花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

女性の性は悲しい

2011年03月18日 | 医療・健康・食生活・衣生活
今朝のニュースで、大震災の避難所では昨夜から雪が降った所もあり、暖房用の灯油が足りなくて寒さに震えている事、トイレの水が不足して不衛生になっている事、トイレットペーパーや乳幼児のおむつ、高齢者や病人のおむつが不足している事に加えて、女性の生理用品が無くて困っている事が初めて伝えられた。
それでかって読んだ本の記述を思い出した。

確か「悲しみを松花江に流して」というタイトルの本だったと思う。
第二次世界大戦が終わった中国から、すぐに日本に帰れなかった従軍看護婦が、数年間、毛沢東が率いる共産党の病院の看護婦になって働き、その後日本に帰国してから著者に話した話である。
終戦が予想され、中国東北地方のある日本軍の病院を閉鎖するに当たって、集まった職員を前に院長が「今から病院を閉鎖する。君たちの勤務は終わった。院内に残っている好きなものを持って行っても良い。」と言った途端、衛生兵も看護婦も地下の物品庫に飛んで行ったそうである。
衛生兵たちは大半が高価な麻薬を掴んだそうだが、看護婦たちは嵩張る脱脂綿を両手一杯に抱えたというのだ。
私の記憶に残っているこの話は、性成熟期の女性にとって生理用品がどれだけ貴重かを物語っている。
こんな緊急時には、女性であることが本当に悲しく辛い事になりやすいのだと男性たちには分かって欲しいのだ。

同様に乳幼児、高齢者、病人のおむつも緊急性を要する。
それと大勢が共同生活をする上で、最低の衛生状態を保つには、洗顔や手洗い用の水、石鹸、消毒用アルコールなどや洗剤が必要だし、1日も早く、清潔な衣類に着替えたり、体を拭いたりすることができることを祈りたい。
大きな体育館の冷たい床に、すし詰め状態で暮らさざるを得ない人々の辛さとストレスが案じられてならない。
コメント (2)
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