存在する音楽

ジャンルに関係なく良いと感じた曲は聴く
誰かの心に存在する音楽は
実際に音が鳴っていない時にも聴こえてくることがある

NUUAM : w/ave

2017-06-29 22:24:00 | 青葉市子
2017,6,28発売

去年、ライヴで青葉市子ちゃんと小山田圭吾とU-ZAHAANを目の当たりにして、握手してサインを貰って・・・
その三人ともが今年、アルバムを発売。コラボ企画だったりもするけど。
嬉しい限り。
しかも、6,28に同日発売だなんて。
NUUAMMは嫉妬するほど魅力的な二人の素晴らしい相性にまいったという言葉が浮かんだ。
今回もとても魅力的である。

カバーの紙に詰められた歌詞カードとCDの入った紙の箱?
歌詞カードは前回と同様にバラバラになりハードな黒い紙に白い文字
ところがCDの紙ケースはガバガバで 上手く入れてないと、抜いた時にCD盤を落としてしまいます。
既に落としてしまいました・・・


青葉市子とマヒトゥ・ザ・ピーポーによる、 "夜を縫う、朝を編む" というコンセプトからうまれたNUUAMM。
前作から2年半ぶりの新作、『w/ave』(うぇいぶ)は “ようこそ" と “さようなら" の二つのAVEという意味で、現実と夢を行き来するようなサイケデリックで幽遠な音像になっている。今作も誰も立ち入らない密な空間でセルフプロデュースにてレコーディングされた真夜中のため息のようなアルバムだ。目まぐるしくかわる時代や時間の流れからは超越し紡がれた暗闇の蜜のような10曲。人が誰もいなくなった都市と、そこで踊る幽霊のためのサウンドトラック。
漆黒に浮遊する鉱石と二人が描かれたアルバムのジャケットは前作同様、イラストレーターでありマンガ家、作家として活動する近藤聡乃が書き下ろしたイラストが起用され、デザインも前作同様、北山雅和が手掛けている。
なお今作は同時に台湾などでもリリースが決まっている。(台湾ではCDとカセットの二形態で発売予定。)




1. 飛行石
ラピュタの飛行石を思い浮かべるタイトル
シンセの音色
市子ちゃんの歌から二人へ これが絶妙なハーモニーに心奪われる
ギターに導かれる
シンセの音色

2. EDEN
ギターの繰り返すグルーヴに 市子ちゃんの歌が 独特の世界観が広がる
途中でマヒトゥ・ザ・ピーポーのスポークン・ワーズが入ってくる時にざわつく

3. MU-MIN
市子ちゃんが明るい感じで歌っている
マヒトゥ・ザ・ピーポーのコーラス
ドラムと打ち込みも入ってるかな 反響してる感じのリズム

馬鹿にしたポップソングの歌詞の意味も今ならわかるよ

4. full of fool
市子ちゃんの吠えた声
レコードについたほこりのような途切れ途切れな声
マヒトゥ・ザ・ピーポーのアカペラ
市子ちゃんのアカペラ
バック・コーラス
ノイズのない二人のアカペラ
ギターとシンセと歌へ

5. MAHO
魔法が解けて 僕らは大人になったよ

少し寂しさが漂う二人の歌

6. turn light
波の音 市子ちゃんの歌で始まる
この歌声が 耳元で歌っているような感じもして
とても魅力的
ギターの音色
マヒトゥ・ザ・ピーポーの歌
二人でハーモニー
ヴォコーダーでワンフレーズのコーラスも良い感じ♪
音も心地よい。

7. Vampire
マヒトゥ・ザ・ピーポーのコミカルな感じで始まる
市子ちゃんも続く
歌詞がヴァンパイアの話なので聴いていて面白い。
TULIPの「UP SIDE DOWN」を思い浮かべた。

8. 砂の城
市子ちゃんの声が大人っぽい歌声に
二人のハーモニーもあるけど、ギターだけなので、しっくりくる

9. Moon Hill
ゆったり ハーモニー
反響する打った音
シンセの音 チューニングするような音だったり
ファルセットも
笑い声や動物の声をまねた声などサンプリングされてる

10. めのう
ゆったり ギターとシンセ
マヒトゥ・ザ・ピーポーの歌
メロディーが自然に馴染んでくる
シンセはどこか不安な感じも
市子ちゃんの歌に至福な瞬間がある

2.EDEN  
8.砂の城、
9.Moon Hill  は青葉市子作詞・作曲

後のインタビューで興味ある内容が掲載されていた。

―今回、タイトルが『w/ave』になったのは、どうしてなのでしょうか?

マヒト:これは、皮肉みたいなところもあって。窓の外の世界には、いろんなものが流れているじゃないですか。車も、人も、情報も。携帯を見たら、タイムラインだって流れている。そういう「波」に、斜線を入れているんです。

―「wave(波)」を断ち切るために、「/」が入っているんですね。

マヒト:そう。俺らはその波の流れに乗るんじゃなくて、その流れを前に1回立ち止まりたくて。俺自身、その波に溺れてしまいそうになるときがあるから。

「ave」という言葉には、ラテン語で「ようこそ」と「さよなら」という意味がある

―タイトルの話に戻ると、「wave」に斜線を入れたときに生まれる、「ave」という言葉には、ラテン語で「ようこそ」と「さよなら」という意味があるんですよね?

青葉:そう、「ave」って、「ave maria」(ラテン語で直訳すると「こんにちは、マリア」、または「おめでとう、マリア」を意味する言葉)の「ave」なんです。

―人が日々生きているなかで感じる、せわしない時間の流れを断ち切ったとき、そこから生まれるのが「ようこそ」と「さよなら」という、人の営みの言葉であるということは、とてもこのアルバムを象徴しているなって思いました。

マヒト:うん、そう思う。別に、「向こう側」みたいなものをアルバムにしたいわけではないからね。「境界線」「曖昧さ」「眠る瞬間」……さっきからそういう言葉を使っているのは、まさにそういうことで。「こちら側」と「向こう側」があるとして、完全に「向こう側」のものを、ファンタジーとして描きたいわけではないから。

ファンタジーの存在に気づいたり、体という入れ物から魂が出たり入ったりすることを知っている、でも、あくまでも「生活」というものの存在も知っている……そういう人の歌でありたかったんです。

―たしかに、9曲目の“Moon Hill”にはまさにそういう感覚がありますよね(SoundCloudで試聴する)。ファンタジックなサウンドと歌詞だけど、曲の終わりには駅員のアナウンスが聴こえてきて、現実に戻されるように感じました。

マヒト:うん。最後はちゃんと、暮らしに帰ってきたかったから。
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メリシャカLIVE2016(青葉市子with小山田圭吾&U-zhaan)

2016-12-18 01:39:22 | 青葉市子


今回も待ちに待ったライヴ!
大谷ホールは初めて。

青葉市子 with 小山田圭吾 & U-zhaan Tour 2016
前日が京都 METRO、翌日が神戸 troopcafe

日程|2016年12月17日(土)
出演|
<MUSIC>
青葉市子 with 小山田圭吾 & U-zhaan
<トーク・セッション>
古川潤哉 (浄土真宗本願寺派僧侶、日本思春期学会理事)
瓜生崇 (真宗大谷派僧侶、日本脱カルト協会理事)
<MC>
木下明水 (浄土真宗本願寺派僧侶、コントグループ「ジョビジョバ」)

僧侶陣は、MCに、伝説のコントグループ「ジョビジョバ」の元メンバーで、現在は僧侶として活動する木下明水。

トーク・セッションには、本願寺の東西両派から気鋭の僧侶が登場。カルト宗教問題に取り組む僧侶 瓜生崇と、思春期の性の問題に向き合う僧侶 古川潤哉が、来場者の声も交えながら、穏やかに、熱く、鋭く語り合うセッションが繰り広げられます。

会場|東本願寺 しんらん交流館 大谷ホール
(京都市下京区諏訪町通六条下ル上柳町199)
京都駅より徒歩8分(東本願寺北側)
時間|受付:12:30 開場:13:00 開演13:30

以上 HPより


最高に楽しいライヴだった。


メリシャカliveということでどうなるかと思っていた。

開演前はYMOのインソムニア(INSOMNIA)をアレンジした曲や
rei harakamiの「終わりの季節」なども流れ
グッときた。

U-zhaanの話によると第2回目くらいのメリシャカlive(2010年)にrei harakamiと出演したらしい。

坊さんたちの浄土真宗の話みならず、カルト宗教や性交渉しなくなった日本の若者の話や思い通りに生きることができない現状を受け入れる話やステレオタイプでない価値を認め受け入れる人がいるようになりたいなどの話は割と面白かった。

U-zhaanのソロが組み込まれいて、タブラ・ソロだけど
「なぜか僕のソロって入ってるんですけど、どうしてですか?(と会場を見渡す)
お坊さんとタブラでセッションって言われても、できるわけないじゃん」
終始笑いを取る

タブラ・ソロを生で見ることが出来て嬉しかった。

15分休憩後に三人が入ってきて

市子ちゃんは終始笑顔
ライヴで三人いるからか、一人の時と随分と違う。
スマホで後光が差す阿弥陀如来の掛け軸を背景にしたU-zhaanを撮影したりして
「それはお客さんがすることでしょう」とU-zhaanに指摘されていた。

寡黙な小山田君もボソボソ話したり、つっこんだりもありました。
スマホに録音した波の音?マイクにかざしたり。
口笛は下手だけど今日は上手かったですよとU-zhaanに言われてた。

空色のワンピースにズボン、スニーカー
メッシュ入りの髪は2月の頃の黒髪とは変わっていた。サイン会で握手してもらった時、カラコンしていて驚いた。
しっかりと握りしめてくれて 握力強かった。
隣にはU-zhaanもいて、サインと握手をしてくれた。U-zhaanは人を引き付けるなー。話が面白い。

セトリでは、「外は戦場だよ」を聴けたのも、まあどの曲も思いっきり楽しんで聴いていた♪
ほんま最高だった。

セットリスト

1 IMPERIAL SMOKE TOWN

2 外は戦場だよ

3 いきのこり●ぼくら

U-zhaan がタブラを調整している間 サンタクロースが街にやってきた を軽く

4 STAR FRUITS SURF RIDER

5 ハミングが聞こえる(ちびまるこちゃんの主題歌) 小山田圭吾作曲

6 i am POD (0%)

7 手ざわりの歌(デザイン あ より。市子ちゃんが デザイン あ も歌う)

8 川越ランデブー(rei harakami&U-zhaanで作った曲)

アンコール

9 さよなら人類(たま のカバー曲)

10 太陽さん


コメント (2)
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青葉市子の動画

2016-11-20 15:12:14 | 青葉市子
M-ON! MUSICの新しい映像企画


「ひまわりの家の輪舞曲(cover)」

青葉さん行きつけの手作り傘のお店「Coci la elle(コシラエル)」で。
雨合羽をまとって、大好きな「ひまわりの家の輪舞曲」(『崖の上のポニョ イメージアルバム』より)をカバー。



「おめでとうの唄」

平日の池袋、流れる車、電車のライトをバックに






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青葉市子/ゆさぎ

2016-10-22 11:26:02 | 青葉市子
何度も聴いています♪



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青葉市子/マホロボシヤ

2016-10-20 01:04:20 | 青葉市子
懐かしさ
心地よさ
浮遊する自分の居場所

飴屋法水(あめや のりみず、1961年3月22日 - ):日本の現代美術家、演出家、劇作家、アートパフォーマー
青柳いづみ:女優

二人の影響が大きいというアルバム。

過去のアルバムは色の付いた無地ジャケットだったが、今回はアーティストの花代が撮影した顔写真。
家も近所でよく会うようになり仲良くなる中で自然とこのアルバムのジャケットに至ったようである。

2016,10,19発売
青葉市子 5THアルバム
未だ届かず・・・予約したのに
やっと届いた♪

『0』もかなり好きで、新譜も待望していながら、どこかどうなんだろう?と思っていた。

折りたたまれた歌詞カード。
今回も市子ちゃんの手書きの歌詞。



1. the end
コーラスのように聴こえる声
終わりなのか?端なのか?

2. ゆさぎ
今年2月にムジカジャポニカで聴いた曲。「青柳いづみさんはいたから出来た曲」とつぶやかれている。
ギターを爪弾く
歌声、歌詞を覚えていた。

3. マホロボシヤ
マホロボシヤ、マホロボシヤ
で始まる。
このメロディー 焼き付いて
こんぺいとうの星が降る

かちゃかちゃ鳴っている音は何だろう?
心地よい

4. 氷の鳥
美しいギターとハミングのインスト曲
すっきりした曲

5. おめでとうの唄
おめでとう あなたが生まれた日

これは七尾旅人の誕生日に出来た曲。

6. ゆめしぐれ
今年2月にムジカジャポニカで聴いた曲。

とりはうみへ さかなはそらへ おかえりなさいな
亡きもの全部 夢の中

7. うみてんぐ
背中に小さな羽根が生えている

ゆったり 魅力的な歌声にうっとり

8. 太陽さん
アップテンポで ランラララン

9. コウノトリ
ピアノ 湧いたやかんの音
紙で床を叩く音
インストで教授っぽい曲♪

10. 神様のたくらみ
少し寂しい感じがする
ポップな印象もある

ほら音楽が ほら音楽が ほら音楽が

11. 鬼ヶ島
NUUAMMの中の曲



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