花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

家の中での連絡手段が必要になりそう

2018年01月28日 | 高齢期の生活全般
98歳の伯母は、この度の「膀胱炎」と咳で、昨日は微熱があった。今朝は下がった。
食欲はあるので、数日したら回復するのではと思う。

所で伯母は1階居間の隣室で寝起きしている。トイレが隣にあるから便利なのだ。
しかし、私は2階の奥に寝室がある。2階にもトイレがあるので、不便はないが。
でも、伯母が声を上げても、聞こえる距離ではない。
それで、病院や施設の様に、伯母が何かあった時、夜中に私を呼ぶ事ができる装置が必要だと思うようになった。
今度、ケアマネージャーが来た時に何か良い方法がないか、相談したいと思っている。

                             
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伯母が膀胱炎に

2018年01月27日 | 高齢期の生活全般
昨朝、私が起きて伯母の部屋に行くと、パジャマの下と股引(アンダーパンツ)、パンティをはき替えている。
「どうしたの?」「知らない内に、おしっこが出てしまった。」
「脱いだ衣類は直ぐに洗濯するから頂戴。」
すると、「自分で洗濯したから。」と言って、部屋のヒーターの上に干してあった。
それを手に取って見たら臭う。しっかり濯いでいないためだ。
それで私が受け取って洗面所に持って行き、バケツに殺菌漂白剤を加えた水を入れ、その中に浸けた。

ところがパンティが無い。
伯母に聞いた。伯母は、布団の下部の隅をめくって「無い。」と言った。
そんな所に、汚れ物を隠していた事が前にもあったのを思い出した。
昨日中、一生懸命探させていたが、今朝、「ベッドの下に落ちていた。」と言って持って来た。洗面所のゴミ箱にビニール袋が捨ててあったので、推測だが汚れたパンティを入れて、どこかにしまっていたらしい。
汚れたものを隠されたら困るので、優しく、「このバケツに入れてくれたら、後は私が綺麗にするから、伯母さんは心配しなくて良いんだよ。」と言って聞かせた。

昨朝のできごとの説明が長くなってしまったが、昨日は空咳も続いているので、掛かりつけの内科に連れて行った。
胸部レントゲン、血液検査、尿検査の結果、「膀胱炎」だという事が分かり、その薬と咳止めが出た。

また、足の裏が「水虫」みたいなので、皮膚科の専門病院にも連れて行った。診察の結果、「水虫」は爪にも入っていた。伯母の足の爪の形が、とても分厚く白濁していたのは、長年の「水虫」の為だったのだ。
塗り薬と水薬が出た。皮膚が治るのには半年から1年、爪が治るには1年半掛かりそうだと言われた。

いずれにしても、昨日、氷点下の寒さで次々と大量の降雪があって、朝から除雪に追われたのだったが、思い切って午後に伯母を2箇所の病院に連れて行って正解だった。
「水虫」は長期の戦いになるが、「膀胱炎」の方は、1週間、抗生物質を飲んだら直るはずだ。

今朝、目覚めたら、昨日3回で2時間の除雪の後遺症か、体が痛かった。

            (今朝、食後に伯母に飲ませた薬)
             
         右側が普段飲んでいる薬、左側が昨夜から飲んでいる薬~それにしても多過ぎる。
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一人暮らしは、こんな時どうしたら良いのか

2018年01月19日 | 高齢期の生活全般

私の長年の友人の一人が彼女だが、今週、久し振りに会う約束をしていた。
ところがしつこい風邪を引いたということで会うのは取り止めていた。
彼女は1人暮らしなので、寝込んだ時には介抱してくれる人が身近にいないらしい。

彼女は多くの兄弟姉妹の末の方に生まれた。だから同じ札幌市内に高齢の姉や兄がいても、普段は彼女が買い物や通院の助けをしている側だと聞いている。
今回は1週間も寝込んでいて、昨日やっと買い物をし、それなりの食事をしたらしい。
心配していたが、私が近くに住んでいればおかずを作って運ぶこともできるだろうが、距離があるし、おまけに冬の雪道ではそれもままならない。

自分が動けなくなった時にどうするべきか、1人暮らしの人は考えておく必要があると思った。
彼女に今度会ったら、緊急時に手助けを頼める人は誰かいないのかを聞きたいと思う。
甥や姪がいる筈だし、仲の良い友人などもいるのではないかと思うからだ。
誰もいないなら、連絡さえしてくれたら、車で私の家に連れて来ることもできる。困った時は、お互い様だからだ。
兎に角、普段から信頼できる人に、予めこんな時の手助けを頼んで置くのが良いのではと思う。
同時に私自身も、そろそろ考える必要があると実感した友人の風邪だった。

                              

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伯母がいないと、ついだらけてしまう

2018年01月18日 | 高齢期の生活全般

当地はこの所の最高気温がプラスだが、やはり寒い。
以前にも書いたが、伯母は夜も何度かトイレに起きる。
もしも風邪を引かせたら肺炎にならないとも限らないので、寒さが厳しい3月までは月の5~6割程の日数を「ショートステイ」の制度を利用して「特養ホーム」に預かってもらっている。

お正月を済ませ、1週間ほど前から伯母が「特養ホーム」に入ったのだが、途端に私の生活が規律の無いものになってしまった。
朝はなかなか起きられない。(初めの数日間は、寝ていても体が痛くて仕方が無かった)
やらなければならないことがあっても、1日に1つか2つしかやり遂げられない。
食事も、伯母がいると栄養バランスを考えて緊張して用意するが、今は冷蔵庫にあるもので適当に済ませてしまう。買い物も億劫で行きたくないのだ。

それでもこの数日で「任意の車両保険」の継続手続きをネットで済ませ、今日、コンビニから保険料を支払って来た。「ネットの保険会社」との契約は、もうかれこれ10年程になる。
また、図書館に2度行って、沢山本を借りて来た。
それに、伯母がいない間に伯母の寝具やセーター・下着を沢山洗濯した。(伯母が枕の上に敷いていたタオルが、抜けた白髪だらけだったのには驚いたが)

昨日は、半月に1度の「家計簿」記帳を済ませた。(毎日記帳しないと気分的に寝られなかったが、退職してからはレシートや領収書をまとめておいて、半月に1度位の頻度で記帳している。忘れていることもあり、思い出して記帳するのは脳のトレーニングにもなっているかも知れない)
昨年までの20年以上は、細かく項目が分かれている「白百合家計簿」を使って来たが、今年は100円ショップにあった「簡単家計簿」を使って見る事にした。今の所、問題は無い。
(高校1年生の時、日本育英会の「特別奨学生」になり、毎月の奨学金の管理が必要になった時から「小遣い帳」を付け出したのが始り。「家計簿」を付け出したのは家庭を持った時からだから、かれこれ半世紀になる)

また今日は、今までバラバラにしていたインターネット上の契約会社とのIDやパスワードを記録した「一覧ノート」を作った。これであちこち探さなくて済むだろう。

ただ唯一、毎日意欲的にできた事は、「クロスワードパズル」を解く事だった。
実はこれで3冊目なのだが、認知症予防に少しはなるかもと思って、500円前後する「クロスワードパズル」の月刊誌を買って来て取り組んでいる。すると私でも面白いように解けるのだ。
問が縦と横で999あるページの4ページに渡る解答欄も、2日間もあれば解き終わってしまう。
多分、このパズルは、生活年齢が長い人ほど簡単に解けるのだろうから、私が解けて当然だと思うが、兎に角面白い。

明日は娘が出張で札幌に来るので、泊めてくれと言って来た。いつも我が家を安宿代わりにしているのだが、それでも時々顔を見られるのは悪くないなと思っている。
明日の夜は、娘が寝る時に寒くないように、寝室や寝具を温めて置きたい。

数日後に伯母が帰って来る。今のだらけた生活もそれ迄だ。   
                                 

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伯母をショートステイに

2018年01月10日 | 高齢期の生活全般

お正月も済んだので、昨日、伯母を近くの特養ホームのショートステイに連れて行った。
この時期、私の家全体に24時間暖房を入れる事は経済的にできかねるので、伯母に風邪でも引かせないようにと考えての施設の利用なのだ。

今回も私が用意した持参品の一つは毎日の薬類。これが朝食後は6種類、昼食後は2種類、夕食後は3種類、他に目薬2種類と多い。まるで伯母は薬で命を保っているみたいだ。
それとレトルトの「パックご飯」全食分、これは施設のご飯がまずいと嫌うので、特別に持ち込む許可を得た物だ。
そしておやつの「みかん」と「のど飴」「駄菓子」だ。
その他の着替えや洗面道具などの持ち物は、伯母が自分で作ってくれた。(入浴時に着替えた汚れ物は、手洗いを要する物以外は洗濯してくれるので、着替えは2回分もあれば十分なのだ)
足りないものが無いかどうかは最後に私が点検したが、ほぼ完璧だった。
伯母には「残存能力の維持」の為に、なるべくできる事は自分でしてもらいたいと考えているのだ。
車で連れて行ったら、いつもの様に職員さんが2人で迎えてくれたので、私は伯母を預け、荷物を置いて後を頼み失礼した。

その足で市役所に向った。12月に伯母が申請していた「聴覚障害者の手帳」ができたというので、受け取るためだ。
窓口で説明を受けた。伯母は「第2種・6級」だと認定された。
そしてこの手帳を持っていると、「補聴器」を買う場合には、助成があるらしいが、伯母は煩わしいと言って大分前から必要としていない。
また、JRとバスに1人で乗る場合の乗車賃が半額になるとか、タクシー、飛行機に1人で乗る場合は1割引きになるらしい。
すでに伯母は数年前から1人では外出できないので、常に私が付き添っているが、これでは全く役に立たない「障害者手帳」だという事がわかった。
「視力」もかなり低いので相談したが、伯母の助けには余り期待できないみたいだった。

帰宅後、私は気が抜けたみたいになって暫くボーットしていた。
夕食時になっても作る気が起きなく、その辺に有るものを摘まんで済ました。結局食卓に向って座る事をしなかったのだ。
伯母がいると、栄養バランスを考えてちゃんとした食事の体裁を整えるのだが、全く何とした体たらくぶりかと自分でも呆れた。
でもまあいいか。明日から生活規律を整えて行こうと思いながら寝た。

今朝、風呂に入り、残り湯で伯母のシーツなどを洗濯した。
湯船に浸かりながら思った。伯母が入る時は、「25分後に来てね。」と言って私が先に入るので、のんびりとは浸かっていられないのだ。
(伯母が時々浴室内で粗相をするので、私が先に入るようになったのだ)
今朝の私の入浴時間は40分位だったと思う。やはり伯母がいないと、入浴ものんびりとできると実感した。

所で洗濯機を回していたら、玄関にキリスト教の女性の布教者が来た。
「『人の為に役に立つことをしてこそ、自分が幸福になる』と、イエスキリストが聖書で言っています。」と言うのだ。
私は「日本にも、『情けは人の為ならず』という言葉があるし、私自身も、日々沢山ボランティアをしていますよ。」と言って帰ってもらった。
                          

                                        (春の七草)

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伯母の正月料理、私の工夫

2018年01月04日 | 高齢期の生活全般

歯がない伯母用に特別なおせち料理を作るとすれば大変だ。年末を迎えるのに当たり、少し不安だったが、解決策として、この間、普通に作った料理を最後に微塵切りにして供し、食べてもらう事にした。

保存食の「なます」「旨煮(筑前煮)」「ホウレン草のしたし」「漬物」等の他、「キンピラ牛蒡」さえも作ってから包丁や料理バサミで細かく切り、タッパーに入れておくのだ。
それを食事の度に少しずつ皿に盛り付けた。

また「生寿司」や「天麩羅」は、出来上がってから鋏を入れて食べ易くする。
「蕎麦」「ラーメン」「スパゲティ」は、麺が茹で上がってから1cm程に切れば問題が無い。
(刺身盛り合わせや生チラシも作ったが、伯母には「雲丹」「ホタテ」「マグロ」「海老」「サーモン」は小さく切り、「イクラ」や「卵」はそのまま食べて貰った。美味しいと喜んでくれた)

ニュースによると、新年の「雑煮」の「餅」を喉に詰まらせて救急車で運ばれた人が少なからず居たそうだが、伯母用の「餅」は予め角餅1つなら包丁で6つ位に切ってから煮汁に入れて完成させた。
今朝は「汁粉」を作ったが、同様に切ったら問題は無かった。

「あんぽ柿」や「パインアップル」「キウイ」なども、実は柔らかいが更に小さく切って食べ易くしている。
「蜜柑」はSサイズのを買った。これを食事のデザートとして食べて貰っている。美味しいし、サイズが伯母には丁度良いと思っている。
ただ、「林檎」だけは、摩り下ろさないと食べられないようだ。そこで「甘煮」にして「パンケーキ」に入れたりしている。

こんな訳で、「御節料理」も何とか伯母と一緒にテーブルを囲んで食べる事ができ、良かったと思っている。

三が日が終り、そろそろ普通の食事作りに戻る。基本は同じなので、また1年、気負わず、無理せず、伯母の食事を作り続けるつもりだ。         
                                    

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満98歳になった伯母の体調

2017年12月15日 | 高齢期の生活全般
先日、伯母は満98歳の誕生日を迎えた。
最近は体重38kgの身体ながら風邪も引かず、比較的安定した生活をしている。

認知力は、最近の事や少し前の事を忘れ易くなって来た。
歩行する時も、ゆっくりしたすり足状態で、片足を15cm程の間隔でしか出せない。
また、耳の聴力が随分衰えて来たなと感じたので、先週、耳鼻咽喉科を受診させた。
すると、医師から「診察の結果、鼓膜や外耳に異常は無く、カタツムリ器官の老化によって聞こえ難くなっている」と言われた。
聴力を測定してもらった所、「高度の難聴だ」とも診断された。
その度合いは「身体障害者手帳」を受け取る事が出きる程なので、診断書を書くから申請しなさいと告げられた。
早速、市役所の窓口に行って申請したが、結果は1ヶ月半後らしい。

また、白内障の薬が無くなったので、今日眼科を受診させた。
視力を測った所、矯正視力で0.06だという。私には想像が出来ないので驚くが、これが老化の現実なのだ。

それでも伯母は、精神的には落ち込んだりせず、外見的には今の体調の変化を受け入れているように見える。
私にできる事は、伯母に好きな食事を食べられる様に作り、美味しく食べてもらって現状の体力を維持してもらう事だ。
これから寒さが日毎に厳しくなるので、誕生日には、私から厚手の靴下と下着をプレゼントした。
                
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今朝の朝食は、林檎とバナナのパンケーキ

2017年11月10日 | 高齢期の生活全般
毎回、歯がない伯母の食事作りには悩まされるが、伯母が食べ易く飲み込みやすい献立にしなければならない。
今朝は、「林檎とバナナのパンケーキ」を作った。

作り方は、
①「林檎」を適当な大きさに切り、砂糖煮する。(切り方は、櫛形でも賽の目でもOK)「バナナ」を薄切りにして置く。
②生地は甘過ぎないように「ホットケーキの素」2に対し、「薄力小麦粉」1の割合で混ぜ、卵1個と適量の牛乳を加えて溶いたものをフライパンに流し入れてから、用意した「林檎」と「バナナ」を載せて弱火で焼く。
③ひっくり返したら、「溶けるチーズ」を乗せる。たまたまあった「チェダーチーズ」を使った。
骨粗しょう症の薬を飲んでいる伯母には、毎日乳製品が欠かせない。
④弱火で焼き、焼きあがったら皿に載せる。

市販のパンはぼそぼそしているが、パンケーキならしっとりしているので、伯母は食べ易いという。
また、林檎は固いので摩り下ろさないと食べられないが、7~8分煮ると柔らかくなるので食べられる。

それに、みじん切りの「青梗菜」のおしたし、細かく切ったゆでた「蒲鉾」「大根おろし」を添えた。(青梗菜、大根は自家製)
青梗菜などの青菜類は、伯母に柔らかな葉の部分を細かく切って供し、残りの茎部分を私が食べている。これも仕方が無いと思っている。

  
            
                   



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伯母とのやり取り、雑感

2017年11月08日 | 高齢期の生活全般
今まで伯母が私にくれたものが少しある。
住んでいた家を出て施設に入った時に、敷き布団を2枚くれた。
しかし、綿を打ち直そうと内部を確かめたら何と戦前の「スフ綿」(今でいうなら木材から作る繊維の「レーヨン」かな?)で、打ち直しができないものだった。
仕方なく小さく切って、燃えるゴミの袋に詰め直してゴミ処理に出したが、布団2枚分なので大仕事だった。

また、その頃、「パールのネックレス」だと言って2本貰った。
その品質を確かめに宝飾店に持参したら、「貝パール」だった。

それらのことを思い出して、後日、伯母に伝えた。伯母は笑っているだけだった。
私は、どうして「悪かったね。」と一言言えないのか、ずっと不思議に思っていた。

昨日も何かの話をしていた時に、私が思い出してそのネックレスを見せ、「貝パール」だった事を再び話した。
それでも伯母は何も言わないので、どうしてかを訊ねた。
そうしたら、「前の事は忘れてしまったから…」と答えたのだ。

例え伯母が忘れてしまったとしても、「そんな事があったんだね。悪かったね。」と一言あっても良い筈ではないかと私は思うのだ。
私の中に何か釈然としない気持ちが膨らんで来て、誠意を持って介護して来た事が、馬鹿馬鹿しく思えて来た。

でも、昨日は晴天だったので、伯母の布団を2階のベランダまで運び上げて干したり、夕食にはみじん切りの野菜一杯の麻婆豆腐を作って供したりしている。
                                   

(追 記)
今朝のやり取りを付け足す。
実は伯母が「高齢者専用住宅(高専賃)」から我が家へ引越しした3年前の夏に、我が家に持参した荷物を2階の部屋に置いてある。
雑多な物が混じっているビニールの大袋10ヶ程だが、この間全く手が付けられていない。
伯母の荷物のお陰でその部屋は荷物置き場になってしまい、他に使いようが無い。

今朝そのことを伯母に話すと、「捨てたら?」という言葉が帰って来た。まるで他人事なのだ。
そこで私は、「捨てて下さい。」と言うべきではないのかと言ったら、伯母は言いなおしたが、本当にイラつく。
来月満98歳になろうという伯母の言葉にイラつく私って、介護する資格がまだ無いのかも知れない。

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97歳の手習い

2017年10月28日 | 高齢期の生活全般
伯母は、12月には満98歳を迎える。
「クロスワードパズル」に興味を持ち、私と一緒に解き始めた事がきっかけで、自分が漢字や色々な語彙を知らないことに気づいたという。
大正8年生まれの伯母は、家庭事情から小学校には3年生までしか通えず、親戚の家の「子守」に出されたそうなのだ。
結婚してからは身内への連絡は電話を掛けていたので、手紙を書いた事はほとんど無いと言う。

それで「『小学校2~3年生の漢字学習』というものが有ったら買って来て欲しい。」と言うので、100円ショップで見つけて買って来た。
また、升目になっている『漢字練習帳』というノートも与えた。

すると白内障・緑内障のために視力が0.07しかない目で、毎日4~6時間も学習帳に向き合って一生懸命練習するのだから驚く。
数日前には流石に頑張り過ぎて疲れてしまい、夕食後直ぐに寝てしまったこともある。

伯母が書く漢字は「筆順」もなっていないし、「偏」もいい加減なので、手本があっても誤字を書き、上下左右のバランスも取れない。
私が見て、間違った字の正しい書き方を教えると、鉛筆書きのその字を消しゴムで消して、また書き直す。
物忘れが多くなって来て、昨日書けた漢字も今日は忘れてしまうという繰り返しをしているが、兎に角、伯母の学習意欲と集中力は相当なものだ。

もし、目がハッキリと見える60代に漢字学習を始めていたら、きっと素晴らしい漢字習得力だっただろうと悔やまれる。
しかし、今は「勉強は、いつから始めたとしても、遅いという事は無いから」と毎日、伯母を励ましている。
伯母に言わせると「この年で新しい字を覚える事が楽しい。」のだそうだ。

                   

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伯母と選挙の期日前投票に行く

2017年10月18日 | 高齢期の生活全般
昨日は朝の気温は低かったが晴れ間も覗いたので、伯母の入浴を介助し、洗濯機を回して洗濯物を干し、ついでに伯母の敷布団を干した。
朝食を用意して食べさせ、後片付けをしたら結構な時刻になった。

選挙の投票日が近づいて来たが、その日は投票所が混み合うだろうと考え、天気も良いので一人では歩けない伯母を連れて期日前投票に行く事にした。
午後、車で近くの投票所に向った。
いつもの様に私が伯母の片腕を支えて一緒に歩くのだが、昨日はいやに伯母がふらふらし易い。入り口は非常口からだが、僅か三段の階段の段差が高過ぎる。手すりはあるが、私に支えられていても伯母にはその昇降が大変だった。
                        
伯母にぴったりと寄り添って支えながら投票所の部屋に入ると、係りから「介護人は筆記場所に一緒に立てない」と言われた。
椅子の座席が1つ用意してあって、そこに伯母を座らせ、担当者が付いて小選挙区と比例代表の投票用紙を渡していた。
出かける前に家で伯母の投票希望を聞いていたが、前に貼ってある立候補者と政党名の字は伯母の0.07の視力には小さ過ぎたようだ。その席の標示は拡大コピーして欲しかった。
それでも伯母は、字を間違えて書き直すなど時間がかかったが、何とか投票を済ませた。

最後に最高裁判所の裁判官の判定投票の紙を渡されたが、「選挙公報」が家に届いていなくて伯母と話ができなかったので、「棄権」してもらった。

伯母は何とか投票を済ませられた事が良かったと自分で満足していた。
昨日の投票状況から、伯母は次の選挙には、もう行けないかなと思った。
しかし、100歳になっても判断力があるなら、伯母を国民の義務でもある選挙の投票に連れて行きたいとも思った。
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伯母の失態

2017年10月17日 | 高齢期の生活全般
先日、洗濯機で大量の洗濯物を洗い終え、脱水後「さあ、干そう」と取り出し始めたら、全ての物に細かな紙くずと糊状の物体が沢山ついたままなのに気がついた。
良く見ると、紙くずは「ティッシュペーパー」が粉々になったもので、「ティッシュペーパー」を探したら伯母のエプロンのポケットから出て来た。
今までにもズボンのポケットに入れたまま洗濯機に放り込まれた事があって、再三注意して来た所だが、またやられたのだ。

糊状の物は、大きめの「パッド」をパンティに付けたまま洗濯機に入れたらしい。
それが洗濯機が回転する内に分解し、中に入っている「高分子ポリマー」が大量の水を吸って水に溶け出したものだった。
(「高分子ポリマー」は、紙おむつの内部に主成分として使われている給水性に富んだ化学物質だ。「紙おむつ」は、紙だけでできているのではないのだ)
洗濯機の「糸くず取り」を外して見たら、「高分子ポリマー」がぐちゃぐちゃに溶けてふくらみ、糊状になって大量に詰まっていた。
それを伯母に見せて手で触らせ、「あんなにパッドを使わない方が肌にも優しいと言っていたのに、まだ使っているの?そしてそれを取り除かないまま、パンティを洗濯機に入れてしまうなんて、全くどうしてしまったの?」と言った。
(3ヶ月前には、陰部が痒いと言うので、皮膚科に行って薬を貰って来てもいるのだ)
更に「前から言っている様に、パッドを当てるのではなく、パンティが汚れたら、汚水用の洗い場で手洗いしてから絞って置いておけば良いんだよ。」と言い聞かせた。

ひどく汚れた洗濯物は、1枚ずつ手洗いして汚れを除去してから、脱水して何とか干した。
最近の伯母は、直前の事を忘れてしまう様になって来たので、また失敗をするかも知れない。
それでこれからは、伯母の洗濯物は全部、側の洗い籠に入れてもらい、私が点検してから洗濯機に入れることにした。

その日伯母は自室に閉じこもって居間に出て来ない。聞くと「申し訳なくて、どんな顔をしていれば良いか分からないので…」という。
火を焚いている暖かい居間に来るように伝えたら、やっと出て来た。
                                  
    (この所、一気に紅葉が進み、「ななかまど」や「銀杏」並木が美しくなって来た)

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伯母の認知度検査と、その結果

2017年09月29日 | 高齢期の生活全般
先日、新聞にあった「クロスワードパズル」を伯母と二人で解いた。
すると「「クロスワードパズル」をしたのは初めてだが、とても面白いので、他のもやってみたい。」と言い出した。
それでスーパーのついでに「百円ショップ」を覗いてみた。あるではないか。
早速易しそうなのを1冊買って来て、伯母とやりだした。

やり出して3日目に、伯母は「探す言葉が、その番号の縦か横かが分からない。」と言い出した。
また、直前に自分が言った言葉も思い出せない事が続いた。
てっきり私は伯母がいよいよ認知症になったのかと思い、診断してもらうなら早い方が良いのではと考えて、昨日、行きつけの内科に連れて行き、主治医に診てもらう事にした。

病院に行くと「先ずテストをします。」と看護師から言われて、伯母だけ検査室へ。
テストが終ってから、伯母と二人で医者に呼ばれた。

医者の話では、「検査結果は22/30点だった。」という。
何でも認知症は22点以下の人だそうだが、伯母の97歳という年齢からすると「認知症」とは言えないと言われた。
また「100-7=〇〇」「〇〇-7=〇〇」をちゃんと答えられる高齢者は少ないのに、ちゃんと答えられたし、とも言った。
すると伯母が「いつも練習しているから、それはすぐ分かった。」と答えた。
最後に医者は伯母に「「クロスワードパズル」は休み休みして下さい。疲れ過ぎると頭が混乱するからね。」と警告した。
横でそれを聞いた私は、焦って連れて来た自分に可笑しさがこみ上げて来た。

やっぱりまだ伯母は「認知症」のお墨付きはもらえなかった。だから「グループホーム」に入る資格も暫くはもらえない。
伯母に聞くと、「生年月日、今日の年月日、今いる場所、3つの数字を反対から言う事は、全部できたと思う。」
「でも、前に覚えたものの名前は全部言えなかった。」のだそうだ。

それにしても今まで分からなかった医学的な数値と伯母の結果数値が、今回分かって良かったと思う。97歳にしては見上げた認知力を維持している事は確かだ。
伯母は、今日も朝から熱心に「クロスワードパズル」に取り組んでいる。
                     
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伯母の食事

2017年09月27日 | 高齢期の生活全般
何度も書いて来たが、伯母は3年前から入れ歯をしていない。最後に作ったのがなかなか合わず、おまけに直ぐに外れてしまうので腹を立てて捨ててしまったのだそうだ。
それ以来、施設での食事は、全て刻み食やらミキサーにかけたどろどろ食だった。
どんな食品を食べているかを目で確認できず、まずかったらしい。

高齢者こそバランスが良い食材を用いた献立で、美味しく食事をしてもらう事が健康管理上必要な事なので、1月末に我が家に来てからは、柔らかくて潰れてしまう豆腐やなすびなどの食材以外は、ほとんどの材料を微塵切りかそれに近い状態に細かく刻んで提供して来た。
毎日、肉類、魚類、大豆製品、卵、各種の野菜、取り分け緑黄色野菜を欠かさずに、それと牛乳、乳製品、そして適当量の炭水化物食品を摂取してもらうことを目標にしている。薄切り肉でも噛み切れないので、肉は基本的にひき肉を使う様にしている。
何を食べているかが分かるし、味付けは余り薄味になり過ぎないようにしているので、伯母は美味しいという。

参考までに先日の夕飯と今朝の朝食を載せる。



飯は「ゆめぴりか」を水を少し多めにして炊いている。「ゆめぴりか」は粘り気が強い米なので、食べ易いらしい。

「ポテトサラダ」には、千切りにした「人参」を「じゃが芋のキタアカリ」と共に茹でる。
みじん切りにした「玉葱」を塩で揉み、水に晒し、良く絞ったのと千切りの「きゅうり」を加えてある。
「ポテトサラダ」だけで野菜3つと芋が摂取できる優れた介護食のメニューだ。時には「ゆで卵」を刻んで加えることもある。

「ハンバーグ」は、牛肉と豚肉の合いびき肉を用い、炒めた「玉ねぎ」とみじん切りの「人参」も加えた。さらにつなぎの材料として「生卵」、他に「牛乳」「パン粉」が加わるので、これもバランス的に優れていると思う。
「すーぷ」の材料は、切った「ミニトマト」と「卵」だ。「トマト」を入れると「味噌汁」も含まれる「グルタミン酸」が溶けて美味しくなる。
それと庭から採って来た「ホウレン草」の「ひたし」だ。

          

冷蔵しておいた3日前の「汁粉」の余りがあったので、市販の「角餅」を加えた。小豆は最初の茹で汁を1度茹でこぼして灰汁を取り、その後圧力釜で15分煮てから、砂糖と塩で味を調えた。
餅は、伯母が喉に詰まらせないように1個を8等分に切って供している。

「ミニトマト」もいつも2つか4つに切って、飲み込みやすく配慮している。
庭から摘んで来て茹でた「ホウレン草」は、葉先を伯母に、根元の茎部分は私が食べる。葉物は大抵そうしている。

今回の2回分の食材の内「トマト」「じゃが芋」「ホウレン草」「小豆」は、私が庭や菜園から収穫した無農薬のものである。
一昨日は「虎豆」を収穫した。煮豆を伯母が好きなので、作って食べさせようと思っている。
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伯母の近況報告

2017年08月25日 | 高齢期の生活全般
先日、伯母の内科定期通院の際、担当医に「伯母は最近、食物が飲み込み難いそうです。」と相談したら、「大きい声で話したり、歌を唄ったりしてのどの筋肉を使うようにして下さい。」と言われた。
そこで一緒に大文字でできた「昭和歌謡全集」を見ながら歌を唄ったり、「早口言葉」を言ったり、「回文」を読んで楽しんだりしている。
「早口言葉」は、マジックで大きくノートに書いてやってある。伯母はそれを見ながら30分以上、日に2~3度言い続けるのだ。
そこで昨日も図書館から「早口言葉」と「回文」の児童書を数冊借りて来た。字が大きいし、動物が沢山出てくる絵本なので、数日楽しむ事ができそうだ。

また、小学校は3年生の途中で「子守」に出たというので、算数もその段階位の知識しかないが、計算問題を解きたがり私に問題を出してくれと言う。
やり方を教えたら、割り切れなくて余りが出る割り算や分数の問題も解けるようになった。とても算数が好きらしい。足し算や掛け算は、かなりの能力を維持している。

また、私が「大人の塗り絵」を100円店から数冊買って来たら、手本の塗り方を見ながら暇つぶしに積極的にする。
表が葉書になっている「塗り絵」は、塗って妹や甥に出したりもする。2時間くらい集中して塗り続ける所も凄いと思う。

朝は5時半に起き、私が起きるのを待って外に出、手押し車に掴りながら15~25分程歩く散歩も欠かさない。目が悪いので周囲の景色が良く見えず、ひたすら車道の端の白線を見て歩いているらしい。
この半年で耳が随分遠くなり、視力も衰えて来たし、最近では物忘れすることも出て来たが、12月に98歳になると思えば、伯母の現況は驚異的だ。

その伯母の健康状態を支える食事は、歯がないので相変わらず毎食「刻み食」を続けている。
肉はひき肉を使う。「オムレツ」や野菜を色々と刻んで入れた「炒飯」や「ケチャップライス」が好物だ。
また「刺身」が好きなので、手頃な価格の刺身を時々買って来て供すと、「今日はご馳走だね。」と喜ぶ。
最近、デザートの果物は「桃」がお気に入りだ。
私はと言うと、面倒なので伯母用に調理した献立を私も食べて済ませる事が多い。それで、時々、ステーキが食べたくなったり、外食をしたくなったりするが、滅多にその機会はない。
         
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