The Universe Unfolds 恐れず進めの合図
ディラさんはクラブに連れ出してくれた
地球も宇宙もどちらもエンジョイしているのだ
ディラ:
もし今ここで突然私がユキエさんをビンタしたらどうしますか?
自分を伝えることを決してあきらめないで
自分自身のために本を書いてください
「変わっている人」としか見てくれない
上辺ばかり繕った大人に何度も傷ついていた
通じないならば何も話さないと
言葉を放棄していた
ディラさんの一言はそんな私への荒療治だったのです
セドナの旅に出ている間
ディラさんの本の出版が決まったと知った
本の表紙はへそピアスをつけた彼女自身のおへその写真だった
彼女にとってへそは体の中で一番のチャームポイントだと
愛していた場所だったため
穴を開けるのにとても抵抗があったが、理由があった
ディラ:
体に傷をつけるとは矛盾しているんじゃないか
と思われる方がいらっしゃると思いますが
2001年から何度も肉体が魂から分離してしまう出来事
いわゆる幽体離脱と臨死体験が限界に達して
ある日、さまざまな宇宙存在たちが私の部屋に集まり会議をしていた
「ディラが肉体を離れたいと言っているがどうしようか」
ある日突然「おへそにピアスを開けなさい」とメッセージがやってきた
そうすることでエネルギーバランスが取れて
地球の今にグラウンディングできる
実際その後、地球に着陸したんだという感覚が強くなり
地球をもっと楽しめるようになったのです
テレパシーかくれんぼ わたしたちを縛るもの
「今日はユキエさんの魂が愛している場所に行きましょう」とドライブに誘われた
着いたのは大きな美術館
中世イタリアの絵を見ているうちに宇宙人は姿を消していた
テレパシーかくれんぼ開始
必死になって探したがもうくたくた
突然横からディラさんが現れた
私もディラさんも過去にイタリアにいた
過去生は知っている人間が一方的に教えてはいけない
固定観念が強くなってしまうから
ディラ:私と美術館の中で再び会うまでどうしていましたか?
ユキエ:ディラさんを探していました
ディラ:どんなドラマがありましたか?
ユキエ:子供達がすごく楽しそうで…
ディラ:ユキエさんはどうしましたか?
ユキエ:とにかくその場を離れました
ディラ:
私は私で完璧なドラマがあったのです
そのドラマを選べば良かったのですよ
「〜しなければならない」
「常識から外れている」
私たちはそんな言葉に小さい頃から縛られています
それらは当たり前に強迫観念となって自由を奪います
この世界に「絶対にそうしなくてはならないこと」なんて何もなかった
今を十分に味わい、遊んでも良かったんだ
呼吸がまた一つ軽くなった
ディラ:
明日はセッションをしましょう
テレパシーで家に来てください
今度こそは世界にハートを開いて
面倒臭い、怖い、疑いの気持ちを手放して
宇宙の導きに委ねてみよう
どうか彼女の家まで導いてください
水がこんこんと湧き上がる井戸へと案内してくれた
「ここがディラさんの家だよ」
ディラさんが現れた
世界の全てがやっぱり一つにつながっている
セッション 透明人間になる?!
彼女の自宅のセッションルームに通された
横たわる私の体に色とりどりのパワーストーンが一つ一つ優しく置かれた
ディラ:あなたにとって男性性、女性性といって思い浮かべることは何ですか?
ユキエ:男性性は力強い体、女性性は赤ちゃんのように柔らかく繊細です
ディラ:
そのあなたの男性性が女性性を守ってあげているのを
イメージしてみてください
あなたはとても辛かった出来事の前までやってきました
どんなドラマですか?
誰にも言わず墓場まで持って行こうと思っていたトラウマの記憶
彼女はその全てを知っていた
記憶を追体験すると私は錯乱し絶叫した
また思い出しても悲しみでフリーズしなくなるまで
何度も記憶の箱を取り出して闇に光を当てた
よく頑張ったねと自らを抱きしめて
そのドラマをありがとうと光いっぱいで包む
それが魂のREBIRTHなのだと知った
ディラ:
生まれたばかりの赤ちゃんの時まで遡ってください
その子はこれからたくさんの色んな思いをしなくてはなりません
そう分かっていてこの世界に生まれてきたと思いますか
あなたの愛はとても深いのです
赤ちゃんをあなたの手でしっかりと抱きしめてあげてください
あなたは十分闇を見ました
これからは光の道を進むこともできるのです
吐く息で宇宙の粒子になり
吸う息で肉体が現れる呼吸を教わりセッションは終了した
ディラさんがやけにくっきりして見える
ディラ:
そう見えるのはユキエさんがこれまで眠っていて
今、目を醒まされたから
彼女は目を閉じている私の指先をつまんだ
つままれている指先以外は透明人間になってしまった
恐怖も不安もなく、最高に気持ちがいい
ディラ:
この感覚がリアリティなんです
花があって、机があってという風にすべてが分かれている世界
現実と呼ばれている世界はとてもリアルな夢
リアリティの世界では全てがエクスタシーに溶けていて
隔たりがなく、永遠に幸せで平和なんです
でもそれでは刺激がなくて退屈だから
人間はこの夢の世界を創って遊んでいるんです
全てがあるけど、全てがない
私は大変な夢を見ている!
ディラ:
年齢に限らず色んな体験をしたからこそ
目を醒ますことができる天国なのです
この先がまた長いんですがね
日本に帰ったら、まず家族にありがとうを伝えよう
この天国の意識を忘れず友達にシェアしよう
後日、セドナ行きがディラさんの提案だと全然覚えていないと伺い驚いた
長い眠りから起こしてもらったら
次は私自身が大きな宇宙の愛で世界を生きていくことが恩返し
相手のためにあえて突き放す演技をして
私の目を醒ましてくださった彼女の心に感謝でいっぱいです
与那国へ 3つの遺り残し
天国の意識を保ったまま帰国した
日常生活に戻ると逆風だらけ
地に足のつかない娘を
両親はなんとか人並みの社会人にしようと型にはめようとする
再び自分を見失い始め、天国の呼吸を忘れていった
自分の生き方を主張することにも疲れ果て
部屋に引きこもるようになった
私は宇宙に何度も祈った
「3つのやり残しを果たせる次の場所へと導いてください」
私の中にはまだたくさんの恐れの自我があり
光を当てられるのを待っているのだと気づかされたのです
体を持たない宇宙のエネルギーだった頃
みんなに幸せになってほしいと
愛の光を地球に送っていたけど
ちゃんと伝わっているという実感が持てなかった
だから体を持って生まれてきた
直接出会う人々に手渡しできるように
母が「新潟のおばあちゃんの所に手伝いに行きなさい」と言った
どこへ行こう
もっと生きたい
ネットサーフィンをしていると
与那国島でお世話になった宿が現れた
YouTube からメロディーが流れてきた
クラムボンの♪ハレルヤ
苦い思いはいずれ 痛い思いもやがて
途方に暮れた日々は 今からもう消えるの
ハレルヤ もうすぐそこへ行くよ
心の準備をしていたある日
目を腫らした母が部屋に入ってきた
父が病気になったんだなと直感的に思った
私は沖縄に行くことを話した
母:病気の親を置いて、あんたは血も涙もないね!
母は泣きながら部屋を出て行った
父の病気は彼が手放せない恐れのマインドが作り出している
私が突き放す愛を生きなかったら
家族は悲しい扉を開くことになる
一家を乗せた船が沈没するビジョンが見えた
家を出ようとすると母は「勝手にしなさい!」と言って泣き出した
道先案内人として現れてくれたのは
琉球大学留年後、ご縁があった家庭教師先の家族だった
おめでとう!
よくここまでたどり着いたね
新しい世界はここからだよ
と教えに現れてくれたのだ
ディラ:
地球で最も基本のグループは家族です
支配されている側は誰かの呼吸ばかりを生きて
それが自分の呼吸だと勘違いしてしまったのです
振り回す人、振り回される人という関係が
その家族の中で当たり前になっている
例えばもしあなたがせっかちな父親と
何でもマイナスに考える母親の間で
自分の呼吸を見失ったまま育ってしまったことに気づいたなら
気づいたあなたからもっと穏やかな深い呼吸を生き始めるのです
恐れや怒りの波動の中で生きることに慣れてしまった人々に
引きずられない強さ、離れる強さを持つこと
周囲に遠慮せず勇気を持ってあなたの呼吸を守ること
あなたが本来の呼吸を基板に生きられるようになると
本当にあなたを大切にする人だけが周りに残るのです
優しく、深く、穏やかでゆっくりな呼吸を思い出してください
呼吸にも戻る場所があるのです
与那国島の前に久高島である映画を見るように導きがやってきた
久高島は琉球の創世神アマミキヨが
天から降りてきて国づくりを始めたとして
神の島と呼ばれる聖地
神人(ノロ)の女性に島の案内をしていただくことになった
彼女は鳥や蝶が舞っていると嬉しそうに
「こんにちは」と挨拶をして感謝を伝える
島の石や自然物はけして島の外に持ち出してはならない
ノロ:
祈るとき、自分ではなく世界のことから祈り始めましょう
相手や世界のことを想う祈りはとてもとても遠くまで届きます
もしあなたが今幸せならば
それは誰かの祈りがあなたに届いたということなのです
どんな形でもいいから分け与えてください
たくさんの愛を自分だけのものにしようとすると
必ずその人は滅んでしまいます
映画『ホピの予言』に通じていた
ホピとはアメリカの聖地を守るようにと
宇宙から遣わされたインディアンである
聖地の下には膨大な石炭と石油、ウランが眠っていたので
白い人たちに掘り起こされないように守りなさいと言われていたが
白人に掘り起こされてしまい、大自然を被曝させることになった
日本を含む多国籍企業による
核乱開発が今までずっと推し進められてきたんだ
3.11が起きた時、この本の原稿は
未完成のまま放置された状態にありました
もしこの本を書いていたら
もう少し世界が良い方向になっていたかもしれないのにと
ひどく後悔しました
一人からでも山を動かす意志がなければ
何人がかりでも山は動かない
Message From The Universe:
日本では放射能がもたらす影響への恐れが大きなものの一つ
全ての人々が「もしこうなったらどうしよう」という
「もしもドラマ」から目を覚まし
地球や自然への感謝と完全に愛のエネルギーで包まれた
美しい地球を想い続けること
想いが世界、そして三次元現実を作った
未来への無限の扉もあなたは既に全てを体験しています
どちらの地球に向かいますか?
あなたが動かなければずっとこのままです
どちらの地球に進んでいくかは
あなたの今の心の状態で決まります
一瞬の選択で選び続け、今この瞬間に生きています
1秒先にも無数の現実があるのです
様々な感情の誘惑の中で揺るがない心を保ち続け
憎しみ、悲しみ、怒りの闇に落ちないこと
もう二度と繰り返さないことです
あなた自身を守り、慈しむこと
勇気ある一歩を踏み出した時
宇宙からどれほどのサポートがやってくるかを
体験することを怖がらないでください
与那国にて 最強のおやじさん現る
1年ぶりに訪れた与那国島
「料理は愛情や!」が口癖の熱血漢の親父さん
親父さん:
このまま与那国島に残りなさい
うちで働いて、いろんな経験をして
あんた次第で大きく変わっていけると思うよ
ユキエ:じゃあ、一度家に戻って両親を説得してから戻ります
親父さん:帰ったらまた彷徨うことになるで
翌朝乗って帰るはずだったフェリーが
どんな時もスマイルだよというメッセージを乗せて出航した
♪スマイル はチャップリン作曲の名曲
宿のおじさんの食堂で看板娘として働くことになった
次に宇宙が導くのは旅人たちとの集団生活
もう家には帰らないと伝え聞いた父が泣いて電話をしてきた
招待を受けた結婚式すらドタキャンした私に
花嫁の友達が怒って電話してきた
「あなたは社会人じゃない!」
おばあちゃんは私がどんな孫でも受け入れてくれた
ノイローゼの時もいつでも味方になってくれた
Message From The Universe:
一番大切なのはどこにいて
自分が何をしているのが一番幸せなのかを心に尋ねてみることです
目を閉じてその場所にワープ(瞑想)することが必要
この呼吸に1日の中で戻ることができるか
これは最大限に努力してでも
自分のため、最終的には地球全体のために
あなたがするべきことであり
あなたにしかできないことです
「自分の呼吸に戻ることは簡単」と
自分自身に伝えることから始めてみましょう
ある日、親父さんがキャンドルナイトの呼びかけのチラシを渡した
「自分が変われば、世界が変わる」というメッセージ付き
親父さん:このキャンドルナイトをあんたがリーダーになってこの島でやるんだ
正直、新しい生活をするだけでもてんてこまいの状況
人口1800人、全世帯に約900個の廃油キャンドルを配る
こんな大きな仕事をやり遂げられるだろうか
宿に明るくて情熱的な旅人がやってきた
キャンドルナイトの話をすると「是非、協力したい」と答えてくれた
手先の器用な彼女に髪まで切ってもらった
私の中で自由の象徴だった坊主頭にした
与えられた機会を通してちっぽけな自分が変わることができれば
家族や友達が変わってくれる
そうした連鎖で少しずつ世界は変わっていくんじゃないか
動かなければ何も変わらない
ずっと悲しい世界のままなんだ
島の子供達にも協力してもらい
なんとか900個のキャンドルを島の人たちに手渡した
ラジオや新聞で知った母が家を出てから初めて言葉をくれた
「よく頑張ったね」
当時は今より環境問題に詳しくなかった
このまま見て見ぬふりを続けていれば
死の地球に向かってしまう
地球を自分のように愛せたなら
心から幸せな世界に近づいていけます
夏至の翌日は6月23日
慰霊の日だった
農家さん:
ラジオであなたは戦争は二度と繰り返してはいけないと話していましたね
私の父は戦争を体験しています
苦しい思いを心に秘める父の姿を見て
幼心にも戦争は二度としてはいけないと思い続けてきました
朝起きて太陽に、夜眠りにつく前にお月様に
今日1日の「ありがとう」を伝え
世界や人々の平和を祈ったら
どれだけ地球も私たちも癒されるだろう
まずは私の心身の真の平和からだったよね
与那国島での生活は突然のフィナーレを迎えた
親父さんが夜逃げしたのだ
店じまい、大掃除、お客さんに挨拶
出来る限りのことをして私も島を出た
厨房はすごく汚かった
自分の身の回りも整理整頓、掃除ができていないと
こんな寂しいエンドロールを迎えることになるのか
龍の行方 2つ目の遺り残し
ここはもう私の居場所じゃなくなった
次の旅が始まる
花とキャンドルと大好きな人からのポストカード
日記帳があれば、世界のどこに導かれてもきっと大丈夫
石垣島に着くと宇宙にお願いした
ここが私が暮らす次のステージなのだとしたら住居、仕事に導いてください
1週間もしないうちに住居も仕事もトントン拍子で決まった
シェアハウス暮らしだった
旅に出る前は自分の家族だけを家族と呼んでいたけれど
こんな風に壁を越えて家族になれたらいいな
今度は呼ばれるように導かれて宮古島へ
宇宙が導くのはもう一度家族との和だった
ふいに空が気になって見ると、雲が大きな龍の姿をしていた
宿の友達が大泣きしている
「お父さんが死んじゃった!
なんでもっと一緒にいられなかったの!」
このまま家族から逃げていてはいけない
「家に帰りなさい」というメッセージを受けとり
1年ぶりに帰ることにした
突然家出をしてから1年
父も母も兄弟もいつも通りに迎えてくれた
父の病もお医者さんが首を傾げるほど不思議と癒えたそうだ
父自身の魂の力が病の根を癒したのだろう
同時にここが私の居場所でないことも感じられた
それを確かめるための導きだった
また旅が待っている
ありがとう
元気でね
沖縄本島から石垣島への船になんとなく乗った
そこにまた偶然を装って宇宙の使者が現れた
彼は以前に出会った旅人だった
夢にまで見たホクレア号という船に乗って
世界を航海してきた話をしてくれた
「これからどこ行くの?」
「決まってないんですよ」
「じゃあ、与那国島に一緒に渡ろうよ」
親父さんの夜逃げ事件で島民の白い目から逃げるように島を出たから
また暮らしたいという気持ちにはなれない
大きな決断をする時には自我は抵抗するものだ
でも宇宙はいつでも私の幸せを願って導いてきてくれた
2度目の与那国島の導きの前に
私は人生で初めて UFO を見た
抑圧してきた感情エネルギーが解放されると見えるようになるのだと言う
然らば与那国島 感謝の旅
意外にも島民の方々は笑顔で声をかけてくれた
よく利用していた旅館に飛び込みで訪れると
親切な女将さんから熱心なスカウトにあった
「三食つけて、給料もあげる うちで働いてちょうだい」
旅館には私と同じように内地から旅をして来て
そのまま働き始めた同じ歳の女の子がいた
「笑ってナンボだよ!」
なんだかホッとした
2度目の与那国エイサーにも参加した
エイサーは沖縄県でお盆の時期に先祖供養として三日三晩踊る伝統行事だ
ある日、東海大地震が起こると言う噂を耳にした
もし実家が被災して、家族と二度と会えなくなったら後悔しないだろうか
おかみさんに里に帰ることを説明すると困った顔をされたけれども
やり残しことがないように生きることが全てだった
ディラさんにもお礼を言いたくて会いに行った
ディラ:
ユキエさんにベイビーが降りたがってきていますよ
ユキエさんはもう体が透けてきてしまっている
宿題をほとんど終わらせてしまって
三次元世界にほとんどいないんです
でもまだ世界にとどまっているのは
パートナーに出会ってベイビーを作るため
本はどうなりましたか?
ユキエ:形にこそならなかったですが満足できたので手放そうかと
ディラ:それでいいの?
大地震が起きると言われた日は、穏やかで美しい平和な一日だった
あなたは今日はどんな扉を開きたいだろう
次のステージはどこですか?
もう旅にはくたびれ果てていた
石垣島行きのチケットを手配し、歯を磨いていると、宇宙から強い指令が来た
「那覇に行きなさい」
終点 プレゼントの中は…
牧志公設市場にやってくるとにぎわいと雑踏
たくさんの人、人、人
今の私には濃すぎる暮らしは強い抵抗を感じた
「人として、宇宙として地球に生きる喜びを
今一度この街で味わいなさい」
すれ違った子供の会話が耳に飛び込んできた
「今やらずに、いつやるの?」
那覇で一人の男性と再会した
彼の側は周りより温度がちょっと高く
心地よい愛で皆が包み込まれてしまう
「世界中のいろんな街を旅したけれども、那覇は本当にいい街だよ」
ある日、花屋さんに行くとオーナーが
「アルバイトを探しているのよね」とつぶやく
これはもしやお導きの約束のセリフ?
ユキエ:私でよければ雇っていただけますか?
オーナー:家はどこなの?
ユキエ:近くのゲストハウスです
オーナー:ちゃんとした部屋を決めて来たらまた来て
ささやかでいいから小さなことに毎日感謝して
リラックスして生きていけたら
願わくば素敵なパートナーがいて
のんびり幸せに暮らせたら…
ついに心から愛し合えるパートナーにめぐり逢い
1人から2人の旅になった
「あなたの人生があと1年だとして、あなたの遺り残しは何ですか?」
宇宙からの深淵な問いかけから6年が経っていた
満開の桜の季節に里帰り
*
命を大切にする「命どう宝」の心が根付く沖縄で
様々な人々と共に過ごし、今も日々を送っています
本来スピリチュアルと言うカテゴライズも言葉も
ないほうが自然なのではと考えます
この本も一部の人にしか伝わらない用語は
なるべく使わないことにして絵を多めに作ってみました
もしかして私は宇宙人なのか?と自問すればそうでもない
なんて中途半端な途中人なんだろうと
長い間葛藤していました
今は地球も宇宙もどちらもなんだか分かる
等身大のあなたで十分だよ
架け橋になれるから大丈夫
ようやく肩の力が抜けて
宿題も終わらせることができました
今の生活にはたくさんの物やお金はありませんが
お金では絶対に買えない
宇宙が導くオンリーワンのギフトがあります
Message from ディラ:
思い出してください
あなた自身が宇宙の光であり、闇であり、エネルギーであること
創造主であること
どんな宇宙を創造したいですか?
あなたが恐れを感じる時
あなた自身のエネルギーを破壊のために使っています
どこにエネルギーを向けているか
そろそろあなたも意識を持つことです
意識が届く限りの無限の想像力(創造力)を使って
あなたはあなたの宇宙にたくさんの現実を作った
それが「夢」と言われるものです
ではなぜこんなに物質次元がリアルでなければならないのか
それは感じることによって
自分は愛であること
自分は確かに存在していると実感するためなのです
<あとがき>
沖縄から東京に原稿を送って3日後
彼と2人でのんびり散歩を楽しんでいた帰り道
予定になかった『アナと雪の女王』に強く導かれ
観劇中のところに、この本の出版決定の連絡をいただいた
今回企画を持ち込んだ出版社は1社のみ
ふらりと本屋さんに入り
一番フィーリングに近い本をと伸ばした手が掴んだのは
さくらももこさんのロゴマークがかわいい
ヒカルランドさんの本だった
連絡をくださった編集長は『アミ 小さな宇宙人』を当時手がけた本人だった
原稿が会社に届いて、合格の返答をいただけた時は
宿題が終わった安堵感と感謝で胸がいっぱいになった
ヒカルランドの石井健資様他ご尽力いただき心から感謝申し上げます
(やっぱりディラさんの本の中で感謝を述べていた石井さんて
以前読んだももこさんのトンデモ本で
一緒に旅をした方だったんだ!
・『ももこのトンデモ大冒険』 さくら ももこ/著 徳間書店
今この幸せな日々を送るために
私はパパとママを選んで生まれてきたに違いない
私たちを産んでくれて、たくさんの愛で一生懸命育ててくれて
心からありがとうございます
パートナーで画家の彼には
泣き虫で怒りん坊の私をいつも優しく支え
見守ってくれたことにありがとうの気持ちでいっぱいです
まだ見ぬわが子へ
この本をあなたに捧げます
いつかあなたも分かってくれますように
2014年、新年一番に「那覇の街に UFO 出現」と新聞に大きく記事が載った
私もこのニュースの後に夢を通して UFO が現れ
今たくさんの人に宇宙からの呼びかけが
様々な形で起きていることを知った
光に飲まれ、うっすらとした意識の中で
女性のシルエットが現れ
「You are ET( あなたは宇宙人です)」と告げられた
とうとう途中人、宇宙人へ昇格??
■神楽坂ハート散歩ヒカルランドパーク 途中人 VS 宇宙人 超コラボセミナー
2015年8月9日
料金6000円
面白そうだなあ
■『すでに完全に癒された天国の地球へワープする唯一の方法』出版記念セミナー
テーマ:あなたの中の子供を癒すREBIRTH
同日その後に行われる朝陽櫻&長谷川里佳さんのセミナーワークに参加される方は割引特典があります
■近刊予告!『The universe unfolds 宇宙への導き』
ヒカルランドをサポートする直販の出版社ともはつよし社からの復刻版です
パラレルアースとは魂の故郷=天国のこと
まずはあなたの中のインナーチャイルドの声を聴くこと
自分の呼吸を取り戻すことから始めます
Let's enjoy your act!
起こる出来事は全て完璧に与えられているギフト
子供に、そしてあなたの中のウニヒピリへ よみきかせホ・ポノポノ インナーチャイルドの成長と癒し
著者:マベル・カッツ
宇宙の子どもであるあなたへ よみきかせスピリチュアル ルル〜こころの物語
著者:ルイーズ・ヘイ
ディラさんはクラブに連れ出してくれた
地球も宇宙もどちらもエンジョイしているのだ
ディラ:
もし今ここで突然私がユキエさんをビンタしたらどうしますか?
自分を伝えることを決してあきらめないで
自分自身のために本を書いてください
「変わっている人」としか見てくれない
上辺ばかり繕った大人に何度も傷ついていた
通じないならば何も話さないと
言葉を放棄していた
ディラさんの一言はそんな私への荒療治だったのです
セドナの旅に出ている間
ディラさんの本の出版が決まったと知った
本の表紙はへそピアスをつけた彼女自身のおへその写真だった
彼女にとってへそは体の中で一番のチャームポイントだと
愛していた場所だったため
穴を開けるのにとても抵抗があったが、理由があった
ディラ:
体に傷をつけるとは矛盾しているんじゃないか
と思われる方がいらっしゃると思いますが
2001年から何度も肉体が魂から分離してしまう出来事
いわゆる幽体離脱と臨死体験が限界に達して
ある日、さまざまな宇宙存在たちが私の部屋に集まり会議をしていた
「ディラが肉体を離れたいと言っているがどうしようか」
ある日突然「おへそにピアスを開けなさい」とメッセージがやってきた
そうすることでエネルギーバランスが取れて
地球の今にグラウンディングできる
実際その後、地球に着陸したんだという感覚が強くなり
地球をもっと楽しめるようになったのです
テレパシーかくれんぼ わたしたちを縛るもの
「今日はユキエさんの魂が愛している場所に行きましょう」とドライブに誘われた
着いたのは大きな美術館
中世イタリアの絵を見ているうちに宇宙人は姿を消していた
テレパシーかくれんぼ開始
必死になって探したがもうくたくた
突然横からディラさんが現れた
私もディラさんも過去にイタリアにいた
過去生は知っている人間が一方的に教えてはいけない
固定観念が強くなってしまうから
ディラ:私と美術館の中で再び会うまでどうしていましたか?
ユキエ:ディラさんを探していました
ディラ:どんなドラマがありましたか?
ユキエ:子供達がすごく楽しそうで…
ディラ:ユキエさんはどうしましたか?
ユキエ:とにかくその場を離れました
ディラ:
私は私で完璧なドラマがあったのです
そのドラマを選べば良かったのですよ
「〜しなければならない」
「常識から外れている」
私たちはそんな言葉に小さい頃から縛られています
それらは当たり前に強迫観念となって自由を奪います
この世界に「絶対にそうしなくてはならないこと」なんて何もなかった
今を十分に味わい、遊んでも良かったんだ
呼吸がまた一つ軽くなった
ディラ:
明日はセッションをしましょう
テレパシーで家に来てください
今度こそは世界にハートを開いて
面倒臭い、怖い、疑いの気持ちを手放して
宇宙の導きに委ねてみよう
どうか彼女の家まで導いてください
水がこんこんと湧き上がる井戸へと案内してくれた
「ここがディラさんの家だよ」
ディラさんが現れた
世界の全てがやっぱり一つにつながっている
セッション 透明人間になる?!
彼女の自宅のセッションルームに通された
横たわる私の体に色とりどりのパワーストーンが一つ一つ優しく置かれた
ディラ:あなたにとって男性性、女性性といって思い浮かべることは何ですか?
ユキエ:男性性は力強い体、女性性は赤ちゃんのように柔らかく繊細です
ディラ:
そのあなたの男性性が女性性を守ってあげているのを
イメージしてみてください
あなたはとても辛かった出来事の前までやってきました
どんなドラマですか?
誰にも言わず墓場まで持って行こうと思っていたトラウマの記憶
彼女はその全てを知っていた
記憶を追体験すると私は錯乱し絶叫した
また思い出しても悲しみでフリーズしなくなるまで
何度も記憶の箱を取り出して闇に光を当てた
よく頑張ったねと自らを抱きしめて
そのドラマをありがとうと光いっぱいで包む
それが魂のREBIRTHなのだと知った
ディラ:
生まれたばかりの赤ちゃんの時まで遡ってください
その子はこれからたくさんの色んな思いをしなくてはなりません
そう分かっていてこの世界に生まれてきたと思いますか
あなたの愛はとても深いのです
赤ちゃんをあなたの手でしっかりと抱きしめてあげてください
あなたは十分闇を見ました
これからは光の道を進むこともできるのです
吐く息で宇宙の粒子になり
吸う息で肉体が現れる呼吸を教わりセッションは終了した
ディラさんがやけにくっきりして見える
ディラ:
そう見えるのはユキエさんがこれまで眠っていて
今、目を醒まされたから
彼女は目を閉じている私の指先をつまんだ
つままれている指先以外は透明人間になってしまった
恐怖も不安もなく、最高に気持ちがいい
ディラ:
この感覚がリアリティなんです
花があって、机があってという風にすべてが分かれている世界
現実と呼ばれている世界はとてもリアルな夢
リアリティの世界では全てがエクスタシーに溶けていて
隔たりがなく、永遠に幸せで平和なんです
でもそれでは刺激がなくて退屈だから
人間はこの夢の世界を創って遊んでいるんです
全てがあるけど、全てがない
私は大変な夢を見ている!
ディラ:
年齢に限らず色んな体験をしたからこそ
目を醒ますことができる天国なのです
この先がまた長いんですがね
日本に帰ったら、まず家族にありがとうを伝えよう
この天国の意識を忘れず友達にシェアしよう
後日、セドナ行きがディラさんの提案だと全然覚えていないと伺い驚いた
長い眠りから起こしてもらったら
次は私自身が大きな宇宙の愛で世界を生きていくことが恩返し
相手のためにあえて突き放す演技をして
私の目を醒ましてくださった彼女の心に感謝でいっぱいです
与那国へ 3つの遺り残し
天国の意識を保ったまま帰国した
日常生活に戻ると逆風だらけ
地に足のつかない娘を
両親はなんとか人並みの社会人にしようと型にはめようとする
再び自分を見失い始め、天国の呼吸を忘れていった
自分の生き方を主張することにも疲れ果て
部屋に引きこもるようになった
私は宇宙に何度も祈った
「3つのやり残しを果たせる次の場所へと導いてください」
私の中にはまだたくさんの恐れの自我があり
光を当てられるのを待っているのだと気づかされたのです
体を持たない宇宙のエネルギーだった頃
みんなに幸せになってほしいと
愛の光を地球に送っていたけど
ちゃんと伝わっているという実感が持てなかった
だから体を持って生まれてきた
直接出会う人々に手渡しできるように
母が「新潟のおばあちゃんの所に手伝いに行きなさい」と言った
どこへ行こう
もっと生きたい
ネットサーフィンをしていると
与那国島でお世話になった宿が現れた
YouTube からメロディーが流れてきた
クラムボンの♪ハレルヤ
苦い思いはいずれ 痛い思いもやがて
途方に暮れた日々は 今からもう消えるの
ハレルヤ もうすぐそこへ行くよ
心の準備をしていたある日
目を腫らした母が部屋に入ってきた
父が病気になったんだなと直感的に思った
私は沖縄に行くことを話した
母:病気の親を置いて、あんたは血も涙もないね!
母は泣きながら部屋を出て行った
父の病気は彼が手放せない恐れのマインドが作り出している
私が突き放す愛を生きなかったら
家族は悲しい扉を開くことになる
一家を乗せた船が沈没するビジョンが見えた
家を出ようとすると母は「勝手にしなさい!」と言って泣き出した
道先案内人として現れてくれたのは
琉球大学留年後、ご縁があった家庭教師先の家族だった
おめでとう!
よくここまでたどり着いたね
新しい世界はここからだよ
と教えに現れてくれたのだ
ディラ:
地球で最も基本のグループは家族です
支配されている側は誰かの呼吸ばかりを生きて
それが自分の呼吸だと勘違いしてしまったのです
振り回す人、振り回される人という関係が
その家族の中で当たり前になっている
例えばもしあなたがせっかちな父親と
何でもマイナスに考える母親の間で
自分の呼吸を見失ったまま育ってしまったことに気づいたなら
気づいたあなたからもっと穏やかな深い呼吸を生き始めるのです
恐れや怒りの波動の中で生きることに慣れてしまった人々に
引きずられない強さ、離れる強さを持つこと
周囲に遠慮せず勇気を持ってあなたの呼吸を守ること
あなたが本来の呼吸を基板に生きられるようになると
本当にあなたを大切にする人だけが周りに残るのです
優しく、深く、穏やかでゆっくりな呼吸を思い出してください
呼吸にも戻る場所があるのです
与那国島の前に久高島である映画を見るように導きがやってきた
久高島は琉球の創世神アマミキヨが
天から降りてきて国づくりを始めたとして
神の島と呼ばれる聖地
神人(ノロ)の女性に島の案内をしていただくことになった
彼女は鳥や蝶が舞っていると嬉しそうに
「こんにちは」と挨拶をして感謝を伝える
島の石や自然物はけして島の外に持ち出してはならない
ノロ:
祈るとき、自分ではなく世界のことから祈り始めましょう
相手や世界のことを想う祈りはとてもとても遠くまで届きます
もしあなたが今幸せならば
それは誰かの祈りがあなたに届いたということなのです
どんな形でもいいから分け与えてください
たくさんの愛を自分だけのものにしようとすると
必ずその人は滅んでしまいます
映画『ホピの予言』に通じていた
ホピとはアメリカの聖地を守るようにと
宇宙から遣わされたインディアンである
聖地の下には膨大な石炭と石油、ウランが眠っていたので
白い人たちに掘り起こされないように守りなさいと言われていたが
白人に掘り起こされてしまい、大自然を被曝させることになった
日本を含む多国籍企業による
核乱開発が今までずっと推し進められてきたんだ
3.11が起きた時、この本の原稿は
未完成のまま放置された状態にありました
もしこの本を書いていたら
もう少し世界が良い方向になっていたかもしれないのにと
ひどく後悔しました
一人からでも山を動かす意志がなければ
何人がかりでも山は動かない
Message From The Universe:
日本では放射能がもたらす影響への恐れが大きなものの一つ
全ての人々が「もしこうなったらどうしよう」という
「もしもドラマ」から目を覚まし
地球や自然への感謝と完全に愛のエネルギーで包まれた
美しい地球を想い続けること
想いが世界、そして三次元現実を作った
未来への無限の扉もあなたは既に全てを体験しています
どちらの地球に向かいますか?
あなたが動かなければずっとこのままです
どちらの地球に進んでいくかは
あなたの今の心の状態で決まります
一瞬の選択で選び続け、今この瞬間に生きています
1秒先にも無数の現実があるのです
様々な感情の誘惑の中で揺るがない心を保ち続け
憎しみ、悲しみ、怒りの闇に落ちないこと
もう二度と繰り返さないことです
あなた自身を守り、慈しむこと
勇気ある一歩を踏み出した時
宇宙からどれほどのサポートがやってくるかを
体験することを怖がらないでください
与那国にて 最強のおやじさん現る
1年ぶりに訪れた与那国島
「料理は愛情や!」が口癖の熱血漢の親父さん
親父さん:
このまま与那国島に残りなさい
うちで働いて、いろんな経験をして
あんた次第で大きく変わっていけると思うよ
ユキエ:じゃあ、一度家に戻って両親を説得してから戻ります
親父さん:帰ったらまた彷徨うことになるで
翌朝乗って帰るはずだったフェリーが
どんな時もスマイルだよというメッセージを乗せて出航した
♪スマイル はチャップリン作曲の名曲
宿のおじさんの食堂で看板娘として働くことになった
次に宇宙が導くのは旅人たちとの集団生活
もう家には帰らないと伝え聞いた父が泣いて電話をしてきた
招待を受けた結婚式すらドタキャンした私に
花嫁の友達が怒って電話してきた
「あなたは社会人じゃない!」
おばあちゃんは私がどんな孫でも受け入れてくれた
ノイローゼの時もいつでも味方になってくれた
Message From The Universe:
一番大切なのはどこにいて
自分が何をしているのが一番幸せなのかを心に尋ねてみることです
目を閉じてその場所にワープ(瞑想)することが必要
この呼吸に1日の中で戻ることができるか
これは最大限に努力してでも
自分のため、最終的には地球全体のために
あなたがするべきことであり
あなたにしかできないことです
「自分の呼吸に戻ることは簡単」と
自分自身に伝えることから始めてみましょう
ある日、親父さんがキャンドルナイトの呼びかけのチラシを渡した
「自分が変われば、世界が変わる」というメッセージ付き
親父さん:このキャンドルナイトをあんたがリーダーになってこの島でやるんだ
正直、新しい生活をするだけでもてんてこまいの状況
人口1800人、全世帯に約900個の廃油キャンドルを配る
こんな大きな仕事をやり遂げられるだろうか
宿に明るくて情熱的な旅人がやってきた
キャンドルナイトの話をすると「是非、協力したい」と答えてくれた
手先の器用な彼女に髪まで切ってもらった
私の中で自由の象徴だった坊主頭にした
与えられた機会を通してちっぽけな自分が変わることができれば
家族や友達が変わってくれる
そうした連鎖で少しずつ世界は変わっていくんじゃないか
動かなければ何も変わらない
ずっと悲しい世界のままなんだ
島の子供達にも協力してもらい
なんとか900個のキャンドルを島の人たちに手渡した
ラジオや新聞で知った母が家を出てから初めて言葉をくれた
「よく頑張ったね」
当時は今より環境問題に詳しくなかった
このまま見て見ぬふりを続けていれば
死の地球に向かってしまう
地球を自分のように愛せたなら
心から幸せな世界に近づいていけます
夏至の翌日は6月23日
慰霊の日だった
農家さん:
ラジオであなたは戦争は二度と繰り返してはいけないと話していましたね
私の父は戦争を体験しています
苦しい思いを心に秘める父の姿を見て
幼心にも戦争は二度としてはいけないと思い続けてきました
朝起きて太陽に、夜眠りにつく前にお月様に
今日1日の「ありがとう」を伝え
世界や人々の平和を祈ったら
どれだけ地球も私たちも癒されるだろう
まずは私の心身の真の平和からだったよね
与那国島での生活は突然のフィナーレを迎えた
親父さんが夜逃げしたのだ
店じまい、大掃除、お客さんに挨拶
出来る限りのことをして私も島を出た
厨房はすごく汚かった
自分の身の回りも整理整頓、掃除ができていないと
こんな寂しいエンドロールを迎えることになるのか
龍の行方 2つ目の遺り残し
ここはもう私の居場所じゃなくなった
次の旅が始まる
花とキャンドルと大好きな人からのポストカード
日記帳があれば、世界のどこに導かれてもきっと大丈夫
石垣島に着くと宇宙にお願いした
ここが私が暮らす次のステージなのだとしたら住居、仕事に導いてください
1週間もしないうちに住居も仕事もトントン拍子で決まった
シェアハウス暮らしだった
旅に出る前は自分の家族だけを家族と呼んでいたけれど
こんな風に壁を越えて家族になれたらいいな
今度は呼ばれるように導かれて宮古島へ
宇宙が導くのはもう一度家族との和だった
ふいに空が気になって見ると、雲が大きな龍の姿をしていた
宿の友達が大泣きしている
「お父さんが死んじゃった!
なんでもっと一緒にいられなかったの!」
このまま家族から逃げていてはいけない
「家に帰りなさい」というメッセージを受けとり
1年ぶりに帰ることにした
突然家出をしてから1年
父も母も兄弟もいつも通りに迎えてくれた
父の病もお医者さんが首を傾げるほど不思議と癒えたそうだ
父自身の魂の力が病の根を癒したのだろう
同時にここが私の居場所でないことも感じられた
それを確かめるための導きだった
また旅が待っている
ありがとう
元気でね
沖縄本島から石垣島への船になんとなく乗った
そこにまた偶然を装って宇宙の使者が現れた
彼は以前に出会った旅人だった
夢にまで見たホクレア号という船に乗って
世界を航海してきた話をしてくれた
「これからどこ行くの?」
「決まってないんですよ」
「じゃあ、与那国島に一緒に渡ろうよ」
親父さんの夜逃げ事件で島民の白い目から逃げるように島を出たから
また暮らしたいという気持ちにはなれない
大きな決断をする時には自我は抵抗するものだ
でも宇宙はいつでも私の幸せを願って導いてきてくれた
2度目の与那国島の導きの前に
私は人生で初めて UFO を見た
抑圧してきた感情エネルギーが解放されると見えるようになるのだと言う
然らば与那国島 感謝の旅
意外にも島民の方々は笑顔で声をかけてくれた
よく利用していた旅館に飛び込みで訪れると
親切な女将さんから熱心なスカウトにあった
「三食つけて、給料もあげる うちで働いてちょうだい」
旅館には私と同じように内地から旅をして来て
そのまま働き始めた同じ歳の女の子がいた
「笑ってナンボだよ!」
なんだかホッとした
2度目の与那国エイサーにも参加した
エイサーは沖縄県でお盆の時期に先祖供養として三日三晩踊る伝統行事だ
ある日、東海大地震が起こると言う噂を耳にした
もし実家が被災して、家族と二度と会えなくなったら後悔しないだろうか
おかみさんに里に帰ることを説明すると困った顔をされたけれども
やり残しことがないように生きることが全てだった
ディラさんにもお礼を言いたくて会いに行った
ディラ:
ユキエさんにベイビーが降りたがってきていますよ
ユキエさんはもう体が透けてきてしまっている
宿題をほとんど終わらせてしまって
三次元世界にほとんどいないんです
でもまだ世界にとどまっているのは
パートナーに出会ってベイビーを作るため
本はどうなりましたか?
ユキエ:形にこそならなかったですが満足できたので手放そうかと
ディラ:それでいいの?
大地震が起きると言われた日は、穏やかで美しい平和な一日だった
あなたは今日はどんな扉を開きたいだろう
次のステージはどこですか?
もう旅にはくたびれ果てていた
石垣島行きのチケットを手配し、歯を磨いていると、宇宙から強い指令が来た
「那覇に行きなさい」
終点 プレゼントの中は…
牧志公設市場にやってくるとにぎわいと雑踏
たくさんの人、人、人
今の私には濃すぎる暮らしは強い抵抗を感じた
「人として、宇宙として地球に生きる喜びを
今一度この街で味わいなさい」
すれ違った子供の会話が耳に飛び込んできた
「今やらずに、いつやるの?」
那覇で一人の男性と再会した
彼の側は周りより温度がちょっと高く
心地よい愛で皆が包み込まれてしまう
「世界中のいろんな街を旅したけれども、那覇は本当にいい街だよ」
ある日、花屋さんに行くとオーナーが
「アルバイトを探しているのよね」とつぶやく
これはもしやお導きの約束のセリフ?
ユキエ:私でよければ雇っていただけますか?
オーナー:家はどこなの?
ユキエ:近くのゲストハウスです
オーナー:ちゃんとした部屋を決めて来たらまた来て
ささやかでいいから小さなことに毎日感謝して
リラックスして生きていけたら
願わくば素敵なパートナーがいて
のんびり幸せに暮らせたら…
ついに心から愛し合えるパートナーにめぐり逢い
1人から2人の旅になった
「あなたの人生があと1年だとして、あなたの遺り残しは何ですか?」
宇宙からの深淵な問いかけから6年が経っていた
満開の桜の季節に里帰り
*
命を大切にする「命どう宝」の心が根付く沖縄で
様々な人々と共に過ごし、今も日々を送っています
本来スピリチュアルと言うカテゴライズも言葉も
ないほうが自然なのではと考えます
この本も一部の人にしか伝わらない用語は
なるべく使わないことにして絵を多めに作ってみました
もしかして私は宇宙人なのか?と自問すればそうでもない
なんて中途半端な途中人なんだろうと
長い間葛藤していました
今は地球も宇宙もどちらもなんだか分かる
等身大のあなたで十分だよ
架け橋になれるから大丈夫
ようやく肩の力が抜けて
宿題も終わらせることができました
今の生活にはたくさんの物やお金はありませんが
お金では絶対に買えない
宇宙が導くオンリーワンのギフトがあります
Message from ディラ:
思い出してください
あなた自身が宇宙の光であり、闇であり、エネルギーであること
創造主であること
どんな宇宙を創造したいですか?
あなたが恐れを感じる時
あなた自身のエネルギーを破壊のために使っています
どこにエネルギーを向けているか
そろそろあなたも意識を持つことです
意識が届く限りの無限の想像力(創造力)を使って
あなたはあなたの宇宙にたくさんの現実を作った
それが「夢」と言われるものです
ではなぜこんなに物質次元がリアルでなければならないのか
それは感じることによって
自分は愛であること
自分は確かに存在していると実感するためなのです
<あとがき>
沖縄から東京に原稿を送って3日後
彼と2人でのんびり散歩を楽しんでいた帰り道
予定になかった『アナと雪の女王』に強く導かれ
観劇中のところに、この本の出版決定の連絡をいただいた
今回企画を持ち込んだ出版社は1社のみ
ふらりと本屋さんに入り
一番フィーリングに近い本をと伸ばした手が掴んだのは
さくらももこさんのロゴマークがかわいい
ヒカルランドさんの本だった
連絡をくださった編集長は『アミ 小さな宇宙人』を当時手がけた本人だった
原稿が会社に届いて、合格の返答をいただけた時は
宿題が終わった安堵感と感謝で胸がいっぱいになった
ヒカルランドの石井健資様他ご尽力いただき心から感謝申し上げます
(やっぱりディラさんの本の中で感謝を述べていた石井さんて
以前読んだももこさんのトンデモ本で
一緒に旅をした方だったんだ!
・『ももこのトンデモ大冒険』 さくら ももこ/著 徳間書店
今この幸せな日々を送るために
私はパパとママを選んで生まれてきたに違いない
私たちを産んでくれて、たくさんの愛で一生懸命育ててくれて
心からありがとうございます
パートナーで画家の彼には
泣き虫で怒りん坊の私をいつも優しく支え
見守ってくれたことにありがとうの気持ちでいっぱいです
まだ見ぬわが子へ
この本をあなたに捧げます
いつかあなたも分かってくれますように
2014年、新年一番に「那覇の街に UFO 出現」と新聞に大きく記事が載った
私もこのニュースの後に夢を通して UFO が現れ
今たくさんの人に宇宙からの呼びかけが
様々な形で起きていることを知った
光に飲まれ、うっすらとした意識の中で
女性のシルエットが現れ
「You are ET( あなたは宇宙人です)」と告げられた
とうとう途中人、宇宙人へ昇格??
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面白そうだなあ
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テーマ:あなたの中の子供を癒すREBIRTH
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■近刊予告!『The universe unfolds 宇宙への導き』
ヒカルランドをサポートする直販の出版社ともはつよし社からの復刻版です
パラレルアースとは魂の故郷=天国のこと
まずはあなたの中のインナーチャイルドの声を聴くこと
自分の呼吸を取り戻すことから始めます
Let's enjoy your act!
起こる出来事は全て完璧に与えられているギフト
子供に、そしてあなたの中のウニヒピリへ よみきかせホ・ポノポノ インナーチャイルドの成長と癒し
著者:マベル・カッツ
宇宙の子どもであるあなたへ よみきかせスピリチュアル ルル〜こころの物語
著者:ルイーズ・ヘイ