メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

topics~塗り絵、はじめました ほか

2024-11-20 16:13:30 | 日記
詩人・谷川俊太郎さん死去




20日にSNSを見てニュースを知った
92歳とは思えないほど、いつも変わらず居てくれる感じがしていた

私が詩に興味を持って、背伸びをして買ったのは2、3冊だろうか?
『夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった』
『コカコーラ・レッスン』の赤い表紙が印象的だったな

自分でも書くようになって、スタイルを真似たりしてみた
イベントで生で見た時も、偉大すぎてそこに居る感じがしなかったのを覚えている

一体どれほどの作品を書いたのか、ジャンルも幅広すぎて分からないよね
たくさんの言葉をありがとうございました







ナダル 引退大会で黒星も闘志、国歌斉唱では感極まり涙ぐむ<国別対抗戦デビス杯>





Windows10のセキュリティ更新プログラム無料の提供を終了



2025年10月以降、ウィン10のセキュリティ更新プログラム無料の提供を終了するというメッセージが出た
今使っているノートパソコンは相当古いから買い換えたいと思いつつ先延ばしにしていて
LABIでチラ見したけれども、まだ決心つかず・・・/汗


●紅白歌合戦、出場者発表
うーん、、、観たいのは源くんくらいか




癒しフェア@東京ビッグサイト西1ホール 11.30~12.1




サケ友ちゃんがお手伝いするとのこと
こんなに大規模なイベントが開催されるほど興味が高まってることにビックリ/驚
ヒーリングや宇宙語などのスピ関連だけじゃなく、癒し全般て範囲が広い



その他。

三人称雑談で取り上げてた「ダイヤモンドアート」がスゴイ/驚





私もなにか手を動かして癒されることがしたいなと思って
本屋で塗り絵2冊、伊東屋でクレパスを買ってみたv

児童書コーナーにあるのは、ディズニーなどのキャラクターが多くて
ページ数もあまりないから、大人の塗り絵コーナーをチョイス

・ぬりえBOOK 花いっぱい おとぎの森のなかまたち~ひみつの招待状~ (ユーキャンのおうち時間シリーズ) 名司生



たくさんある中で、最初は好きな動物や自然なら飽きないかなと思って選んだ
一応ストーリーがあるのかな?
細かすぎず、カンタンすぎずちょうどいい









・憧れのお部屋 わたしの塗り絵BOOK 井田千秋




女の子と部屋の組み合わせが気に入った
インテリアとか見るの好きなんだよね





サクラクレパス クーピーペンシル12色 FY12-R1 (12色入)
12色だと色合いが限られて、全部同じ感じになりがち





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丘の家のセーラ ヒルクレストの娘たち 1 ルース・エルウィン・ハリス/作 岩波書店

2024-11-20 14:51:56 | 
1990年初版 脇明子/訳 エマ・チチェスター・クラーク/カバー絵

「ジュヴェナイルまとめ」カテゴリー内に追加します


これも「家族小説」で探して見つけたシリーズ

これまでと違うのは、1冊で1人ずつが描かれていくこと
末っ子のセーラは他の3人の姉と少し歳が離れているせいで
いつも子ども扱いされて、除け者にされているのが悩み

美人で絵の才能に恵まれた姉たちと自分を比べて卑下し
勉強に励むことで見返したいという思いも秘めている

隣人のガブリエルを王子さまのように崇めて
長姉を憎むこともあるほど、一途でもある

第一次世界大戦によって、四姉妹と兄弟の関係に暗雲が垂れ込める

トラウマを抱えたアントニーが、兵隊を英雄視する発言や
のんびりした田舎の空気とのギャップに苦しむシーンは胸が締め付けられる
長姉だけが、矛盾に気づき、皮肉を言うことで社会に反抗してみせる

まだまだ働く女性や、芸術を極める女性は奇異な目で見られる時代において
ブレない長姉の姿は小気味いいけれども
愛情と共存させることが叶わないのは読んでいて悲しい



【内容抜粋メモ】

登場人物
パーセル家 ヒルクレスト ヒュイッシュ・プライオリ
フランセス 長姉 17歳
ジュリア 15歳
グウェン 13歳
セーラ 7歳
アニー 家政婦兼コック 25歳 寝たきりの義母、義弟と義妹の面倒をみている

マッケンジー家
父 牧師

ガブリエル
ジョフリー
アントニー
ルーシー











■1910年
父が亡くなり、その後を追うように母も亡くなり
喪に服すためにアニーがセーラの服を黒く染めている
フランセスは母の代わりに全力を尽くすと決心する



隣りのマッケンジー夫妻とガブリエルが来て、弁護士が今後どうするかを決めていく
母は勘当されていたため、頼る家はなく、マッケンジー牧師に姉妹の後見人を頼んでいた

屋敷を売って、トーントンに住むよう勧められるが
ヒルクレストの屋敷こそが一番大事だと主張するフランセス

マッケンジーはセーラに勉強を教えると約束
フランセスは美術学校に通いたいと言ってマッケンジー夫妻は驚く
ガブリエル:もう暗黒の中世は終わったんだ 才能はしまっておいてはならない

■1913年
セーラはマッケンジー一家とランチを食べるのが嬉しい
一般の家庭のように父母がいると想像する



ジョフリーは両親がガブリエルとアントニー贔屓だとセーラに打ち明ける
女の子はみんなハンサムなガブリエルを褒めるが、ガブリエルが好きなのは美人のフランセス
フランセスはスレイドの大学で奨学金をもらい優秀で卒業する
セーラだけは絵を描く才能もなく、興味もない



ガブリエルのアイデアでクォントックス登山をする
セーラは周りの反対を押し切ってついて行く

フランセス:私は子どもなんか持たないわ 絵を描くのと両方なんてムリだもの

ガブリエルは海軍士官の娘が海を見たことないなんておかしいと言って
セーラに海を見せるために農家の納屋で一泊する



マッケンジー夫人はガブリエルがフランセスと付き合うことに反対する
マッケンジー夫人とフランセスは意見が食い違うたびに言い争いとなる



セーラ11歳のクリスマス
フランセスが新しいドレスを買ってくれるが、自分の趣味じゃなくてガッカリする
主賓の席に座り、マッケンジーはセーラにオックスフォード大学をすすめる

フランセスはガブリエルが女性について進んだ意見を言うたびに
女性は結婚・出産で仕事がダメになるだけと主張して対立する

マッケンジー夫人はフランセスを“ボヘミアン”だと非難する
ガブリエル:ネズちゃん、人はみんな異なった考えを持っているんだよ

■1914年
第一次世界大戦の話題でもちきりとなり
男たちは先を争って入隊する

マッケンジー夫人は息子たちを誇りに思うが

フランセス:
バカな男の子たちが遊んでいるだけじゃありませんか
イギリスの男たちの半分は、野蛮なフン族を殺してこいと命令される
世界中気が狂ってる

アントニー:戦争はクリスマスまでには終わるよ

アントニーの入隊で、セーラは学校に行くことになって喜ぶ
マッケンジーのすすめで、ベッシー伯母の家から通うため、まず1日見学しに行くことになる



ベッシー伯母はセーラが来てくれて大興奮し、いろんな所を案内したいと語るが
女中ヴァイオレットは冷たく、モーディ大伯母は堅苦しい

母は頑固で、美術を続けることで父とケンカ別れになり
結婚祝いにヒルクレストの屋敷をもらったことが分かる



ラテン語の授業はカンタンすぎ、フランス語の授業はちんぷんかんぷん
休み時間には、クラスの女子に質問攻めにされ
美術の時間では、姉がプロの画家だからセーラも上手いはずだと紹介されて凹む
門に鍵がかかり、泣いて帰り、学校など懲り懲りだと思う

セーラ:私、行かないわ ヒルクレストから離れて暮らせるとは思えない

フランセス:
私もホームシックには恐ろしく悩まされた
私は従順でないという理由で学校を辞めさせられるところだった
母が結婚し、出産し、子どもに手がかからなくなってから絵を再開しても
以前のように描けずに泣いていたのを見て、私は絶対に結婚しないと決心したの

■1915年
セーラの親友だったジェスは春から子守りの仕事に就き、縁遠くなってしまう
ビル・ロバーツとメアリーは結婚し、ハネムーンの2日後には前線に旅立った

ガブリエルは最後の休暇に帰省したのに、フランセスはフランスに行ってしまう
ガブリエルはセーラに手紙を書いてほしいと約束させる

アントニーの戦死の電報が届く

■1916年
セーラはずっとガブリエルと文通を続けた
ガブリエル:どうして従軍画家にならないんだい?

セーラはガブリエルがフランセスのアトリエでモデルをしているのを見て気が引ける

ガブリエル:ボクは君と結婚したいんだ
フランセス:あなたが死んだ時に寡婦年金をもらうために結婚しろと提案してるわけね?

セーラは恋愛や結婚がどんなものか想像するがよく分からずアニーに聞く
アニー:完全な人間なんていやしません キリストさま以外にね

■1917年
セーラも卵を集めて寄付する活動に参加する
アニーの弟たちも前線に行っている

ジェイムズ卿はガブリエルを病院で見かけたと話す
「シボウトシンジザルヲエズ」という電報を受け取り
その後、脚に重傷を負ったガブリエルがジェイムズ卿のはからいで帰省する

ガブリエルがセーラの勉強を見る
ガブリエル:君は甘やかされている いろんなことを当たり前に受け取りすぎてると思うね

セーラはものを書くのが好きだと打ち明けると、知っていることを書くようすすめる
ジェスは先生になるのが小さい頃からの夢だったが家の事情で果たせなかった

ロンドンは頻繁に空襲を受ける中、フランセスは個展を開いて大成功する
ビル・ロバーツは戦争で失明した上、片手を切断された

ガブリエルは歩けるようになるとすぐ前線に復帰する



ジョフリーが休暇で帰省し、すっかり様子が変わってしまう
フランセス:神経をヤラれてるわね

ジョフリーが墓地でうずくまっているのを見つけるセーラ
ジョフリー:頭の中の大砲の音が消えないんだよ

ジョフリーは前線に戻り戦死する
セーラは自分が不死ではないと急に意識し
死んだのがガブリエルでなくて良かったと思っていることに気づいてショックを受ける

フランセスはセーラを心配して散歩に連れだす
どんなに暗い影もいつかは過ぎると分かるセーラ

■1919年
ガブリエルは今度はアイルランドに行くと言って家族を驚かせる

ガブリエル:
新聞に出ていることが本当と信じてさえいた
考えられないほど純朴だったに違いない
軍隊は罪もない人に血も涙もない虐殺をした
責任を負うべき将校は懲罰を受けるどころか昇進した
こうして戦っているのは、君にちゃんとした未来が開けるようにするためなんだと思うようになった


ガブリエルがセーラのヒザに頭を乗せたままうたたねしてしまい
セーラはガブリエルだけが大事で、どれほど愛しているかを実感する

■1920年
セーラはジェインと一緒にオックスフォード大学の入学試験を受ける
マッケンジーはセーラを自分で考え、自分の意見を持つよう教育したのが功を奏し
セーラは試験に合格し、奨学金を受けることに決まる

フランセス:
教育は大切だわ あんたは自分で身を立てていけるようにならなくちゃならないし
あんたが家名を上げてくれるってみんなあてにしてる

フランセスはしばらく絵が描けていないと打ち明ける
フランセス:描けないなら生きていても意味がない気がするの

フランセスは気持ちを入れ替えるためにスペインに行く決心をする

セーラはマッケンジーにこれまでの感謝を伝える




訳者あとがき
このシリーズはイギリスのサマーセット地方の小さな村ヒュイッシュ・プライオリの4人姉妹を描いている
オルコット、バーネット、モンゴメリ、ジーン・ウェブスターに引き継がれた少女小説の伝統を受けている

作者が幼い頃、第二次世界大戦があり、ブリストルから弟と2人で祖父の家に疎開させられたのを基にしている
祖父に家を売ったのは3人姉妹で、厩をアトリエにして絵を描いていた

物語で取り上げられるサミュエル・テイラー・コールリッジ、ウィリアム・ワーズワースは
18世紀末から19世紀はじめに活躍したイギリス・ロマン派を代表する詩人

ウィリアムの妹ドロシーは、兄の詩作を助け、日記は文学的に高く評価されている






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