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『神との対話 宇宙をみつける自分をみつける』(サンマーク出版)
ニール・ドナルド・ウォルシュ/著 吉田利子/訳
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第1章 人生は、自分が何者であるかを思い出すため。すでに知っていることを体験する機会だ。
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第2章 自分の信念をもち、自分の価値観に従うこと~
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第7章 親、配偶者として、あなたの愛を相手をしばる接着剤にしてはならない~
【内容抜粋メモ】
(質問文はなるべく省略して、返答の一部をメモしているので、飛んでいるとか矛盾していると感じるかも
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第13章 ほとんどのひとは、まったく無意識に病気を創り出している
Q:なぜわたしはこんなに慢性的な症状に苦しめられるんでしょう?
A:
あなたは病気を愛している。自分を憐れんだり、注意を向けるために
病気を利用してきたのだ。
病気を愛していないことがあれば、それは病気を創り出した時、予想した以上に酷くなってしまったからだ。
病気は自分で創り出している。
今では頭のかたい医師ですら、ヒトが自分で自分を病気にしていることがわかってきた。
ほとんどのひとは、まったく無意識に病気を創り出している。
人生を無意識に生きているからだ。
ヒトは
煙草を吸っていながら、どうしてガンになったのかといぶかる。
ヒトは動物性食品
や脂肪をとっておきながら、どうして動脈硬化になったのかといぶかる。
ヒトは一生怒り続けながら
、どうして心筋梗塞になったのかといぶかる。
ヒトは信じられないほどのストレスに耐えて、過酷な競争をしながら、どうして発作が起こったのかといぶかる
「心配」は、最悪の精神活動のひとつだ。自己破壊的な
「憎悪」の次に悪い。
心配は何の役にもたたない。精神的エネルギーの浪費だ。
憎悪はいちばん破壊的な精神状態だ。憎悪は身体を毒する。すると、元に戻すことはできない。
心配、憎悪、不安、短気、貪欲、不親切、批判、非難なども、すべて細胞レベルで身体を攻撃する。
うぬぼれ、わがまま、欲張りも。
Q:感染する病気はどうなんですか?
A:
あなたの人生では、何もかもまず思考から生まれる。
「わたしなんか生きている資格はない」「わたしは敗北者だ」「人生にうんざりしている」。。
思考は微妙なものだが、エネルギーのかたちとしては強力だ。
否定的な思考の効果がいったん物理的なかたちをとってしまうと、逆転させることは難しい。
病を癒す癒し手は、そんな信念をもっている。だから時には遠くからでも癒すことができる。
思考に距離はない。言葉が口に出るより速く世界を周り、宇宙を旅する
「健康上の問題を解決」するには、考え方の問題を解決すればいい。要は考え方を変えればいいんだ。
身体をもっと大切にしなさい。
年に一度、
定期健診を受ければ病気で倒れるのを予防できるのにそれもせず、
病院に行きながら、薬を服用せず、運動をしないで、身体を弱くし、
食物と称されているとんでもない物質で身体をいっぱいにする(食生活に関しては耳が痛い
あなたには生きようという意志がないからだ。
真実を言っただけだ。真実をついた言葉は、ひとを目覚めさせる。
けれど、目覚めさせられるのがイヤなヒトもいる。ほとんどのヒトが眠っているほうがいいのだ
世界が今のようになったのは、夢遊病者だらけだからだ。
煙草に火をつけたことがあるなら、あなたのように毎日1箱吸い続けている者は、生きる意志などほとんどない。
Q:でも、10年前に禁煙しましたよ!
A:
20年間も身体を痛めつけた後で、だろう。
それに、酒
を飲んだことがあれば、やはり生きる意志などほとんどないのだ。
Q:でも、酒はほどほどにしか飲んでいません。
A:
ニンゲンの身体は
アルコールを摂取するようにできていない。アルコールは精神を損なう。
あなたがたは大体50年か80年で身体を使い果たしてしまう。
あなたがたの身体は永遠にもつように創られた。
あなたがたは不死だ。決して死なない(
)。ただ、かたちを変えるだけだ。本来はそれすらも必要なかった。
かたちを変えると決めたのはあなたがたで、わたしではない。(老いのことかな?
最初の人間たちは文字どおり苦痛のない身体の中で、死と呼ばれているものへの不安もなしに生きていた。
物質をつくるために、猛スピードの振動の速度が落とされた。身体も含めて。
あなたがたは海
という生命の水から陸地へ上がり、今のようなかたちをとるようになった。
Q:では、
進化論者は正しいんですね!
A:
あなたがたは、なんでもかんでも、正しいか間違っているかを決めずにはいられない。
まったく、いつ見ても面白いよ。(なんかテレビか映画でも見ているみたいなのかな?
ものごとは正しいと同時に間違っていることもあるとは考えない。
正しいか間違っているかは、相対的な世界でのことにすぎないのに。
宇宙飛行士
はそれを感じた。すべての定義が消えたのだ。
進化論者は正しくない。わたしはすべてを一瞬のうちに創った。
あなたがたの言う歳月で言えば何十億年もかかって進化の過程をたどってきた。
どうして、聖なるものは聖なるものとして、そっとしておけないのか?
あなたはほんとうの「真実」ではなく
「自分が理解できる真実」を知りたがる。だから、あなたがたの眼は開かれない。
あなたがたは、すでに真実を知っていると思っている。
自分が理解できるパラダイムにあてはまることには同意し、あてはまらないことは受け付けない。
それが「学ぶ」ことだと思っている。
魂が思いを抱き、精神が創造し、身体が体験する。これで循環は完結する
自己の3つの面は完全に平等で、関連しあっている。
その意味で、あなたはわたしの「小宇宙」である。
あなたは、わたしの身体である。
わたしはすべてを、あなたを通して経験する。
これよりもっと大きな真実がある、わたしもまた、ある者の身体だからだ。
わたしがあなたに覗かせたのは無限のほんの一部でしかない。
もっと覗かせても、あなたには分からないだろう。今でさえ、ほとんど把握できないのだから。
永遠はあなたが知っているより長い。
想像は神を超えている。
神はあなたが
イマジネーションと呼ぶエネルギーだ。
あなたは、高性能の顕微鏡を覗いた時にこんな経験はないか?
「ここには宇宙全体がある。それをこうして眺めているなんて、まるで神になったような感じだ!
」
あなたが垣間見た現実には決して終わりがないと言ったら、どうするかな?
あなたが想像する宇宙のいちばん小さな部分を考えてごらん。
それを2つに割ってごらん。
それをまた2つに割ってごらん。
だが、どこで「止まる」だろう? 何度割ったら、それは存在しなくなるだろう?
ニール「分かりません。きっと、いつまでも存在し続けるんじゃないですか」
A:
あなたは今、すべての生命の秘密を学んだ。無限を見たのだ。
わたしはわたしである。あなたはあなたである。
あなたは、それ以外ではあり得ない。かたちを変えることはできるが、自分でなくなることはできない。
聖霊は
インスピレーションであり、思い描くこと。
父は親であり、創造すること。
息子は子孫であり、経験すること。
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第14章 どこででもわたしの声を聞きなさい
Q:わたしがこの世で学ぶべき
因果(カルマ)の教訓は何でしょうか?
A:
何を克服しようとしているか? 克服しようとすること自体を克服しようとしているのだ。
Q:
輪廻転生、因果応報はあるのか?
A:
あなたは過去に647回生きている。
あなたは過去にすべてを経験した。王、女王、農奴、教師、生徒、男性、女性、戦士、平和主義者、英雄、臆病者、賢者、愚者。。
因果応報、カルマの責務はない。
あなたに義務はない。だが、あなたがしたいと思う、選びたい経験はある。
場合によっては、以前に経験したことに基づいて選択をする。以前に経験したことから欲求が生まれる。
カルマが、良くなりたい、発達し成長したいという内的欲求を指すのであれば、
その物差しとして過去の出来事や経験を眺めるのであれば、カルマは存在する。
だが、あなたは、これまでもこれからもつねに、
自由な選択をする存在である。
Q:
超能力者というのはあるのでしょうか?
A:
超能力と呼ばれるものをもっていないひとは誰もいない。ただ、使わないひとがいるだけだ。
超能力を使うのは、
第六感を使うのと同じことだ。
Q:
セックスはいいことですか?
A:
もちろん「いいこと」だ。あなたは遊ばせたくない玩具を子どもに与えるだろうか?
セックスで遊びなさい! だが、頼むから性的な無邪気さや喜び、純粋なおもしろさ、楽しさを、
セックスを誤用することで破壊しないでもらいたい。自我を満足させるためや、支配するために使ってはいけない。
(下ネタで嘲笑することに違和感を感じるのはこのせいか?
否定によって得られるものは何もない。
より大きな現実が見えてくると、欲求は変化する。
だから性的活動への欲求が減少したり、なくなったりしてもフシギではない。
ヒトはそれぞれであり、批判はいらない、それがモットーだ。
何をするにしても、理由はいらない。ただ、ものごとを起こす原因(もと)になりなさい。
どんな行動でも止めるのは、新しく出会う自分になりたいと思った時だ。簡単だが、けっこう複雑かもしれない。
Q:なぜ楽しいことはみんな
「不道徳か、違法か、太るもと」なんですか?
A:
楽しいことはすべて違法でも、太るもとでもない。
あるヒトには「楽しい」とは、身体的感覚を意味する。
だが別の者には、まったく違うことを意味するかもしれない。
すべては、自分を何者と考えるか、この世で何をするかによって決まる。
あなたがたのセックスに対する態度は、人生に対する態度の小宇宙だ。
人生は喜びで、祝福であるべきなのに、恐怖、不安、不足感、嫉妬、怒り、悲劇の経験になってしまっている。
あなたがたの集団的な態度を見るがいい。
世界の人々の8割は、人生を
試練、苦難、試される時、因果のつけを払うべき時、厳しい教えを学ばなければならない学校だと思っている。
死後のほんとうの喜びを待っている間、耐え忍ぶ場だと思っている。
セックスを支えるエネルギーは、人生を支えている。それが生命だ!
互いに感じる魅力、相寄ってひとつになりたいという激しい切実な欲求は、生きているものすべての本質的なダイナミズムだ。
あなたがたが築いた倫理規範、宗教的制約、社会的
タブー、習慣のせいで、自分の在り方を祝福できなくなっている。
あなたがたのテレビ番組
は、裸の
暴力を見せることは何とも思わないのに、裸の愛
を見せることは恐れている。
Q:
ほかの星に生命体はいるのですか?
異星人が地球を訪れたことはあるんですか?
いまも、わたしたちは観察されているのですか?
わたしたちが生きているうちに、証拠を見ることはあるのでしょうか?
A:
1つ目の質問の答えはイエス。2つ目もイエス。3つ目もイエス。
4つ目に関しては答えられない。未来を予言することになるから。わたしは予言はしない。
(ヤッタね
宇宙人に早く会いたいなあ
この本を完成させるのにあなたは1年かかっているから、次の2冊にもそれぞれ1年かかるだろう。
3部作が完成するのは1995年の復活祭の日曜日になる(予言しちゃったし
Q:もう対話は終わりですか?
A:
もう、わたしを懐かしがっているのか?(このユーモア好きだな
これからも質問があったら、答えてくれと、わたしを呼べばいい。
あなたの真実の中、正直な気持ちの中、精神の静けさの中に、わたしの声を聴きなさい。
わたしがすでに答えているのだと思いなさい。
わたしの答えは、すでに発表されている記事の中にあるかもしれない。
これから聞く説教、制作中の映画
、昨日作曲されたばかりの歌の中
、
愛する人の口から出掛かっている言葉の中、知り合おうとしている新しい友人の心の中にあるかもしれない。
わたしの真実は、風の囁き、小川のせせらぎ、稲光
、雨音
だ。
土の感触、百合の香り、太陽の暖かさ
、月の満ち欠けだ
だから、いつでもどこでも、神の平安から切り放されたら、わたしを呼びなさい。
わたしはそこにいるだろう。真実と、光と、愛とをたずさえて
【著者による“おわりに”の抜粋メモ】
出版後の反響で寄せられた膨大な質問に答えるために、毎月の手紙
、月報を書くことに決めたとある。
今ではきっとHPで答えてるのかもしれないな。
【訳者による“あとがき”の抜粋メモ】
原著には
「an uncommon dialogue(ふつうではない対話)」という副題がついている。
著者は、何度かの離婚、失業、面倒を見なければならない妻子を抱えて苦悩していた。
神に怒りの手紙
を書いて、ペンを置こうとした時、ペンが自然に動いて対話が始まったという。
著者は長い間、神を求め、真理を知りたいと願っていた。
キリスト経、仏教、ニューエイジと言われる最近の考え方も勉強して考え抜いた。
学び、考え、苦しんで、「準備ができた」とき、神さまは語り始めた。
原著は1995年、アメリカの小さな出版社から出されたが、大きな反響を呼んだため、
版権を買い取った大手出版社が翌年、改めて本にした
世界20カ国で翻訳が予定され、今でもベストセラーに入っている。(1997年現在
【著者紹介の抜粋メモ】
現在、ニールさんは妻とオレゴン州南部の森の多い静かな地域で暮らしている
「ReCreation(再創造)」という組織を創立した。
講演、ワークショップなどを行い活動を続けている。
シリーズの第1冊目を最後まで読んだ感想としては、ニールさんのように周囲も自身も
キリスト教徒をはじめとして、ある1つの宗教が確固としてある環境に生まれると、
1つ1つの定義を否定されるたびに、日本人には想像できないくらい激しい葛藤、動揺があるんだろうなということ。
書かれた内容については、著者が自分で疑っているとおり、
自身の知識、多々ある苦労から導き出した良心的な洞察ともとれる部分もあるし、
同時に、これまで様々な場所、場面でわたし自身が触れてきた言葉、考えてきたことにも似通っていたから、
きっと、この感想メモを読んでくれている人たちにも、どこか共感できる部分があるのではないだろうかと思う。
わたしは、これまでずっと「自分は何をしたいのか?」「自分は実際どんな人間なんだ?」てことをじっくり考えたいと思ってきたし、
知りたいとあがいて、それに関係ないと思われることに関わることには抵抗を感じて、
いつも「時間がない
」「時間がもったいない」と思ってきたけれども、
本書を読んで、腑に落ちた。
時間は永遠にたっぷりあるんだ。
これまでもあったし、これからもある。だから、毎日自分が楽しいと思うことをして、
毎日、自分とは何ぞやってことを考え、気づき、周囲に表していきたいと思った。
2冊目、3冊目も読むのが楽しみv