病院の決まりで「面会は午後1時から」だったので、今までは昼食時間を除いて面会に行っていたが、昨日は用事があったので11時半に行った。
丁度ベッドを起こされて、セットされたテーブルに昼食のトレイが来ていた所だった。
少し前までは、自分でスプーンを持って食べていた筈だったが、昨日は、ヘルパーさんに頼まれて、私がスプーンで一口ずつ食べさせた。いつの間にか食事は介助が必要になっていたのだ。
ご飯もおかずも全てミキサーに掛けてから「とろみ剤」を加えたどろどろの食事だ。
緑色のものが入った器とオレンジ色のものが入った器なので、多分、「青菜」を茹でてミキサーに掛けたものと、「人参」をゆでたものだろうと推測した。白いものが入った小皿は、デザートの「林檎」を摩り下ろしたものらしかった。
伯母は全部食べた。最後に「摩り下ろしりんご」らしいのにヘルパーさんが「薬を混ぜて」食べさせてくれた。
その後、入院後初めてサインペンを持たせて紙に字を書かせて見たが、指に力が無く書けなかった。
おまけに自分の苗字の易しい漢字の書き方を忘れていた。ショックだった。
入院前には、小学校で習う「教育漢字」を、B2の鉛筆で全部「漢字練習帳」に書いていたのに、ベット生活が半年を越すと、予想していたよりももっと早く筋力も脳も退化するのかと驚いた。
しかし、伯母には私の驚きを悟られないようにして、その後、幾つか会話してから退室した。
(昨年10月27日の写真。「教育漢字練習帳」1026字を練習中の伯母。
5月には6年生までの漢字の練習を完了していたのだが…)