本書は以前読んだ本の関連で知り、他館から借りた
・『The universe unfolds 宇宙への導き』 Dila/著 文芸社 (1)
ヒカルランドのロゴマークがさくらももこさんだと本書で知った!
途中、途中にはさまれたユキエさんが描いた絵も
ももこさんと同じくらいゆるくて温かみがある
短い間にものすごく濃い体験をしたんだな/驚
本書の中にも自分とリンクする点が多々あり
読みやすいこともあり、2日で読んでしまった
沖縄を転々として、落ち着いた先は那覇
基地の飛行機の爆音とかは大丈夫だろうか?
【内容抜粋メモ】
<はじめに>
この本には宇宙人Dilaさんの言葉を随所に散りばめてあります
私が宇宙の旅に出たのは
自分の家族や世界中を本当に幸せにするため
それにはまず自分が心から幸せになること
「あなたの人生があと1年だとして
あなたの遺り残したことは何ですか?」
1 自然体の自分になること
2 家族との和解 特に父親
3 本を書くこと
私は25歳の時、日本最西端の与那国島に家出した
恋✕挫折=旅?! ここから
10代前半の頃の私は学校では一人になるのが嫌で
みんなが喜んでくれる私を演じて
家では家長である父の絶対的ルールの中に生きていた
どこにいても自分らしくいられないストレスを
優しい母にぶつけては泣かせていた
食べることに逃げて太っていた
この年頃独特の孤独感、反抗的な思考が
私の世界を灰色にしていた
最初に私の人生を大きく変化させた出来事は恋だった
それなのにこの恋は失敗に終わった
運命さえ感じていたのに、なぜ?
そんな時、何気なく読んでいた本のメッセージ
「自分を愛することができない人は、人を愛することができない」
そうだ 沖縄に一人旅へ行こう!
過保護な親には友達とグループ旅行だと嘘をついた
初めての沖縄への旅 宇宙のスイッチを探しに
旅に出る前、大きな安心感に包まれた
「大丈夫 この旅はうまくいくよ」
見るもの全てが魅力的
本島からすぐに竹富島に到着
生まれてからこれまでずっと情報や音の海
高層ビルに囲まれて生きてきたから
冗談抜きにどうしたらいいかわからなくなって途方に暮れる始末
その後の予定はほぼ白紙状態
瞬間に選択することの連続の旅
自分の強い魂の一面を知った大きな収穫だった
頭を空にし、心も真っ白な状態でいることが
魂の力をより感じられる一つの方法だと気づきつつあった
私は黒島を訪ねていた
感じたことのない恍惚感
言葉で表すなら、それは神だと思った
沖縄の神様
必ず弱い自分から立ち直って
またここに報告しに来ます
どうか見守っていてください
この時初めて神様って人の形ではなく
風景に溶けているものだと知った
旅から帰り、すぐに仏壇に手を合わせた
守ってくれたのはもしかしたらご先祖たちかもしれないと感じたから
マイウェイ 直感・閃き
大学生活
みんなが同じような格好
同じような表情
似たような話題を繰り返す
本当に私はここに存在しているのだろうかという恐怖に襲われた
(私も同じだった
沖縄に行き、新しい自分に出会ってから
とても敏感になっていた
だらだらとバラエティ番組を見るのをやめて
お香を炊いて音楽を聴いたり
日記をつけたくなった
画家の横尾忠則さんのエッセイ『僕は閃きを味方に生きてきた』という本
内容は直感、愛、宇宙、ジョン・レノン、 UFO 、チャネリング
私には縁のない世界と感じて慌てて本を閉じた
でも心の声は言う
「関係ないなんてことはないよ
君も宇宙とつながってワクワクする人生を歩むことができるんだ」
実は宇宙が手に取らせていた本なんだ
この頃は心から響く声が
わたしと宇宙をつなげたがっていた
大学3年生になると急に生徒も先生も顔色を変えて「就活、就活」と呪文を唱え始めた
みんな同じ色のスーツを着て
同じコースを走り出していく
不安になり自らのハートに尋ねると
「ノー」と答える
コースはひとつだけじゃない
人の分だけある
君だけのコースがあるんだ
私は就活にエントリーしなかった
開かれた道 そしてまた沖縄へ
私は大学を卒業したら沖縄に移住して働きたいと望んでいた
過保護で窮屈な家族との暮らしから逃げたいという願望も含まれていた
ある日、突然母親が
「そんなに沖縄に移住したいなら、今から琉球大学に編入学しなさい」
いざチャンスの扉が開かれると恐ろしくなり
座り込んで泣き出してしまった
信頼できる大人の意見も聞こうと相談してみたら、返ってきた答えは
「そんなの甘い
若い頃は誰でも夢を見る
でもみんな夢破れていくものなんだ
それが世の中です
今じゃなくても卒業してからでも遅くないし」
見かねた友達が声をかけてくれた
「それは夢を叶えられなかった人の嫉妬だよ
ゆきちゃんは必ず受験に合格するよ」
バスケットボールのマジック・ジョンソン選手も言っている
「君には無理だという人の言うことを聞いてはいけない
彼らは君に成功して欲しくないんだ
なぜなら彼らは成功できなかったから
途中で諦めてしまったから
自分の周りをエネルギーであふれ
しっかりと考え方を持っている人でかためなさい
君の人生を考えることができるのは君だけなんだ
なぜなら君は幸せになるために生まれてきたから」
たくさんの声援とともに
沖縄が私を引っ張るビジョンがやってくる
「やりますか? それとも諦めますか?」
私はそれまで一度も一生懸命に生きたことがなかった
傷つくのが怖かったから
でももう心を決めなくては
迷いを吹っ切ってからは、いい調子で勉強がはかどった
けれど私を導くこの声、ビジョン、感覚は一体何?
担任の先生がメッセージをくれた
「意志のあるところに道は開ける」
(Where there's a wil, there's a way.)
10倍の倍率を突破してとうとう琉球大学に合格!
引っ越しの下見を兼ねて再び沖縄へ
ハルという島の男の子に出会った
「沖縄の人はユキエさえ胸を開いて思っていることを話してくれたら
みんなちゃんと受け入れてくれるさ
それでいいさ〜」とにっこり笑った
友人に何の説明もしないしていないのに
涙が出るような優しく的確な言葉をかけられた経験はありませんか
そんな時は心のままに正直に
その天使に心の中を打ち明けましょう
途中人の途中 魂の膿出し期間
沖縄移住1年目
それは暗く地味で辛い魂の膿出しの日々だった
愛に気づかない人間には
それを学ぶ出来事が必ず起こる
私は宇宙の声を聞く特別な人間だと
周りに傲慢を振りかざすようになった
ついには幻聴、幻覚まで見始め神経衰弱に陥った
「ユキエ そっちじゃない こっちだよ」
光のほうから家族や友達のたくさんのエールが聞こえてきた
生きよう
ゆっくりと光のほうへ浮かんで行った
Dila:
自分が迷惑をかけられているという被害者意識にとらわれているのは病、盲目だ
自分は他の人より進んでいて
人を目覚めさせてやっているというとんでもない勘違いに陥り
いつまでも愛と感謝にあふれた世の中など実現しない
「何かしてやっている」などはうぬぼれなのです
~『宇宙への導き』より
戦争の傷 まずは知ることから
沖縄での生活は2年目を迎えた
魂が心から喜ぶ次のステージはどこだろう
心のままに感じる場所へと赴いた
普天間基地の北にある北谷町
沖縄に暮らすなら戦争で傷ついてきた沖縄の人たちの暮らしを
少しでも理解したいと常々思っていた
友達は悲しい顔をして怒るように言った
「基地のある暮らしがどういうものか味わったらいいさ」
沖縄の人々にとっては戦争は今も続いている
終わっていないんだ
戦争なんて全くリアリティがなかった
テレビの中の世界だとさえ思っていた
自分とは関係がない他人事だと
それにまつわる悲しみ、苦しみ
色んな思いを世の中にシェアできたら
全力の物件探しは難航した
具体的な新生活のイメージは次々湧いてくるから日記に書き留めておいた
このメモが後にすべて現実になってしまう
同じ道をぐるぐるとまわり、道に迷った
ある不動産屋の物件一覧のど真ん中に
なぜか北谷町の物件情報が張り出されている
後日、案内された部屋を開けると
その瞬間祝福のベルが鳴り響いた
エメラルドグリーンのオーシャンビュー!
条件は期待以上
また目に見えない何かに導かれている
いつからかスポンジみたいに
いろんな人の気持ちをキャッチして吸収して重くなり
ひどい時は寝込んだりし始めた
屋台を営むおじちゃん:
それは神様からもらった特別な才能ですよ
おじさんも昔そうだったんです
エンパシー(共感能力)の強い人は
サイキックスポンジなどと自らを認識したり周りからそう呼ばれる
人一倍強い感受性を持ち
それゆえいろんな影響を受ける
おじちゃん:
あなたはもっと愛が欲しいと言うけれど
あなたの中にはもうたくさんの愛があるんです
あなたが沖縄で体験した色んなドラマを本に書いてごらん
文章なんて日記しか書いたことがないのに
その時から少しずつ本を書き始めた
自分の本を出すという思いは小学校の頃からあった
(私も同じ
卒業論文の時期が近づいていた
卒論テーマである地域の「ウスデーク」に密着取材した
「ウスデーク」
沖縄本島、その周囲の島々にて女性だけが行う、
神に豊年満作を祈願する円陣舞踊。
謡と太鼓に合わせて10曲程を踊る。(ウィキ参照
花織(はなうい)を羽織ったおばあちゃん達が
少女のように恥ずかしそう、嬉しそう
台風が去ったばかりの海に向かった
「ずっと私はあなた達を見ていました
これまでも 今も これからもずっと」
なんて素晴らしい世界!
でも多くの人達は世界の本当の美しさや
素晴らしさが見えてないんじゃないだろうか
今日はなぜか新聞を読まないといけないと訴えてくる
普段は全く読まないのに
とにかくスーパーの新聞コーナーに走った
「沖縄の文化チャンプルーを撮影しにイタリア人映画監督来沖」
次の瞬間にはもう新聞社に電話をしていた
<ブレイクタイム>
今がまるで見えなくなって
未来の私に手紙を書いた
過去の私にエールを送った
未来の私へ
最近私は変化の時期に入っているようです
たくさんの人に出会う機会があります
あなたの気持ちが人に伝わるようになる時は必ず来ると思う
現在23歳
どうなるかなんてわからないけれど
明るい希望を持ってこの手紙を送ります
宇宙のシナリオ 史上最低な誕生日の迎え方
イタリア人映画監督のマネージャーと
大学生という二足のわらじ生活の忙しい日々
憧れていた沖縄のアーティスト達との取材が次々決まっていった
印象的だったミュージシャンのインタビュー:
本物の音楽って人に対してすごく良いものだと思うんです
ウスデークを歌うおばあちゃん達は
譜面はないけど、みんなの安全や幸せを願って歌ってるんです
CD を出そうとか金儲けとか、そういう世界ではないんですよ
音楽も観光も癒しも全てが経済になっている時代の中で
いかに自分の本物の部分をしっかり残していけるか
沖縄の人に限らず世界中の人たちに対して言える大事な要素だと思います
彼との出会いがそれまで小さな枠の中で生きてきた私を引き上げてくれた
私たちはあっという間に恋に落ちた
でも彼は次第に素っ気なくなる
運命の赤い糸で出会えたというのに
私は決して別れを認めなかった
彼にはすでに他の女性がいることが判明
史上最低の誕生日だった
あんなに捧げた日々のしわ寄せで
単位が足りなくて留年も決定
人生の中で出会う運命の人
その人は魂の旅の心強いパートナー
自分自身の写し鏡
自分が成長を諦めなければ必ずまた出会える
姿形、立場が違っても
魂でまた引き寄せ合うのだから
灯火 父とそして家族と
父が突然入院したのを母からの電話で知った
長年「〜しなさい」「〜しなければならない」という強制を家族に強いてきた父
一緒にいることがとても苦痛で
自分の呼吸ができない窮屈な家は
私の帰る場所じゃないとさえ思っていた
急遽里帰りをして病院に駆けつけると
すっかり痩せてしまった父がいた
父が一代で起こした家業を
家族はクタクタになりながら守っていた
必然的に私の役目は毎日のお見舞いになった
父:ハートのある文章を書くんだよ
と言ってくれた時は正直に嬉しかったよ
アミに天使に宇宙人も 中間答え合わせ
ある日なんとなく弟の部屋に入り
一冊の本が気になった
タイトルは『アミ 小さな宇宙人』
・[アミシリーズ]
「愛を求めているばかり
それはエゴなんだよ
愛は与えるものなんだ」
ハっとした
今まで恋人はいつでも都合よく甘えられて
多くを与えてくれる存在だとばかり思っていた
それはエゴだった
「君は今この瞬間幸せかい?
ちょっとでもいいから考えることをやめてごらん
ずっと幸せになれるよ
これからも起こりもしない問題を心配するのを止めて
もっと“今”という時を楽しむようにしなくちゃ
人生は短いんだ
もし何かの問題に直面したら
その時に全力で解決すればいいんだ」
本当に必要な情報や出会いは
それがたとえ地球の裏側にあったとしても
出会う時には出会ってしまうものだ
ある夜、突然「天使がやってきました」という声を聞いた
次の瞬間、天使の光がまばゆいほど放たれた
目を覆うほどの強い光だった
私だけではなく明らかに他の人も動揺していた
深く癒された私の魂が
次は周りの人を癒す番だよと背中を押してくれた
留年していなかったら天使にも出会えなかった
そう思うとショックな出来事も
「最悪」のひと言で片付けられないのです
学生生活最後の夏休みがやってきた
私はまた一人旅をする
行き先はベトナム
ハノイから入国して、ホーチミンで出国するチケットだけを手配する
ふと耳元に囁きを感じた
「チャネリングすると植物から天気予報を教えてもらえる」
なんだかよくわからない精神世界は
ノイローゼの件もありうんざりしていた
宇宙とのコンタクトまで赤裸々につづっている
ある女性のホームページにたどり着いた
Dilaさんという方だ
Dila:
チャネリングは特別なものではありません
誰かの悩みに真剣に答えている時
相手に心から幸せになってほしいと願いながらアドバイスしているはず
そんな時あなたはすでにチャネリングしているのです
どんな小さなことでもトライしていくことが
これからの21世紀の修行
苦しい嫌なことでなくてもいいのです
楽しく、新しく、ドキドキする体験を選んでも良いのです
恐れず、体験して、受け入れるだけ
頭が理解しハートに指令を出す時代は卒業
これからはハートがあなたを動かし
体験が自我に気付きを与える時代です
彼女のストーリーを全部読んだ
でも宇宙人なんて…と疑いは拭えずにいた
この人になら私のことをわかってもらえるだろうか
彼女のセッションルームへのアクセスが載っていた
すぐ近所だよ!
心はもう行く気満々だった
従うしかないよね
数日後、玄関先に現れた華奢な女性Dilaさん
私を見るなり
「どこからどう見ても宇宙人さんがやってきましたね」
もうひっくり返りそうだ
最初は恥ずかしさと疑いから
何を尋ねられてもわからないフリをしてごまかしていた
すると彼女は小さく震えながら
「本当はわかってるくせに」
と悲しそうに呟いた
私はこれまでの人生でこんなふうにわからないフリを
一体どれだけしてきただろう
もうそんなフリはやめよう
生まれて初めてセッションを受けた
私の前には月と太陽がある
月のエネルギーはあなたの女性性です
太陽のエネルギーは男性性と教えられた
月と太陽が合わさったエネルギーはあなた自身です
好奇心からこっそり目を開けてみた
こんなに雑念だらけの私の全てを慈しむ
その姿は如来だった
「大丈夫
あなたはこれから宇宙と一体化して生きていきますよ」
宇宙人Dilaさんとの出会いは
これまでの道のりの答え合わせであり
新たな課題となった
私もあんな風になれたら
宇宙の愛を探しに メッセージを受け取る練習
ベトナムの一人旅計画では海外保険にも入らなかった
周りを攻撃的に見てしまう人の中に生まれる争いの波長
それこそ世界中の戦争と繋がっていることを忘れないでください
この旅では一見最悪な状況に幾度か見舞われた
夜行バスでとてもしつこい痴漢と隣り合わせになったり
宇宙からメッセージを受け取る時
自分で無理やりそう思おうとしているだけ
と頭(自我)が水を差すかもしれないけれども
そのような思考に取り合わず
素直な気持ちで取り組むことが鍵となる
答えが前向きであれば正しい
今回だけでなく至る所で痴漢に遭っていた過去を思い出した
原因は幼少期に受けた男性からの嫌がらせにあるんじゃないかと思い当たった
その心が痴漢という現実を引き寄せ続けてしまっていた
「私はもう二度と男の人から悲しい目に遭うことはありません」と言い聞かせた
トラウマを引っこ抜いた痕に光をたくさん送った
その後の人生で痴漢に遭うことはなくなった
光の中で辛いトラウマの場面を思い出すことから始まります
思い出しても悲しくならないくらい
呼び出してはひとつずつ自分を癒し
ありがとうのワークをするのです
今という瞬間には数え切れないほど様々の扉がある
どの扉を開くかは全て自分次第
お金も残りわずかだというのに
時間を間違えて、予定の飛行機に乗り遅れた
この旅で出会って意気投合した
中国人の女友だちが駆けつけて300ドルを差し出す
「空港に行けば安くチケットが手に入るから
お金は後で中国に送ってくればくれればいいからね」
中継地の韓国で安く買ったチケットに不具合が出た
何時間経っても出国に OK が出ない
深呼吸して目を閉じイメージしてみた
「私は日本に帰れますか?」
気付くと私の姿は消えて、帰国できると確信した
するとあんなに頑なだった空港サイドは
「どうぞお帰り下さい」とあっさり言う
まさに自らの心が現実に映し出される世界
直感的就職活動開始!! ありのままを発信中
沖縄生活の締めくくりとして
ずっと気になっていた与那国島に旅することを決めた
この島は後に幾度も導かれることになる
縁の深い場所となる
実家に戻り、先延ばししていた就活
直感だけを頼りに直感的就職活動を決心した
そんなぶっ飛んだ娘に対して両親からの風当たりは強く
兄弟も「いい加減にしろ!」と怒り心頭
「沖縄でみんなとシェアできた愛を
家族の間でシェアする番なんですよ
自分の家族の平和なくして
世界の平和などないのですから」
まず初めに始めたのがブログでありのままに綴るミッションだった
もし極端な人に批判されたり
家族が傷つけられたりしたらどうしようという恐れが渦巻く
そこでDilaさんにメールをした
彼女は赤裸々に波乱の人生
過去の傷も全てさらけ出して書いていたから
Dila:
書かされているような状態の中にいます
遺書のつもりで書いているので
まだ足りないくらいなのです
金槌で殴られたようなショックを受けた
吹っ切れた私は考えられるだけの知人、友人、親戚、先生など
全ての人たちにブログの案内を出した
「あなたが心から欲しがっていたプレゼントです 差し上げましょう」
でも両手にたくさんの荷物を抱えたままでは受け取れません
全て手放してください
Dila:
宇宙は一人一人が「らしく」あること
我慢しないことを導いています
自然災害も1人1人が蓋をしてしまった感情が
膨大なエネルギーとして吐き出された結果なのです
♪Let it go というメッセージが
これだけ世界中で流れているのもそんな理由があります
周囲とのバランスや距離感の尊重が分かってくると
毎日の中に本当の呼吸が戻ってきます
そして変容することを恐れない時
素晴らしい社会が待っているのです
相手を心配することは「呪い」と同じ
親が子供を心配することも、実は呪いなのです
心配する=そうなって欲しいと祈っているのと同じです
自分の中に眠っている恐れや不安は何なのかを
しっかり見つめて洗い出すという
自分自身を掘り下げる作業以上に必要なことはないでしょう
(本当にそう思う
泉のように延々と湧く母の心配の種に
いつも「呪いをかけないで!」と抵抗していた
記憶のアソート BOX 愛を探して綴る日々
失恋やトラウマなどショックな出来事の記憶の箱は
開くのも追体験するのもしんどい作業だった
悲しい記憶がブロックしてそれ以上前に進めない
愛している、許している、ありがとう、大丈夫と光を送った
ブログを毎日続けることで
だんだん自我を手放すことができ
気にならなくなっていった
手放すうちに現実に不思議な変化が起こり始めた
ブログに惹かれたと言ってくれるファンが現れた
いつのまにか人と本音で流暢に話せるようになっていた
魂が解放されていくと
自らの本当の呼吸が戻り癒されて満たされます
暴飲暴食に走る必要がなくなり、体重も自然に落ちました
ひどい便秘も解消されました
ひたすら自分の内側に向き合い
ギリギリの気持ちでワークをして過ごす日々が1年も続いていた
ブログの読者から不意にメールが飛び込んできた
「たまたま本屋で立ち読みしていたら
ユキエさんが綴っていたイタリア人映画監督のことが載っていました
明日東京で上映会と舞台挨拶をするそうですよ」
心底驚いた
「合格です
明日彼にありがとうと伝えてきなさい」
宇宙はやっぱり全て見ていてくれていた
私たちがあの日撮った映画は満員御礼
大成功だった
REBIRTHの旅へ スウェットロッジ
Dilaさんのホームページにアメリカの旅の企画がアップされていた
Dila:
このアメリカの旅では
日頃からできないと決めつけていたり
自分の自我を見つめて挑戦していただき
よりベターなあなたへと生まれ変わっていただくための企画です
21世紀の今、山籠り、滝に打たれると言われてワクワクするでしょうか
知らない土地に一人で出かけ
初めてのことを体験してみる
異文化の友達を作る
これが21世紀の修行だと私は体験から思います
一人でできたという自信が
いろんなことにチャレンジする力になるでしょう
自由が取り柄だったはずが
この頃はまた見失ってしまっていた
自分らしさを取り戻さなくては
拠点を LA に移していたディラさんに早速メールを出すと
ディラ:
アメリカインディアンの街セドナで
一緒に「スウェットロッジ」に参加しましょう
初めて耳にした言葉
調べてみると、ドーム型の手作りのテントの写真が出てきて
見た瞬間、これは子宮だとすぐに分かった
全米のインディアン部族に見られる
最も一般的で重要な儀式だと書いてある
ディラ:
ユキエさんは何でもお一人で出来るようですから
セドナへはどうぞお一人で行ってきてください
なんで?!
たくさんの恐れの自我があった
それは依存だったり独りよがりだったり
それに向かわせるために
宇宙は彼女に今回の演技をさせたのではないか
ディラ:
もしあなたにあと1年しか人生の残り時間が残っていないとしたら
何を遺り残していると感じますか?
すぐに行動を起こす人は
劇的に変わっていくのに毎回私も驚かされました
取りかからなければ、後から必ずしわ寄せが来て
「やっぱりあの時に勇気を出してやっておけば、こんなことにはならなかった」
という結果になるのを散々見せられたのです
3つの答えを出した
1 本を書き上げること
2 家族との関係の和解
3 本来の自然体の自分自身を完全に取り戻すこと
自分の自我のキャラクターは
人にどう見られているのかを気にして
思うようにならないと七転八倒
この旅を全てやり終えた時
何を感じ、何を体験するのか
それはやり終えた者にしか開けない
扉の向こうにあるんだ
アメリカの友達を訪ねるとだけ両親に伝えて旅に出ることにした
母:
あんたたちが幼稚園だった頃に
パパがアメリカに仕事で行き
その時、子供達が大きくなったら
必ずアメリカに行く日が来るから
そのまましまっておくようにと言われた
古い米ドルを手渡された
LA でディラさんと再会
ディラ:
私の言う「みんなが演技をしている」という感覚がわかりますか?
セドナから戻られたらレポートを提出してください
セドナに着くと、黒髪の現代版インディアンが待っていてくれた
いったい私はこんな所で太鼓を叩いて何をしているんだろう
あれこれ疑ったり躊躇する自分はなんとちっぽけなんだ
こんな自我はさっさと手放してしまおう
生きているのは今なんだ
「これは癒しの太鼓の音だよ
これまでの君の過去は今大地にすべて流れていった
君は新しく生まれ変わったんだ」
アメリカの旅の途中、サイキックの女性に出会い
「あなたは今回の旅で魂のルーツを辿っているのね
あなたはそろそろ自分の真ん中に繋がらなくちゃ」
私には確固とした芯がなかった
人生において次のステージに進む時
過去や過去生で過ごした場所に呼ばれることがあるそうです
そこに足を運ぶと今を生きるエネルギーを拾い集めることができるのです
・『The universe unfolds 宇宙への導き』 Dila/著 文芸社 (1)
ヒカルランドのロゴマークがさくらももこさんだと本書で知った!
途中、途中にはさまれたユキエさんが描いた絵も
ももこさんと同じくらいゆるくて温かみがある
短い間にものすごく濃い体験をしたんだな/驚
本書の中にも自分とリンクする点が多々あり
読みやすいこともあり、2日で読んでしまった
沖縄を転々として、落ち着いた先は那覇
基地の飛行機の爆音とかは大丈夫だろうか?
【内容抜粋メモ】
<はじめに>
この本には宇宙人Dilaさんの言葉を随所に散りばめてあります
私が宇宙の旅に出たのは
自分の家族や世界中を本当に幸せにするため
それにはまず自分が心から幸せになること
「あなたの人生があと1年だとして
あなたの遺り残したことは何ですか?」
1 自然体の自分になること
2 家族との和解 特に父親
3 本を書くこと
私は25歳の時、日本最西端の与那国島に家出した
恋✕挫折=旅?! ここから
10代前半の頃の私は学校では一人になるのが嫌で
みんなが喜んでくれる私を演じて
家では家長である父の絶対的ルールの中に生きていた
どこにいても自分らしくいられないストレスを
優しい母にぶつけては泣かせていた
食べることに逃げて太っていた
この年頃独特の孤独感、反抗的な思考が
私の世界を灰色にしていた
最初に私の人生を大きく変化させた出来事は恋だった
それなのにこの恋は失敗に終わった
運命さえ感じていたのに、なぜ?
そんな時、何気なく読んでいた本のメッセージ
「自分を愛することができない人は、人を愛することができない」
そうだ 沖縄に一人旅へ行こう!
過保護な親には友達とグループ旅行だと嘘をついた
初めての沖縄への旅 宇宙のスイッチを探しに
旅に出る前、大きな安心感に包まれた
「大丈夫 この旅はうまくいくよ」
見るもの全てが魅力的
本島からすぐに竹富島に到着
生まれてからこれまでずっと情報や音の海
高層ビルに囲まれて生きてきたから
冗談抜きにどうしたらいいかわからなくなって途方に暮れる始末
その後の予定はほぼ白紙状態
瞬間に選択することの連続の旅
自分の強い魂の一面を知った大きな収穫だった
頭を空にし、心も真っ白な状態でいることが
魂の力をより感じられる一つの方法だと気づきつつあった
私は黒島を訪ねていた
感じたことのない恍惚感
言葉で表すなら、それは神だと思った
沖縄の神様
必ず弱い自分から立ち直って
またここに報告しに来ます
どうか見守っていてください
この時初めて神様って人の形ではなく
風景に溶けているものだと知った
旅から帰り、すぐに仏壇に手を合わせた
守ってくれたのはもしかしたらご先祖たちかもしれないと感じたから
マイウェイ 直感・閃き
大学生活
みんなが同じような格好
同じような表情
似たような話題を繰り返す
本当に私はここに存在しているのだろうかという恐怖に襲われた
(私も同じだった
沖縄に行き、新しい自分に出会ってから
とても敏感になっていた
だらだらとバラエティ番組を見るのをやめて
お香を炊いて音楽を聴いたり
日記をつけたくなった
画家の横尾忠則さんのエッセイ『僕は閃きを味方に生きてきた』という本
内容は直感、愛、宇宙、ジョン・レノン、 UFO 、チャネリング
私には縁のない世界と感じて慌てて本を閉じた
でも心の声は言う
「関係ないなんてことはないよ
君も宇宙とつながってワクワクする人生を歩むことができるんだ」
実は宇宙が手に取らせていた本なんだ
この頃は心から響く声が
わたしと宇宙をつなげたがっていた
大学3年生になると急に生徒も先生も顔色を変えて「就活、就活」と呪文を唱え始めた
みんな同じ色のスーツを着て
同じコースを走り出していく
不安になり自らのハートに尋ねると
「ノー」と答える
コースはひとつだけじゃない
人の分だけある
君だけのコースがあるんだ
私は就活にエントリーしなかった
開かれた道 そしてまた沖縄へ
私は大学を卒業したら沖縄に移住して働きたいと望んでいた
過保護で窮屈な家族との暮らしから逃げたいという願望も含まれていた
ある日、突然母親が
「そんなに沖縄に移住したいなら、今から琉球大学に編入学しなさい」
いざチャンスの扉が開かれると恐ろしくなり
座り込んで泣き出してしまった
信頼できる大人の意見も聞こうと相談してみたら、返ってきた答えは
「そんなの甘い
若い頃は誰でも夢を見る
でもみんな夢破れていくものなんだ
それが世の中です
今じゃなくても卒業してからでも遅くないし」
見かねた友達が声をかけてくれた
「それは夢を叶えられなかった人の嫉妬だよ
ゆきちゃんは必ず受験に合格するよ」
バスケットボールのマジック・ジョンソン選手も言っている
「君には無理だという人の言うことを聞いてはいけない
彼らは君に成功して欲しくないんだ
なぜなら彼らは成功できなかったから
途中で諦めてしまったから
自分の周りをエネルギーであふれ
しっかりと考え方を持っている人でかためなさい
君の人生を考えることができるのは君だけなんだ
なぜなら君は幸せになるために生まれてきたから」
たくさんの声援とともに
沖縄が私を引っ張るビジョンがやってくる
「やりますか? それとも諦めますか?」
私はそれまで一度も一生懸命に生きたことがなかった
傷つくのが怖かったから
でももう心を決めなくては
迷いを吹っ切ってからは、いい調子で勉強がはかどった
けれど私を導くこの声、ビジョン、感覚は一体何?
担任の先生がメッセージをくれた
「意志のあるところに道は開ける」
(Where there's a wil, there's a way.)
10倍の倍率を突破してとうとう琉球大学に合格!
引っ越しの下見を兼ねて再び沖縄へ
ハルという島の男の子に出会った
「沖縄の人はユキエさえ胸を開いて思っていることを話してくれたら
みんなちゃんと受け入れてくれるさ
それでいいさ〜」とにっこり笑った
友人に何の説明もしないしていないのに
涙が出るような優しく的確な言葉をかけられた経験はありませんか
そんな時は心のままに正直に
その天使に心の中を打ち明けましょう
途中人の途中 魂の膿出し期間
沖縄移住1年目
それは暗く地味で辛い魂の膿出しの日々だった
愛に気づかない人間には
それを学ぶ出来事が必ず起こる
私は宇宙の声を聞く特別な人間だと
周りに傲慢を振りかざすようになった
ついには幻聴、幻覚まで見始め神経衰弱に陥った
「ユキエ そっちじゃない こっちだよ」
光のほうから家族や友達のたくさんのエールが聞こえてきた
生きよう
ゆっくりと光のほうへ浮かんで行った
Dila:
自分が迷惑をかけられているという被害者意識にとらわれているのは病、盲目だ
自分は他の人より進んでいて
人を目覚めさせてやっているというとんでもない勘違いに陥り
いつまでも愛と感謝にあふれた世の中など実現しない
「何かしてやっている」などはうぬぼれなのです
~『宇宙への導き』より
戦争の傷 まずは知ることから
沖縄での生活は2年目を迎えた
魂が心から喜ぶ次のステージはどこだろう
心のままに感じる場所へと赴いた
普天間基地の北にある北谷町
沖縄に暮らすなら戦争で傷ついてきた沖縄の人たちの暮らしを
少しでも理解したいと常々思っていた
友達は悲しい顔をして怒るように言った
「基地のある暮らしがどういうものか味わったらいいさ」
沖縄の人々にとっては戦争は今も続いている
終わっていないんだ
戦争なんて全くリアリティがなかった
テレビの中の世界だとさえ思っていた
自分とは関係がない他人事だと
それにまつわる悲しみ、苦しみ
色んな思いを世の中にシェアできたら
全力の物件探しは難航した
具体的な新生活のイメージは次々湧いてくるから日記に書き留めておいた
このメモが後にすべて現実になってしまう
同じ道をぐるぐるとまわり、道に迷った
ある不動産屋の物件一覧のど真ん中に
なぜか北谷町の物件情報が張り出されている
後日、案内された部屋を開けると
その瞬間祝福のベルが鳴り響いた
エメラルドグリーンのオーシャンビュー!
条件は期待以上
また目に見えない何かに導かれている
いつからかスポンジみたいに
いろんな人の気持ちをキャッチして吸収して重くなり
ひどい時は寝込んだりし始めた
屋台を営むおじちゃん:
それは神様からもらった特別な才能ですよ
おじさんも昔そうだったんです
エンパシー(共感能力)の強い人は
サイキックスポンジなどと自らを認識したり周りからそう呼ばれる
人一倍強い感受性を持ち
それゆえいろんな影響を受ける
おじちゃん:
あなたはもっと愛が欲しいと言うけれど
あなたの中にはもうたくさんの愛があるんです
あなたが沖縄で体験した色んなドラマを本に書いてごらん
文章なんて日記しか書いたことがないのに
その時から少しずつ本を書き始めた
自分の本を出すという思いは小学校の頃からあった
(私も同じ
卒業論文の時期が近づいていた
卒論テーマである地域の「ウスデーク」に密着取材した
「ウスデーク」
沖縄本島、その周囲の島々にて女性だけが行う、
神に豊年満作を祈願する円陣舞踊。
謡と太鼓に合わせて10曲程を踊る。(ウィキ参照
花織(はなうい)を羽織ったおばあちゃん達が
少女のように恥ずかしそう、嬉しそう
台風が去ったばかりの海に向かった
「ずっと私はあなた達を見ていました
これまでも 今も これからもずっと」
なんて素晴らしい世界!
でも多くの人達は世界の本当の美しさや
素晴らしさが見えてないんじゃないだろうか
今日はなぜか新聞を読まないといけないと訴えてくる
普段は全く読まないのに
とにかくスーパーの新聞コーナーに走った
「沖縄の文化チャンプルーを撮影しにイタリア人映画監督来沖」
次の瞬間にはもう新聞社に電話をしていた
<ブレイクタイム>
今がまるで見えなくなって
未来の私に手紙を書いた
過去の私にエールを送った
未来の私へ
最近私は変化の時期に入っているようです
たくさんの人に出会う機会があります
あなたの気持ちが人に伝わるようになる時は必ず来ると思う
現在23歳
どうなるかなんてわからないけれど
明るい希望を持ってこの手紙を送ります
宇宙のシナリオ 史上最低な誕生日の迎え方
イタリア人映画監督のマネージャーと
大学生という二足のわらじ生活の忙しい日々
憧れていた沖縄のアーティスト達との取材が次々決まっていった
印象的だったミュージシャンのインタビュー:
本物の音楽って人に対してすごく良いものだと思うんです
ウスデークを歌うおばあちゃん達は
譜面はないけど、みんなの安全や幸せを願って歌ってるんです
CD を出そうとか金儲けとか、そういう世界ではないんですよ
音楽も観光も癒しも全てが経済になっている時代の中で
いかに自分の本物の部分をしっかり残していけるか
沖縄の人に限らず世界中の人たちに対して言える大事な要素だと思います
彼との出会いがそれまで小さな枠の中で生きてきた私を引き上げてくれた
私たちはあっという間に恋に落ちた
でも彼は次第に素っ気なくなる
運命の赤い糸で出会えたというのに
私は決して別れを認めなかった
彼にはすでに他の女性がいることが判明
史上最低の誕生日だった
あんなに捧げた日々のしわ寄せで
単位が足りなくて留年も決定
人生の中で出会う運命の人
その人は魂の旅の心強いパートナー
自分自身の写し鏡
自分が成長を諦めなければ必ずまた出会える
姿形、立場が違っても
魂でまた引き寄せ合うのだから
灯火 父とそして家族と
父が突然入院したのを母からの電話で知った
長年「〜しなさい」「〜しなければならない」という強制を家族に強いてきた父
一緒にいることがとても苦痛で
自分の呼吸ができない窮屈な家は
私の帰る場所じゃないとさえ思っていた
急遽里帰りをして病院に駆けつけると
すっかり痩せてしまった父がいた
父が一代で起こした家業を
家族はクタクタになりながら守っていた
必然的に私の役目は毎日のお見舞いになった
父:ハートのある文章を書くんだよ
と言ってくれた時は正直に嬉しかったよ
アミに天使に宇宙人も 中間答え合わせ
ある日なんとなく弟の部屋に入り
一冊の本が気になった
タイトルは『アミ 小さな宇宙人』
・[アミシリーズ]
「愛を求めているばかり
それはエゴなんだよ
愛は与えるものなんだ」
ハっとした
今まで恋人はいつでも都合よく甘えられて
多くを与えてくれる存在だとばかり思っていた
それはエゴだった
「君は今この瞬間幸せかい?
ちょっとでもいいから考えることをやめてごらん
ずっと幸せになれるよ
これからも起こりもしない問題を心配するのを止めて
もっと“今”という時を楽しむようにしなくちゃ
人生は短いんだ
もし何かの問題に直面したら
その時に全力で解決すればいいんだ」
本当に必要な情報や出会いは
それがたとえ地球の裏側にあったとしても
出会う時には出会ってしまうものだ
ある夜、突然「天使がやってきました」という声を聞いた
次の瞬間、天使の光がまばゆいほど放たれた
目を覆うほどの強い光だった
私だけではなく明らかに他の人も動揺していた
深く癒された私の魂が
次は周りの人を癒す番だよと背中を押してくれた
留年していなかったら天使にも出会えなかった
そう思うとショックな出来事も
「最悪」のひと言で片付けられないのです
学生生活最後の夏休みがやってきた
私はまた一人旅をする
行き先はベトナム
ハノイから入国して、ホーチミンで出国するチケットだけを手配する
ふと耳元に囁きを感じた
「チャネリングすると植物から天気予報を教えてもらえる」
なんだかよくわからない精神世界は
ノイローゼの件もありうんざりしていた
宇宙とのコンタクトまで赤裸々につづっている
ある女性のホームページにたどり着いた
Dilaさんという方だ
Dila:
チャネリングは特別なものではありません
誰かの悩みに真剣に答えている時
相手に心から幸せになってほしいと願いながらアドバイスしているはず
そんな時あなたはすでにチャネリングしているのです
どんな小さなことでもトライしていくことが
これからの21世紀の修行
苦しい嫌なことでなくてもいいのです
楽しく、新しく、ドキドキする体験を選んでも良いのです
恐れず、体験して、受け入れるだけ
頭が理解しハートに指令を出す時代は卒業
これからはハートがあなたを動かし
体験が自我に気付きを与える時代です
彼女のストーリーを全部読んだ
でも宇宙人なんて…と疑いは拭えずにいた
この人になら私のことをわかってもらえるだろうか
彼女のセッションルームへのアクセスが載っていた
すぐ近所だよ!
心はもう行く気満々だった
従うしかないよね
数日後、玄関先に現れた華奢な女性Dilaさん
私を見るなり
「どこからどう見ても宇宙人さんがやってきましたね」
もうひっくり返りそうだ
最初は恥ずかしさと疑いから
何を尋ねられてもわからないフリをしてごまかしていた
すると彼女は小さく震えながら
「本当はわかってるくせに」
と悲しそうに呟いた
私はこれまでの人生でこんなふうにわからないフリを
一体どれだけしてきただろう
もうそんなフリはやめよう
生まれて初めてセッションを受けた
私の前には月と太陽がある
月のエネルギーはあなたの女性性です
太陽のエネルギーは男性性と教えられた
月と太陽が合わさったエネルギーはあなた自身です
好奇心からこっそり目を開けてみた
こんなに雑念だらけの私の全てを慈しむ
その姿は如来だった
「大丈夫
あなたはこれから宇宙と一体化して生きていきますよ」
宇宙人Dilaさんとの出会いは
これまでの道のりの答え合わせであり
新たな課題となった
私もあんな風になれたら
宇宙の愛を探しに メッセージを受け取る練習
ベトナムの一人旅計画では海外保険にも入らなかった
周りを攻撃的に見てしまう人の中に生まれる争いの波長
それこそ世界中の戦争と繋がっていることを忘れないでください
この旅では一見最悪な状況に幾度か見舞われた
夜行バスでとてもしつこい痴漢と隣り合わせになったり
宇宙からメッセージを受け取る時
自分で無理やりそう思おうとしているだけ
と頭(自我)が水を差すかもしれないけれども
そのような思考に取り合わず
素直な気持ちで取り組むことが鍵となる
答えが前向きであれば正しい
今回だけでなく至る所で痴漢に遭っていた過去を思い出した
原因は幼少期に受けた男性からの嫌がらせにあるんじゃないかと思い当たった
その心が痴漢という現実を引き寄せ続けてしまっていた
「私はもう二度と男の人から悲しい目に遭うことはありません」と言い聞かせた
トラウマを引っこ抜いた痕に光をたくさん送った
その後の人生で痴漢に遭うことはなくなった
光の中で辛いトラウマの場面を思い出すことから始まります
思い出しても悲しくならないくらい
呼び出してはひとつずつ自分を癒し
ありがとうのワークをするのです
今という瞬間には数え切れないほど様々の扉がある
どの扉を開くかは全て自分次第
お金も残りわずかだというのに
時間を間違えて、予定の飛行機に乗り遅れた
この旅で出会って意気投合した
中国人の女友だちが駆けつけて300ドルを差し出す
「空港に行けば安くチケットが手に入るから
お金は後で中国に送ってくればくれればいいからね」
中継地の韓国で安く買ったチケットに不具合が出た
何時間経っても出国に OK が出ない
深呼吸して目を閉じイメージしてみた
「私は日本に帰れますか?」
気付くと私の姿は消えて、帰国できると確信した
するとあんなに頑なだった空港サイドは
「どうぞお帰り下さい」とあっさり言う
まさに自らの心が現実に映し出される世界
直感的就職活動開始!! ありのままを発信中
沖縄生活の締めくくりとして
ずっと気になっていた与那国島に旅することを決めた
この島は後に幾度も導かれることになる
縁の深い場所となる
実家に戻り、先延ばししていた就活
直感だけを頼りに直感的就職活動を決心した
そんなぶっ飛んだ娘に対して両親からの風当たりは強く
兄弟も「いい加減にしろ!」と怒り心頭
「沖縄でみんなとシェアできた愛を
家族の間でシェアする番なんですよ
自分の家族の平和なくして
世界の平和などないのですから」
まず初めに始めたのがブログでありのままに綴るミッションだった
もし極端な人に批判されたり
家族が傷つけられたりしたらどうしようという恐れが渦巻く
そこでDilaさんにメールをした
彼女は赤裸々に波乱の人生
過去の傷も全てさらけ出して書いていたから
Dila:
書かされているような状態の中にいます
遺書のつもりで書いているので
まだ足りないくらいなのです
金槌で殴られたようなショックを受けた
吹っ切れた私は考えられるだけの知人、友人、親戚、先生など
全ての人たちにブログの案内を出した
「あなたが心から欲しがっていたプレゼントです 差し上げましょう」
でも両手にたくさんの荷物を抱えたままでは受け取れません
全て手放してください
Dila:
宇宙は一人一人が「らしく」あること
我慢しないことを導いています
自然災害も1人1人が蓋をしてしまった感情が
膨大なエネルギーとして吐き出された結果なのです
♪Let it go というメッセージが
これだけ世界中で流れているのもそんな理由があります
周囲とのバランスや距離感の尊重が分かってくると
毎日の中に本当の呼吸が戻ってきます
そして変容することを恐れない時
素晴らしい社会が待っているのです
相手を心配することは「呪い」と同じ
親が子供を心配することも、実は呪いなのです
心配する=そうなって欲しいと祈っているのと同じです
自分の中に眠っている恐れや不安は何なのかを
しっかり見つめて洗い出すという
自分自身を掘り下げる作業以上に必要なことはないでしょう
(本当にそう思う
泉のように延々と湧く母の心配の種に
いつも「呪いをかけないで!」と抵抗していた
記憶のアソート BOX 愛を探して綴る日々
失恋やトラウマなどショックな出来事の記憶の箱は
開くのも追体験するのもしんどい作業だった
悲しい記憶がブロックしてそれ以上前に進めない
愛している、許している、ありがとう、大丈夫と光を送った
ブログを毎日続けることで
だんだん自我を手放すことができ
気にならなくなっていった
手放すうちに現実に不思議な変化が起こり始めた
ブログに惹かれたと言ってくれるファンが現れた
いつのまにか人と本音で流暢に話せるようになっていた
魂が解放されていくと
自らの本当の呼吸が戻り癒されて満たされます
暴飲暴食に走る必要がなくなり、体重も自然に落ちました
ひどい便秘も解消されました
ひたすら自分の内側に向き合い
ギリギリの気持ちでワークをして過ごす日々が1年も続いていた
ブログの読者から不意にメールが飛び込んできた
「たまたま本屋で立ち読みしていたら
ユキエさんが綴っていたイタリア人映画監督のことが載っていました
明日東京で上映会と舞台挨拶をするそうですよ」
心底驚いた
「合格です
明日彼にありがとうと伝えてきなさい」
宇宙はやっぱり全て見ていてくれていた
私たちがあの日撮った映画は満員御礼
大成功だった
REBIRTHの旅へ スウェットロッジ
Dilaさんのホームページにアメリカの旅の企画がアップされていた
Dila:
このアメリカの旅では
日頃からできないと決めつけていたり
自分の自我を見つめて挑戦していただき
よりベターなあなたへと生まれ変わっていただくための企画です
21世紀の今、山籠り、滝に打たれると言われてワクワクするでしょうか
知らない土地に一人で出かけ
初めてのことを体験してみる
異文化の友達を作る
これが21世紀の修行だと私は体験から思います
一人でできたという自信が
いろんなことにチャレンジする力になるでしょう
自由が取り柄だったはずが
この頃はまた見失ってしまっていた
自分らしさを取り戻さなくては
拠点を LA に移していたディラさんに早速メールを出すと
ディラ:
アメリカインディアンの街セドナで
一緒に「スウェットロッジ」に参加しましょう
初めて耳にした言葉
調べてみると、ドーム型の手作りのテントの写真が出てきて
見た瞬間、これは子宮だとすぐに分かった
全米のインディアン部族に見られる
最も一般的で重要な儀式だと書いてある
ディラ:
ユキエさんは何でもお一人で出来るようですから
セドナへはどうぞお一人で行ってきてください
なんで?!
たくさんの恐れの自我があった
それは依存だったり独りよがりだったり
それに向かわせるために
宇宙は彼女に今回の演技をさせたのではないか
ディラ:
もしあなたにあと1年しか人生の残り時間が残っていないとしたら
何を遺り残していると感じますか?
すぐに行動を起こす人は
劇的に変わっていくのに毎回私も驚かされました
取りかからなければ、後から必ずしわ寄せが来て
「やっぱりあの時に勇気を出してやっておけば、こんなことにはならなかった」
という結果になるのを散々見せられたのです
3つの答えを出した
1 本を書き上げること
2 家族との関係の和解
3 本来の自然体の自分自身を完全に取り戻すこと
自分の自我のキャラクターは
人にどう見られているのかを気にして
思うようにならないと七転八倒
この旅を全てやり終えた時
何を感じ、何を体験するのか
それはやり終えた者にしか開けない
扉の向こうにあるんだ
アメリカの友達を訪ねるとだけ両親に伝えて旅に出ることにした
母:
あんたたちが幼稚園だった頃に
パパがアメリカに仕事で行き
その時、子供達が大きくなったら
必ずアメリカに行く日が来るから
そのまましまっておくようにと言われた
古い米ドルを手渡された
LA でディラさんと再会
ディラ:
私の言う「みんなが演技をしている」という感覚がわかりますか?
セドナから戻られたらレポートを提出してください
セドナに着くと、黒髪の現代版インディアンが待っていてくれた
いったい私はこんな所で太鼓を叩いて何をしているんだろう
あれこれ疑ったり躊躇する自分はなんとちっぽけなんだ
こんな自我はさっさと手放してしまおう
生きているのは今なんだ
「これは癒しの太鼓の音だよ
これまでの君の過去は今大地にすべて流れていった
君は新しく生まれ変わったんだ」
アメリカの旅の途中、サイキックの女性に出会い
「あなたは今回の旅で魂のルーツを辿っているのね
あなたはそろそろ自分の真ん中に繋がらなくちゃ」
私には確固とした芯がなかった
人生において次のステージに進む時
過去や過去生で過ごした場所に呼ばれることがあるそうです
そこに足を運ぶと今を生きるエネルギーを拾い集めることができるのです