセルとデイリーのシーンも圧巻ながら、エキゾチックな魅力のゲイナー、
恋に浮かれて噴水の周りに置かれた女性像と一緒に踊り出すドナルド・オコナー
♪Man Chases a Girl がとってもロマンティック!

DVD化されたジャケになってることからも、今作の売りはマリリンの出演シーン。
水着のような衣装を着てるのを見たら、けっこーお腹周りがムッチリ?/再再驚
お色気を振りまいてクラブの看板スターとして頑張る歌手役。

わたしの大好きなB.キートンもマルクスBros.もみんな元はボードヴィル出身で
家族ぐるみで活躍していた人ばかりなだけに、今作のドナヒュー一家みたいに浮き沈みがありつつも
舞台を渡り歩いた筋金入りのショーファミリーの話は観ていてあったかい気持ちになった。

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『大地震』

2008-02-24 10:08:43 | 映画
『大地震』~EARTHQUAKE(1974)アメリカ
監督:マーク・ロブソン
出演者:チャールトン・ヘストン、エヴァ・ガードナー、ジョージ・ケネディ、リチャード・ラウンドトゥリー、ジュヌヴィエーヴ・ビジョルド

'70年代パニック映画の代表作シリーズの最後を飾るのは地震です。
しかもL.A.を舞台とした最も被害が大きいといわれる都市型
何度か震度3~4という地震がつづき、観測所で働くスタッフの1人が
「48時間以内に大地震がくる」と予測するも、「パニックになったらそれ以上の被害者が出る。もし予測が外れたら大笑い者になる」と対策も立てられないうちに大地震発生。
人が安全・快適さを求めて造り上げたコンクリートとガラスの建造物が、
今度は巨大な脅威となって一気に襲いかかってくる。

地震が怖いのは、その後の二次災害。火事、津波、ダムの決壊による洪水、
パニックになった街で起こる盗難、殺人などの様々な犯罪。そして、余震。
こんな大規模の地震では、運がよければ助かるってことぐらいしか策はないんじゃないのかな。
指定された避難所に逃げ込んだ怪我人ですら、余震で崩れた瓦礫の下敷きになってしまうんだもの。
あと、シャンデリアの下、エレベーターは絶対危ない!

今作でも主人公のC.ヘストンは浮気者です。/苦笑
アメリカ映画の特徴は家庭崩壊と再生が描かれていること。それだけ離婚率が高いってことだし、深刻な問題。
それにしても、こんなにリアルに倒れてくる建物や高速道路などをCGのない当時、
どれだけの費用と手間で創り上げたのか?
たくさんのスタントマンたちの決死の演技なしには成り立たなかったことはたしか。

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