『シャイニング』~The Shining(1980)イギリス
原作:スティーヴン・キング 監督・製作・脚本:スタンリー・キューブリック
出演:ジャック・ニコルソン、シェリー・デュヴァル、ダニー・ロイド、スキャットマン・クローザース、バリー・ネルソン ほか
▼The Shining (1980) Trailer
忘れた頃にやってくる「心の中のベストフィルム」コーナー。
『ローズ・レッド』、『キャリー』とスティーヴン・キング映画が続いたところで、急にまた観たくなったのが今作。
いやぁ、何度観ても飽きないどころか、何度観ても恐怖の戦慄が走る。
ホテルの廊下に大量の血の洪水が溢れ出すシーン、双子の少女のシーンなどなど
一度観たら一生忘れない映像のインパクトと色遣いの美しさ。
誰が、どこから、何度観ても納得のカンペキな逸品。
▼story
生計をたてるための教師を辞めて小説を書くために、コロラドの山中にあるホテルの冬の間の管理人を引き受けたジャック。
歴史の古いオーバールックホテルは、10月で閉鎖し5月に再開する。その間は深い雪に閉ざされる。
前任の管理人グレイディーは孤独のあまり発狂し、妻と2人の娘を殺して、自分も銃で自殺していた。
だだっ広いホテルを自由に使っていいと言われたジャックと妻ウェンディ、一人息子のダニー。
平穏に過ぎていくかに見えたが、特別な力を持つダニーは様々な恐怖体験をする。
そして、仕事に行き詰まったジャックは次第に正気を失ってゆく。。
ジャック・ニコルソンはノーメイクでもそのままで充分コワイ。出てきた瞬間からコワイ(失礼だ
シェリー・デュヴァルのどこか素人っぽいぎこちない演技もかえってリアリティがあってイイし、
ダニー君も『オーメン』の子役に負けず劣らず素晴らしい演技。
欲を言えば、これは閉塞した冬山のホテルで頭がおかしくなった父親の恐怖映画ってだけじゃなくて、
その奥にはいろんな背景があって、根底には親子の深い愛情が貫いていることまで描ききれなかったことだ。
スティーヴン・キングはこのキューブリック作品が不満で、後に長時間ドラマ化している。
DVDには特典としてメイキングが入っていた。名シーンの種明かしとゆうよりは、
まさに撮っている現場のピリピリと緊迫した様子を克明に記録した感じ。
シェリーは監督に怒られ、急かされ、ついにナーバスブレイクダウンしてしまっているが、
それも極限の演技を引き出すための監督の作戦だってことを本人も分かっているとコメントしてる。
毎日変わってゆくスクリプト、自由な発想による撮影方法、過酷な撮影環境の中でも
求められた演技を瞬間、瞬間で出してゆく俳優の姿にプロ意識の高さが見えた。
でも、やっぱり原作は映画の数十倍も感動するから読むことをすすめたい。
▼『シャイニング』 スティーヴン・キング/著 深町真理子/訳
原作:スティーヴン・キング 監督・製作・脚本:スタンリー・キューブリック
出演:ジャック・ニコルソン、シェリー・デュヴァル、ダニー・ロイド、スキャットマン・クローザース、バリー・ネルソン ほか
▼The Shining (1980) Trailer
忘れた頃にやってくる「心の中のベストフィルム」コーナー。
『ローズ・レッド』、『キャリー』とスティーヴン・キング映画が続いたところで、急にまた観たくなったのが今作。
いやぁ、何度観ても飽きないどころか、何度観ても恐怖の戦慄が走る。
ホテルの廊下に大量の血の洪水が溢れ出すシーン、双子の少女のシーンなどなど
一度観たら一生忘れない映像のインパクトと色遣いの美しさ。
誰が、どこから、何度観ても納得のカンペキな逸品。
▼story
生計をたてるための教師を辞めて小説を書くために、コロラドの山中にあるホテルの冬の間の管理人を引き受けたジャック。
歴史の古いオーバールックホテルは、10月で閉鎖し5月に再開する。その間は深い雪に閉ざされる。
前任の管理人グレイディーは孤独のあまり発狂し、妻と2人の娘を殺して、自分も銃で自殺していた。
だだっ広いホテルを自由に使っていいと言われたジャックと妻ウェンディ、一人息子のダニー。
平穏に過ぎていくかに見えたが、特別な力を持つダニーは様々な恐怖体験をする。
そして、仕事に行き詰まったジャックは次第に正気を失ってゆく。。
ジャック・ニコルソンはノーメイクでもそのままで充分コワイ。出てきた瞬間からコワイ(失礼だ
シェリー・デュヴァルのどこか素人っぽいぎこちない演技もかえってリアリティがあってイイし、
ダニー君も『オーメン』の子役に負けず劣らず素晴らしい演技。
欲を言えば、これは閉塞した冬山のホテルで頭がおかしくなった父親の恐怖映画ってだけじゃなくて、
その奥にはいろんな背景があって、根底には親子の深い愛情が貫いていることまで描ききれなかったことだ。
スティーヴン・キングはこのキューブリック作品が不満で、後に長時間ドラマ化している。
DVDには特典としてメイキングが入っていた。名シーンの種明かしとゆうよりは、
まさに撮っている現場のピリピリと緊迫した様子を克明に記録した感じ。
シェリーは監督に怒られ、急かされ、ついにナーバスブレイクダウンしてしまっているが、
それも極限の演技を引き出すための監督の作戦だってことを本人も分かっているとコメントしてる。
毎日変わってゆくスクリプト、自由な発想による撮影方法、過酷な撮影環境の中でも
求められた演技を瞬間、瞬間で出してゆく俳優の姿にプロ意識の高さが見えた。
でも、やっぱり原作は映画の数十倍も感動するから読むことをすすめたい。
▼『シャイニング』 スティーヴン・キング/著 深町真理子/訳