今日、伯母の見舞いの帰りに途中の大型スーパーに立ち寄った。
菓子類を沢山買ってレジを済ませ、袋に詰めていたら声を掛けられた。
「アンケートに協力していただけませんか。」といつもの高齢の女性キャッシャー(レジ打ちをする人)から言われた
彼女は外見からして70歳代である事は間違いなく、幾つもあるレジの中で、私はいつもできるだけ彼女のレジに並ぶ様にして来た。彼女には私を引きつける何かがあったのだ。
「アンケート」は、「店で何を買う事が多いか」「店のどんな事に対して不満を感じるか」「店員の応対はどうか」「店をどう思っているか」…などの項目だった。
私はボールペンを彼女から受け取って、答えをドンドン書いて行った。
最後に「あなたの趣味は何か」とあった。
その人に「旅行です。外国の…」と言うと、「私もなんです。海外旅行が趣味だという方に初めて会いました。色々お話したいですね。」と言われた。
そして、「私は人工透析を週に2回受けていますが、旅行に行く時は中日を4日空けて貰って、近い国に行っています。」と言うのだ。
私は、彼女が私と同じ様な年齢でレジの立ち仕事を長年していることに敬意を持って来たが、今日は、人工透析をしながら毎日働き、かつ海外旅行に出かけていることを知り、とても驚いた。
それと共に、彼女が大変な病気を押して敢えて出かける海外旅行の魅力について、改めて考えさせられた。
次回からも、その人のレジに並びたいと思っている。そして機会があれば、いつかゆっくりと同じ趣味の海外旅行について話をしたいと思った。