メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

1月の給料

2012-02-29 16:21:05 | 日記
24日に、年明けに数日働いた分の給料が入った
少ない額とはいえ、有難や、有難や。

少ないってゆっても、パートのおばちゃんが一生懸命働いた1ヶ月くらい。
有難いと同時に、同じ「尊い労働」に、なぜこんなに給料格差があるのかフシギになる。

こないだの「あさイチ」は、そんな話題だったっけ?
パートにもちゃんと厚生年金を適用させようとする法律に変えようとして賛否両論になっている、みたいな。

パートを多く雇ってやりくりしてきた経営者にとっては、会社をたたまなきゃならん!てことになるし、
パートの主婦からすら「それを理由に時間短縮や、クビにされるから止めてくれ」なんて反対の声があるという

何かを変えようとすると、必ず賛否両論が出て、両者とものっぴきならない事情なため、
大勢をひとつの方向にまとめるって、改めて至難の業だなって思った



最近の気になったトピックス。

声で検索するケータイ?!
そんなことをニュースでゆっていた。前からあったのか?(このリンク先で合っているのかも怪しい
すごいねぇ・・・アナログ人間は、日増しに置いていかれる思いです
でも、説明書を読むことも必要なくなるなら嬉しいな♪
買ってすぐフルに機能が使えて、自分用にカスタマイズできるなら・・・?

パソも将来そうならないかな。
「最近だるい」てケータイにつぶやくだけで、家から最も近く、安価で、腕のいいドクターを探して、
「予定の合う日に予約を入れてもよろしいですか?」て聞いてくれるぐらいの

「巨樹を見に行きたいなあ」てゆったら、「どこそこの公園の樹は種類豊富で、
おにぎりランチにちょうどいいベンチはココですよ♪」ぐらいな
そしたら、どんどん頭を使わなくなって、脳は退化するのか・・・???


「宇宙エレベーター」計画
以前も書いたような気がするけど、「宇宙エレベーター」計画が着々と現実化に向けて進んでいるニュースをまた見た。
実現は2050年の予定。うぅーーーん・・・ギリ乗れるか?!
その頃には、パニ障もすっかり回復して、宇宙旅行を楽しみたいなあ!
途中に宿泊施設まであるんだって

・・・がっ!?そこにたどり着くまでに現在の計算でいくと1週間かかるんだってさぁ~
えぇっと、そんなにハイテクな技術なんだし、もう2050年なんだから、10分くらいになりませんか?
1週間て。着く頃にはみんなげっそり疲れてしまって、楽しむどころではありません/滝汗
そして、「帰りたい・・・」て思っても、また1週間(ムリムリ



その他、気になったイベント。

「東京スカイツリー完成記念特別展 ザ・タワー~都市と塔のものがたり~」@江戸東京博物館(2/21~5/6)
特別展示では、岡本太郎制作で東京初公開「太陽の塔、黄金の顔」も開催。(5/20まで
なんてゆうステキな情報を長野の友だちから教えてくれた(いつもありがとうううう!
気になるけど混むだろうなあ!地方からも殺到しそう。
期間が長めだから、終わりあたりの平日とかならマシかなあ・・・てみんな同じことを思ってたりして


平木浮世絵美術館@豊洲
「にゃんとも猫だらけ」展は、第一部~第三部まであって1/3~3/31まで。

浮世絵 太田記念美術館@原宿
6月からの「猫百景」てにゃんこつながり。

「東方社写真部が記録したアメリカ軍の無差別爆撃」@東京大空襲・戦災資料センター
2/18~4/8まで。ここは2010年夏に一度訪れていろいろ勉強になる資料が多かった。



特別展「インカ帝国展-マチュピチュ「発見」100年」@国立科学博物館
2012年3月10日(土)~6月24日(日)
また上野でヤバイイベント企画したねえ!だからいつも混むんだってば。


ほかにも、東京セントラル美術館、民音音楽博物館なども気になった。


今日は都内は朝からバンバン雪が降っていた!
こんな日に家にいられるのは嬉しい反面、
「すごい雪だったねえ!電車もめっさ混んでたよお!」なんて、
会社の同僚とフツーに話せる日が早く来ればいいなって思った。




コメント

チェーホフ『モスクワのトルゥブナヤ広場にて』(未知谷)

2012-02-29 13:33:29 | 
チェーホフ・コレクション『モスクワのトルゥブナヤ広場にて』(未知谷)
アントン・P.チェーホフ/作 イリーナ・ザトゥロフスカヤ/絵 児島宏子/訳

チェーホフ・コレクションは、大好きなシリーズで、こうして短編を独特の挿絵とともに
素晴らしい物語りを絵本のように気軽に楽しめるのは嬉しいかぎり。

チェーホフが住んでいた町の近所(トルゥーバーだっけ?)に実際あった「鳥の市」の様子が描かれている。
それにしても、市場の品揃えが豊富なこと なぜか、主にペットや作業に使う動物を扱う市場なのね/驚
いろんな身分や立場の客と、いろんな動物たちを売る商売人たちで、いつもごった返している。

鳥、小動物、魚…、なんだか、近所で捕まえてきて、適当に売っている感じが面白いんだけど、
動物好きにとっては、読んでて悲しい描写も多い
当時は「ペットは家族」なんて思いやりが今ほど強くなかったろうし、取り扱いも雑な感じ/涙
そもそも自然に暮らしていた彼らを、人間の暮らしに合わせて「飼う」ということ自体、
野生動物にとっては苦しいことも多いだろう。。


お客の中には「典型タイプ」というあだ名を付けられた人たちもいる。
一文も持っていないのに講釈を触れ回る冷やかしタイプであったり、
季節によって古本屋を見て回ったりする、正真正銘の目利きタイプもいる。
売人は、お客の服装、態度、懐具合などを見定めて、客に合わせた値段を言ってくる!


ちなみに、訳者のあとがきによれば、この「鳥の市」を実際見たくて行ってみたら、
今は別の場所にあり、相変わらずの賑わいだったそうな。

活気溢れる市場の物語りだけど、挿絵は墨絵のような暗いタッチ。
未知谷のチェーホフ・コレクションを任されることの多いイリーナさんは、
この話に出てくる動物たちの苦悩も表現したかったのかしら?などと思ってしまった。

コメント