東京大学医科学研究所
私たちが日常的に使っているマスクの効果について
実際のウイルスを使って実験が行われました
ウイルスが外に出ないような特殊な実験室で
ウイルスを含んだ飛沫を出すマネキンと
対峙するように空気を吸い込むマネキンを設置
3種類のマスクを使って調べました
(コロナウイルスを色んな所に運べるようになっているところから
もうびっくりなんだけど/驚
吸い込む側にだけマスクをつけた場合
吸い込んだウイルスの量
布マスクで 17%減少
一般的なサージカルマスク 47%減少
N 95と呼ばれる医療用マスクを隙間なくつけた場合 79%減少
飛沫を出す側だけマスクをつけた場合
向かいのマネキンのが吸い込んだウイルスの量
布マスク、サージカルマスクいずれも70%減少
両方がマスクをつけた場合
完全ではないがウイルスの吸い込みを防ぐ効果が見られました
(マスクがファッション化してきて
ほとんど効果はないのではと思っていたけれども
効果はあるんだね
河岡教授:
皆さんがマスクをつけることが重要だということが分かりました
マスクをしていても完全にウイルスをブロックしているわけではない
きちんとマスクをする
マスクを過信しないこと
(コロナは防げなくても、風邪、インフルは防げるかもね
■戸惑いを感じている視覚障害者
駅のホームでの転落事故が相次ぐ一方で
周囲からの声かけが減って
生活で不安が増えているといいます
視覚障害者の暮らしを支えるために
何ができるのでしょうか?
JR 品川駅
駅のホームから転落したら
どのように身を守れば良いのか
視覚障害者の団体が実際に線路上で学ぶ訓練が行われました
(盲導犬のラブラドールもいる!
線路上に降りて、電車の車体の高さを触ったり
レールを触っている視覚障害者の女性
参加者はメールや敷石などで杖や手で触れて確認
ホームから転落すると自力で上がるのは難しいことを学びました
(私でもムリだな・・・
参加者:
これがホームなんだ
意外と高い
(ジャンプしてみるが
無理、上がれない!
転落事故を防ぐホームドア
1日あたり10万人以上の利用者がいる駅を中心に
設置が進められていますが
工事に時間とコストがかかり
設置が完了したのは
全国の駅で1割程度にとどまっています(3月末時点
転落事故をなくす啓発運動を行う全盲の宇野さん
ホームでの転落事故をなくそうと
仲間達と啓発活動を進めています
(全盲だと言われないと見た目で全然わからないな
宇野さん:
視覚障害者の間では、ホームから転落した経験がある
というのはしょっちゅう聞く話なんです(驚
(毎日のようにある遅延の中にも
そうしたケースがあるのかもしれないな
一人の命がなくなるというのは
本当に大きなことですから
1つのホームドアでも億単位の金がかかると言われていますけれども
本当に命を大切にする社会であって欲しい
転落事故を防ぐために私たちに何ができるのか?
宇野さん:
まず大事なのが誰に言っているのか分かるように声をかけること
「危ない!」と言われるだけでは
自分に言われているとは思わない
視覚障害者はほとんど白杖あるいは盲導犬を持っていますので
それがキーワードになると思います
例えば「そこの黒いスーツを着てる人」と言われても
自分が何色を着ているか認識できないケースもなきにしもあらずなので
やっぱり白杖とか盲導犬というキーワードが一番分かりやすいと思います
「白杖を持っている人止まって!」とか
「そこの白杖の人、危ない!」とか言ってもらえると
私なんだ 今止まらないと
まっすぐ行ったら危ないんだと気づける
見ていて危険だと思ったらすぐに対応して欲しい
アナ:
このまま行ったら2、3歩で落ちてしまうかもしれない
という状況になったらどうしたらいいですか?
宇野さん:
もし近くにいらっしゃるのだったら
腕や体をグッと掴むとか
とにかく羽交い締めてもいい
何でもいいのでまず落ちないようにしていただく
コロナの影響で周囲の声かけが減っていると感じる
宇野さん:
コロナがあって一気に声かけされる回数、頻度が減ったなと感じています
ソーシャルディスタンスとか
近くで会話するということが難しい状況になったので
何とも言えないのが正直なところです
駅のホームだけでなく危険や不安を感じる場所が増えた
宇野さん:
私もこの前ヒヤッとしたのですが
十字路の手前で工事をしていた
その工事現場の音が耳に入ってきますので
十字路で左右から来る車の音が
ほとんど拾えなくなってしまった
工事の音で周囲の音からの情報入手ができない場面があるんです
(だから、工事騒音を改善しようよ!
こうした時、支えになるのはやはり声かけ
宇野さん:
音響信号がない時に、赤信号が青信号か分からない
「一緒に渡りましょうか」とか
「今渡れますよ」みたいなひと声をかけてもらえると
「ありがとうございます」と自信を持って渡り始められる
編集長:
コロナで距離をとる時代だからこそ
むしろ意識して声かけが求められると思いますか?
宇野さん:
そうですね
躊躇とか遠慮されている場合もたくさんあるかと思うのですが
ひょっとしてこの人困っているかも
もしかして10秒後にホームから落ちちゃうかも
ということを想定すると
早め早めに声をかけていただけるのは
ありがたいと思います
編集長:
宇野さんによりますと、
視覚障害者は杖をつく際に感じるコツコツという地面の反響や
耳で聞く情報を頼りに歩いている
そこに周囲からの声かけの情報が加わると
さらに安心して生活ができるとおっしゃっていました
「皆さんのひと言が命を救うんです」という
宇野さんの言葉が強く心に残りました
私たちが日常的に使っているマスクの効果について
実際のウイルスを使って実験が行われました
ウイルスが外に出ないような特殊な実験室で
ウイルスを含んだ飛沫を出すマネキンと
対峙するように空気を吸い込むマネキンを設置
3種類のマスクを使って調べました
(コロナウイルスを色んな所に運べるようになっているところから
もうびっくりなんだけど/驚
吸い込む側にだけマスクをつけた場合
吸い込んだウイルスの量
布マスクで 17%減少
一般的なサージカルマスク 47%減少
N 95と呼ばれる医療用マスクを隙間なくつけた場合 79%減少
飛沫を出す側だけマスクをつけた場合
向かいのマネキンのが吸い込んだウイルスの量
布マスク、サージカルマスクいずれも70%減少
両方がマスクをつけた場合
完全ではないがウイルスの吸い込みを防ぐ効果が見られました
(マスクがファッション化してきて
ほとんど効果はないのではと思っていたけれども
効果はあるんだね
河岡教授:
皆さんがマスクをつけることが重要だということが分かりました
マスクをしていても完全にウイルスをブロックしているわけではない
きちんとマスクをする
マスクを過信しないこと
(コロナは防げなくても、風邪、インフルは防げるかもね
■戸惑いを感じている視覚障害者
駅のホームでの転落事故が相次ぐ一方で
周囲からの声かけが減って
生活で不安が増えているといいます
視覚障害者の暮らしを支えるために
何ができるのでしょうか?
JR 品川駅
駅のホームから転落したら
どのように身を守れば良いのか
視覚障害者の団体が実際に線路上で学ぶ訓練が行われました
(盲導犬のラブラドールもいる!
線路上に降りて、電車の車体の高さを触ったり
レールを触っている視覚障害者の女性
参加者はメールや敷石などで杖や手で触れて確認
ホームから転落すると自力で上がるのは難しいことを学びました
(私でもムリだな・・・
参加者:
これがホームなんだ
意外と高い
(ジャンプしてみるが
無理、上がれない!
転落事故を防ぐホームドア
1日あたり10万人以上の利用者がいる駅を中心に
設置が進められていますが
工事に時間とコストがかかり
設置が完了したのは
全国の駅で1割程度にとどまっています(3月末時点
転落事故をなくす啓発運動を行う全盲の宇野さん
ホームでの転落事故をなくそうと
仲間達と啓発活動を進めています
(全盲だと言われないと見た目で全然わからないな
宇野さん:
視覚障害者の間では、ホームから転落した経験がある
というのはしょっちゅう聞く話なんです(驚
(毎日のようにある遅延の中にも
そうしたケースがあるのかもしれないな
一人の命がなくなるというのは
本当に大きなことですから
1つのホームドアでも億単位の金がかかると言われていますけれども
本当に命を大切にする社会であって欲しい
転落事故を防ぐために私たちに何ができるのか?
宇野さん:
まず大事なのが誰に言っているのか分かるように声をかけること
「危ない!」と言われるだけでは
自分に言われているとは思わない
視覚障害者はほとんど白杖あるいは盲導犬を持っていますので
それがキーワードになると思います
例えば「そこの黒いスーツを着てる人」と言われても
自分が何色を着ているか認識できないケースもなきにしもあらずなので
やっぱり白杖とか盲導犬というキーワードが一番分かりやすいと思います
「白杖を持っている人止まって!」とか
「そこの白杖の人、危ない!」とか言ってもらえると
私なんだ 今止まらないと
まっすぐ行ったら危ないんだと気づける
見ていて危険だと思ったらすぐに対応して欲しい
アナ:
このまま行ったら2、3歩で落ちてしまうかもしれない
という状況になったらどうしたらいいですか?
宇野さん:
もし近くにいらっしゃるのだったら
腕や体をグッと掴むとか
とにかく羽交い締めてもいい
何でもいいのでまず落ちないようにしていただく
コロナの影響で周囲の声かけが減っていると感じる
宇野さん:
コロナがあって一気に声かけされる回数、頻度が減ったなと感じています
ソーシャルディスタンスとか
近くで会話するということが難しい状況になったので
何とも言えないのが正直なところです
駅のホームだけでなく危険や不安を感じる場所が増えた
宇野さん:
私もこの前ヒヤッとしたのですが
十字路の手前で工事をしていた
その工事現場の音が耳に入ってきますので
十字路で左右から来る車の音が
ほとんど拾えなくなってしまった
工事の音で周囲の音からの情報入手ができない場面があるんです
(だから、工事騒音を改善しようよ!
こうした時、支えになるのはやはり声かけ
宇野さん:
音響信号がない時に、赤信号が青信号か分からない
「一緒に渡りましょうか」とか
「今渡れますよ」みたいなひと声をかけてもらえると
「ありがとうございます」と自信を持って渡り始められる
編集長:
コロナで距離をとる時代だからこそ
むしろ意識して声かけが求められると思いますか?
宇野さん:
そうですね
躊躇とか遠慮されている場合もたくさんあるかと思うのですが
ひょっとしてこの人困っているかも
もしかして10秒後にホームから落ちちゃうかも
ということを想定すると
早め早めに声をかけていただけるのは
ありがたいと思います
編集長:
宇野さんによりますと、
視覚障害者は杖をつく際に感じるコツコツという地面の反響や
耳で聞く情報を頼りに歩いている
そこに周囲からの声かけの情報が加わると
さらに安心して生活ができるとおっしゃっていました
「皆さんのひと言が命を救うんです」という
宇野さんの言葉が強く心に残りました