花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

思い切って掛けた2件の電話

2016年11月16日 | 高齢期の生活全般

今日起きるとうっすらと地面を雪が覆っている。朝晴れたので、放射冷却現象も起き、気温は0度程だ。
「資源ごみ」の回収日なので家の前に出した後、切り取ったアスパラガスを束ねたのをコンポストの傍に運ぶ。

食事をしてから、ずっと気になっていた友人に思い切って電話を掛けた。
先ず電話したのは、6年前まで一緒に家庭菜園をやっていた同年齢で一人暮らしの友人だ。
定年退職の3年後、私と彼女は、彼女の実家の耕作放棄地の一部で野菜作りをし始めた。
4年後の春、彼女が竹の支柱を立ててから「竹をテープで結ぼうとしても、結び方を忘れてしまってできないの。」と言い出した事を契機に、私から切り出すのがなかなか難しかったが、「物忘れ外来」の受診を薦めたのだった。

彼女が札幌の病院を受診すると、直ぐに医師から「認知症」の薬を処方され、ケアマネージャーを紹介されたという。
彼女が病気になってしまったので、その翌年から私は家の近くの市民農園を借り、一人で農作業をする事になって今に至っている。

彼女の事が案じられても、彼女の方から電話が来る事は無いので、今の病状や生活がどうなのか知る事が不安で、なかなか電話ができなかったのだ。
しかし今朝、思い切って掛けて見た。

電話口に出た彼女は、私の質問に答えてくれるだけだった。しかし、声の調子や話し方には違和感は感じられず、風邪も引かずに元気そうだった。
処方されている薬2種が、彼女に適合しているのだろうと思った。
最後に彼女から「今月末に施設に入る事になったの。」と言われたので、その施設の名称を聞いた。
電話を切ってからパソコンで施設の住所や特徴を調べて見た。「介護つき有料老人ホーム」で、入所時に部屋の広さに応じた一時金を支払い、入所後、月々の生活費も二十数万円かかる施設だった。
やはり、もう一人でマンションで生活をするのが大変になって来たのだろうと思った。
彼女には「遊びに行っても良い?」と聞くと、「いいよ。」と言ってくれたので、その内見学がてら会いに行きたいと思った。

もう1件は、91歳の叔母(亡くなった私の母の妹だ)の所だ。
数年前から叔母は「認知症」を発症し、叔父と同居している叔父の娘が面倒を見ているのだ。
叔母の事も気にはなるのだが、症状が進んでいるかもしれないと思うと、不安で電話を掛けられなかったのだ。

半年振りに電話をしたら、91歳の叔父が出た。叔父は去年、運転免許証を更新したという人で、実に元気なのだ。
叔母の様子を聞くと「同じだよ。」という返事。「同じなら良いね。」と私が言うと「そうかな。」と言う。きっと症状があまり進行していなくても、毎日続く介護は大変なんだと想像した。
私が見ている伯母(亡くなった母の兄嫁)の近況を伝えたら、「とても世話になっているね。有難う。」と2回も言われた。
正に「老々介護」を頑張っている叔父に「互いに身体に気をつけて頑張ろうね。叔父さんも身体を大切にね。」と言って電話を切った。

気になっていた二人に、ようやく電話ができてホッとしている。
                                   

コメント (4)
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