花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

東日本大震災から3日目のTVを見て

2011年03月13日 | 暮らしと住まい・耐久消費財

起きている間は、ほとんどTVを点けっ放しの2日間が続いた。
青森、岩手、宮城、福島の被災地では、次々と目を覆いたくなる惨状が映し出されている。
死亡者、行方不明者の数が、想像できない位の数字にどんどん増えていて、自分だったらと思うと本当に切ない思いに駆られる。
オーストラリアで測定したデーターを分析したら、今回の地震のマグニチュードは8.8よりも強い9.0だったとまた訂正された。
ある研究者はTVで、9.0は1000年に1度の強さの震度で、全く予想していなかったと言っていた。

心配した福島第1原発は、昨日の水蒸気爆発による建屋の倒壊後、本日、禁じ手の海水を注入して炉心を冷やし出してから、温度は不安定ながらも低下しだしたというが、避難をした人の中に被爆したらしい人が見つかったらしい。かなり離れた場所の女川原発周辺の放射能測定値が、上がったという報道もあった。
これで安心できると良いのだが、どうだろうか。まだまだ私は心配している。

菅総理が自衛隊の出動数を10万人に増やしたが、TVで被災状況を見たら、もっと必要なのではないかと思う。
69か国から緊急援助隊が救助犬と共にやってくるらしい。
現時点で瓦礫の下の生存者を救出するには、救助犬の臭覚に頼る捜索が1番効果的なのだそうだ。
国内の米軍も、青森の三沢基地を拠点として、救難援助に当たる事になったらしい。これは全く日米安保条約上、当然の事だし、我が国が米軍に毎年膨大な予算を支出している事からも、決して遠慮するべきではない。
これから被災地には様々な団体や個人が支援に入るだろうが、TVではその人たちが組織的に活動できる体制作りを急ぐことが必要だと言っていた。私も本当にそうだと思う。

経済産業大臣が記者会見で、原発の作動停止によって供給電力が低下するので、企業、国民に消費電力の節約を協力して欲しいと訴えた。
国民の誰でもができる事なので、普段から節電に励んでいる私も、更なる節電を実行したい。

避難している人たちは、水、食料、暖房用の灯油、薬品、情報が不足しているという。
近隣の県や東京都から、ガスや灯油を何故供給できないのだろうかと思う。道路が塞がっているのなら、空輸してでも早くに供給して欲しいものだ。
今回、固定電話が繋がらなかったり、携帯電話が役に立たない状況が起きたが、緊急時の対策をもっと取って欲しい。肝心な時に役立たない電話は価値がないのも同然だ。(私の場合、NTTの回線同士はかかったが、私の電話からAUの電話や携帯には今朝まで繋がらなかった。いわき市小名浜に親戚がいるが、安否はまだ分かっていない)

家族や家を失った人達の悲嘆は如何ばかりかと想像するが、今や仮設住宅の建設が緊急課題だし、同時に早急に公営住宅を大量に建設する予算を立てるべきだと思う。

1つ嬉しいニュースがあった。15km沖の洋上で自宅の屋根につかまって漂流していた60歳の男性が救助されたというのだ。残念ながら彼の妻はいなくなったらしい。まだまだ生存者を救助できるのではと期待が出て来た。
まるで傍観者のようで申し訳ないが、私ももっと若くて元気な人間なら現地に飛んで行って瓦礫の一つも片づけたいという気持ちはあるが、それは無理なので、被災者に心を寄せ、できる事をして行きたいと思う。








コメント (2)
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