メランコリア

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ドラマ24「怪奇恋愛作戦」

2015-03-20 12:43:16 | ドラマ
ドラマ24「怪奇恋愛作戦」
監督・脚本:ケラリーノ・サンドロヴィッチ ほか

出演:
消崎夏美:麻生久美子
揺木秋子:坂井真紀
華本冬:緒川たまき
三階堂登:仲村トオル
悲別:大倉孝二
巡査A:岩崎う大(かもめんたる)
巡査B:槇尾ユウスケ(かもめんたる)
唄子:犬山イヌコ
萌香:今野鮎莉
眠山:山西惇
語りべ:池谷のぶえ

op theme ♪ヴィーナス/女王蜂
ed theme ♪Fallin’Down/電気グルーヴ

 

松尾部長が出演するってことで7、8話だけを予録して観たら、出演シーンはほんの数秒だったけど、
ストーリーやギャグがまさに私好みだったため、全話観たくなって、最初から見始めた。
まだ放送中なのかな? でも、これまでの放送分の感想メモをアップしてしまおう。

とにかくケラさんの笑いのツボがイイ。麻生さんつながりで言えば『時効警察』あたりの感じ。
フランケンシュタインやらドラキュラやら、素材がベタで、タイトルからして、どっかとカブってるw

麻生久美子さんは好きな女優の1人。いつもオモチャみたいな服がよく似合うv
仲村トオルさんは、最近渋めな役でしか観なかったけど、『あぶデカ』時代の軽妙さが見れて、コメディももっと出ればいいのにw


story(ネタバレ注意


●1話「21世紀のフランケンシュタイン(前編)」
●2話「21世紀のフランケンシュタイン(後編)」
ナツミが夢だった喫茶店は、見知らぬウタコが経営している(イヌコさん、いつもいいキャラだなあ!
騙した不動産屋は魚屋に、恋人にも逃げられ、散々なナツミ。ウタコはバイトに雇ってもいいという。

中学時代の幼なじみで刑事の三階堂(40)に冷蔵庫をもらうと、中から大量の靴下が出てくる「冷えて気持ちいいんだよ~」w
相方の悲別は、ナツミの友だちアキコにひと目惚れして早速求婚するも無視。

アキコは、生徒からデートに誘われ行ってみるとウソで、2度も騙されるような定時制の音楽教師。
もう1人の友だち、フユは、自称女優。ダメ同僚・カビタに夢中だが相手にされていない。

 
開き直って♪ピンタラポンタラ って踊ってるのは、皆大女優さんたち。ケラさんて偉大/爆

宝石店で強盗した犯人は死刑囚だった。
「フランケンシュタインじゃないですか?」フランケンを知らない三階堂に「わービックリだー」
その間、怪しい男が20歳のバイト・萌香を盗撮していた。萌香はなんとなく三階堂と付き合っている。
ナツミはフランケンにヘリでさらわれるが、それを見たというウタコを誰も信じない。
(円谷さん寄りながら、かぎりなくオモチャっぽくて可愛いヘリほか、手づくりものが多々出てくる


怪しい男はフランケンをつくったマッドドクターで、愛想のいいスズキさんの脳を、20歳の萌香に移そうとしてたのに
フランケンは間違ってナツミを連れてきたため、ナツミの脳を萌香に移そうとする。


調書に「耳なしウサギ」の絵/爆 「紫色の船越英二」だっけ?意味の分からぬセリフも多々

怪奇現象に詳しい眠山に「子どもの頃から死相が出てるんですか?」「このミミズクを肩に乗せてる人は?」「その人はいいんだ」www
逃げようとする萌香。止めようとする人造人間たち。
フランケンの脳はフユを覚えていて、逃がしてあげようとして首を切られ、バレーのように「アターーーック!」


崩れる屋敷もオモチャ系w



●3話「妖怪年食い(前編)」
●4話「妖怪年食い(後編)」


妖怪の女医をかばう院長・峰役の萩原聖人さんが、いかにもワケありな役にハマっててカッコよかった。
マジメに演じるほど可笑しくて、コメディも似合うんだなあ!
病院内の同じところを何度も歩いているシーンも爆×5000(セットが足りない?!

「三千歳病院」に入院しているアキコは、隣りのベッドのミドリと仲良くなるが、
ある夜、ミドリは声に誘われてトイレで何者かに襲われ、老婆になってしまう。
ミドリにバンドのチケットを頼んでいたナツミ。
「そのバンドのボーカルが病院にいたわよ、仮病で」とタクシー運転手のバイトをしているフユに教わって興奮する。
そのボーカル・タバサも魂を吸われて老婆となり、老婆の出したCDはなぜかバカ売れ、マネージャーも「これでよかったんだ」と喜ぶ。

眠山は「年食い」て妖怪かもしれないという。
女医は若さを保つために患者の魂を吸っていたが、院長は「胃拡張を通り越して、ほとんど胃だっ!」と心配する。


「今は妖怪にとっては生きにくい世の中だ。でもオレがきっと守ってみせるから」(水木サンファン的に切ないセリフ

アキコも声に呼ばれるが、声が混線して大勢くるw 霊安室に閉じ込められ、食べ過ぎた妖怪は大爆発!


「だから食べ過ぎだって! 茂子~~~~~!」

三階堂「冗談はヨシムラトシタロウ」
悲別「誰ですかセンパイ! 誰ですか~!?」w



●5話「闇夜の少年(前編)」
●6話「闇夜の少年(後編)」


アキコは、エロ教師・アビコに始終つきまとわれていた。
ピアノを熱演していた生徒イクロウは、アキコと同じく滝廉太郎を尊敬していると話が合う。
「先生はボクが守ります」



若い女性の血が抜かれて死亡する事件が5件もおきて、「ヴァンパイア」も知らない三階堂はオトリ作戦を思いつく。
アキコは、イクロウのために料理を作ってあげようとしてフライパンを返し過ぎて、全部こぼれてる/爆

写真に写らないイクロウが吸血鬼と知りつつ、「私が守るから」と自分の血を提供してフラフラになるアキコ。
ナツミが説得しても、イクロウは「愛する人と生きたい」
(あれ? 血を吸ったら永遠の若さと命が得られるんじゃなかったっけ? てか、なぜ若い女子じゃなきゃダメ?

「幸せって何?」
「私、2人の気持ち分かる。人間のいい所も、悪い所もずーーっと見てきたイクロウくんがアキコを選んだんだよ。
 悲しいね、ヴァンパイアって。人間も同じかもしれないね」

アビコはついにアキコを捕えて襲おうとし、イクロウが助ける。
イクロウの血を用意していたのは妹だったが、警察に捕まり、一連の事件の犯人は自分だと自供する。

イクロウ「ボクは随分長く生きている。それでも、この世界は大きくて分からないことだらけなんだ。
     ボクは先生に何を残せるんだろう?」

アキコ「十分すぎるよ。寂しいこと、辛い時もあるけど、これから思ってもないようなことが、
    その先にもたくさんあるって。だからちゃんと前を向けって」

イクロウ「そうだね、人生は長い」


「こうして、いつもの日常が、ちょっと退屈な日常が戻ってきたのです」

悲別「(デカをバカにするんじゃねえ!と言いたくて)バカをデカにするんじゃねえ!」と何度も言い間違えるw



●7話「悪魔ブイヨン(前編)」
●8話「悪魔ブイヨン(後編)」


「世界最大級のフリマ」に興奮してナツミについてきた三階堂。いたのはウタコさんだけw
急に現れた謎の男(お!伊藤ヨタロウさんだ/驚)が売るモノはフシギなモノばかりで眠山はつい大人買い。


ヒーローもの『レーダーマン』の撮影中、要らない目線が多いエキストラのフユにキレるスチャANI監督/爆
「何、コイツ、いろんな意味で」

俳優の卵のツクモは、超冷たい彼女がノリで買ったランプから出てきた悪魔ブイヨンから「3つの願いを聞いてやろう」と言われて、
念願のヒーロー主役を勝ち取るが、「代わりに魂をもらう」誓いをたててしまって困る。

 
この悪魔ブイヨンはクオリティ高い!/リモコンを押すと、なぜかナツミが喘ぎ声を出す仕組み

 

ブイヨンは、フリマでナツミが買った黄色いバンダナが悪魔封じだから奪って来い!とツクモに命令する。
ナツミの部屋に来た三階堂も、みんな悪魔に操られて、全員に首を絞められる。

『レーダーマン』の大ファンのアキコがフリマグッズでTVからレーダーマンを出してしまう。

フユがずっと「ありがとうごじゃいます」ってゆってるのも気になるw

 
一瞬出てきた部長は、腹話術芸人役/ピクトさん!



●9話「乙女☆純情奇譚(前編)」
●10話「乙女☆純情奇譚(後編)」


犯人が森に捨てたという死体を捜しても見つからず、不発弾を見つけてしまう巡査ら。
三階堂は、足をくじいた美少女カスミを屋敷まで送り、エビばかりごちそうになって、すっかりご満悦。

三階堂「オレもお前も自由なんだよ」
悲別「ボブ・マーリーみたいっすね」

カスミは喫茶店にも来て、「シベリアが食べたい」とか、三階堂と映画デートをして「キネマ面白かった」とか言い方が古い。
一方、屋敷では、ばあやと「次の満月までが期限ですよ」となにやら怪しい相談。


羊羹&カステラって甘々じゃん

カスミに会うごとにやつれて死相が現れる三階堂。
神社でバイトしているフユは、昭和19年に撮られたカスミの写真を見つける。
カスミは旧家で育ったお嬢さまで、見合いの前日、B29爆撃によって亡くなっていたが、
未練が残って、見合い相手にソックリな三階堂をあの世に連れていくつもりだった。

 

そのワケを話しても「頼まれたら断れない性格、知ってるだろ?」と三階堂。
眠山「このままカスミと会い続けると、三階堂は死ぬ。住職が送ってきた経文を体中に書けばいい」

 
ナツミと萌香は珍しく意気投合して釣りをする/経文もデータで送られてくる時代に

 
満月は今夜。くすぐったくて経文はワケわかんなくなって失敗w


ちょっと『病院坂の首縊りの家』っぽい

ナツミ「私、まだ言えてないないじゃない。あんたのことが好きなの!」
カスミ「あなたには、そこの惨めな女性がお似合いです」w


目が覚めると屋敷はもうない。
カスミが最後に言った「月が綺麗ですね」は、夏目漱石の言った "I love you." の訳のことだという眠山→here

ナツミ「あの時、勢いで言ったこと、気にしないでね」
三階堂「あ、そうだ。ちゃんと返せよ2万円!」
ナツミ「そっちかよ!」


●11話「鬼神村と七人の生贄(前編)」
●12話「鬼神村と七人の生贄(後編)」
三階堂から温泉に誘われて喜ぶナツミ。ほんとは旅館の女将から7人連れて来いと言われて、全員で鬼神村に行く。
その村の昔からの言い伝えでは、鬼を湖に沈め、80年に1度村人を皆殺しにするのだという。その日が80年目。

 

眠山はナツミにお礼代わりに懐中時計をあげる。
アキコは、植木職人に恋をする。
カビタは、ナツミが一番楽しみにしていたUNOと間違えてタロットカードを持ってきてしまう。しかも毎回「死神」が出てしまう。
UNOを買いにコンビニに行くと、そこで見事にまっぷたつになって殺されてしまう。



アキコは悲別に電話をしてると電話線が切られ、植木職人からまずい汁をもらって血を吐いて死ぬ。
フユは、村から出るトンネルが封じ込められているのを見て、逃げられないと分かる。その後、温泉に入って感電死。
眠山は唄子と夜、外出し、プロポーズしてから、おでん屋に寄り、殺される。

致死量のクスリを盛られた三階堂は、なぜか生き延びていたが、お腹が空いて、偶然見つけたオニギリを追って、転んで死ぬ。
ナツミは、村人たちが「鬼をなだめるには、村人以外の人間を7人生贄に捧げること」と話すのを聞いてしまう。
村人が放った槍が、ナツミの首からさげていた懐中時計に刺さって、ちょうど村に着いた場面に戻る。

その時計は、眠山が例の怪しげなフリマで買った「タイムリープ付き」の時計だった。

いきなり「帰りましょう!」と言い出すナツミに、「ロッキー3の観すぎよ」と唄子w
ナツミは、女将に「人殺し!」と叫び、「風邪薬は要りませんから!」、UNOを買いに行くカビタを止め、タロットでUNO。
植木職人には「あなたが先に食べなさいよ!」と迫り、とうとう植木職人は「ここから逃げてください!」と告白する。

誰も信じてくれなかったが、業を煮やした村人たちがムリヤリ襲いかかってきて、謎の少女が助けてくれる。
おばあさんは「50回もあんたらが殺されるのを見た。あんたもタイムリープの時計を持っていたんじゃな」と
ヒミツの抜け道を教えてくれて、ナツミらは喫茶店に戻れた。

ナツミ「もう、こんな時計、見たくもない!」と壊すと、また、最初の場面に・・・
え゛~~~なんだか可哀想すぎるエンディング。


 
この感じ、『勇者ヨシヒコ』を思い出す/爆

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