花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

2年ぶりで従姉妹に会った

2021年11月17日 | 高齢期の生活全般

昨日昼、コロナの緊急事態宣言が解除されたので、2年振りで札幌駅で従姉妹に会った。

ところが、会うまでの約束を取り付けることが大変だった。

最初の時間と場所の約束は、電話で1週間前にした。しかし、それから毎日電話がかかってくるのだ。先ず日時の確認である。それから場所の確認だ。その都度、従姉妹が言うことが違う。最終的に昨日の朝、私から電話して再確認した。

場所は何度も待ち合わせをして来た札幌駅の「西改札口」にしてあった。ところが10分待っても彼女が来ない。ひょっとして反対側にもう一つある「東改札口」にいるのかも知れないと思って行ってみた。案の定、居た。

「ここで待ち合わせた事は1度も無かったのに、どうしたの?」と聞くと、「ここから出たから。」だという。そして「ずっと札幌駅には来ていないから、駅の事は忘れた。」という。暫く自分の落ち度を認めなかったが、最後に「探しに来てくれて、ありがとう。」と言われた。

取り敢えず出会えた事にホッとして、レストラン街に移動し、ランチを食べながら話した。

雑多な話をしている時は、余り違和感を感じなかった。

私から「最近、物忘れが激しくなったと思うので、一度、脳神経外科を受診して欲しい。」と言うと、「認知症なら全部を忘れてしまうはずだから、まだ病院に行かなくても大丈夫。それに頭の写真を撮られると、脳に穴が空くと聞いたから。」と固辞する。

「自分の記憶が不安だから、会う時間と場所を確かめたくて毎日、私に電話を掛けたんでしょう?年相応の物忘れか、病的な物忘れか、この際医者に診察して貰った方が良いよ。もし病気だったら、今は進行を遅らせる良い薬があるのだから。」「私は2年に1度位頭の写真を撮っているけど、問題ないよ。」と説得した。

すると、「いつも行っている内科の病院の傍に脳神経外科病院があるので、そこに行く。」と言ってくれた。本当に行ってくれるかどうか、まだ安心はできないが、取り敢えずホッとした。もしも彼女が一人で行くことができないのなら、私が連れて行くことにしようと思った。

彼女は一度結婚したが、若い時に離婚しているので、家族と言える人はいない。ずっと一人で民間企業で停年まで働いて来て、今は80才を超えた。一人きりの人が自立生活ができなくなった時、一体どうすれば良いのだろうか。

電話帳で調べて、彼女の地域の「包括相談センター」に聞いてみたら、「認知症の診断が出たら、区役所に行って介護保険の申請をして下さい。それからこちらに相談に来て下さい。」と言われた。

昨日は従姉妹のことで半歩進めることができた日だった。

 ※ 先日玄関に取り込んだ椿が咲いた。

    

 

 

 

 

コメント (7)
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