花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

阪神淡路大震災の30年目に当たって

2025年01月17日 | 日記

30年前の今日、「阪神淡路大震災」が起きた。TVのニュースにかじり付いた。この1年半前に起きた近場の「奥尻島震災」の被害も衝撃的だったが、人口が密集する大都市に起きた被害は、それまで起きた震災の比ではなかった。1年前には能登でも震災が起きた。

今朝の新聞を見ると、震災後叫ばれた「耐震住宅」への改修や建て替えは、まだまだ進んでいないという。

「東海地震」や「北海道太平洋岸」の地震津波被害がきっと近いうちに来るだろうと想像されているが、起きた時の備えはまだまだ不十分だとも。

災害列島日本に住む私たちは、いつ起きるかわからない災害に対しても防災の備えをしなければならないことは、つらいことだが、やはり必要なことだと思う。


今朝は強い風で小雪が飛ぶ中、除雪をした。

一昨日から昨日にかけて、最低気温はマイナス10度を下回り、最高気温はこのところ毎日氷点下だ。

1月も折り返し日に来たが、2月末までこうした気温の冬日が続きそうだ。

大雪に見舞われている地域の方々は、除雪や交通、通勤通学に大変な苦労をしていて、除雪中に亡くなった方もいるというニュースに心が痛む。

当地は今のところまだ大雪にはなっていないが、例年なら数回は40~50cm以上の大雪に見舞われ、除雪作業は年々大変になってくる。

こんな時は、何か楽しいことをしたくなるが、せいぜい図書館に行って、興味ある本を借り出し、読むこと位だ。


昨日借りてきた「中央公論12月号」の特集記事『「孤老」時代をどう生きるか』には、現代日本の最大課題を再確認させられた。

少子高齢化の諸問題が指摘されて久しいが、記事の一つである『老後一人難民急増の衝撃』(沢村香苗著)によると、今後「段階世代ジュニア」の人口と高齢化がますます増大するので、在宅一人暮らし高齢者は増え続け、彼らの生活問題、死を迎えた時の問題がどのようなものか、その対策が急がれると書かれていた。本当に他人ごとではないと思った。

また、『超高齢日本の未来年表』(河合雅司著)では、「高齢化によって内需が縮小する」「医療介護費の負担は増え続ける」「激増「孤老」世帯が買い物難民に」「就職氷河期世代が老いて貧困化」「高齢者でも労働が当たり前になる」そしてこうした現実を直視し、「戦略的に縮む」決断をすることが大切だと説く・

さしあたり私は、今年中に、少しばかりの遺産だが、その相続・処分について考え、まずは遺言書を書いてみること。遺言書は何度書いても、期日が一番新しいものが採用されるらしい。また、希望する葬儀の仕方と墓の場所や様式を家族と相談して決め、できれば書き残しておこうと思っている。

そして、社会的な行動として、自分が自立生活ができる間は、小さなことでも近隣地域に役立つことをしたいと思う。

先日、TV番組「人新生の地球に生きる」で、出演していた斉藤幸平氏が、北欧の「エディブルガーデン」を紹介していた。ある都市の市民の庭に栽培されているリンゴは、一家族10kgまで自由に収穫ができるのだという。日本にもそんな豊かな町を誕生させることができないだろうかと考えさせられた。

 

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