■『NHKスペシャル ここまで来た!うつ病治療』
「あさイチ」で番組紹介されていたので見てみたら、けっこう勉強になったのでメモ←とにかくメモ魔なので
専門用語もいっぱい出てきたし、あくまで個人的なメモや感想なので、間違ってたらゴメンナサイ
うつ病で苦しむ人は、日本だけでも100万人以上いて、増え続けているんだって!驚
ストレスの多い時代にうつ病を克服する治療法、また将来的には予防への期待も紹介されてて、
けっこうパニ障やその他心理学的な問題(不安感や恐怖など)との共通点、参考になることもあるなって思った。
★TMS(経頭蓋磁気刺激)
「まず、鬱はココロの病気ではなく、脳の病気。前頭葉の血流量を増やすことで回復できる」と医師は言う。
頭部に磁気の刺激を与えることにより、【DLPFC】を活性化させる治療法。
うつ病とはDLPFCのバランスが崩れて→【へんとう体】が暴走している状態のこと。
【へんとう体】
不安・恐怖・悲しみ等のネガティブな感情が生まれる場所。
危険を察知して逃げたりする際、生きるために必要な器官。
【DLPFC(背外側前頭前野)】
判断・意欲に関わる脳の部分。
へんとう体にブレーキをかけて不安をやわらげる機能を持つ。
この治療法は、抗うつ剤等で効果がなく長年苦しんでいた患者さんに有効。
例として紹介されていたその条件のおじさんは、1回につき40分間の磁気刺激治療を毎日続けたら、
2日目で奥さんと朝食をとれるなど、だるさも消え、熟睡でき、日常生活のリズムが戻ってきた/驚
改善が自分で実感できる→規則正しい食生活をする等、良い循環が生まれる。
まだ研究段階だが、これまでの治療で7割に効果が証明された。
日本でこれをやろうとしたら研究・臨床試験・認定までに数年かかる
★DBS(脳深部刺激)
頭蓋骨から脳に直接、電極の管を差し込んで刺激を与える治療法で、胸部からのバッテリで動く。
「へんとう体」の近くにある【25野】に働きかけるので、より有効だと医師は言う。
アメリカほか、カナダ、スペインでも試されている。これまで40人中、75%の成功率。
【25野】
DLPFCとへんとう体をつなぐ神経ハブのような働きをする器官。
■■■日本での現状は問診→投薬
問診は、医師によって診断がバラつき、最悪の場合、誤診につながる危険性がある。
★光トポグラフィー(NIRS・脳血流の画像診断装置)
頭部に赤外線を当て、言葉の連想ゲームをして、脳の血流量を測り、DLPFCの活動を観察する。
その波形のパターンによって、これまで難しかった診断の助けになり、誤診を予防する。
現在、全国13箇所で実施されている。
パターンの種類
・うつ病
・統合失調症
・双極性障害(そううつ病)
これまでは、統合失調症と双極性障害を誤診するケースが多かった(4割以上!驚
抗うつ剤には、落ち込みを防ぐために気分を高める成分が入っているのだが、
躁鬱の躁状態の時には、高まりすぎて、衝動的な自殺の危険などがあった/怖
パターンを見極めることによって、病状に合った治療が出来ると考えられる。
うつ病は、古代ギリシャ時代からあり、ヒポクラテス(だっけ?)は「メランコリア」と呼び「メランコリー(憂鬱)」の語源である!驚×∞
科学的な治療がされ始めたのは、実はたった30年前から!
それまでは、アメリカ製の【DSM(-IV-TR)】(精神疾患の分類と診断マニュアル)が
画期的だと世に出回ってから、安易な問診→投薬が増え、現在でも基本になっているが、
これからは、より科学的、客観的な治療法がどんどん開発されてくることが期待される。
■■■うつ病を悪化する前に治す&予防できる!?
【カウンセリング】【認知行動療法】など言葉の力で治す!
臨床心理士(カウンセラー)が患者と話して、客観的な意見を述べ、見方を前向きに変える訓練をする。
「へんとう体」の暴走→前向きな考え方に訓練する→DLPFCを鍛え、活性化させる→「へんとう体」のコントロールは可能
実際に夫からDVを受けていた女性が、この治療法で前向きな見方が出来るようになって、回復した例が紹介された。
■うつ病の予防
脳の活動をリアルタイムで観察することが可能になり、
「へんとう体」を自分でコントロールする訓練を積む治療法も出来るようになった。
具体的には、楽しい出来事を思い出す(思い浮かべる)→「へんとう体」の棒グラフが伸びるのを見る。
それを繰り返し行い訓練することで、「へんとう体」のコントロール方法を体得する。
紹介されていた医療機関名:
山口大学医学部附属病院
日本医科大学千葉北総病院
神奈川県立精神医療センター芹香病院(横浜にある磁気治療を研究している
以下は、この番組を見ての個人的な感想。
ムンクとか昔の画家、作家、作曲家の時代は、こんな抗うつ剤や医療機器、治療法などなかったから、
それこそゴッホみたく耳を切ったり、命を絶ったりするしかなかったんだろうね。
心理治療といっても、拷問より酷いショック療法など地獄のようなやり方で、
精神病てだけで、狂人扱いを受けていたわけだし。
芥川龍之介も、たしか「歯車」て自伝的小説の中で、常にじっとしていられずに
不安に怯えながら喫茶店に入ったり、またすぐ出たり、なんてのを繰り返していた件があったな。
「天才と狂人は紙一重」みたいな説もあるし、わたしはそうゆう極端な表現方法のアートのほうが好みなんだけどね。
「普段、人は脳の数%しか使ってない」なんて説もあるし、もしかしたら、うつ病とか言われる現象って、
ある研ぎ澄まされた感覚によってしか見えない・聴こえない能力が、周囲との摩擦で引き起こされた弊害とも言えるのかななどとも思った。
自分でもゆっててよく分からんけれども
とにかく日本はどんな分野でも、認証されて、実用化されるまでにやたらと時間がかかるんだな。
いつも思うけど、マスコミで紹介される最新医療機器や、ゴッドハンドみたいな有能な医師は、
近所にそういないわけだから、みんなが気軽に最良の治療を受けられないってのが辛いよね
「あさイチ」で番組紹介されていたので見てみたら、けっこう勉強になったのでメモ←とにかくメモ魔なので
専門用語もいっぱい出てきたし、あくまで個人的なメモや感想なので、間違ってたらゴメンナサイ
うつ病で苦しむ人は、日本だけでも100万人以上いて、増え続けているんだって!驚
ストレスの多い時代にうつ病を克服する治療法、また将来的には予防への期待も紹介されてて、
けっこうパニ障やその他心理学的な問題(不安感や恐怖など)との共通点、参考になることもあるなって思った。
★TMS(経頭蓋磁気刺激)
「まず、鬱はココロの病気ではなく、脳の病気。前頭葉の血流量を増やすことで回復できる」と医師は言う。
頭部に磁気の刺激を与えることにより、【DLPFC】を活性化させる治療法。
うつ病とはDLPFCのバランスが崩れて→【へんとう体】が暴走している状態のこと。
【へんとう体】
不安・恐怖・悲しみ等のネガティブな感情が生まれる場所。
危険を察知して逃げたりする際、生きるために必要な器官。
【DLPFC(背外側前頭前野)】
判断・意欲に関わる脳の部分。
へんとう体にブレーキをかけて不安をやわらげる機能を持つ。
この治療法は、抗うつ剤等で効果がなく長年苦しんでいた患者さんに有効。
例として紹介されていたその条件のおじさんは、1回につき40分間の磁気刺激治療を毎日続けたら、
2日目で奥さんと朝食をとれるなど、だるさも消え、熟睡でき、日常生活のリズムが戻ってきた/驚
改善が自分で実感できる→規則正しい食生活をする等、良い循環が生まれる。
まだ研究段階だが、これまでの治療で7割に効果が証明された。
日本でこれをやろうとしたら研究・臨床試験・認定までに数年かかる
★DBS(脳深部刺激)
頭蓋骨から脳に直接、電極の管を差し込んで刺激を与える治療法で、胸部からのバッテリで動く。
「へんとう体」の近くにある【25野】に働きかけるので、より有効だと医師は言う。
アメリカほか、カナダ、スペインでも試されている。これまで40人中、75%の成功率。
【25野】
DLPFCとへんとう体をつなぐ神経ハブのような働きをする器官。
■■■日本での現状は問診→投薬
問診は、医師によって診断がバラつき、最悪の場合、誤診につながる危険性がある。
★光トポグラフィー(NIRS・脳血流の画像診断装置)
頭部に赤外線を当て、言葉の連想ゲームをして、脳の血流量を測り、DLPFCの活動を観察する。
その波形のパターンによって、これまで難しかった診断の助けになり、誤診を予防する。
現在、全国13箇所で実施されている。
パターンの種類
・うつ病
・統合失調症
・双極性障害(そううつ病)
これまでは、統合失調症と双極性障害を誤診するケースが多かった(4割以上!驚
抗うつ剤には、落ち込みを防ぐために気分を高める成分が入っているのだが、
躁鬱の躁状態の時には、高まりすぎて、衝動的な自殺の危険などがあった/怖
パターンを見極めることによって、病状に合った治療が出来ると考えられる。
うつ病は、古代ギリシャ時代からあり、ヒポクラテス(だっけ?)は「メランコリア」と呼び「メランコリー(憂鬱)」の語源である!驚×∞
科学的な治療がされ始めたのは、実はたった30年前から!
それまでは、アメリカ製の【DSM(-IV-TR)】(精神疾患の分類と診断マニュアル)が
画期的だと世に出回ってから、安易な問診→投薬が増え、現在でも基本になっているが、
これからは、より科学的、客観的な治療法がどんどん開発されてくることが期待される。
■■■うつ病を悪化する前に治す&予防できる!?
【カウンセリング】【認知行動療法】など言葉の力で治す!
臨床心理士(カウンセラー)が患者と話して、客観的な意見を述べ、見方を前向きに変える訓練をする。
「へんとう体」の暴走→前向きな考え方に訓練する→DLPFCを鍛え、活性化させる→「へんとう体」のコントロールは可能
実際に夫からDVを受けていた女性が、この治療法で前向きな見方が出来るようになって、回復した例が紹介された。
■うつ病の予防
脳の活動をリアルタイムで観察することが可能になり、
「へんとう体」を自分でコントロールする訓練を積む治療法も出来るようになった。
具体的には、楽しい出来事を思い出す(思い浮かべる)→「へんとう体」の棒グラフが伸びるのを見る。
それを繰り返し行い訓練することで、「へんとう体」のコントロール方法を体得する。
紹介されていた医療機関名:
山口大学医学部附属病院
日本医科大学千葉北総病院
神奈川県立精神医療センター芹香病院(横浜にある磁気治療を研究している
以下は、この番組を見ての個人的な感想。
ムンクとか昔の画家、作家、作曲家の時代は、こんな抗うつ剤や医療機器、治療法などなかったから、
それこそゴッホみたく耳を切ったり、命を絶ったりするしかなかったんだろうね。
心理治療といっても、拷問より酷いショック療法など地獄のようなやり方で、
精神病てだけで、狂人扱いを受けていたわけだし。
芥川龍之介も、たしか「歯車」て自伝的小説の中で、常にじっとしていられずに
不安に怯えながら喫茶店に入ったり、またすぐ出たり、なんてのを繰り返していた件があったな。
「天才と狂人は紙一重」みたいな説もあるし、わたしはそうゆう極端な表現方法のアートのほうが好みなんだけどね。
「普段、人は脳の数%しか使ってない」なんて説もあるし、もしかしたら、うつ病とか言われる現象って、
ある研ぎ澄まされた感覚によってしか見えない・聴こえない能力が、周囲との摩擦で引き起こされた弊害とも言えるのかななどとも思った。
自分でもゆっててよく分からんけれども
とにかく日本はどんな分野でも、認証されて、実用化されるまでにやたらと時間がかかるんだな。
いつも思うけど、マスコミで紹介される最新医療機器や、ゴッドハンドみたいな有能な医師は、
近所にそういないわけだから、みんなが気軽に最良の治療を受けられないってのが辛いよね