『千年女優』CHIYOKO MILLENNIAL ACTRESS(2001)
原案・脚本・キャラクターデザイン・監督:今敏
声優:折笠富美子、、小山茉美、荘司美代子、飯塚昭三、佐藤政道、小野坂昌也、津田匠子、鈴置洋孝、片岡富枝、京田尚子、山寺宏一、津嘉山正種 ほか
音楽:平沢進
「千年かけても逢いたい人がいます」
▼trailer
『パーフェクトブルー』を制作したスタッフによるアニメ映画。やっぱり面白い!!!
映画好きかつ、昭和好きにはたまらない、昭和史を追いながら進んでゆくラブストーリーだから、
胃が痛くなったリアルホラーな前作よりゆったりした気持ちで観れた
前作のインタビューで監督がゆってた通り、まさにアニメでしか出来ないリアル×幻想がスピーディに絡み合う世界
ウィキに「輪廻転生」とあってなるほど納得。これは壮大な女の一生の物語である。
▼story
かつての大女優・藤原千代子を訪ねてきたのは、コアファンの立花源也とカメラマン。
関東大震災に誕生してからの生涯の歩みを自らが語るドキュメンタリー・・・であるはずが、
いつしか彼女が主演した数々の名作映画が絡んできて、それを追いかける源也とカメラマン!
「女優なんていかがわしい職業だ」と絶対反対する母親。
政治運動家らしき男が怪我をして逃げてきて、千代子は土蔵にかくまう。
「いつか平和になったら、実家のある北海道に帰って、この絵を完成させたい。
君ともそこで会おう」と約束。首にかけていた鍵をもらいうける。
女優を半ば諦めた千代子だったが、満州で会えるかもしれないと淡い希望を抱き映画の世界に飛び込んだ。
主演作が次々と当たり大女優となってもまだ男の影を追いかけ、警察に捕らえられた際、男も捕まってそれきり音信がとだえる。
大事に首にかけていた鍵を失くして呆然となっていた頃、監督と結婚するが、それは最初から仕組まれたことだとあとで知る。
戦後だいぶ経ってから、以前男を捕らえて拷問したという老人が訪ねてきて、当時書いたと思われる手紙を読み、
その足で千代子は憑かれたように走り出し、約束の地へと向かった。。
現実の恋の魔法はあっという間に覚めてしまうものだけど、夢の中の恋は永遠に色褪せず、美しい浪漫のまま
千代子にとって、それは永遠に捕まえられない呪いでもあるけれども、同時に永遠に覚めない魔法でもある。
女優という職業ならなおさら、いつまでも若く、情熱を失わない秘訣となったことは、ほかに代え難い要素だったかも。
時代劇、戦争、女忍びなどなど、次から次へと場面が展開してゆくのが面白い。
わたしたちもまた、この時代で「自分」を演じている1人の俳優に過ぎないのではと思わせる。
特典は劇場版・TVスポット用の予告のみと潔い。今作の裏話も監督やスタッフから聞いてみたい気もしたけど、
映画本編が楽しめればそれでいいのだ。うんv
エンディングテーマは純ちゃんに合いそうな音楽だった。
歴史とともに活躍し、晩年は山深くで隠遁生活をしている大女優って・・・原節子さんみたいだなぁ
はて。「一番大切なものを開ける鍵…」とは、結局何だったのか。
原案・脚本・キャラクターデザイン・監督:今敏
声優:折笠富美子、、小山茉美、荘司美代子、飯塚昭三、佐藤政道、小野坂昌也、津田匠子、鈴置洋孝、片岡富枝、京田尚子、山寺宏一、津嘉山正種 ほか
音楽:平沢進
「千年かけても逢いたい人がいます」
▼trailer
『パーフェクトブルー』を制作したスタッフによるアニメ映画。やっぱり面白い!!!
映画好きかつ、昭和好きにはたまらない、昭和史を追いながら進んでゆくラブストーリーだから、
胃が痛くなったリアルホラーな前作よりゆったりした気持ちで観れた
前作のインタビューで監督がゆってた通り、まさにアニメでしか出来ないリアル×幻想がスピーディに絡み合う世界
ウィキに「輪廻転生」とあってなるほど納得。これは壮大な女の一生の物語である。
▼story
かつての大女優・藤原千代子を訪ねてきたのは、コアファンの立花源也とカメラマン。
関東大震災に誕生してからの生涯の歩みを自らが語るドキュメンタリー・・・であるはずが、
いつしか彼女が主演した数々の名作映画が絡んできて、それを追いかける源也とカメラマン!
「女優なんていかがわしい職業だ」と絶対反対する母親。
政治運動家らしき男が怪我をして逃げてきて、千代子は土蔵にかくまう。
「いつか平和になったら、実家のある北海道に帰って、この絵を完成させたい。
君ともそこで会おう」と約束。首にかけていた鍵をもらいうける。
女優を半ば諦めた千代子だったが、満州で会えるかもしれないと淡い希望を抱き映画の世界に飛び込んだ。
主演作が次々と当たり大女優となってもまだ男の影を追いかけ、警察に捕らえられた際、男も捕まってそれきり音信がとだえる。
大事に首にかけていた鍵を失くして呆然となっていた頃、監督と結婚するが、それは最初から仕組まれたことだとあとで知る。
戦後だいぶ経ってから、以前男を捕らえて拷問したという老人が訪ねてきて、当時書いたと思われる手紙を読み、
その足で千代子は憑かれたように走り出し、約束の地へと向かった。。
現実の恋の魔法はあっという間に覚めてしまうものだけど、夢の中の恋は永遠に色褪せず、美しい浪漫のまま
千代子にとって、それは永遠に捕まえられない呪いでもあるけれども、同時に永遠に覚めない魔法でもある。
女優という職業ならなおさら、いつまでも若く、情熱を失わない秘訣となったことは、ほかに代え難い要素だったかも。
時代劇、戦争、女忍びなどなど、次から次へと場面が展開してゆくのが面白い。
わたしたちもまた、この時代で「自分」を演じている1人の俳優に過ぎないのではと思わせる。
特典は劇場版・TVスポット用の予告のみと潔い。今作の裏話も監督やスタッフから聞いてみたい気もしたけど、
映画本編が楽しめればそれでいいのだ。うんv
エンディングテーマは純ちゃんに合いそうな音楽だった。
歴史とともに活躍し、晩年は山深くで隠遁生活をしている大女優って・・・原節子さんみたいだなぁ
はて。「一番大切なものを開ける鍵…」とは、結局何だったのか。